2010年11月23日火曜日
トイ・ストーリー
局:テレビ東京
放送日:2010/11/22
評価:HV1280+
分布を見るまでもなく非常に精細で鮮明なCG映像で、見た目の特徴通り縦長の巨大分布になる。フィルム経由の映像ではなく、グレインもコマごとのガタツキもないすっきり画質。CGとはいえ15年前にこの解像度のデジタル映像を作ってしまうのは凄い。
放送では黒帯なしの16:9の状態だけど、元は普通に(調べてないけど)シネスコで左右が切れた状態だろう。CG作品でもジャギの特徴がわかりにくいものもあるけれど、この作品は比較的綺麗に残っていて、縦はもえたんBASARAの864より僅かに大きい867.5くらいの中途半端な数字になっている。ビデオ映像化の段階で横だけでなく縦も僅かに欠けたのだろう。元映像の正確なサイズはわからないけれど、横を2048と仮定して2.35:1のシネスコで計算すると縦は871.5くらいと縦のジャギの特徴に近い数字になるのでその近辺だろう。
整数で正確に2.35:1になる組み合わせは2021x860、2068x880だけど、僅かに誤差があったとしても問題ないだろうし、デジタル的にわかりやすい2048x872辺りかな?と思ってこの数字でぐぐってみると・・・・・・先入観を持って調べると誤認しやすいし答えがわかっていたら面白くないのであまり情報は入れないようにしていたけれど、シネスコ2Kといえば2048x872だったのねー。
ツバサ・クロニクル 1話
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/11/22
評価:HV960
先月最終話でチェックしているけれど、この作品は2シリーズに分かれ放送期間も長いかったらしいので初期の状態も確認しておこう。
後期とは異なり縦の伸びが非常に悪く極端な横長分布になっている。本編はどこも似たような分布で、BShiでの番宣時にチェックしたところと似ているのでBShiで流れた映像は初期の映像だったのかな?
横はアプコンと思えない分布だけど、縦は状態のよいレタボでも可能なくらいのボケっぷり。線も少し崩れ気味な上黒浮きしてはっきりしない絵になってしまっているので、本編だけ見るとアプコン?と思う人がいてもおかしくないくらい悪い状態のカットもある。
OPの分布。
本編と異なり奇妙な縦ボケもなく、高コントラストで鮮明な絵も多い。
初期のHV作品ということで比較的わかりやすいジャギが残っていて、縦は最終話の特徴と同様575、横は1022辺りのようだ。
拡大前の状態がその数字とは考えにくく、元は縦横とも16の倍数で16:9になる1024x576の状態で1080i化の処理が若干適当だったことで少し切れてしまったものだろう。ということで、おそらく全話1024x576という今となっては珍しいサイズで作られたと考えてよさそうだ。
メタルファイト ベイブレード 1話
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/11/22
評価:HV1280
前からやっているけれど1話の放送だったのでテレ東1話と比較。キッズは絵の位置が少し左にずれているなど多少差はあるけれど、それ以外はほとんど差はなく分布も大差なくほぼ同等の画質。
ベタ塗りに近く縦ボケ含め線の輪郭が少しソフトな状態なので、圧縮劣化は少なく十分安定している。それでもシーンチェンジ近辺で大きく崩れることも稀にあり、安定感ではわずかに劣る感じ。
荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ 8話
局:テレビ東京
放送日:2010/11/21
評価:SD-p/48?
今回は縞なしのSD-p状態での放送だけど、OPのCMで流れているHV映像と、放送中のOPの比較してみる。
上が放送内OP、下がCM。CMはかなり大きな円分布の鮮明HVになっているけれど、情報量多めの絵で動きも大きいので圧縮劣化も多く、全体としてはもう少し小さめの分布になるところが多い。本OP部はアプコンとしては普通?
