2013年7月15日月曜日
ローゼンメイデン 1話
局:BS-TBS
放送日:2013/07/13
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873
これもTBS1話と同じところ。
BS-TBSの方が横の伸びが良く、少し鮮明な絵になっているけれど、相変わらず横は切れたような特徴で横1440経由のソース。
拡大してみると線の輪郭は僅かに鋭利になっているけれど、絵で見比べると鮮明さではTBSと大差なく、どちらも非常に精細で鮮明なHV画質に見える。このアニメでも一番の差は背景のディテールで、BSの方が圧倒的に緻密で情報量の多い絵になっている。BSと比べるとTBSは少しのっぺりした簡素な絵に見えてしまうくらい、微妙な描写が潰れて失われてしまっていた。
安定性はTBSの方が上で圧縮劣化はBSの方が目立つけれど、大きく動くところはTBSでもしっかり劣化が出ているし圧倒する程安定しているわけでもない。多少ざらついて見えるとしても、高精細HVの特徴がしっかり残っているBSで見ないともったいない作品かも?
ステラ女学院高等科C3部 1話
局:BS-TBS
放送日:2013/07/13
制作:GAINAX
評価:HV1280
TBS1話と同じところ。
TBSとあまり変わらない分布で、絵で見ると違いがわからないところも多い。線に注目すると、このアニメのような淡い質感を苦手としているのかTBSより線の輪郭が少しボケて見えるところが多く、BSの方がはっきり鮮明に見えるようなところは少なめ。
線は特に鮮明でなくても背景の微妙な描写は非常に良く残っていて、BS局らしい緻密な絵になっているところが多く、細かい描写の多いシーンはTBSよりかなり情報量の多い映像になっている。
その分やはりBSの方が圧縮劣化が出やすく、動きのあるなしに関係なくTBSの方が安定して見える。ノイズの見えやすい環境ではTBSの方が良く見えることもありそうだけど、情報量では圧倒しているし、劣化が気になるようなところは稀なので、ノイズが見えにくい環境ではBS-TBSの方が明らかに上、と感じられるくらい良く見えそうだ。
恋愛ラボ 1話
局:BS-TBS
放送日:2013/07/13
制作:動画工房
評価:HV1280+/810
TBS1話と同じところ。
ノイズが多く周囲が明るくなっているけれど、BS-TBSの方が少し大きな分布になっている。
ノイズが多いといっても、グレイン風ノイズ効果の粒が潰れず良く残っているためで、BSの方がオリジナルの質感に近い状態だろう。1920化の時点でTBSより鮮明に見えるアニメが多くなっていたけれど、比較的高精細なこのアニメもBSの方が線も細く引き締まって少し鮮明に見える。
背景の描写も良く残っていてBSの方が緻密な絵になっているフレームも多い。ただ地上波より情報の多い絵になっている分、動きのある部分ではTBSより圧縮劣化が多く線も崩れ気味。それでも以前のように情報が酷く欠落したブロックノイズはほとんど見られず、劣化も線が少し荒れる程度の軽微なもので、BS局として優秀というほどでないにしても以前の状態からは劇的に改善している。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 1話
局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280
MX1話と同じところ。
これもMXとほとんど差のない分布だけど、BS11も特にノイズは多くない。比較的差のない分布でも、絵で見ると結構特徴に違いがあり、BS11の方が背景の描写が潰れ気味で少しのっぺりしたすっきり画質になっている。
その分BS11も圧縮劣化が抑えられて比較的安定した画質になっているけれど、その状態でも安定感はMXの方が少し上で、これもMX向きの特徴のアニメと言えそう。普段とは逆の傾向だけど去年のカンピオーネもこの逆パターンの特徴だった。
局:tvk
放送日:2013/07/13
評価:HV1280
ボケの影響を受けやすい特徴なのか横の伸びがかなり悪く、縦長っぽく見えるところが多いtvk。
暗いシーンは線も黒に近いのでそれほど気にならないけれど、明るいところは元からあまり黒くない線がボケの影響で激しく黒浮きしてはっきりしない絵に見てしまう。テレビの鮮明化処理次第で多少は誤魔化せるとしても、他局と印象が変わるくらい甘い絵に見えてしまう環境も多いだろう。
サーバント×サービス 1話
局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280
MX1話と同じところ。
