2009年4月15日水曜日
亡念のザムド 1話
局:TOKYO MX
放送日:2009/04/15
評価:HV960
上がMX, 下はPSN1280x720サイズでの配信の同じフレーム。比較的よい状態のところで、平均的にはもう少し小さい分布のところが多い。
最近では、鋼の錬金術師に少し似た傾向で、内側の明るい部分と、周辺に少し輪郭が不安定な円に近いやっとした分布が大きく広がる。ほぼ正確に縦横とも960x540のジャギがはっきり見えるHV960。
精細な感じはないけれど、ネット配信に比べるとほとんどボケがなく、線のはっきりとした鮮明画質。少しぼかしたいくらいジャギ感が強く、近くでみるとちょっと汚い印象はbonesのHV960ではよくあるパターン。
ネット配信に比べれば圧縮のノイズは多いけれど、ボケの差は大きいのでMXの方がよく見える環境が多いだろう。
MXに比べると、小さな分布でボケも強く、細かい部分はつぶれてしまっているところもある。
圧縮での劣化の少なさは優秀でも、あえてこの画質で見たいとは思わないかも。なんて書くとMXの画質悪くされるかな・・・。ネット配信の画質を向上させる方向で努力してください。
ネットの画質の話は、去年の記事で。
戦場のヴァルキュリアの状態から、全体を残していないので直接比較はできないけれど、MXのEDの文字も高精細な状態なので、これも960x540から直接1280x720にしたわけではなさそう。
戦場のヴァルキュリア 1話
サイト:PLAYSTATION Network
配信日:2009/04/15
評価:HV1280
PSNでHD配信が始まったのでMXと比較。
配信サイズは1280x720でHV1280アニメのリサイズなしの映像ならではの利点があるかな?と少し期待して・・・
上はPSN、2番目がMXの同じフレーム。MXの方が線が少し鮮明で、分布も大きい感じがする。MXの映像を1280x720に縮小した状態で比べても、微妙な線の揺れ具合が似た状態で、配信されている1280x720映像はオリジナルそのままでなく、放送の1080i(処理的には1080pかもしれないけど)の映像を縮小したものに思える。
そんな状態ではあるものの、1280x720という放送より小さいサイズなどの好条件や、AVCということもあって圧縮での劣化は劇的に少なく非常に安定した映像。MXより少しソフトな状態とはいっても分布の差は僅かで、優秀なHV画質といっていいだろう。
MXは動画で見て気になるというほどではないけれど、比較するとあまり動かないカットでも細かい描写がつぶれて消えかかっているところも多い。
配信されたものが放送映像の縮小版と考えられるもっとはっきりした特徴はOPEDにある。
3番目はPSN配信データのEDのクレジットの文字を残したままの分布。一番下はMXの同じ場所。
放送のEDの文字は1080iの解像度で入っているのに対し、配信映像も位置や文字の大きさは十分近似しているけれど、少し粗いジャギが見える。その特徴は分布にも現れ、MXの分布が入りきらないほど巨大なのに対し、PSNの方は切ったような一回り小さい分布になっている。
縦長分布になっているのが気になるけれど、とりあえず今日はスルーしておこう。
MXの方も縦長っぽい分布だけれど、1440x1080のスクイーズ状態なので、適切に処理されていれば縦長になる方が自然。
今回の1280x720制作1280x720配信も、BS2と似たパターンで、一旦1080iサイズに拡大されていると思われ、もったいない気分になれる。SDアプコンでもよくあるけれどOPED文字だけ1080iという例は多く、放送が基本のアニメの完成した映像が1080iしか存在していないことも多いということかな?
原作的にPS3向け配信は納得の作品だけれど、これもザムド同様HDは1話400円。先行でもないし独占でもなく、ゲームの宣伝の意図もなさそうな価格設定のセンスは相変わらず。十分な画質ではあるけれど、繰り返し見たいくらい気に入っているならBD待ちでいい、という気分になりそうな微妙なサービスかも。
ドーラ
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