2015年4月26日日曜日
グリザイアの楽園 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/19
制作:エイトビット
評価:HVFULL
果実迷宮同様、上下に黒帯付きのシネスコサイズのフルHD相当映像。
帯幅もまったく変わらず上131、下132ピクセルで映像の範囲は縦871。整数にならないので近似値だけど1920x871でほぼ正確に2.35:1の標準的なシネスコ比率通りに作っている。
局:BS11
放送日:2015/04/20
評価:HVFULL
MXとほとんど変わらない分布で、映像でも判別できないくらい鮮明さは変わらないように見える。いつも通り横1440経由の映像で、フルHD相当の映像のフルHD放送でも、元の情報は残っていない。
全体の安定性では上回るのは当然として、MXより安定したフレームで見ると少しノイズが多く、背景の若干崩れ気味でMXより悪く見えるところも少なくない。作品によってはBS11圧勝というパターンも多いけれど、このアニメではMXよりマシという程度の環境が多いかも?
アルスラーン戦記 3話
局:TBS
放送日:2015/04/19
制作:ライデンフィルム×サンジゲン
評価:HV1280
画像省略。
1話は縦713の中途半端な特徴だったけれど、3話で正確に縦720の普通の1280x720映像に変わった。僅かなカットしか調べていないので1話から場所によって異なっている可能性はあるけれど、1, 2話で確認したカットはすべて713だった。
本編は720になったけれどOP、EDはそのまま使い回しているので3話でも縦713の少し欠けた映像のまま変化なし。
4話も本編は720なので、今後はこのままになりそう(特に面白い特徴でもないので追跡調査しません)。
放送日:2015/04/19
制作:ライデンフィルム×サンジゲン
評価:HV1280
画像省略。
1話は縦713の中途半端な特徴だったけれど、3話で正確に縦720の普通の1280x720映像に変わった。僅かなカットしか調べていないので1話から場所によって異なっている可能性はあるけれど、1, 2話で確認したカットはすべて713だった。
本編は720になったけれどOP、EDはそのまま使い回しているので3話でも縦713の少し欠けた映像のまま変化なし。
4話も本編は720なので、今後はこのままになりそう(特に面白い特徴でもないので追跡調査しません)。
2015年4月17日金曜日
アニメミライ2015 クミとチューリップ
局:BSアニマックス
放送日:2014/04/12
制作:手塚プロダクション
評価:HV1280+/905.5
これも大きな円分布になる鮮明HV。黒に近いはっきりとした線で、朝アニメに多いメリハリのあるすっきりくっきり画質になっている。
十分滑らかな線に見えるけれど比較的ジャギの特徴も強く残っていて、縦900に近い特徴が広範囲に残っているけれど少しズレがあり、縦は905.5とまた中途半端な数字になっていた。
1610x905.5程度の情報が残っているので1600x900より上のサイズで作っているはず。整数で16:9になる数字で一つ上は1616x909なので、元はこのサイズ少し欠けたパターンかも? HV1280+では制作固有のサイズが多く、最近ではサテライトが既存の制作が使っていなかった1568x882を狙ったように採用しているし、憶測でしかないけれど1440x810~1600x900の間は埋まってしまったので、手塚プロがどこも使っていない1616x909を選択したのでは?と考えたくなってくる。
最近は同じ制作が続かず持回りでいろんな制作が参加しているけれど、大半は通常の制作の特徴そのままで作っていることが多く、特にアニメミライだから頑張るということは少なかった。今年はHV1280+常連のJCとディーンに加え、他2制作も通常より上のサイズで作ったことで1280x720がなく、初めて4作品すべてHV1280+で揃った。
アニメミライ2015 音楽少女
局:BSアニマックス
放送日:2014/04/12
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873