MXとほとんど変わらない分布でも、僅かにノイズが多く周囲が明るくなっている。
ノイズ効果が潰れず良く残っている感じもするけれど、その影響で圧縮劣化増え、動きのほとんどないところでも線の乱れや背景の崩れが目立つ不安定な画質。
BS11も荒れて見えるほどでないけれど、安定さでも情報量でもMXの方が上なのでMXと相性の良い映像と言っていいだろう。
<物語>シリーズ セカンドシーズン 猫物語(白)
局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:シャフト
評価:HV1280
MX, tvkと同じところ。
MXより僅かに横の伸びが良く、線少し細く見える一方、圧縮劣化はMXより目立ち線も少し乱れ気味。
BS11と比較してみるとMXも圧縮劣化もしっかり出ているし、MXで悪いフレームを選べばBS11の方が良く見えるところも結構多い。
はっきり優劣をつけられるほど差もなく、
特徴は違っても点数をつければ同じくらいと書いて誤魔化すパターンだけど、ノイズの見えやすい環境ではシーンチェンジの劣化が気になる分、MXの方が良く見える環境が多いかも。
八犬伝 -東方発見異聞- 14話
局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/869
MXと同じところ。
BS11も横1440経由で横がばっさり切れた分布になっているけれど、MXより横の伸びが良く線も僅かながら引き締まって見える。
背景の描写も潰れが少なく、MXより緻密な絵になっている。ノイズ効果がMXよりはっきり残っていて少しざらついて見えるけれど、元の映像の特徴が良く残っていると言うべきかな。
シーンチェンジを中心に圧縮劣化がMXより目立つところはあるものの、劣化が見えやすい環境以外ではBS11の方が良く見えそうだ。
君のいる町 1話
局:テレビ東京
放送日:2013/07/13
制作:GONZO
評価:HV1280
極端な横長分布で縦に強くボケた絵になっている。
比較的暗い線で描いているので水平に近い線が黒浮き気味になっていても、鮮明に見えるカットが多い。
演出としてのぼかしも多用していて、縦の伸びの悪さは独特な質感を狙った意図的なぼかし影響の可能性もありそうだけど、縦方向に少し絵が荒れた状態になっているので、おそらく技術的な問題だろう。
縦ボケの影響で縦方向はCGっぽい特徴の部分でも十分な精度で確認できないけれど、横方向は乱れも少なく1280の特徴が残っていて、これもHV1280で間違いなさそう。OPも、アニメとしての動画皆無のEDも本編に似た特徴で、全体が縦ボケ状態になっている。
ふたりはミルキィホームズ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2013/07/13
制作:J.C.STAFF, ノーマッド
評価:HV1280
横の伸びはかなり良いけれど少し横長に見えるところが多い。細い線での描写も多いけれど黒に近いしっかり暗い線がほとんどなので、夜アニメらしくない極端なくっきり画質になっている。
背景もそれほどコントラストは低くないけれど、それなりに手は入っていても実写画像を元に描き起した情報量の極端に多い絵で、人物と特徴が大きく異なっている分、バランスが悪かったり人が浮いて見えるところがあったりと、安っぽい絵になってしまっている感じがしないでもない。
どこを見ても乱れの少ない縦720のジャギがはっきり残っているHV1280で、OP EDも同じ。絵で見ると線も非常に滑らかに見え、番宣では元絵の特徴が良く残っているようなことを書いたけれど、本放送で見ると縦方向は撮影時の解像度限界でジャギの特徴がはっきり残る線になっているところがほとんどで、特に珍しいというほどの特徴ではなかったかも。
局:BS日テレ
放送日:2013/07/14
評価:HV1280
上のMXと同じところ。
MXより僅かに横の伸びが良く、特に情報量の多い背景のディテールはBSの方が圧倒的と言っていいくらい良く残っている。
ただ、ノイズ効果もありここまで情報量の多い絵はBS日テレでも厳しく、シーンチェンジ近辺の劣化だけでなく、動きの少ないところでも圧縮劣化はMXより目立ち気味。映像の緻密さでは圧倒していても無理していない分MXの方が安定感しているので、好みによってはMXの方が良く見える環境もありそうだ。
これも横1440経由のソース。夜アニメも微増傾向のBS日テレもアニメでは1920維持映像は未発見。
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