2011年7月31日日曜日
THE iDOLM@STER 1話
局:BS-TBS
放送日:2011/07/30
評価:HV1280
TBS1話と同じフレーム。
TBS同様大きな分布の鮮明HV。いつも通りの色の不安定さのBS-TBS画質。
シーンチェンジ辺りでは破綻気味のフレームも多いけれど、動きの少ない比較的安定したフレームは拡大して比較しても色の違い以外は判別できないくらい似たところも多く、TBSとの印象差もそれほど感じない環境も多そう?といっても仮に同時放送であったとしてもBSで見ようとは思わないけど。
色の乱れを除けば TBS同様細部の特徴もよく残っていて、細めの線などには縦720の特徴もはっきり出ているHV1280。
2011年7月24日日曜日
いぬのえいが
局:日本映画専門ch@e2
放送日:2011/07/23
評価:HV1280+
さらにもう一つPC作画系映像で、実写含むオムニバス形式の映画のアニメパートの分布。
これも大きな分布で同心円状の分布が見える鮮明2DCG映像。放送では黒帯なしの16:9だけど、縦方向に補間なしのリサイズで微妙に拡大していて、27ピクセル周期に線の乱れがる珍しい特徴の映像。面倒なので正確な数字は確認していないけれど、縦1040を1080に拡大すると似た特徴になる。工夫してリサイズすれば乱れのない映像に戻すことは可能。実写映像に同様の乱れはないので、アニメの部分を他の映像とサイズに合わせる時の処理に問題があったのだろう。
横方向には乱れがなく1920x1040から縦だけ拡大したようにも見えるので、縦横比も狂っている気がするけれど、横方向は乱れが大きく元映像の正確なサイズは不明。それでもフルHDに近いサイズの映像のように見えるので、FLASHっぽい簡素なCG的作品でも2005年公開としてはがんばった方かな?
おはよう忍者隊ガッチャマン
2011年7月16日土曜日
ダンタリアンの書架 1話
局:テレビ東京
放送日:2011/07/15
評価:HV1280
カットによっても鮮明さが大きく異なり分布もバラバラだけど、鮮明なカットのフレームでは大きな分布になる。全体としてはソフトなHVに見えるところが多く、演出的にそこまでぼかす理由があるのか?と思うカットでもアプコンと大差ない分布になるところもある。
暗いシーンが多いので明るい部分は少ないけれど、
これも今期多い暗部をしっかり暗くした映像で全体としては高コントラストな映像。線が大きく崩れるような破綻はないけれど、はっきりわかるくらいのグレイン風ノイズもあり、全体にざらついた感じになっている。
鮮明なカットでは特に線周辺のノイズに綺麗に縦720の特徴が残っていてこれもHV1280。ぼけの強いフレームはジャギの特徴が崩れてほとんどわからない状態だけど、低解像度の特徴もなく細かい描写も完全につぶれることなく残っているので、ボケの強いHV1280であって低解像度の映像が混ざっているわけではなさそう。
2011年7月15日金曜日
輪るピングドラム 1話
局:BS11
放送日:2011/07/15
評価:HV1280
TBSと同じところ。
それほど変わらない大きな分布だけど、全体にBS11の方が僅かに伸びが悪く、TBSの方が引き締まった線になっている。BS11の方がディテールがよく残っているところもあり、しっかり黒い細すぎない線が大半のくっきり画質なので見た目の印象差はほとんどない。
比較すると圧縮劣化は多いけれど、彩度は高くてもべた塗りに近いすっきり画質で目に付く破綻も少なく十分安定している。
再確認するまでもないわかりやすい特徴の映像だけど、縦横とも1280x720の特徴がわかりやすく残っていてこれもHV1280。横1440経由なのも他と同じ。
猫神やおよろず 1話
局:BS11
放送日:2011/07/15
評価:HV1280
MX1話と同じところ。
横は僅かにMXより伸びがよいけれど、縦は少しつぶれている。周囲のノイズがMXより少し多いところを含め、BS11の鮮明化後はどの作品でも似たような違いになっている。圧縮劣化は僅かに多いものの見ていて気になる破綻も少なく、色はMXより安定して見えるところもあり、細部の特徴は異なるものの見た目の印象差はほとんどない。
再確認するまでもないけれど、BS11でも縦横とも1280x720の特徴がわかりやすく残っていて、これもHV1280。OP EDの文字は少しソフトでわかりにくいけれど、横方向のリサイズ跡がありこれも横1440経由の映像だろう。
ゲド戦記
局:日本テレビ
放送日:2011/07/15
評価:HVFULL
上下21ピクセル幅の黒帯付き。