縦の伸びが枠を超えるくらいに見えるけれど、細かいノイズの多さが影響しただけで絵の成分の明るい部分はそこまで大きくない。といっても十分巨大な分布で精細感の高い鮮明HV。
すごく似ているというわけではないけれど、桜Trickを思い出さずにはいられない、とてもディーンっぽい作りの映像。
細かいグライン風ノイズがあった影響か非常にノイズの多い映像で少しざらついた感じの絵見える。BSアニマックスはノイズ効果の粒が潰れにくいけれど、その傾向が顕著に出ている例かも。
このアニメでも縦は873で、元は1552x873のディーンHV1280+標準。
アニメミライ2015 ハッピーカムカム
局:BSアニマックス
放送日:2014/04/05
制作:SynergySP
評価:HV1280+/837
大きな円分布になっているけれど、映像で見ても1280x720クラスではないとわかる精細感がある。少し強めのぼかし効果があり線の輪郭がソフトになっているけれど、線もしっかり暗く鮮明さも十分。
雑な作りというわけではないけれど、CG背景が簡素な作りで安っぽい映像になってしまっている印象。
鮮明な映像を後からぼかしたような特徴で僅かに乱れもあり、誤認しそうになったけれど、縦は837で元は1488x837のHV1280+で間違いなさそう。
アニメミライ2015 アキの奏で
局:BSアニマックス
放送日:2014/04/05
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/918
新番優先で保留していた今年のアニメミライ作品。
極端に大きな分布ではないけれど巨大と言ってもよさそうな円に近い分布になる。細めの線でもしっかり暗く、近年のJCに多い鮮明かつ鮮明な情報量の多い映像に仕上げている。
線の輪郭も非常に滑らかなでわかりにくいけれど、断片的ながら正確に縦918と断定できる特徴が広範囲に残っていて、元は1632x918のHV1280+。
2015年4月16日木曜日
英国一家、日本を食べる 1話
局:NHK-G
放送日:2015/04/15
制作:ファンワークス
評価:HVFULL
FLASHっぽい質感のCG系映像。
この手の映像のフルHD制作は珍しくないけれど、枠をはみ出すくらいの巨大分布になるフルHD相当の映像で、縦1080の特徴もはっきり出ている。
NHK地上波にしては横の伸びも非常に良く、NHK地上波ボケが無くなったように見えてしまう。NHKのボケは一律な処理ではなく、特に鮮明な映像やテロップの文字のような鋭利な輪郭を持った要素はボケにくく、あまり鮮明でない映像になると特に横方向にボケた絵になることが多く、特に局の設定に変化はない。
奇妙なのは似たような特徴のガッ活!ではしっかり横の伸びが悪くなっていたし、GとEで微妙に違う場合があるのか、何が影響しているのか良くわからない。NHK-GとEテレは同じ画質で、同じフレームを比較すると近似というより一致と表現した方がいいくらい極めて良く似た結果になることも多いけれど、それを最後に検証したのは2011年頃なので何か変わっているのかもしれない。
ただ、局の設定に変化は見られず、上で説明した映像によってボケ方が変わるという傾向は昔からなので、何かが影響して今回はボケなかっただけかな?
おまかせ!みらくるキャット団 3話
局:NHK Eテレ
放送日:2015/04/14
制作:OLM
評価:HV1280+/810
存在に気づかず録画もしていなかったので3話でチェック。
縦の伸びはかなり良いけれど、NHK地上波ボケの影響で横が潰れて縦長の楕円分布になる。細い線でも黒に近いので精細感の強いくっきり画質に見える。
線の輪郭は十分滑らかに見えるけれど周期的な揺らぎが出ていて、見た目の印象の割りにはそれほど高解像度の映像ではなく縦810のジャギがはっきり残っていて、1440x810のHV1280+。
2015年4月14日火曜日
~2015春 局の動向
去年のMXの劇的な画質劣化以降は今月のtvkまで大きな変化はなかったけれど、地味に変化した局もあるので簡単にまとめておこう。
最近の局別のビットレートグラフ。 上段BS、下段地上波で、1画像にまとめているけれど、条件は去年と変わっていません。
