2010年2月28日日曜日
獣の奏者エリン 総集編8話
局:NHK-E
放送日:2010/02/27
評価:HV1280
1年前の1話でも触れているけれど、放送が終わってしまう前に再確認。
全体に縦長の分布になるところが多く、縦は720の特徴がはっきり出ているものの、横は分布通りボケ気味で細かい描写は潰れている。正確に960と確認できるところはないものの、960に近いサイズの潰れ方になっているので、16:9でも正方画素でなく、960x720になっていたのかも?
元が960x720だったと仮定して、縦横とも同じ拡大率になるように補正した状態の分布を見てみる。
ほぼ円に近い分布になり960x720が存在した可能性も十分にありそう。
僅かに横長の楕円になっているので、断定できる根拠にならないけれど、横の伸びの悪さはそのまま解像度の違いだったというのが一番簡単でありそうな仮説かな。
2010年2月27日土曜日
彩雲国物語 第2シリーズ 2話
局:BShi
放送日:2010/02/26
評価:HV1280
先週から2期だったことに気付かず2話で確認。同じ場所での比較ではないけれど、地上波放送時と似たHVとしては小さめの分布。
縦横とも1280x720の特徴はあるものの、リサイズの影響と思われる線の乱れも比較的大きく、細部は潰れ気味。
縦720のジャギが比較的はっきり残っているのでHV1280としていたものの、2話本編映像を見ると以前は想定していなかった、960x540→1280x720とか、基本1280x720でもほとんどの場所で絵が拡大されて使われている状態などの可能性を否定するのは難しい。逆にはっきり960x540の特徴があるわけでもなく評価そのままで保留。
2010年2月26日金曜日
2010年2月25日木曜日
番外 true tears BDBOX騒動?
ユニークな販売方法だったtrue tears BDBOXで、1080iを1080pと書いた誤表記問題に少し触れておこう。評価方法も未確立の時期だったとはいえ、true tears 1話で堂々と「アプコン」とか書いたこととか、ここでも誤情報や訂正を大量に書いてきただけに誤表記の話は心が痛かったりするけれど・・・
公式の言い訳はともかく、このアニメの場合OPの周期違いやEDのテロップなどを考えるとそのままでは1080pにできない、というよりしてはいけないところがあることから当然1080iだろうと思っていたので、1080pになっていたことも知らなかったり。1080iと1080pでどちらが画質面で有利かと言えばpの方がよいけれど、60iで変化する部分がある場合はその部分を修正しない限り1080iのままの方が無難だろう。理想としては24fpsにできない部分だけ修正して1080pの方がいいとは思うけれど、余分な改変はせずオリジナルに近い方が、という意見もありそう。
true tearsが放送された2008冬期はHV1280-i(縞HVのこと)の全盛期で、他にも狼と香辛料、ロザリオとバンパイア、しおんの王、とむしろ縞HVが当たり前な感じだったけれど、2作は既に放送と似た状態のままBD化済み。ほぼ全話全編HV1280-iで放送されたHVアニメのBDで、ちゃんとフレームで拡大した状態に修正されたものにはまだ出会っていないので、個人的にはtrue tearsも修正される可能性はないと思っていたけれど、1080pの表記で縞が解消されると思った人がいたようなので心配になるのは当然だろう。
縞の問題とBDの収録が1080iか1080pかという点には直接的な関連はなく、狼と香辛料1期のBDも1080pだけど放送同様縞の劣化はそのままだった。逆に1080iでもちゃんとフレームで拡大され十分高画質なBDもある。フィールド毎の拡大ということでインターレースが関係する話ではあるけれど、1080iだから悪いとか問題があるという話ではありません。
本編の画像を出すらしいので、どのような状態かは近いうちにわかるだろうけど、担当者がこの縞の存在に気付いていなかったとしたら、今ごろ1920x1080の画像を見て焦っているかも?