前回放送とは比較するまでもなく、見事な巨大縦長分布の精細HV。状態のよいフレームを選んだので前回見たフレームとは異なるけれど、演出的な効果がない部分は似たような巨大分布になる。極端に細い線での描写は少なく、しっかり黒いはっきりとした線のくっきり画質。
フィルム由来のフレームごとの微妙な位置ずれはない。ほとんどつぶれているけれどグレイン風ノイズの影響か線周辺にモスキートノイズも多く、横方向のリサイズの副作用ノイズもやや強めに出ていて絶賛するほどの上質な映像でもない。
とはいえフルHDを超える絵を縮小したような特徴もしっかり残っている。撮影解像度を推測できるような特徴は見つからないものの、ノイズには縦1080の特徴がはっきり出ていて、黒帯分足りないけれどフルHD相当の映像は2011年でも貴重な存在。
海がきこえる
劇場版 ポケットモンスターDP 幻影の覇者 ゾロアーク
局:テレビ東京
放送日:2011/07/14
評価:HV1280+
昨年放送の前作同様上下15ピクセル幅の黒帯付き。
全体としては去年のような一回り以上小さい分布になるところが多いけれど、人物が小さく描かれるところではこの程度まで大きな分布になるところもある精細HV。テレビシリーズ同様ほとんどジャギ感のない線で極端に精細な映像ではないけれど、線も太くしっかり黒いのでとても鮮明に見える。
このフレームもそうだけど、人物が小さく描かれるシーンなどでは大きく描いた絵を通常より縮小率を上げて使っているために、線にジャギが出たり、黒浮きするなどしているところが多く、アップのカットとの明るさのバランスが異なるなどちぐはぐな感じがしないでもない。
映画でも16:9で1280x720が多い中、フルHDではないものの縦900近辺と思える特徴もある高精細な映像。ジャギがはっきり出ているフレームは以前のポケモン映画ではまったく見られず(といっても全カットを調べることは不可能なので見落としていただけかもしれないけれど)いつも曖昧な表現しかできなかったけれど、今回は時間をかければ1ピクセルの精度で確認できそうなので、後で調べてみる予定。(と書いて放置した例も多数あり)
追記
丁寧に見ていくと高解像度の特徴はあってもそれは元絵の特徴で撮影由来のものと断定できるようなものではなく、可能性としてはもっと低解像度な映像で1600x900クラスというよりは1440x810辺りかもしれない。カットによっても特徴が異なり期待したほど簡単にはいかないようだ。
R-15 1話
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/14
評価:HV1280
tvkと同じところ。
tvkでも大き目の分布で十分鮮明に見えたけれど、MXではさらに大きな分布でさらに鮮明になっている。
細部がつぶれや線の黒浮きも少なく、色もtvkより安定して少し鮮やかになっているけれど、ジャギ感のある線なのでtvkより線の粒状感が気になる環境もありそう。
フレームによっては、補間の効かないリサイズを使ったのかと思いたくなるような線がガタガタのジャギ感の強いカットもあるけれど、tvkで触れた通り、作画時の線の細さが原因だろう。
つまらないくらいわかりやすい正確に1280x720のジャギが出ていて、再確認するまでもなくこの分布でもHV1280。
2011年7月14日木曜日
いつか天魔の黒ウサギ 1話
局:tvk
放送日:2011/07/13
評価:HV1280
同じフレームでの比較。
僅かに横長でも少し四角感のある大きな分布。演出的な効果で特徴の異なるカットも多いけれど、アップのシーンは線も少し太めでしっかり黒く高コントラストの鮮明HV。
tvkとの相性が良いのかMXとの差もそれほどなく、見た目の印象差は少ないけれど、圧縮劣化はいつも通り多く不安定。
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/13
評価:HV1280
tvkでも十分大きな分布だけど、MXはさらに大きく鮮明になっている。tvkよりノイズも少なく、逆にリサイズの副作用ノイズがつぶれずよく残っているので輪郭強調効果も加わってくっきり感の強い絵になっている。
線は十分滑らかに見えるけれど、少し粒状感のある線になっているところも多く、その辺りの特徴が四角っぽい分布に影響しているようだ。
撮影時のリサイズでは補間が優秀で、縦900近くの高解像度の元絵の特徴の思える特徴も残っていてわかりにくいけれど、線周辺のノイズには縦720のジャギがありこれもHV1280。