HV制作のアプコン化放送でも縦横比がほぼ正確に維持されているものがあるけれど、このアニメの本放送部は僅かだけど縦が縮んでいる。といってもレタボを中心に縦横比がおかしい放送は珍しくないし、見比べないとわからない差なので無視していいレベルだろう。ちなみに上下隅の僅かな黒帯部分を削って16:9にすると今度は少し縦に長くなってしまうはず。
評価:HV1280
動きの少ないカットのところでは、かなり大きな円に近い理想的なHV分布のCM。
鮮明なHV1280映像だけど、絵全体としては十分高コントラストな映像なのに、線は黒浮き気味のところが多く、よく動くので圧縮劣化も当然あり、環境によってはやや鮮明さ不足に感じるここともありそう。
プランゼット
2010年11月21日日曜日
秒速5センチメートル
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/11/20
評価:HV1280
BShi放送時でBDと比較したところと同じ場所だけど、同じ絵が何箇所があったため完全に同一か不明。少しソフトなBDの絵とは異なりBShiに近い大きな円分布の鮮明HV。BShiより良い分布だけど、BShiは1フレームしかデータを残していなかったので実際に違ったのか、この場所が劣化が目立ったのか不明。細部の特長も十分近似しているので圧縮劣化の差を除くとほぼ同等の映像といった感じ。
BDより鮮明な分、線の粗さが見えてしまうものの近くで見なければわからないような細部の特徴の話。グレインもないので、圧縮劣化もそれほど目立たずかなり上質なHV映像になっている。一方BDはぼかしの副作用で線の黒浮きもあり、分布以上に印象差もあるので、鮮明画質より多少ソフトな質感が好きな人であっても、BDの方が悪く感じる環境も多そう。
くっきり画質を避けたHVアニメも多々あるけれど、同じ作品でここまで質感の異なる映像が出てくる例は珍しいだけに、誰の指示で何故ぼかしたのか謎な新海2作品のBD。
2010年11月20日土曜日
ほしのこえ
★4:3アニメです
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/11/20
評価:4:3-ip/486(R)
上下の黒縁部分の幅が広く、横も4:3としては額縁幅は広めだけど、アプコン処理は普通に-ip/486。縦の伸びが悪く線も崩れ気味でやや汚い印象。省力アニメで動画を減らす意図もあるのかカメラワーク的な動きのあるカットも多いので-ipでも縞の影響が出ているところも多く、アプコン処理での劣化も小さくない。
黒縁を除くとSDの状態では絵の部分は678x458程度しかないけれど、その状態でもリサイズされた特徴があるので、オリジナルのサイズとの関係は不明。ということで素直に公式に行ってみると、正方画素の4:3としては無難な640x480の画像があるのでオリジナルはそのサイズで間違いなさそう。
ということで、公式にある640x480の画像をサイドバー付き1920x1080に拡大した時の分布。上と異なる絵だけど、放送より拡大率が高く若干条件が悪い処理なのに大きめの円分布になる。
SD経由でもこれに近い分布になるような画質は可能なので、ビデオ映像に変換する処理が雑だった上にアプコンでの劣化で上のような微妙な分布になる映像になってしまったという感じかな。ただ公式画像を普通に拡大すると鮮明すぎる分ちょっとジャギ感の強い絵になってしまうので、意図的にボケた絵にした可能性もありそう?
元はもっと鮮明な映像だったと考えられるけれど、DVDや過去の放送画質は未確認なので、この状態に近い画質で見る手段が存在するかは不明。
2010年11月18日木曜日
ヤッターマン 1話
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/11/18
評価:SD-p/48x
日テレ1話と同じところ。アプコンとしても大きいというほどではないけれど少し縦長のSD-p分布。僅かにキッズの方が伸びが良いけれど、判別できるような印象差はなくほとんど同じ画質に見える。
キッズでのここ数年のアニメ作品の放送は、地上波放送と同等のマスターと考えてよさそう、というくらいと特徴が近似しているものが多いけれど、これは日テレ放送時とは絵の位置が微妙にずれているので、異なるマスターのようだ。といっても他の要素では差はほとんどなく、どちらもSD-pのちゃんとフレームで拡大された理想的なアプコン。
線はちょっと太めだけどその分ジャギ感もほとんどない線で、大半のカットはコントラストも十分。HVが当たり前という最近の視点で見ると当然見劣りする映像だけど、バランスのよい落ち着いた映像でアプコンとしてはよく見える方だろう。
キッズでは提供表示はないけれどOP後の提供バックに当たる部分だけ無茶苦茶な映像になっていた。HV→SDしたような特徴とか、雑なプログレ化で片フィールドしか使ってないフレームが多数とか、最後にSD-ipでアプコンしたような縞も出てるなど、まじめに調べる気にもならないくらい酷い状態なので放棄。
たちゅまる
局:TOKYO MX
放送日:2010/11/16
評価:HV1280
積極的に探してなかったのでなかなか見つけられなかったけれどようやく確保。アプコンだったCMと異なりかなり大きな縦長分布の鮮明HVでの放送。カットによってはPC作画の特徴の同心円状分布もはっきり見える。
分布だけで見ると横はともかく縦の伸びが非常に優秀ということでかなり高解像度?と思えるものの、実際は縦横とも1280x720のジャギがはっきり見えるHV1280。この手の短編作品ではフルHD相当の作品も珍しくないくらい高解像度化が進んでいるのでちょっと見劣りするくらい?
