2012年4月7日土曜日
エリアの騎士 1話
局:BS朝日
放送日:2012/04/06
評価:HV1280
アニメ枠もあったけれど、BS朝日チェックは久しぶり。相変わらず左上に番組名常時表示付き。
左右に少し縦線が走っているのが見えるけれど、その番組名表示の成分。その影響で比較しにくいけれど、テレ朝より一回り大きく、圧縮劣化も少ないすっきりした絵になっている。
ただ、BSでもブロックっぽい劣化が見えているところが多く、安定感のある映像というほどの良さはない。BS朝日が良いというよりテレ朝が悪いと言った適切かも?
BSで見てもシンエイ動画らしい混沌とした特徴の難解な画質。ジャギの特徴が見えていないわけではないけれど、複雑な崩れ方になっていて処理過程を推測するのが非常に難しい。地上波にもあった縦675に近いジャギがあって、その特徴だけ見ると1200x675と考えたくなるけれど、正確に675と言い切れるほどはっきりしたフレームは見当たらない。
評価:HV1280-i(GONZO)
テレ朝でもアバンにあった縞カットもそのまま。
繰り返しになるけれど、ここは正確に縦720→1080と拡大しているので1280x720の状態があったのは間違いないだろう。ただ上のような分布になるところには縦720の特徴は残っていないので、全体が1280x720だったのかは不明。
機動戦士ガンダムAGE 1話
局:BSアニマックス
放送日:2012/04/06
評価:HV1280
後回しにした放送いくつか。
TBS, BS11と同じところ。
似たような大きさの分布でも、境界がはっきりしない。動きが少ないところでもモスキートノイズが多くBSアニマックスらしい分布になっている。
極端に線も細くなく、圧縮ノイズも軽微なので普通に見ていて画質が悪いと感じることはないだろうけど、TBSより不安定で僅かながら甘い絵になっている。BS11ではブロックノイズも比較的多かったので、アニマックスの方が安定感では上かも。
色はBSアニマックスがもっとも良く見えるけれど、普通に見て気付くような差でもなく、やはりTBSが一番バランスの良い映像かな。
リトル・チャロ 東北編
局:NHK-Eテレ
放送日:2012/04/07
評価:HV1280
横はNHK地上波らしい伸びの悪い分布でも縦は非常の伸びがよく、かなり大きな分布になっている。といっても高精細というわけではなく、縦720の特徴もはっきり残っているHV1280映像。
縦の伸びの良さは補間の弱いリサイズで拡大しているため。その影響で周期的な揺らぎも出てしまっているけれど、がさついた感じのブラシで描いた絵なので見た目にはほとんど影響していない感じ。普通のアニメでやるとジャギ感の強い絵になってしまうだろうけど、この作品でも注意してみれば線に階段状の特徴が出てところも多く見つかる。
ワンピース スペシャルエディション
局:フジテレビ
放送日:2012/04/07
評価:LB-HV1280+-i
上下に影が見えるアプコンっぽい分布。線が非常に太いので縞状の劣化にはなっていないけれど、原因はやっぱりフィールド毎の拡大。
16:9映像での放送。クロスカラーも出ていてコンポジSDソース由来の映像だけど、一旦HD解像度で加工された上でさらに1080iに拡大されている。
拡大前は縦812という意味不明な数字で、1280x720からの拡大ではない。1440x810からフィールドで拡大した例はポケモンにあるけれど、812という中途半端な数字はさすがに前例はない。4:3のまま処理した後、上下を切って16:9の範囲を拡大した結果その数字になったのだろう。
上下を切っているので残っている縦情報はLB相当になっている。
元サイズがここまで大きくなると、縞解消効果も副作用の方が強くあまりいい絵にならないけれど、
Destripe(406, 8, 5, 4)
辺りで補正すると、フィールド毎のリサイズでよれよれ感のある線が少しすっきりする。
16:9になっているので、レタボズーム相当の状態だと思うけれど、縦の伸びも平均的なレタボズームよりかなりよい。線の輪郭が変化するような強い鮮明化処理を使ったな特徴になっているので、鮮明化アプコン同様フィルタ処理で強引に鮮明にした結果だろう。その手の処理では(というか描き直さない限り)潰れた部分は回復しないので、縦方向の細かい描写はことごとく潰れたままになっている。
とっとこハム太郎でちゅ
局:テレビ東京
放送日:2012/04/07
評価:HV1280
HV化と同時にCGに変わる。
全体に似たような小ぢんまりした綺麗な円分布になる。