2011年7月13日水曜日
猫神やおよろず 1話
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/12
評価:HV1280
僅かに横長感はあるものの大きめの円に近い分布。線の黒浮きはあるものの、明るくコントラストも十分で簡素な絵でも精細で鮮明に見える。
細い線での描写も多いけれど、演出的にど太い輪郭線になっているようなカット以外でも、線の太さにばらつきがある。特に線の細いところでは、線に粒状感が出るくらいジャギの特徴が目立つところも多い。
リサイズでの乱れもなくつまらないくらいわかりやすい縦720のジャギが出ていてこれもHV1280。特に元絵の線が細かったと思われるところでは横1280のジャギも出ていて1280x720には精細すぎる作画になっている感じがする。
2011年7月12日火曜日
魔乳秘剣帖 1話
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/11
評価:HV1280
tvkと同じところ。
MXの方が大きな分布になるのはいつものことだけど、特に横の伸びがよくtvkとの差が大きい。このフレームは大きめの分布になっているけれど、全体としては下のような少し横長の小さめな楕円分布になるカットが多いソフトなHV画質。
tvkにあった上下のノイズ分布もほとんど消えて局の差というより元映像の時点で画質に差があった感じがしないでもない。tvkと相性が悪くMXとの差が大きい作品も多くあるけれど、他の作品とは何か違う感じもするので、別の回でも比較してみた方がいいかな。
tvkは分布通り輪郭がかなり甘くなっているけれど、極端に細い線も少ないので線の黒浮きはそれほどなく見た目の印象差はそれほど大きくない。とはいえこの分布差なので環境によっては、MXの方がずっと引き締まった絵になることもありそう。
tvkでは線の荒れが酷かったけれど、MXで見ると、圧縮劣化はtvkより劇的に少なくなっていて、撮影時のリサイズの問題と思われる線の乱れが出ている。720→1080のリサイズは平均的な処理だったようで劣化の少ないMXでは絵の部分でも縦720のジャギがしっかり残っている。
2011年7月11日月曜日
モンハン日記 ぎりぎりアイルー村G 1話
局:TwellV
放送日:2011/07/11
評価:HV1280+
前回もキッズとの比較だったけれど、久しぶりにTwellV。
キッズと同じフレームの分布。十分でかい分布の鮮明画質だけど、キッズと比べると一回り小さく角が取れたような縦長楕円分布になっている。横1920と1440の差では説明できない大きな違いで、前回の比較でも似た差があることから、やはりTwellVはボケのある局のようだ。
キッズより少しぼけてもなおこの巨大分布なので文句なしの鮮明映像。細部こそキッズよりつぶれているところはあるものの、キッズではノイズなどの劣化で少し色ムラが出ているところが、ぼけて均一な塗りに見えたりと、視点を変えるとキッズより上と言えそうな特徴もあった。
魔乳秘剣帖 1話
局:tvk
放送日:2011/07/10
評価:HV1280
大きいというほどでもないけれどまずまず円に近い分布で、上下に特徴的な影が出ているのところが多い。特に動きのないカットでもアプコン?と思いたくなるくらい小さい分布になるカットも多く、全体としてはソフトに見えるHVだけど、演出効果がないところはコントラストも適度に高く、十分HVらしい鮮明画質に見える。
全体に線が崩れ気味でブロック化しかかって周期的に崩れているところや、tvk特有の縦540化が発生しているところが多く、細部はかなり荒れている。見た目には"かなり荒れている"という表現を使うほど崩れた絵でもなく、ボケが劣化をうまく隠して自然でなめらかな線に見えるところが多い。
線の乱れのないフレームがなく十分な精度で確認できる絵は見つけられなかったけれど、アバンの大きな文字の輪郭は乱れが少なく正確に縦720になっているのでこれもHV1280で間違いないだろう。
2011年7月10日日曜日
ポケットモンスター ベストウイッシュ 1話
局:BSJAPAN
放送日:2011/07/10
評価:HV1280+
テレ東での評価が長く放置プレイだけど、テレ東と同じフレーム。
似たような横長楕円分布だけど、BSの方が僅かに横の伸びがよく、線も少し引き締まった感じになっているところが多く特徴もよく残っている。比較的太目の線のくっきり画質なので判別不可能なくらい似た状態。