ついでに公式ブログの新作映像を参考程度にチェックしておこう。画像サイズは1280x720。
HVとしては小さめの分布。軽微ながらグレイン風ノイズもありソフトな質感は本編の放送に近い印象だけれど、この状態では縞もなく圧縮による劣化も少ないので、放送と比べるとかなり安定感のある画像になっている。
それでも精細とか鮮明という表現を使いたくなるような画像でもなく、低解像度っぽく見えるわけでもないけれどくっきり画質が好みの人には物足りない画質だろう。
最終的にどのような画質になるかはわからないので、BDが出た時あらためて。
公式の言い訳はともかく、このアニメの場合OPの周期違いやEDのテロップなどを考えるとそのままでは1080pにできない、というよりしてはいけないところがあることから当然1080iだろうと思っていたので、1080pになっていたことも知らなかったり。1080iと1080pでどちらが画質面で有利かと言えばpの方がよいけれど、60iで変化する部分がある場合はその部分を修正しない限り1080iのままの方が無難だろう。理想としては24fpsにできない部分だけ修正して1080pの方がいいとは思うけれど、余分な改変はせずオリジナルに近い方が、という意見もありそう。
true tearsが放送された2008冬期はHV1280-i(縞HVのこと)の全盛期で、他にも狼と香辛料、ロザリオとバンパイア、しおんの王、とむしろ縞HVが当たり前な感じだったけれど、2作は既に放送と似た状態のままBD化済み。ほぼ全話全編HV1280-iで放送されたHVアニメのBDで、ちゃんとフレームで拡大した状態に修正されたものにはまだ出会っていないので、個人的にはtrue tearsも修正される可能性はないと思っていたけれど、1080pの表記で縞が解消されると思った人がいたようなので心配になるのは当然だろう。
縞の問題とBDの収録が1080iか1080pかという点には直接的な関連はなく、狼と香辛料1期のBDも1080pだけど放送同様縞の劣化はそのままだった。逆に1080iでもちゃんとフレームで拡大され十分高画質なBDもある。フィールド毎の拡大ということでインターレースが関係する話ではあるけれど、1080iだから悪いとか問題があるという話ではありません。
本編の画像を出すらしいので、どのような状態かは近いうちにわかるだろうけど、担当者がこの縞の存在に気付いていなかったとしたら、今ごろ1920x1080の画像を見て焦っているかも?
ついでに公式ブログの新作映像を参考程度にチェックしておこう。画像サイズは1280x720。
HVとしては小さめの分布。軽微ながらグレイン風ノイズもありソフトな質感は本編の放送に近い印象だけれど、この状態では縞もなく圧縮による劣化も少ないので、放送と比べるとかなり安定感のある画像になっている。
それでも精細とか鮮明という表現を使いたくなるような画像でもなく、低解像度っぽく見えるわけでもないけれどくっきり画質が好みの人には物足りない画質だろう。
最終的にどのような画質になるかはわからないので、BDが出た時あらためて。
ワンセグ劇場 起業忍者 イガ社長と秘書ガーコ
局:NHK-G
放送日:2010/02/24
評価:SD-p/405?
PC作画的な短編。ワンセグ劇場と付いているけれど、最近のこの手の映像としては珍しいSD相当の映像。
補間の弱いリサイズで線がガタガタになっているものの、ボケが少ないので伸びがよく同心円状の特徴も少し出ている。
この分布でも横は720で、縦は404近辺。微妙な拡大もあって正確な数字は判断できないけれど、16:9で横720の時、画素の縦横比が1:1であれば縦は405、ということでそれに近い数字だろう。直接720x405のサイズから1080i化されたのかは不明だけど、SD相当で画素的にも16:9の解像度の特徴を持つものは珍しい。
といっても番組中で短編のCGやPC作画のアニメ的な映像を用いる番組は山のようにあり、その手の映像はほとんどチェックしていないので、映像としては珍しいものではないかも。
2010年2月21日日曜日
生徒会の一存を自然な色で見てみたい 補正編
注意追記
放送では局によって[16-235]の範囲外にある輝度情報が切り捨てられ、以下の変換でもあまり良いバランスにならないことがあります。手持ちのデータがどういう状態なのか、ヒストグラムで確認することを推奨。
色や明るさが不自然に感じる映像はアニメに限らず見かけるけれど、ほとんどの場合正しい色や明るさを知る手段がないので、演出なのか問題があるのか、問題があるなら何がおかしのか、などを正しく判断することは難しい。
これも正解の色はわからないけれど参考になりそうな情報はいくつかある。ア ニメ公式ページ中の各話紹介にキャプ画像があるけれど、白飛びもなく色も十分自然に見え、さらに放送、DVDにはそのままでは存在しない画像もあるので、比較的生データに近いものを利用している可能性は高そう、ということで今回はこの公式画像の色を参考にして考えてみよう。