CG臭はかなり弱く、普通のアニメ映像との違和感も少ない絵になっているけれど、計算された綺麗すぎる線や規則的な動きは、すっきり鮮明の高画質でも映像的な魅力は減ったと感じてしまう。
適度にアンチエイリアスも効いてジャギ感も弱い絵になっているけれど、線が細くなっているところは綺麗に縦720の階段状のジャギが出ていているところも多くこれもHV1280。
ふしぎの海のナディア デジタルリマスター版 1話
★4:3アニメです
局:NHK-Eテレ
放送日:2012/04/07
評価:HV4:3
装飾サイドパネル付き4:3。
グレインの影響もありもやっとした分布になっているけれど伸びは悪くない。
グレインもつぶれず残っているけれど汚い感じはほとんどない。コントラストも十分高めで安定感もあり、色以外では古さも感じられないまずまずのリマスタ映像。NHK地上波での放送なので元はさらに良い状態なはず。
最近のアニメに比べれば線も太めなので精細感の強い絵ではけれど、比較的安定したフレームでは縦1080に近いジャギも残っている。最近のリマスタではフルHD以上でデジタル化するのが当たり前だろうけど、これもHV放送にも十分な解像度になっているようだ。
特番も多かったけれど紹介された映像の中には状態の悪いものもあったので放送回によって少し変わることはありそう。
プリティーリズム ディアマイフューチャー 1話
局:BS JAPAN
放送日:2012/04/07
評価:HV1280
BSと地上波の同じフレームで比較。上がBS。
BSの方が周囲に斑点上の分布が見えるけれど、局ロゴの成分で、それ以外はほとんど差がわからないくらいよく似ている。テレビ東京とBSJAPANの局ロゴはデザインも良く似ているけれど、BSはフルHD解像度になっているので地上波より分布上影響が大きくなっている。
番宣同様、前シリーズに比べると縦の伸びが少し悪く、全体に横長の楕円分布になっている。絵としても少し画質は悪くなった感じに見える。
細かい描写では地上波の方がつぶれず残っているところもあるけれど、BSの方が色の滲みやノイズも少なく欠点の少ない絵でよく見える環境が多そう。動きの大きなところではどちらも相応に圧縮劣化が出ていてフレームで比較すると見る場所次第で優劣も変わるけれど、BSの方安定感も高そう。
ソフトな輪郭でジャギ感もなくそのままではわかりにくいところが多いけれど、シャープフィルタで少し補正すると縦720の特徴も崩れず良く残っていて少しボケても引き続きHV1280。
局:テレビ東京
放送日:2012/04/07
評価:HV1280
ほとんど変わらない分布で、見比べてもそれほど差は感じない。それでもノイズ効果のほとんどない圧縮に優しい映像で、高レートが有利に働いて安定感が高いBSと比べると、少し劣化が多い映像になっている。
大きな分布HVに比べると輪郭もソフトなので多少劣化しても見た目にはあまりマイナスになることはなく、画質を意識して見比べない限り違いに気付くのも難しいくらい差かもしれない。
銀河へキックオフ!! 1話
局:NHK-G
放送日:2012/04/07
評価:HV1280
BSプレミアムで見たところ同じフレーム。
いつも通りのNHK地上波ボケの影響で特に横方向の伸びが悪く少しボケた絵になっている。BSプレミアムの放送画質は非常に優秀だったので、見比べれば違いも違いもわかりやすい方だろう。
ボケているのにシーンチェンジ近辺を中心に圧縮劣化もBSより目立つ。BShi時代は地上波より鮮明でも圧縮劣化で絵がぼろぼろに破綻するくらい不安定だったので地上波の方が安定した映像に見えたけれど、BSプレミアムはBShiより鮮明になったのに圧縮劣化も地上波より少ない。
時間的に地上波では時計表示まであるし、画質視点では地上波での視聴は避けたい、と思うくらいBSプレミアム圧勝と言ってしまってよさそうだ。
ジュエルペット きら☆デコッ! 1話
爆TECH! 爆丸 1話
局:テレビ東京
放送日:2012/04/07
評価:HV1280
おはコロアップ内短編CG。
絵の影響で少し歪んだ分布に見えるけれど、伸びは悪くない。CGっぽいジャギ感もなく太めの線で鮮明さも十分。ただ、ジャギ感軽減のためのぼかしがある影響で、キャラが小さく表示されるようなカットでは線が細くなり過ぎて黒浮きが目立つところもあった。
これも軽微なグレイン風ノイズがあるけれど、少し潰れているので荒れた感じはまったくない。
しっかり補間されて見える線でも縦720の特徴は残っていてこれもHV1280。
デュエル・マスターズ ビクトリーV 1話
局:テレビ東京
放送日:2012/04/07
評価:HV1280-iぼかし?
