本数も異様に多く高精細アニメを作る制作もほとんど揃ったのに、1280x720超に挑む新しい制作が出てこない中むしろ脱落の方が目立ち、高精細化も停滞あるいはすでに天井を打ったかのような不発の2014冬。それでも常連制作はしっかり頑張って6本は維持している。
1 (1920)x1080 |
ウィッチクラフトワークス 文句なしのフルHD相当といえるカットは僅かでフルHD評価はおまけ それでも元絵基準で縦957.5程度の高精細映像に仕上げている |
2 (1699)x955.5 |
中二病でも恋がしたい!戀 今回も標準フォーマット維持で安定の京アニ 2期なのに1期より少しボケた絵になり 鮮明映像を避けつつある変化が気になるところ |
3 (1632)x918 |
ゴールデンタイム 1話から918を維持して継続 1クール目は特徴がはっきりしないカットも多かったけれど 年を越してからはジャギの特徴がはっきり残るカットが増えて わかりやすくなった |
4 (1552)x873 |
桜Trick 今期もこのサイズ維持のディーン 新しい作品はちゃんと整数で16:9になる1552x873で安定してきた 現在のディーン標準はこのサイズと考えてよさそうだ |
5 (1536)x864 |
鬼灯の冷徹 進撃の巨人は中途半端な数字だったけれど 縦横とも16の倍数になるIGのHV1280+標準に変わる まだ3作品だけとはいえフルHDの短編映画や テレビアニメ全てでHV1280+のWIT STUDIO |
6 1440x810 |
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル 解像度は下がってもせかつよとは比較にならない鮮明映像 2013春からは3作続けてHV1280+を維持したアームス |
番外 (1488)x837 |
Z/X IGNITION 1話はテレコム標準の1488x837のカットがそれなりにあったけれど 2話はOPED含め見た範囲すべてが1280x720になってしまったため除外 3話には僅かに1488x837のカットも見つかったので 実際には2話にもあったかもしれないけれど 高解像度カットは10%あるか怪しいくらいの極一部だろう それでも今後変わる可能性も0ではないし 期待も込めて番外で残しておく |
寂しいので短編なども
・ (1600)x900 |
都道府犬R 簡素な背景の輪郭線のない3DCGだけど 国産CGではまだまだ珍しい高精細映像 |
・ (1552)x873 |
pupa 当初の発表から1クール遅れの短編だけど これも1552x873で揃えたディーン |
秋から2本減ったことより、京アニ、JC、ディーン、WIT、アームスと、常連ばかりなのが寂しい。一つ前の作品でHV1280+を作っていたSILVER LINK., A-1 Pictures, 動画工房, テレコムアニメーションフィルム、XEBECと脱落した制作が大量発生。朝でフルHDアニメを作っているXEBECは十分凄い制作だけど、深夜は維持できなかった。
中でも2013年頑張っていた動画工房や、ここで調べた範囲だけとはいえ10年以上に渡って1280x720映像を見たことがなかったテレコムはまったくの予想外。今後どこの制作が高精細化に挑むか期待するより、ここに残った制作がいつ脱落してしまうか心配になってしまうくらい。
悲観しすぎな感じもするけれど、アームス春の極黒のブリュンヒルデもyoutubeのPVでは1280x720になっていて既に黄色信号。期待できそうな作品も少ないし、2011年頃までの本数に戻ってしまうかも?