にも関わらず縦の伸びが良いのは、線のボケが少ないように工夫したリサイズを使っているため。比較的線も太めなので気になるような劣化ではないけれど、鮮明さを優先した分線は周期的に崩れていてジャギ感のある線になっているところもある。といってもまったく補間の効いていないリサイズとは異なる良く出来た処理で、元々PC作画的な線で最初から普通のアニメよりジャギ感のある絵という特徴に合ったリサイズという感じか。
縦の比べて横は伸び悩み気味だけど、1920←→1440のリサイズを何度も繰り返したようなノイズも多く出ているのでその影響だろう。
追記
局:TOKYO MX
放送日:2011/02/01
評価:HV1280-i(GONZO)
縞縞回もあった。
2010年11月16日火曜日
COBRA THE ANIMATION 1話
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/11/15
評価:HV1280
BS11と同じ場所。BS11より少し大きな分布で細部の潰れもなく、少し鮮明な絵になっている。圧縮ノイズは少し多い感じもするけれど、全体に小さな分布になる甘い輪郭の絵なので、気になるほどでもなく、BS11より良く見える環境が多そう。
全体に線も太めでアプコン?と思うような小さな分布になるシーンも多いけれど、はっきり縦横とも1280x720 のジャギが出ているカットも多々あり、これもHV1280。
荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ 7話
局:テレビ東京
放送日:2010/11/14
評価:SD-ip/487すたちゃ
特徴が変わることが多い枠ながら、いつものパターンということで最近は追跡調査もしていないけれど、かなり状態の悪い放送だったのでチェックしておこう。
すたちゃ487の-ipの挙動になっているのは前からだけど、ほとんど-iの常時縞のような分布になってしまっている。この分布でも部分的にはフレームを意識した処理になっていて常にフィールドで拡大した状態ではなく、フレームの判定ミスが大量発生した-ipアプコン。すたちゃ487ではよくあることだけど、ここまで-iに近い状態になるのも珍しいかも。放送回によって状態が微妙、あるいは大きく異なるのもすたちゃ487の特徴ではある。
縞解消で1話と大差ないすっきりした絵に戻せるけれど、SDの段階で劣化しているので優秀なアプコン分布というわけでもない。
今回ほど縞劣化が目立つ状態ではなかったけれど、前回6話も挙動が不安定なSD-ip/487なので、縞解消すると落ち着いた鮮明な絵になる。
鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 CM
局:TBS
放送日:2010/11/14
評価:HV1280
短時間の映像でこのチェックには向かないカットばかりで、分布での比較はあまり意味がないけれど、全体に小さめのHVの分布になるところが多い。はっきりしないものの横の伸びはそれほど悪くなく、動きのない鮮明なシーンであればもっとよい分布になるだろう。
HVでも少しジャギ感がある絵で線もしっかり暗く高コントラストなボンズらしいくっきり画質だけど、ちょっと雑で荒れた感じにも見え、宣伝用の作りかけ映像?という感じがしないでもない。完成版はもう少し落ち着いて緻密な劇場版らしい映像であって欲しい、というのは個人的な好みが影響しすぎた意見かな。
これも映画なのに黒帯なしの16:9で正確に縦720のジャギも見えるHV1280。最近の劇場版アニメでも1280x720は珍しくない、というより増加傾向かも。
2010年11月14日日曜日
ドラゴンクライシス! 番宣
2010年11月13日土曜日
雲のむこう、約束の場所
2010年11月9日火曜日
いばらの王 @Eネ!