テレ東では見落としていたけれど、フィールド毎の拡大で縞の出ているところがあった。奇妙な分布なのは、人物など手書きの絵ではなく、幾何学的な線が大半の飛行艇の絵のため。
フィールド毎のリサイズされた映像は正確に容易に元映像の縦解像度を判断が可能で、この部分は縦810からの拡大になっている。
縞カットの解消設定例としてはDestripe(405, 5, 3, 3)辺り。
ということで改めて縞の出ていない上のような分布になるフレームを丁寧に調べなおしてみると、テレ東でも書いた横1440の特徴はBSではさらにはっきり見えているところが多く、線間隔の狭いところに出ているジャギにも縦810の周期が確認でき、1440x810のHV1280+で間違いなさそう。ということで地上波放送開始から1年以上放置してようやく評価確定。
縞カットは論外だけど、上のような横長分布でも高解像度環境を十分活かしていない画質でもったいない。
R-15 1話
局:tvk
放送日:2011/07/09
評価:HV1280
状態のよいところはtvkでも大きな円分布になる鮮明で精細なHV画質。コントラストの高い作品が多い今期の中では珍しい少し黒を浮かせたコントラスト抑え目の映像。
線が細すぎて粒状感という表現を使いたいくらいジャギっぽい線になっているカットも多い。作画時の線が細い、というだけかもしれないけれど可能性としては元絵の解像度が上がったことで1280x720に縮小するには無理がある絵になってしまっているような特徴に見える。細すぎる線はジャギが出やすいだけでなく、リサイズの副作用として起こる強いぼかし効果によって極端な黒浮きが起こりやすい点であまり好ましくない。
やっぱり来期辺りから脱HV1280の流れが出てくる気がする特徴に見えて、ちょっとわくわく。
この分布なのでtvkでも文句なしの鮮明さ。少し線周辺にモスキートノイズが多い感じはするものの、気になるような劣化は少なめでtvkとしては安定している方だろう。
ジャギ画質なので縦横とも1280x720の特徴が調べるのがつまらないくらいわかりやすく出ていてこれもHV1280。
ぬらりひょんの孫 ~千年魔京~ 1話
局:BS11
放送日:2011/07/09
評価:HV1280
MXと同じフレーム。
ほとんど変わらない分布。動画ではほとんど変わらない感じに見えるけれど、線の崩れはBS11の方が多い。僅かにMXより縦の伸びが悪く、少し縦にぼけている線もあり鮮明さでも僅かに劣る。
それでも比較的簡素な絵だからなのか破綻するほどの劣化はほとんどなく、十分安定しているので放送画質としては優秀と言っていいだろう。
再確認するまでもないけれど、しっかり補間された線でも乱れのない縦720の特徴もよく残っているHV1280。これも横1440経由の映像。
魔乳秘剣帖 番宣
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/09
評価:HV1280?
少し横長に見えるけれど、大きめの円に近い分布。演出でコントラスト控えめなカットもあるけれど、明るい絵のところは高コントラストで鮮明なHV。
特に特徴的な画質には見えないけれど、少し変わったリサイズを使っているのか、しっかり補間を効かせつつ、できるだけ鮮明さも維持できるように工夫したような独特な線になっている。
その影響で縦横とも十分な精度で1280x720と断定できるような特徴はないけれど、部分的にはその周期の特徴が出ていて、細部の潰れ具合からもHV1280と思えるものの、少し荒れた縦810周期の特徴に見えるところもあるなど番宣だけでは判断できず本放送まで保留。特徴が崩れやすいtvkでは本放送でも断定できるような特徴が見つからないかも。
2011年7月9日土曜日
神様のメモ帳 1話
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/08
評価:HV1280
小さめの円に近いJCらしい分布のソフトHV。
ぼかしで黒浮きしている線も多いけれど、比較的コントラストも高めなのでぼけの強い絵に見える環境は少ないだろうけど、今期は高コントラスト+大きな分布の鮮明HVが揃っているので、微妙な画質と感じる人が多くなりそうな質感。グレイン風ノイズっぽいちらつきがわかりやすく残っているところも多い。
乱れのないなめらかな線というわけでもなく、僅かに乱れはあるものぼかしのない状態ではむしろジャギ感が強いくらいの映像。もっと状態のよいソフトJC画質の作品もあるけれど、これでもどちらかと言えばよい方のJC画質だろう。
ボケで太い線になっているけれど元は細い線の描写も多く、縦720のジャギもとてもわかりやすいHV1280。