ここではチェックしていないけれど、深夜アニメの同クール放送もあったDlife(258)も追加。キッズステーション(330)は地デジと大差ないので下段。数字でわかると思いますが、236がBSアニマックスで、031はtvk。
MX(091)が凹みっぷりが酷いけれど、今月変化したtvkも変更後は僅かに下がっている。
2014/06/02、テレビ朝日に変化があったので1年程度の期間のグラフ。12月が狭くなっているけれど1週ほどトラブルで欠測したため。
去年の5月まではビットレート変動がそれなりにあったけれど、6月以降は張り付きというほどではないけれど上限からほとんど落ちない傾向に変わっている。データもその分大きくなったので、録画データのサイズ変化に気付いた人も多いだろう。
データが増えた分、情報量の多い映像になったとか、安定感が増したという変化はありそうだけど、何となく以前より圧縮劣化が少なくなったような気がしないでもない?というくらいの差で、変更前後の映像を比較しても明確に変化したと言えるところは見つかなかった。ただ、同一画像で比較出来るデータが僅かしかなかったため、はっきりわかるような変化が出ていた映像もあるかもしれません。
去年から変わったのはtvkのみだど量子化行列設定のまとめ。
tvk型はtvkとTwellVの2局のみだったけれど、tvkが抜けたので分類名はTwellV型に変更。
最近の局別のビットレートグラフ。 上段BS、下段地上波で、1画像にまとめているけれど、条件は去年と変わっていません。
ここではチェックしていないけれど、深夜アニメの同クール放送もあったDlife(258)も追加。キッズステーション(330)は地デジと大差ないので下段。数字でわかると思いますが、236がBSアニマックスで、031はtvk。
MX(091)が凹みっぷりが酷いけれど、今月変化したtvkも変更後は僅かに下がっている。
2014/06/02、テレビ朝日に変化があったので1年程度の期間のグラフ。12月が狭くなっているけれど1週ほどトラブルで欠測したため。
去年の5月まではビットレート変動がそれなりにあったけれど、6月以降は張り付きというほどではないけれど上限からほとんど落ちない傾向に変わっている。データもその分大きくなったので、録画データのサイズ変化に気付いた人も多いだろう。
データが増えた分、情報量の多い映像になったとか、安定感が増したという変化はありそうだけど、何となく以前より圧縮劣化が少なくなったような気がしないでもない?というくらいの差で、変更前後の映像を比較しても明確に変化したと言えるところは見つかなかった。ただ、同一画像で比較出来るデータが僅かしかなかったため、はっきりわかるような変化が出ていた映像もあるかもしれません。
去年から変わったのはtvkのみだど量子化行列設定のまとめ。
設定型 | 採用局 |
---|---|
標準型 | 日本テレビ TBS テレビ朝日 テレビ東京 tvk (2015/4/6~) BS1, BSプレミアム BS日テレ BS-TBS BS朝日 BSJAPAN BS11 BSアニマックス キッズステーションHD Dlife |
MX型 | TOKYO MX |
TwellV型 (旧tvk型) |
TwellV |
NHK型 | NHK-G NHK-Eテレ |
フジ型 | フジテレビ BSフジ |
tvk型はtvkとTwellVの2局のみだったけれど、tvkが抜けたので分類名はTwellV型に変更。
トリアージX 1話 でtvkの変化を検証
局:tvk
放送日:2015/04/09
制作:XEBEC
評価:HV1280
4/6、代表的なボケ局だったtvkのエンコーダが変わったのでMX1話と比較してみよう。下はMX1話の画像をそのまま再掲。
MXとほぼ同等の分布で、以前ように必ずMXより小さい分布になったtvkのボケは無くなっている。今回の変更でtvk型の量子化行列設定が標準型に変わった。
このアニメで比較すると、MXよりもノイズ効果の粒の潰れが少なく、元映像の特徴を良く残す傾向が強いようだ。その分若干不安定で、キー局に多い安定さ優先の画質にはなっていないように見える。
もちろん比較対象をMXとした時はtvkの方が安定して見えるのは言うまでもなく、MXが落ちただけど完全に逆転。ただ、アニメ視点では放送作品数が激減しているだけにtvkの存在感は希薄なままになってしまいそう?
