2010年3月2日火曜日
true tears BDBOX 公開画像 SD編
サイト:true tearsアニメ公式
公開日:2010/03/01
評価:SD-ip/486(A)
今回の画像ではDVDアプコン画像の方も興味深いので先に見ておこう。
最初のOP乃絵。上下隅に 縞の分布があるSD-iの特徴が見える。OP中の動きのあるカット中のフレームなので-iの挙動になっているけれど他画像を見ると、全体が縞状態ではないので普通にSD-ipだろう。
比較画像にまで縞アプコン画像出さなくてもいいのに、と思うけれどSD-pにできる環境を用意することができなったというより、アプコンの違いなんてほとんどの人は認識してないだろう。実際家電のアプコンでもSD-iやSD-ipの挙動はあるので妥当といえなくもない?
上の縞を解消した状態の分布。縦480程度の解像度を活かした鮮明さがあれば、もっと縦長になってもよさそうなのにあまり改善しない。元の画像もボケ気味なので仕方ないところか。
SD映像としてもややボケ気味ではるけれど、少しソフトなアプコン放送という程度の画質なので、DVDがこの画質であれば悪いというほどの話でもないだろう。
販売元: バンダイビジュアル
発売日: 2008/03/25
ということでDVD1巻OPの同じフレームの分布。実際のDVDでは、上のマスターの状態からさらに横方向に強くボケて伸びが悪くなっている。
横の伸びの悪いDVDは珍しくなく普通といっていいくらい多いけれど、このDVDは縦のボケも強いのでHV制作のDVDとはとても思えない超ボケ画質になってしまっている。
DVDの画質の悪さは何か間違えたというより、ボケた絵+縞劣化したHV映像を普通に処理したらこうなってしまったというものではあるけれど、ここまでくると普段画質をほとんど気にしない人でも、気になりだしそうなレベルだろう。
アップされた画像もちゃんと縦486になっていて説明でも縦486と書いているので、DVDの元となったマスターからのアプコンなんだろうけど、実際のDVDの画質を知らずにそのまま出してしまったのかな?あの説明だとDVDでは右のような映像で表示されると思ってしまう人が多そうだけど、もっと横にボケた状態になります。優秀なアプコンと謳う環境でも流石に無理だろう。本当にDVDからあの映像にできる環境があれば教えて欲しいかも。
追記
上で見たOPのフレームは、他の部分と状態が異なり若干状態が悪いため、本編中のカットのフレームもチェック。
大差ない分布だけど一回り大きい。本編はほぼこの程度の分布。
2010年2月16日火曜日
生徒会の一存 DVD 01
発売元:角川書店
販売元:ムービック
発売日:2009/12/11
いつ書こうかと思っていたらBS11での追っかけ再放送が判明したのでBS11の放送を待って、と思ったけれど話が長くなりそうなので先に少し触れておこう。これもかなり日が経ってしまったので、知ってるから!と言われそうな内容かもしれないけど。
縦長のよくあるDVDらしい分布で、比較的まともだったBS日テレよりもボケた感じに見えるけれど、アプコンは表示環境次第なので 動きのある部分は放送より安定して見える環境もあるだろう。修正個所も多いのか、作画修正とか気にせず見ていても放送と違いに気付くところも多かった。
映像の違いから、放送の白飛び画質がどのような状態だったのか判断できるかな?と思ったらDVDも基本的に放送に似た状態。明るく不自然な絵に見える状況は視聴環境に関係なく改善されそうにない。
似ているといってもはっきり違いものあって、その特徴から問題がどこにあるのかはある程度推定でき、白飛び気味の絵の時点で普通に思いつく理由だけど、詳細はBS11放送時のデータも合わせて改めてまとめる予定。
1クール放送されていたのに最後まで基本的に変化なく、この画質は意図的な低画質化に違いないと思っていたので、事故的な画質だったことが驚きだった。微妙画質のDVD, BDは珍しくないし驚くほどのことでもないのかな?ここでもミスや誤認を繰り返し続けているので笑えない話だけど、何が映っているのかわからないくらい破綻した絵というわけでもないので本当に誰も気付かないのか、あるいは気付いても、これはDVDを売るための低画質化放送なんだろうと関係者も思っていたとか?と、内部事情を妄想しても結果が変わるわけもなく、画質だけで評価するものではないとはいえ誰も得しない問題が最後まで放置されてしまったのは残念な結果。
2巻以降は未入手のため未確認。
2008年12月6日土曜日
番外 たまにはDVDも見てみる おまけ Air
DVDの画質は元から悪い?、と勘違いしてしまいそうなくらい最近売れているアニメDVDはどれも横方向の伸びの悪さが目立つ分布になっているので、DVDでもやろうと思えばこういう分布になる、という例ということでAirDVDの分布も見ておこう。
単純な拡大での分布。通常のアプコン放送でもここまで大きな分布のものはない、というくらい大きな分布で、DVDでもこの程度の分布になるような画質は実現できる。
分布はよく解像度は高いけれど、最近のテレビでの視聴を考えると詰めこみすぎで、高画質と思わない人も多そうな状態であり、SDサイズでの限界に挑戦したような極端な例。SD解像度のテレビでしか見られない時代であれば、これはこれで頑張った画質と言えたけれど、視聴環境での拡大表示が当たり前になりつつある状況ではむしろ失敗だった側面もあり。