局:テレビ東京
放送日:2010/11/06
評価:HV1280+
番組内でのBDDVDの宣伝のための紹介映像をチェック。上下21幅の黒帯付き。
かなり大きな分布の鮮明画質。コントラストも高くぼかしも弱いので細かい描写も潰れず精細な特徴もよく残っている。鮮明さを優先したために若干ジャギ感の残る絵になっているけれど、十分高解像度なので粗さが見えるわけでもなく、情報量の多い劇場版らしい映像で悪くない。ただ、この番組内での映像は編集などの処理の過程でノイズが加わっている感じもあり、非常に優秀というほどでもない。
黒帯込みで縦は928辺りで、誤差無くというほどの精度では確認していないけれど、絵の部分は1650x892に近い数字だろう。映画としても頑張ってるいる方かな?
2010年11月7日日曜日
カッコカワイイ宣言!
交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/11/06
評価:HV1280
大きめのHV分布だけど、どこかはっきりしないもやっとした分布になっているのはグレイン風ノイズの影響で背景にノイズの分布が広がっているため。グレイン風ノイズの影響で絵が大きく荒れたり破綻するようなこともほとんどなく、放送画質としては頑張ってる感じ。必ずしも新しい局が良いとは限らないけれど、最近のHD化局ということでエンコーダも優秀なのかも。
演出上の意図もあるのだろうけど、カットによってかなり印象も異なり画質が安定しない。分布通りそれなりに精細な絵ではあるけれど、コントラスト低めのカットが大半な上、かなり彩度の低い映像なのでどこかはっきりしない絵になってしまう環境も多そう。特徴は大きく異なるけれど、視聴上はJC病っぽい画質という感じがしないでもない。
グレインの影響を除けば線の乱れ特になく、無難なリサイズで線もなめらか。劇場版でも黒帯もなく、ほぼ正確に縦720の特徴が確認できるので、これも最初から16:9で作ったものだろう。
2010年11月3日水曜日
シュガーバニーズ フルール
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/11/02
評価:HV1280
テレ東 キティズパラダイス peace 内での放送で見たところと同じフレーム。
中間的なHV分布だけど、グレイン風ノイズの影響で境界が曖昧になっている要素もあり、高コントラストのくっきり画質ではないけれど十分鮮明なHV映像。
シーンチェンジ近辺ではテレ東よりも圧縮劣化が目立つものの、テレ東でもグレイン風ノイズが比較的はっきり残っている分、圧縮劣化も多めに出ているので、キッズの方が悪いわけでもない。動きの少ない部分ではキッズでもノイズ効果が潰れることもなく、かなり頑張っている感じ。
OPED付きで、時計表示もないので画質以外の部分も好印象?
2010年11月2日火曜日
リタとナントカ
局:NHK-E
放送日:2010/11/01
評価:HV1280+
5分の短編。手描きの絵っぽい線の特徴がはっきり残る、みんなのうた辺りにありそうな質感。色のない部分が大奥線画っぽい普通のアニメっぽい感じはしないけれど、動く紙芝居といった感じはなく、質感を除けば普通のデジタル制作アニメにみえる。
少し縦長感のある控えめの分布のソフトなHV映像。縦長気味なのはNHK地上波ボケの影響と思われるので、元はもう少し横の伸びもよく円に近い分布だろう。
縦は900を越えているようにも見えるところもあるものの、紙に鉛筆で描いた感じの線でジャギの特徴がわかりにくくほとんどお手上げ。場所によっては縦720にも満たないくらい拡大された元絵の特徴も見えるものの、1280x720の特長はなくソフトな質感で細部も崩れ気味だ縮小したボケというよりぼかしフィルタ的な崩れ方なので、見た目の印象よりは高解像度な映像だろう。
それでも町は廻っている 番宣
局:BS-TBS
放送日:2010/10/30
評価:HV1280
TBS番宣と同じ場所。
ほとんど差のない大き目の円分布で安定したフレームで比較すればそれほど差は感じないものの、BS-TBS色で線も荒れ気味。動画としても不安定さも加わりTBSより上の要素がほとんどない。
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