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/08
評価:HV1280
2015年4月13日月曜日
山田くんと7人の魔女 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/12
制作:ライデンフィルム
評価:HV1280+/810
横の伸びも悪いけれど縦はアプコン並の極端なボケHD画質・・・に見えても良さそうな分布なのに、多少黒浮き気味でもそれなりに暗い線でそれなりに鮮明に見え精細感もまずまず。
ぼかし効果で滑らかに見える線になっているけれど、縦方向は少し線が崩れ気味で少し荒れた絵をぼかして整えたような作りに見える。
線の輪郭がはっきりせず今期の中では最も難解な映像だけど、断片的に縦810の特徴が残っていて、こんな分布でも1440x810のHV1280+のようだ。
縦方向のボケは技術的な問題だと思うけれど、意図的な強いぼかし効果の影響で細かい描写が潰れ気味になっているところが多く、1440x810という地味なサイズでもその解像度を有効に使っていないもったいない作りに見えてしまう。
本編より少し鮮明に見えるOP、逆に色付きの明るい線で描かれて本編よりソフトな絵に見えるEDも共に1440x810で本編と同じ。
2015年4月12日日曜日
フューチャーカード バディファイト100 1話
局:テレビ東京
放送日:2015/04/11
制作:OLM, XEBEC
評価:HVFULL
前シリーズ同様、縦は枠を超えるくらい伸びの良い巨大分布になる鮮明精細HV。縦1080の特徴もはっきり残る文句なしのフルHD相当の映像で継続。
作画は若干簡素に見えるところはあるものの、フルHDでも過剰に鮮明さだけを優先したような作りではなく、線の輪郭も非常に滑らかなので4K環境でも粗さを感じない映像に見えそうだ。
局:BSJAPAN
放送日:2015/04/11
評価:HVFULL
地上波より横の伸びが更に良くなっているものの、バッサリ切れた分布はいつも通りで、今回も横1440経由の映像のまま。
鮮明さなどほとんどの要素でBSの方が上回っているけれど安定さでは若干劣り、BSの方が崩れが目立つフレームは少なくない。
シドニアの騎士 第九惑星戦役 1話
局:TBS
放送日:2015/04/10
制作:ポリゴン・ピクチュアズ
評価:HV1280
1期と大差ない分布で、 特に目立った変化はなさそう。
簡易なアンチエイリアスもかかってそれなりに滑らかな線に見えるところは多いけれど、細かい描写はガタガタの階段状のジャギが残っているところが目立つのもそのまま。
全体に線が粗いので動きのないフレームであればどこを見ても縦横とも1280x720のジャギがつまらなくわかりやすく残っていて、これも引き続きHV1280。
局:BS-TBS
放送日:2015/04/11
評価:HV1280
TBSより横の伸びが良く、絵でも少し鮮明な絵に見えるBS。例によって横方向のリサイズ跡が残っていて横1440経由の映像は相変わらず。
細かい描写も潰れが少なくBSの方が全体に情報量の多い絵になっているけれど、鮮明な分BSの方がジャギがはっきり見えてしまうところも多く、好み次第でTBSの方が落ち着いた絵で好印象になることもありそう?
ニセコイ: 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/10
制作:シャフト
評価:HV1280
1期1話より一回り小さく円に近い分布になるところが多い。線も少し明るくなり比較すると少しソフトな絵に見えるけれど、適度に暗い線の高コントラスト映像なので十分鮮明に見える。
逆に滑らかな輪郭になっているけれど、1期もジャギ感はほとんどなく静止画で見比べてようやく気付くレベル。変わってはいるけれど、映像では同等の絵でも違和感なく見えてしまう環境がほとんどだろう。
ジャギ感もなくそのままの画像ではわかりにくいけれど、少しシャープフィルタで補正すると縦720の特徴も綺麗に残っていて、引き続きHV1280。
2015年4月11日土曜日
パンチライン 1話
局:フジテレビ
放送日:2015/04/09
制作:MAPPA
評価:HV1280
フジテレビボケで横の伸びが悪いけれど、縦方向も大差なく若干小さめの分布になる。これも上下に薄っすらと×状の分布が見え鮮明さ優先のリサイズで拡大した特徴になっているけれど、少しボケ気味なこともあって線も滑らかに見え特に粗い感じはしない。
若干ソフト苗でも線もしっかり暗いので十分鮮明に見える環境がほとんどだろう。
MXが抜群の不安定画質局になったことでこの程度なら、と思うようになってしまったけれど、動きの少ないところでもモスキートノイズが多くフジも微妙画質のまま。
縦720のジャギははっきりしないけれど、3ピクセル周期の揺らぎが残っているHV1280。
2015年4月10日金曜日
放課後のプレアデス 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/09
制作:GAINAX
評価:HV1280
ちょっとこぢんまりした分布に見えるけれど、線も十分暗い高コントラストの鮮明映像。