5人の髪、髪の影、顔、リボンの色を拾ったカラーチャート。ベタ塗り状態でもなく公式の画像含め圧縮ノイズによる乱れもあり誤差も大きい比較だけど、ある程度傾向は判断できる。
一番上は放送そのままで表示される色。色や明るさは視聴環境に強く依存するためこれに近い色で表示されるとは限らないけれど、近い色で表示される場合も多いはず。特に顔の色は輝いて見えるくらい不自然に明るい。
一番下が公式ページから色を拾った目標となる色。
本編は[16-235]の範囲にあるべき輝度が[16-255]の明方向だけ伸張されているようにも見えるけれど、意図的に少し黒を浮かせた映像も多いので、素直に全体を[0-255]→[16-235]と補正してみる。ということで、avisynth的に
ColorYUV(levels="PC->TV")
したのが2番目。
この補正では色差も変化するけれど、薄くなってしまうものの顔の色の不自然さもなくなり、明るさのバランスも無難な映像になる。これだけで十分よくなるけれど、公式画像に比べて極端に淡色で、特に会長の髪色の差が目立つ。
ということで、彩度を50%上げた状態が3番目。完全に一致するわけでもないけれど全体に近い色になる。いくつかのアプローチを試してみたけれど、比較的簡単なこの補正が誤差が小さかった。
といってもこれが正しい補正というわけでも、公式の色が正解というわけでもなく、ビデオとPC上で見る画像では見やすいと感じるバランスも異なるので、近い色にすることが無難かどうかも微妙だけど、スケールの補正だけでなく好みに合わせて色を濃くした方がより自然に見えるようになるかも。
正しく認識している人も多いだろうけど、[16-235]の範囲しかないことを前提に処理するものや範囲外の情報を切り捨ててしまうものもあり、使用するフィルタ等の特性を把握しておく必要があります。この作品に興味がなくても、普通の映像では分かりにくい挙動を確認するのに都合のよい素材にはなりそう?
放送では局によって[16-235]の範囲外にある輝度情報が切り捨てられ、以下の変換でもあまり良いバランスにならないことがあります。手持ちのデータがどういう状態なのか、ヒストグラムで確認することを推奨。
色や明るさが不自然に感じる映像はアニメに限らず見かけるけれど、ほとんどの場合正しい色や明るさを知る手段がないので、演出なのか問題があるのか、問題があるなら何がおかしのか、などを正しく判断することは難しい。
これも正解の色はわからないけれど参考になりそうな情報はいくつかある。ア ニメ公式ページ中の各話紹介にキャプ画像があるけれど、白飛びもなく色も十分自然に見え、さらに放送、DVDにはそのままでは存在しない画像もあるので、比較的生データに近いものを利用している可能性は高そう、ということで今回はこの公式画像の色を参考にして考えてみよう。
5人の髪、髪の影、顔、リボンの色を拾ったカラーチャート。ベタ塗り状態でもなく公式の画像含め圧縮ノイズによる乱れもあり誤差も大きい比較だけど、ある程度傾向は判断できる。
一番上は放送そのままで表示される色。色や明るさは視聴環境に強く依存するためこれに近い色で表示されるとは限らないけれど、近い色で表示される場合も多いはず。特に顔の色は輝いて見えるくらい不自然に明るい。
一番下が公式ページから色を拾った目標となる色。
本編は[16-235]の範囲にあるべき輝度が[16-255]の明方向だけ伸張されているようにも見えるけれど、意図的に少し黒を浮かせた映像も多いので、素直に全体を[0-255]→[16-235]と補正してみる。ということで、avisynth的に
ColorYUV(levels="PC->TV")
したのが2番目。
この補正では色差も変化するけれど、薄くなってしまうものの顔の色の不自然さもなくなり、明るさのバランスも無難な映像になる。これだけで十分よくなるけれど、公式画像に比べて極端に淡色で、特に会長の髪色の差が目立つ。
ということで、彩度を50%上げた状態が3番目。完全に一致するわけでもないけれど全体に近い色になる。いくつかのアプローチを試してみたけれど、比較的簡単なこの補正が誤差が小さかった。
といってもこれが正しい補正というわけでも、公式の色が正解というわけでもなく、ビデオとPC上で見る画像では見やすいと感じるバランスも異なるので、近い色にすることが無難かどうかも微妙だけど、スケールの補正だけでなく好みに合わせて色を濃くした方がより自然に見えるようになるかも。
正しく認識している人も多いだろうけど、[16-235]の範囲しかないことを前提に処理するものや範囲外の情報を切り捨ててしまうものもあり、使用するフィルタ等の特性を把握しておく必要があります。この作品に興味がなくても、普通の映像では分かりにくい挙動を確認するのに都合のよい素材にはなりそう?