前シリーズ同様、極端な横長分布のボケHV。輪郭線のあるCGなのでこのぼかしで水平に近い線ほど黒浮きが目立ち不自然なバランスの悪い絵になってしまっている。
コントラストが低く、1回だけ行うべき輝度変換を2回繰り返したような状態になっている。細かく見ていないけれど、TV->PVで余分な処理を相殺するとメリハリのある鮮明な絵に改善できる。ボケはもうどうにもならないので諦めるしかない。
基本CGでもジャギ感は非常に弱く、横方向も線は十分滑らかに見える。やや強めのグレイン風ノイズ効果もあり、圧縮劣化も若干多め。気になるほどではなく、もちろん意図的にやっていることだけどCGらしいすっきり画質にはなっていない。
縦の特徴が潰れてほとんどわからないけれど、比較的線が細くなっているところでは横1280のジャギもはっきり見えるところがあり、処理は不適切でもHV1280の映像。
超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム 1話
局:テレビ東京
放送日:2012/04/07
評価:HV1280
3DCGアニメ。
輪郭線のないCGはこのチェックでははっきりしない分布になるところが多いけれど、細かい描写の多いカットのフレームでは四角感はあってもかなり大きな分布になる鮮明映像。暗すぎるというほどではないけれど、朝アニメにしては暗部をしっかり落としたシーンが多い。
ノイズ効果のないすっきり画質で、大きく動くところは最初からぼかし効果もかかっているので派手な動きの割には目に付く圧縮劣化は少なく、十分安定して見える。
アンチエイリアスでジャギ感もそれほど感じない絵になっているけれど、細かい描写には縦横とも1280x720のCGらしいはっきりとしたジャギが残っているところもあり、これもHV1280。
夏色キセキ 1話
局:TBS
放送日:2012/04/06
評価:HV1280
大きくても四角感の強い分布。気になるほどではないけれど、全体に少しジャギ感の強い絵になっている。適度な太さのしっかり暗いはっきりした線が大半でくっきり感十分の鮮明HV。
番宣でも触れたけれど、人物の線はしっかり暗いのに、背景は全体に低コントラストなところが多いので、人が背景に溶け込まず浮いた感じに見えるカットがたまにある。背景と古典的に言えばセルに当たる部分を別に作っている普通のアニメでは背景と人でコントラストのバランスが違うのは当たり前だけど、ここまで乖離しているとちょっと気になる。
これも軽微なノイズ効果はあるけれど、気になるような劣化はほとんどなく、十分安定して見える。ノイズに弱い局で放送されることがあれば、少し荒れた感じになるかも。
分布の割にはちゃんと補間の効いたリサイズを使っていて、わかりやすいというほどはっきりした特長ではないけれど、ノイズのは縦720周期の特徴がはっきり残っていてこれもHV1280。撮影時のリサイズは特に問題ないけれど、720→1080で鮮明さ優先したようなリサイズを使ったように見える。
交響詩篇エウレカセブン 51話
★4:3アニメです
局:TBS
放送日:2012/04/06
評価:4:3-p/480
映像の一部を少し拡大して横に表示したサイドバー付き放送。
4:3なのにまるで16:9のスクイーズアプコンの分布で横の伸びが悪い。たまにあるけれど、アプコン前のSDの段階でサイドバー付きの16:9だった可能性が高そうな分布。ただ、確実にその状態があったといえる特徴はなく、横が切れた理由は良くわからない。ちゃんと4:3らしい横長分布になっていたBS11の1話はこちら。
bonesらしい線も太めでしっかり黒い絵なので鮮明さは十分だけど、精細な印象は弱め。縦の伸びが比較的良い通り、ちゃんとフレームで拡大された理想的アプコンになっている。