はっきりしないけれど上下に薄く×状の分布があり、どちらかというと優先のリサイズで拡大していて線に若干粒状感が出ている。ただ、絵で見ると輪郭は十分滑らかに見えバランスは悪くない。
縦720というよりも1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが強く残っているパターンのHV1280。
似たような使い方は良く見るけれど、人物が小さく描かれる飛行シーンを中心に3DCGカットが混ざっていてここも1280x720で変わらず。通常のアニメ絵に比べ輪郭線が細く黒浮きも激しいので、画質的にも印象が異なり違和感が強い。
映像自体1280x720だったので解像度判定的にはあまり意味がないけれど、2011年の配信映像のチェックはこちら。
えとたま 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/09
制作:白組&エンカレッジフィルムズ
評価:HV1280
これも3DCGカットが大量に混ざっているけれど、比較的アニメに近い絵に仕上げていて動き以外の違和感はある程度軽減されている。
アニメ作画カットの分布で見ると、ボケ局のフジやNHKででてくるような横の伸びが悪い縦長分布になる。垂直に近い線の輪郭が少しボケているけれど、十分暗い細すぎない線で描かれているのでバランスの悪さもなく、癖のないすっきり鮮明画質に見えるところがほとんど。
線の輪郭も滑らかで一見高精細映像と思ってしまうようなところもあるけれど、乱れも少なく細い線や細かい描写には縦720のジャギもはっきり残っていてこれもHV1280。
CGパートは30fpsで動きは良く見えるけれど同様に1280x720。キャラなどはアンチエイリアスも効いて十分滑らかに見えるけれど、1フレーム内でも別の要素は線がガタガタになっているところがあったり、特徴が異なるモデルが混ざっている。ぼかし効果も弱くアニメ絵カットより映像としては鮮明だけど、輪郭線の細いところが多く見た目の鮮明さではCGの方が劣るカットが大半。
提供画像やエンドカードなどの静止画がフルHDという例は珍しくないものの、確認しないことの方が多いので気付いた時にしか書いてないけれど、これもアイキャッチの静止画はフルHD相当になっている。
2015年4月9日木曜日
トリアージX -イクス- 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/08
制作:XEBEC
評価:HV1280
特に鮮明なところは少し四角感のある大きな分布になるところが多い。線もしっかり暗く輪郭強調気味になっているので、くっきり感の強い鮮明が画質に見える。
この分布でも縦720の特徴が強く残っているHV1280。細かい描写はガタガタと表現したくなるくらいのジャギがはっきり残ってしまっているところも多い。
高解像度制作アニメと大差ない大きな分布になる1280x720アニメの中には、リサイズの工夫だけでなく、フィルタ処理で鮮明さを稼いでいるように見えるものも多く、そういうアプローチでも上質な映像は少なくない。ただ、このアニメはフィルタ処理で強引に線の輪郭を変えているけれど、元の絵がかなりジャギ感の強い絵だったので、線を細く滑らかにするような処理の副作用で直線的な描写が波打って見えるところがあるなど、工夫というより上げ底画質という感じであまり良い結果になっていないと思う、というのが個人的感想。
ミカグラ学園組曲 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/08
制作:動画工房
評価:HV1280
少し角ばって見えるところが多いけれど、大きな円に近い分布になる。細い線での描写が多いけれど、黒に近いはっきりした線の高コントラスト映像なので、精細かつ鮮明なHD画質に見える。
この分布でも、縦720のジャギがはっきり残るHV1280で、今期は2作品とも1280x720の動画工房。
1280x720にしてはかなり大きな分布になっているけれど、工夫した拡大処理を使った程度では実現が難しいくらい線が細く滑らかなので、後のフィルタ処理で精細感を高めている可能性が高そう。
2015年4月8日水曜日
響け!ユーフォニアム 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/07
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/955.5 HVFULL(OP, ED)
大きくても比較的綺麗な円分布になり、鮮明なカットは似たような分布で安定している。
一時期くっきり画質を嫌っていた京アニだけど最近はくっきり系が増え、今回もしっかり暗い線の高コントラスト映像で、高解像度を活かした情報量の多い鮮明精細映像になっている。
高精細なので十分滑らかな線に見えるけれど比較的ジャギ感のある線で、いつも以上に鮮明な絵にしている印象。
線の輪郭も明瞭で縦955.5の中途半端な特徴も非常にわかりやすく、今回も京アニ標準の1699x955.5。
いつも通りOPとEDはフルHD相当で、2012春から続く京アニフォーマットを堅持。