生徒会の一存を自然な色で見てみたい 分析編
DVDのところで書いた通り1クール遅れの上、的確な分析も遥か昔に行なわれているだろうけど、あまり触れてない部分なので調べてみよう。
まず、明るさの分布を確認。
このヒストグラムは走査線ごとの輝度情報の分布で左がBS11、右がDVD。暗いとわかりにくいので明るく補正しています。
テレビ映像では輝度の情報は16-235の範囲で階調を表現し、左が0(暗)右が255(明)で黒いエリアが16-235に相当するので、茶色部分は本来使わない部分。
見て分かる通り、特に右側に大きくはみ出し、範囲外の輝度情報が多くの存在しているのがわかります。DVDに合わせて調整しているけれど、わずかに放送の方が暗い感じ。といってもほとんど差はなく近似の分布。
本来[16-235]の範囲で表現すべき情報を[0-255]に引き伸ばした異常データで、この茶色の部分の情報の影響で不自然な明るさや色になってしまう、というのがこのアニメの問題と考えてよさそう?
左側(暗方向)はBSでは僅かに漏れているものの、DVDでは16に張り付いていて、単純に映像全体が[16-235]→[0-255]というよりは、[16-235]→[16-255]と明るい方向だけに伸張されているように見えなくもない。
OP,EDは本編と少し状態が異なる。同様に左がBS11、右がDVD。特にコントラスト高いフレームを選んで見ると、BSでは右の明方向だけでなく、左側にも大きくはみ出し[0-255]をすべてを使っているような状態なのに対し、DVDは本編と同様暗方向は16に張り付いてそれ以下の輝度はほぼない。
この差から、BS11の方がオリジナルに近く、DVDでは15以下の情報をばっさり切り捨ててしまっている状態で、放送より黒の階調が失われている状態。といっても普通に視聴する場合ほとんど影響がなさそう。
DVDも16以下の情報がないわけでなく、EDのテロップ部分は[0-255]の状態になっているので、16以下が切り捨てられた映像に再び[0-255]の階調で文字を入れているようだ。
まず、明るさの分布を確認。
このヒストグラムは走査線ごとの輝度情報の分布で左がBS11、右がDVD。暗いとわかりにくいので明るく補正しています。
テレビ映像では輝度の情報は16-235の範囲で階調を表現し、左が0(暗)右が255(明)で黒いエリアが16-235に相当するので、茶色部分は本来使わない部分。
見て分かる通り、特に右側に大きくはみ出し、範囲外の輝度情報が多くの存在しているのがわかります。DVDに合わせて調整しているけれど、わずかに放送の方が暗い感じ。といってもほとんど差はなく近似の分布。
本来[16-235]の範囲で表現すべき情報を[0-255]に引き伸ばした異常データで、この茶色の部分の情報の影響で不自然な明るさや色になってしまう、というのがこのアニメの問題と考えてよさそう?
左側(暗方向)はBSでは僅かに漏れているものの、DVDでは16に張り付いていて、単純に映像全体が[16-235]→[0-255]というよりは、[16-235]→[16-255]と明るい方向だけに伸張されているように見えなくもない。
OP,EDは本編と少し状態が異なる。同様に左がBS11、右がDVD。特にコントラスト高いフレームを選んで見ると、BSでは右の明方向だけでなく、左側にも大きくはみ出し[0-255]をすべてを使っているような状態なのに対し、DVDは本編と同様暗方向は16に張り付いてそれ以下の輝度はほぼない。
この差から、BS11の方がオリジナルに近く、DVDでは15以下の情報をばっさり切り捨ててしまっている状態で、放送より黒の階調が失われている状態。といっても普通に視聴する場合ほとんど影響がなさそう。
DVDも16以下の情報がないわけでなく、EDのテロップ部分は[0-255]の状態になっているので、16以下が切り捨てられた映像に再び[0-255]の階調で文字を入れているようだ。
2010年2月20日土曜日
2010年2月19日金曜日
風の谷のナウシカ
局:日本テレビ
放送日:2010/02/19
評価:SD-ip/486(A)
この枠のジブリ系作品もほぼ一周してナウシカも2回目。
前回同様四角に近い分布で、古い作品の割りには最近の作品のアプコンと大差ない分布で比較的よい状態。強めのリンギングもあり静止画で見て綺麗というほどではないけれど、輪郭強調効果になってよく見える環境も多そう。
前回と周囲のプチ額縁の幅が変わっていて少し太くなった。前回が縦475という変わった数字だったのに対し、今回は普通に486の普通のアプコンに変わっているのでその差分広くなったのだろう。
横もそれに合わせて変わっている感じだけど、なぜか縦横比も変わってしまっていて今回の方が絵全体が1.5%程度横長になっている。現在は16:9のデジタル制作が普通になったことで、HV放送はもちろん、レタボ系の画像を除けば486からのアプコンでも正確な比率で放送されているものが多い。とはいえ、今回の放送の元のSD映像が最近の作品と同等の精度なのかわからないので、どちらが正解、あるいは正解に近いのかは印刷されたものなど正解と思われる画像と比較しないと難しいかな。ジブリ美術館でセルと比較すれば完璧?