最近のアニメは放送時の分布から考えてもこのくらい大きな分布になるようなDVDにすることも可能で、そうしない理由もAirDVDとアプコンBDの画質あたりにあるのかな。ボケたDVDにする利点を考えてみると、今の情報量の多いアニメでは進化したとはいえMPEG2圧縮で音込み9Mbps程度では激しく破綻するところが出てくるとか、極端にジャギ感の強い非連続な線が見えてしまうとか、色情報不足による偽色問題の軽減はできそう。
利点があるとしてもバランスがよい処理とも思えないけれど、視聴環境によっても印象は変わるので、別の意図もあったりするのかもしれない。故意に悪くしていると仮定すると、BD化商法のためにDVDとの画質差を大きくした方がいいとか考えている人がいてもおかしくなさそう、というのもあり?まあそれはないかな・・・
2008年12月5日金曜日
番外 たまにはDVDも見てみる その4 セキレイ
最後に、それなりに売れてる感じのセキレイ。公式ページの画像や強烈なジャギ感のある放送からもHV制作と考えて間違いなさそうだけれど、そのDVDの状態を見てみる。
上は、MX1話のフレームをやりなおしたもの。
同様にPS3でアプコン。僅かに縦の伸びはよくなっているものの、大きな差はなく、これも横の伸びの悪さが気になる。
という感じで、DVDの画質はスクイーズという収録条件以上に横の解像度が低いものが多く、人の目が縦より横の解像度に敏感ということを考えると、放送>DVDと感じるアニメが多い状況はここで書くまでもなく気になっている人も多そう。HVでの放送に負けるDVDというだけでなく、アプコン放送にも負けている現状では、HV化されるアニメが増える流れと逆行するように低画質アプコンも増えつつあるのは仕方ないところかな。
番外 たまにはDVDも見てみる その3 ひだまりスケッチ×365
DVDの売上でいくと、次は365?
比べるまでもない、という感じではあるけれどBS-iとの比較。上はBS-iの1話で見たフレームをやり直したもの。上下にドット妨害による奇妙な分布も出ているBS-i画質らしい奇妙な形。
DVDの同じフレームをPS3でアプコンさせてみる。これもまた縦の分布はよいものの、横の伸びは悪くスクイーズという要素以上に縦に長い分布。
BSの奇妙な分布のうち実質的な絵の要素の分布は中央の縦長楕円の部分だけなので、この横の分布でもDVDの方が勝っている状態で、線もはっきりしている。BS-iの低画質化処理はいろんな要素でDVD以下の画質に出来ている感じ。
番外 たまにはDVDも見てみる その2 ストライクウィッチーズ
いくつか放送でこのブログでいうSDに分類した夏アニメからDVD売上で頑張ってるものをいくつか。
というわけで大人気?のストライクウィッチーズ。
BSでのまともなSD放送が7話以降なので今回はEDの部分で比較してみる。放送の方は動きがあり、SD-ipで縞が出てしまうのでインタレ保持で縞を解消した状態で比較。
7話BS日テレのED部分54秒あたりのクレジット表示のないところをロゴ消し、縞解消した状態での分布。縦長でアプコンとしては非常に大きな分布。多少のノイズはあるものの解像度としてはアプコンの限界に近い。といっても放送そのままでないので念のため。
同じフレームのDVDをPS3アプコンで見てみる。
縦の伸びは補正後のBSをさらに上回り、ノイズも少なく線も綺麗ではあるけれど、これも横の分布が圧倒的に悪い。
これもかんなぎと似た傾向のDVD画質。
番外 たまにはDVDも見てみる その1 かんなぎ
ということでDVDとデジタル放送の比較をいくつか。
はじめに予告気味に書いておいたかんなぎ。
SD-ip/486放送のBSJAPANの1話。
比較的まともなSD-ipらしい分布で比較的よい状態。
DVDの同じフレームを単純に拡大したもの。
極端な縦長分布で、BSに比べて縦の伸びはよくなっているけれど、横の伸びが劇的に悪い。横の伸びの悪さはこのアニメに限った話ではなく、こんな感じの分布にになるDVDがかなり多い。
当然すべてのDVDを見ているわけでないので、当たり外れもあるとは思うけれど、現状のスクイーズアプコンでの放送であれば、横方向の解像度はテレビ放送が圧勝で、縦方向にはDVDの方が少しよい、という作品がほとんどのような気がする。
今回だけPS3のアプコンで見てみる。
はじめにPS3の単純な拡大?での状態。ほとんど上のPC上でのリサイズ結果と変わらない感じ。
PS3アプコン、フル設定での分布。多少ノイズっぽい分布が左右に見えるようになった他はそれほど劇的な変化はなく、縦横とも微妙に伸びた程度。ちゃんと調べてこなかったので、気のせいかもしれないけれど、初期のPS3アプコンがかなり無理やりシャープな絵にしていた感じが強かったのに対し、最近の処理はかなり上品で普通な画質という感じがする。
元からの横の伸びの悪さは輪郭強調したところで高解像度感が出るわけでもなく、むしろ汚い絵になるだけなので、この程度の分布で押さえているのは無難か?
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