てーきゅう 4期 37話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/06
制作:ミルパンセ
評価:HV1280
制作が変わってもこぢんまりした分布のソフトなHD画質という傾向はそのまま。線は適度に暗いので、この分布でも十分鮮明に見える環境が多いだろう。
3期は安定したフレームでもノイズが多かったけれど、すっきりした絵に変わっている。特に彩度が低い感じには見えないけれど、3期と比べると僅かに淡い色に変わっているようだ。
ぼかしの影響というより最初から線が少し荒れていたような輪郭でわかりにくいけれど、断片的でも縦720の特徴が残っているところは多く、引き続きHV1280。
以前、特に1期2期辺りは元絵の解像度が足りず、絵を拡大して使っているところが多かったけれど、4期は解像度不足に見えるところもなく、普通の1280x720映像になっているようだ。
ハイスクールD×D BorN 1話
放送日:2015/04/06
制作:ティー・エヌ・ケー
評価:HV1280
僅かに縦方向の伸びが悪く、少し横長の楕円分布になるところが多い。縦方向に少しボケているけれど水平に近い線が顕著に黒浮きすることもなく、バランスの悪さを感じることはなさそう。
2期が少し輝度彩度とも抑えめの絵だったのに対し、BorNはコントラストも高く色も濃いので3期の方がメリハリのある鮮明画質に見える。
縦ボケはあっても特に線が荒れたり乱れた形跡もなく、縦720の特徴もきれいに残っていて、これも引き続きHV1280。
静止画だけど、アイキャッチの画像はフルHD相当。
ハロー!!きんいろモザイク 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/06
制作:Studio五組
評価:HV1280
1期1話より小さい分布になるところが多く、若干ソフトな絵に変わっている。ただ、1期と2期の差より1話内でのカット間差の方が大きいくらいなので、映像ではっきり変化を感じるはなさそう。
少し明るい絵になったようにも見え、比較すると髪の色だけ明るく見えるところが多かったけれど、グラデーション塗りや演出としての効果の影響でシーンやカットで色が変わるし、基準色を変えたのか偶然そう見えるだけなのか判断は難しいところ。
十分滑らかな線に見えるけれど比較的ジャギがはっきり残っていて、どこを見ても縦720の特徴がわかりやすく引き続きHV1280。その辺りの特徴は1期に似ていて少し間が空いた2期でも地味な変化に留まっている。
ダイヤのA -SECOND SEASON- 1話
局:テレビ東京
放送日:2015/04/06
制作:MAD HOUSE × Production I.G
評価:HV1280
1期の傾向そのまま、相変わらず縦方向にボケた絵になっていて横長の楕円分布になる。
これも目立った変化はなさそうで、引き続きHV1280。
攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/05
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864
border:1放送時にチェックしているので再確認になるけれど、同等の分布で有意な違いは特になさそう。
線の輪郭が滑らかではっきりとした特徴が少なく、通常のアニメ作画だけではわかりにくいけれど、デジタル的に作画された円や直線などには縦864のジャギが綺麗に残っている。
2015年4月7日火曜日
血界戦線 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/05
制作:ボンズ
評価:HV1280
このアニメではボンズでも綺麗な円分布になる癖のないバランス志向のHD画質に仕上げている。
少し彩度抑えた絵でも線はしっかり暗く輪郭も滑らかで、環境に影響されず落ち着いた鮮明画質に見えそう。
ただ、拡大してみるとジャギ感の強い絵をぼかして整えたような作りで、線間隔の狭いところでは階段状のジャギがはっきり見えているところもあり、上質と言えるほど作りにはなっていない。
そんな特徴のおかげでどこを見ても乱れのない縦720のジャギが非常にわかりやすく残っていて、これもHV1280。
SHOW BY ROCK!! 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/05
制作:ボンズ
評価:HV1280, HVFULL(EDのみ)
違和感を無くす努力を最初から放棄したようなまったく異質な普通のアニメと3DCGが混ざった映像。
通常のアニメ作画部はボンズらしい線もしっかり暗いくっきり画質。これはそんなカットの分布だけど、拡大時にボケにくい鮮明さ優先のりサイズを使っていて上下に×上の分布がはっきり見えている。ただ線が粗く見えるところは少なく見た目の印象は悪くない。
周期的な揺らぎは見えるけれど縦720の特徴もはっきり残っていて、これもHV1280。
3DCGは上質のアンチエイリアスでほとんどジャギ感のない滑らかな輪郭に見える。環境によっては高解像度のCG映像に見えそうな丁寧な作りと言えるかも。