他の視点でみると、今回の方が1.85:1のビスタサイズに近い比率になっている点や、なぜ前回と違う状態に変更したのか、の理由の一つかも?とか、今日の放送の方が正しいと考えたくなる要素はあります。
機動戦士ガンダムUC (先行配信)
サイト:PlayStationStore
配信日:2009/02/17
評価:HV1280
PS3向け配信では珍しく無料で本編HD映像の一部が先行配信されているので見ておこう。
大きいというほどの分布ではないけれど、もう少し明るく補正すると伸びは悪くない。
映像全体でみるとコントラストの高いカットもあるけれど、線があまり黒くなく少しソフトな質感のところも多い。
線も暗くはっきりとしていて全体が大きな分布で安定していたOOのくっきり鮮明画質とはかなり違った印象なので、OOのような質感が好みの人には少しものたいないかも。
ジャギ感も弱く線がなめらかに見える状態で少しわかりにくいけれど、全体に縦720の特徴が確認できるHV1280。CG部分は比較的はっきり縦横とも1280x720のジャギが残っている。
配信解像度は1440x1080だけれど、1920x1080でも差は少なそうな映像で、無理にフルHDにしても圧縮に不利になるだけなので無難な選択かな?
TVで頻繁に流されているCM映像も含まれている。圧縮での劣化が目立つ放送とは比較にならない安定した映像で、BDならもっと安定しているだろうな、と思えるような乱れも皆無ではないけれど、ここの配信画質は相変わらず優秀。とはいえソースによって当たり外れが激しいだけに、今回のような無料での部分配信は、画質音質が気になる人にはありがたい。
2010年2月18日木曜日
2010年2月16日火曜日
生徒会の一存 DVD 01
発売元:角川書店
販売元:ムービック
発売日:2009/12/11
いつ書こうかと思っていたらBS11での追っかけ再放送が判明したのでBS11の放送を待って、と思ったけれど話が長くなりそうなので先に少し触れておこう。これもかなり日が経ってしまったので、知ってるから!と言われそうな内容かもしれないけど。
縦長のよくあるDVDらしい分布で、比較的まともだったBS日テレよりもボケた感じに見えるけれど、アプコンは表示環境次第なので 動きのある部分は放送より安定して見える環境もあるだろう。修正個所も多いのか、作画修正とか気にせず見ていても放送と違いに気付くところも多かった。
映像の違いから、放送の白飛び画質がどのような状態だったのか判断できるかな?と思ったらDVDも基本的に放送に似た状態。明るく不自然な絵に見える状況は視聴環境に関係なく改善されそうにない。
似ているといってもはっきり違いものあって、その特徴から問題がどこにあるのかはある程度推定でき、白飛び気味の絵の時点で普通に思いつく理由だけど、詳細はBS11放送時のデータも合わせて改めてまとめる予定。
1クール放送されていたのに最後まで基本的に変化なく、この画質は意図的な低画質化に違いないと思っていたので、事故的な画質だったことが驚きだった。微妙画質のDVD, BDは珍しくないし驚くほどのことでもないのかな?ここでもミスや誤認を繰り返し続けているので笑えない話だけど、何が映っているのかわからないくらい破綻した絵というわけでもないので本当に誰も気付かないのか、あるいは気付いても、これはDVDを売るための低画質化放送なんだろうと関係者も思っていたとか?と、内部事情を妄想しても結果が変わるわけもなく、画質だけで評価するものではないとはいえ誰も得しない問題が最後まで放置されてしまったのは残念な結果。
2巻以降は未入手のため未確認。
かみちゅ! Blu-ray CM
局:テレビ東京
放送日:2010/02/15
評価:SD-ip/486(A)
このところBD等のCMはあまりチェックしていないけど、タイミングがよかったのでチェックしておこう。
BDのCMなのに普通に-ipアプコン。DVDより横の伸びはよい感じだけど、まったく印象が変わるような違いはなさそう。
