2010年4月4日日曜日
GIANT KILLING 1話
局:BShi
放送日:2010/04/04
評価:HV1280
大きい円に近い分布で、鮮明なHV。
ではあるけれど、補間の弱いリサイズでジャギ感の強い絵を少しぼかしたように見えるところが多い。粗さを隠すために強くぼかすより、鮮明な絵の方がいいと思うけれど、最近は見かけない特徴の映像。
線の太さの差が大きく、遠近をピンぼけで表現する手法を多用していることもあって、見た目の質感がカットによって大きく変わるなど、全体にちぐはぐで狙った画質というよりは雑な印象。
縦720のジャギが全体に見えるものの、1280x720でも絵が拡大されていたと思われる部分も多い。絵を拡大して使うことは珍しくなく、この分布になるくらい鮮明さを優先させたことで粗さが気になっただけかもしれないけれど、大半の作品は十分な解像度で描かれているので、古風なHV画質に見えてしまう。
局:BS2
放送日:2010/04/04
評価:SD放送
BS2もいつもと似た傾向でSD-pの状態と等しい状態でチェックしているのに明るい部分の縦の伸びがあまりよくない。HVのアプコンに比べてもボケ感のある画質。
jidouSPORTS
★4:3アニメです
局:tvk
放送日:2010/04/04
評価:HALF-4:3(F)-ip/486(A)
2003年の香港の短編らしい。変な画質なのでチェック。PC作画系作品で、Flashっぽい動きに見えるけれど詳細不明。
同心円状の分布になるところもあったけれど、分布では特に変わった感じはしない。
実際の映像は縦方向に非常に粗いジャギが見え線がガタガタになっている。上下僅かにく黒帯があり、それを除くと縦はSDの半分の240に近い。横方向は十分な解像度で線もなめらか。4:3SDの片フィールドだけを縦二倍に拡大したSD映像を、さらに-ipでアプコンした感じに見えるけど、堂々と放送されると意図的にこの絵にしたようにも思えなくもない?
ザ・ペンギンズ from マダガスカル 1話
局:NHK-E
放送日:2010/04/04
評価:HV1280
今日はBShiとNHK-Eの比較が多く、画質の話より違いの話ばかりになっているけれど、これも先月のBShiでの先行放送時に見たフレームと同じところ。他作品と同様、横の伸びが悪くなり縦長の楕円分布になっている。
地上波では細部が潰れ気味だけど、BShiでは動きがあまりない部分でも劣化が見えるところもちらほらある。といっても動画としてみた時、BShiの圧縮劣化も地上波のボケも気になることはほとんどないだろう。
最強武将伝 三国演義 1話
局:テレビ東京
放送日:2010/04/04
評価:HV1280+
番宣もよくわからない状態だったけれど、本放送も不思議な特徴で、奇妙な残像現象や6フレーム周期で脈打つ線など何か特殊な変化をやっているようだ。
奇妙な特徴を除くと、非常に黒い鮮明な線のくっきり画質で、状態のよい部分は線も細く精細な描写も多い。
動きがない場所でも縦方向に振動が起こっていて、線の太さが2倍以上変化するように見えるけれど、最も細い状態を見るとフルHDに近いジャギが確認でき、元の映像はフルHDかそれに近い。四角になっているけれど、縦方向には明るい四角の範囲を越える分布が場所に関係なく見え、大半の部分は縦540程度に劣化しているけれど、部分的に元の解像度を維持しているところもある状態。
何が起こっているかを考える気力も無くなるような奇妙な映像で、まじめに検証していない妄想レベルの推測だけど、振動の周期などから元が25fps(50i or 25p)のHD映像で、それを60iに変換する処理(おそらく実写でも使われる汎用の変換)の影響が奇妙な特徴の原因という辺りが一番ありそう。似た例が1回だけあってその時も奇妙な残像が出ていた記憶がある。
真相を知りたい人は頑張って調べてください。映像だけでなくネット上の情報でも何かわかるかも。
ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ 1話
局:テ レビ東京
放送日:2010/04/04
評価:HV1280+?
番宣同様、横長の楕円分布で横の伸びは非常によい。少し黒を浮かせてちょっとコントラストを下げた淡い質感でも細かい描写もつぶれず精細なところもあり、線も細めでなめらかに見える。
動きの少ない圧縮劣化の少ない場所で見てもどうも縦720の特徴は見えず、810~864の間の過去にない数字になっているように見えるけれど、正確な数字は特定できず、それが実際の解像度なのか元の絵の特徴なのかも判断できず。CG部は若干粗くみえるものの、圧縮劣化で特徴が崩れているところが多くよくわからない。
1280x720より高解像度と思える特徴はあるけれど間違いないといえるところは見つけられず?付きで保留。
追記
ジャギの数字(画面の上から下までに線のガタガタ状態がいくつあるのか)を調べてみたところ縦は837で多くのフレームで同じ数字になっている。変な数字ながら9の倍数で1488x837は整数で16:9になる組み合わせの一つ。
いちばんうしろの大魔王 1話
局:tvk
放送日:2010/04/03
評価:SD-ip/486(A)
MXと同じフレーム。
いつも通りMXより少し横の伸びが悪い分布だけど、ジャギ感が強いのでtvkのボケ効果がNRの働きをしてちょっと落ち着いた絵になっている。ノイズも輪郭強調効果になっているのでくっきり感が少し減るとか、圧縮劣化の差もあるのでtvkの方が良いという話でもないけれど。
ボケ具合の差はあるものの、色や明るさの差は誤差の範囲。
僅かに同心状の分布が見えるけれど、このカットではデジタル的に作った文字があってそれが影響しただけで、この作品自体は作画からデジタルというわけではない(と思う)。
薄桜鬼 1話
局:tvk
放送日:2010/04/03
評価:LB-SD-i/486(A)?
上下隅に影のあるSD-iの分布で常時縞だけど、中心部分の縦の伸びが若干悪い。横は特に鮮明な感じもない普通のアプコン程度の伸び。
縞解消としては普通に486(A)でいいけれど、その前の状態が複雑な特徴でよくわからない。
縞解消後の分布。縞はちゃんと消えて縦も綺麗な状態になっているけれど伸びはあまり改善せず、縦方向に少しボケた状態。
この状態で縦360に近いジャギが出ているので、レタボ経由のSDのようにも見えるけれど、それとは別に縦240程度のジャギが強く出ていて、まったく同じではないけれど前期のはなまるに似た特徴がある。
レタボ経由にしては状態がよいので、元はHV(ただしはなまる等と異なり縞HV状態ではない)で、フィールド毎のリサイズでSD化した際、そのダウンコンバート処理の性能に問題があって劣化した可能性もありそう。
ただ、はなまると違いSD-iのアプコンなので、縞解消後の分布がここまで悪くなることはないだろうし、丁寧にレタボ化すれば何とかなりそうな画質で、縦240程度のジャギがLB-SDの変換で発生する可能性もあるのでLB-SD-iの可能性の方が高そう。
縞解消するにしてもSDの段階でレタボ相当のボケ画質だったという程度の認識で十分だけど、分析視点では判断が難しい映像。
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