といっても通常のアニメシーンより高精細というわけではなく、CGパートも縦720の特徴がはっきり残るHV1280で変わらない。細かい描写が解像度限界で潰れてしまっているところも多かった。
一方、3DCGがメインのEDは縦1080のジャギがはっきり残るフルHD相当の映像で、本編のCGより格段に精細な絵になっている。
2015年4月6日月曜日
アルスラーン戦記 1話
局:TBS
放送日:2015/04/05
制作:ライデンフィルム×サンジゲン
評価:HV1280/713
特に小さいわけではないけれど、大きな分布になる鮮明アニメが増えている中ではちょっとこぢんまりした分布になる少しソフトなHD画質。十分滑らかな線に見えるけれど少しジャギ感の残る絵をぼかして整えたような特徴で、上質な作りという感じはしない。
アニメでは夜でも明るい色で表現する例も多いけれど、暗いシーンをそのまま暗い絵で描いているところが多いので、暗い雰囲気が強調されたような映像になっている。明るいシーンはオーソドックスな明るさバランスで作っているので、若干チグハグな印象。
少し乱れがありわかりにくいけれど720から大きくずれていて、調べた範囲ではどこも縦713になっているように見える。撮影1280x720と思われるアニメでは0.5~1ピクセル程度欠けて見える例はたまに出てくるけれど、大半は正確に720から1.5倍に拡大した特徴になっているものばかり。数ピクセル足りない例は一時期の京アニ作品にあったくらいで非常に珍しい。
一方、1280x720を超えるサイズでは多すぎるくらい奇妙な数字がよく出てくるの去年まとめてみたりしたけれど、それ以降も増え続けている。計算では1267.5x713程度の情報が残っているはずだけど、横方向ははっきりした特徴が少なく確認できず。
てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう 1話
局:日本テレビ
放送日:2015/04/04
評価:HV1280
2期までより輪郭線が太くなり、くっきり画質というよりちょっと暗く感じる絵に変わった。さらにアンチエイリアスの効いた非常に滑らかな線になった。一部ガタガタの線が残っているカットも混ざっている辺りはこのアニメらしい作りという感じもするけれど、安っぽさは激減しているかも?
ジャギ感がないということは線の輪郭もソフトなので、分布でみると以前より一回り小さく見えるところが多い。
滑らかに見えるといっても高精細な映像になったわけではなく、少しフィルタで強調すると縦720の特徴もしっかり残っていて、引き続きHV1280。
うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/04
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280
2期も似たような傾向だったけれど、少し角ばって6角形っぽく見えるところが多い。
しっかり暗い線のくっきり画質が基本でも、細い線は少し黒浮きして線の黒さにバラつきがある最近のA-1作品に多い傾向通りの特徴。
昔から統一した作りだったわけでもないので、そんな印象というだけの話だけど、今期うじゃうじゃ出てくるA-1作品が、らしくない特徴ばかりだった中、ようやく普段のA-1らしい作りの映像に出会った気分。
角ばった分布でも大きな乱れはなく、縦720の特徴もはっきり残っていて、引き続きHV1280。
プラスティック・メモリーズ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2015/04/04
制作:動画工房
評価:HV1280
横の伸びは良いけれど少し横長で四角感のある分布にところが多い。線もしっかり暗く輪郭強調気味のくっきり画質なので、環境によってはちょっとギラついて見えることもありそう。
リサイズ自体は悪くないけれど細かい描写では階段状のジャギがはっきり見えてしまうところもあり、若干鮮明さを欲張り過ぎたような作りにも見える。
補間のしっかり効いたリサイズで元絵の特徴が良く残っているので、線に注目すると1280x720より上のサイズっぽくも見えるカットも多いけれど、縦720に縮小した跡もしっかり残っていて、動画工房でもHV1280。
局:BS11
放送日:2015/04/04
評価:HV1280
MXとほとんど変わらないけれどわずかに横の伸びが良く見える。ただ映像で見比べて容易判別できるほどの差はなく鮮明さは同等。
動きの少ないところもBS11の方が若干安定して見え、MXより悪い要素はほとんどなさそう。
局:tvk
放送日:2015/04/04
評価:HV1280
相変わらずボケ局のtvkでは、過度が取れて一回り小さい横長の楕円分布になる。
それでも十分大きな分布になっているし 元映像も過剰なくらい鮮明なので、少しボケたtvkの方がノイズ感が減って落ち着いた絵に見えそう。オリジナル映像とは異なる特徴になっているものの、好み次第でtvkの方が好印象に映ることもありそうだ。
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