仮にSD制作だった場合、このアニメのEDは60iで流れるので、全体を一括してアプコン処理する場合、正しいフィールドの組み合わせてから拡大するような環境で作業しないとSD-p状態にならないだけに、本当のこの画質のままの可能性も十分ありそうで怖い。
HV制作のBDでもアプコンCMは珍しくないので、CM画質はあまり参考にならないけど。
ちなみに、DVDは劇的な差はないものの、大半のDVDが地デジより横にボケているのと同様、DVDを優秀なアプコンで見たとしても横方向の精細さはこのCMにかなわない。
2010年2月15日月曜日
東京マグニチュード8.0 総集編
2010年2月13日土曜日
2010年2月12日金曜日
2010年2月8日月曜日
ななみちゃん 62話
局:BShi
放送日:2010/02/07
評価:HV1280
この作品の画質を気にしてる人は皆無に近いだろうけど久しぶりに見たら縞が解消されていたので再チェック。現在放送中なのは2008年の第5シリーズらしい。どのシリーズまでが縞状態だったのかは未確認。
横に長い分布で縦にぼけているのは絵で見てもわかる。ジャギ感の強い絵で線がボケた破線のように見えるところも多い。
縦はボケているだけでリサイズでの乱れはなく縦横とも1280x720のジャギがはっきり確認できる。
局:BShi
放送日:2008/08/18
評価:HV1280-i(GONZO)
前回のチェックのやり直し。といってもこの回は第1シリーズのおそらく再放送で初期ということもあってか小さい分布。線が十分黒くコントラストが高い絵なので分布の割りにはくっきり感のある絵に見えるけれど、縞に加え拡大処理の乱れも大きく状態は悪い。
当時の推測は間違っているけれど、まだ縞解消技術が未熟でリサイズで起こる劣化もよくわかっていなかったため。
2010年2月7日日曜日
ハートキャッチプリキュア! 1話
局:テレビ朝日
放送日:2010/02/07
評価:HV1280+
引き続き巨大な縦長分布の高精細HVアニメ。全体にモスキートノイズが多く、静止画で見ると荒れた感じがする。動きのない部分でも微妙にちらつきがあるので元は軽微なグレイン風ノイズがあったように見える。
演出の範囲とは思えないくらいカットによってコントラストが異なっていたり、一部ほとんど補間のないリサイズで線がガタガタになっているカットもあり、少し雑なところが気になる。1話で頑張り過ぎて時間不足だったとか?
横は放送では解像度が足りないものの縦横とも1600x900のジャギがはっきり残っていてフレッシュから変わらず。ただしEDにも縦900のジャギがあり、本編と同じ解像度になっている。動きはないけれどOP後の提供絵は縦900だけど、予告後と、またみてねのカードは縦1080だった。
2010年2月6日土曜日
2010年2月5日金曜日
崖の上のポニョ
局:日本テレビ
放送日:2010/02/05
評価:HV1280+
巨大な円に近い分布で非常に鮮明なHV画質。公開当時のCMよりノイズも少なくまじめ?な画質での放送。上下の黒帯びもBDとほぼ同じ状態。
BDとの比較で、上が放送、下がBDの同じフレーム。
流石にBDと比較すると細部は潰れ気味で、解像度差のある横だけでなく縦方向にも劣化した分布になっているけれど、動きが大きな部分でも極端な破綻は目立たず、放送画質にしては安定して見える。
動きの少ないところでは、グレイン風ノイズが潰れ気味でもそれなりに残っているところも多く、モスキートノイズが相当量出ているので、元映像より少しグレインが多いように見えなくもないけれど、動きのある部分ではグレイン風ノイズはほとんど潰れて、ベタ塗りに近い絵になっていることで圧縮時の劣化が抑えられているのかな?
高解像度ということもあってBDはさらに巨大な分布で、細部の情報量は放送を大きく上回り差は小さくない。
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