縦はほぼ480。横は4:3の範囲で720に近い特徴が多い。ただ、720を維持した割には細かい描写が潰れているので、分布通り4:3で540程度になっていた映像をフィルタ処理で鮮明にしたのかもしれない。
アクセル・ワールド 1話
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/06
評価:HV1280
これも大きめの円に近い分布。十分鮮明に見えるけれど、最初から少し暗部を持ち上げた普通の明るさバランスで、細めの線での描写では若干線の黒浮きが大きいところもあり、最近は見た目にも非常に鮮明に見えるHVが多くなっているだけに、すごく鮮明という感じでもない。
ノイズ効果があったようなちらつきはないけれど、絵の特徴の割には動きの少ないところでも圧縮劣化が多く、何かノイズ効果っぽい要素があったのかもしれない。劣化といっても普通に見ていて気付かない程度の軽微なもので十分安定した放送画質になっている。
細い線が多く、元から少しジャギ感のある絵なのでつまらないくらいわかりやすく、どのフレームを見ても縦720の特徴が綺麗に残っていてこれもHV1280。
ZETMAN 1話
局:BS11
放送日:2012/04/06
評価:HV1280
BS11とMXで同じフレームで比較。
大きめに綺麗な円分布で2局とも良く似た分布になっている。ノイズの量も大差なく、局ロゴなしでは判別も難しい。
少し太めの黒い線での描写が大半なので、精細感はそれほど強くないけれどくっきり感の強い鮮明画質。少し暗く調整した感じでもコントラストも高く、暗いシーンも比較的明るい色を使って表現しているので全体に見やすい。グラデーション含め効果の使用も控えめで彩色時の絵そのままの状態に近い感じに見える。
軽微なノイズ効果を使っていたようにも見えるけれど、ほとんど潰れてべた塗りっぽい絵になっている。BSではその見えなくなったノイズ効果の影響と思われる圧縮劣化が多く出ていて、ブロック化しかかったような周期的な線の崩れや背景のつぶれがあり、MXより劣化して見えるところが大半。線の太さもあって普通に見ていて気になるような劣化はほとんどなく、十分安定しているけれど、この作品ではMXの方が上に見える。
補間も効いてわかりやすいというほどはっきりしたジャギは残っていないけれど、リサイズでの乱れもなく、細めの線には縦720の特徴も綺麗に残っていてこれもHV1280。
これもBS11は横1440経由のソース。
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/06
評価:HV1280
見比べてもほとんど差は感じないけれど、BSより劣化は少なく、線の滑らかさでも背景などのディテールの残り具合でもMXの方が良い状態になっているところが多い。
ゆるめいつ 3でぃ
局:tvk
放送日:2012/04/06
評価:HV1280
大きいというほどでもないけどtvkなので、オリジナル映像は一回り大きな分布だろう。
tvkの劣化とは関係なく最初からややリサイズでの乱れ目立つがさがさな線で、ぼかしの副作用で黒浮き気味になっているところも多く、どこかはっきりしない絵に見えてしまう。
輝度の分布は[16-235]になっているけれど、235に張りついたところが多く、肌などの明るい色に若干不自然も感じるので、変換ミス+切捨ての可能性もありそう。間違っていたらごめんなさい。
線の特徴が混沌としていて非常にわかりにくいけれど、リサイズに伴う周期的なゆらぎには縦675の特徴があり、特に線が細いところでは675に近いジャギが見えているところもあるので、1200x675で間違いなさそう。
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