セイクリッドセブン 1話
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/08
評価:HV1280
1話からL字のMX
tvk1話と同じところ。tvkより一回り大きく、ノイズも減って周囲が少し暗くなっている。tvkでも大きめの分布でコントラストも高い鮮明画質になっているので、見た目の印象差は少ない方だろう。
あるフレームの輝度分布。上がMX、下がtvkで境界で比較しやすいようにtvkの方を上下逆転しています。MXは右方向に少しずれていてこのフレームではわからないけれど少しあふれているところもあり、MXの方が少し明るすぎるという状態のようだ。
多少誤差はあるけれど、補正としては
levels(0, 1, 255, 0, 249, coring=false)
程度下げるとtvkに近似する。白飛び状態は極わずかしかなく、むしろコントラストがあがって鮮明に見えるというプラス副作用もあるので、補正しない方がよく見えてしまうかも。放送回によって変わる作品もまれにあるので1話だけかも知れないけれど、見てわかりやすい違いがあったので比較してみた。
印象差は少ないといっても細部や色の劣化などはtvkの方が多くMXの方がはるかに安定しているだけに、やはりL字回はがっかり度が高い。
輪るピングドラム 1話
局:TBS
放送日:2011/07/08
評価:HV1280
これも大きな円分布の鮮明HV。コントラストも彩度も高く、線も少し輪郭強調気味。リサイズの副作用ノイズの影響か若干線周辺に圧縮劣化も出ているけれど、べた塗りに近いすっきり画質で刺激が強いくっきり映像。
ノイズの影響もあって少しジャギ感のある線になっているところも多いけれど、バランス志向なんて発想も似合わないし、その辺りも含めてこの作品らしい特徴に思えてくる。
線自体はしっかり補間されていて元絵の特徴もよく残っているけれど、細い線や繰り返し触れている線周辺のノイズに縦720の特徴がよく残っていてこれもHV1280。
番宣ではフルHDっぽい要素のあるものもあったけれど、OP, EDはテロップ的文字以外はタイトルなどの絵的な要素含め本編同様1280x720。エンドカードのリサイズ副作用ノイズが強いけれど、フルHD相当の画像。
BLOOD-C 1話
局:TBS
放送日:2011/07/08
評価:HV1280
まずまずな大きさの綺麗な円分布になるところが多い。暗い部分がしっかり黒くコントラストも高めの鮮明画質。細い線での描写も多く、線が少し黒浮き気味になっていることはよくあるけれど、髪がしっかり黒いのでカットによっては少しバランスの悪さを感じる環境もありそう。
適度なぼかしで気にならないけれど、細かい描写などはあまり補間が効かず比較的ジャギ感の強い絵になっていて、乱れのない縦720の特徴もわかりやすく、これもHV1280。
気のせいかもしれないけれど、今期はかなり細めの線で描かれて1280x720ではその精細さを活かしきれずにジャギがわかりやすくなってしまった作品が多い印象。昔から似た特徴の作品はあったけれど、補間が弱いというよりも、元絵の解像度が高いことで1280x720にすることに無理が出てきたようにも見える。
HV移行期に多かった極端な四角分布のアプコン作品で線がガタガタになってしまったのと同じように、HVでも絵の解像度と撮影解像度の乖離が大きくなっている感じ。1280x720より上のサイズでも通用する作画が増えてきた、と都合よく解釈すれば、1280x720でほぼ横並びの状況からさらに上の解像度を目指す変化が出てくるかも?
快盗天使ツインエンジェル ~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~ 1話
局:BS11
放送日:2011/07/08
評価:HV1280
tvk, MXと同じところ。
MXとの差はほとんどなく、場所によってはBS11の方が僅かに横の伸びがよくなっているけれど、MXより少しノイズの分布が多く安定感では若干劣る。少しソフトで気になるような圧縮劣化は少なく、MXとほとんど同等の画質と言っていいかな?
これも横方向にリサイズ跡があり横1440経由の映像。
分布で見てもわかりにくいけれど鮮明なカットのフレームでは僅かにMXの方が縦の伸びがよい。BS11ではブロック化しかかった崩れが出たり、僅かに線がぼけて太くなっているところがある。といっても静止画を拡大してようやく気付く程度の差で重箱隅なお話。
2011年7月8日金曜日
魔女の宅急便
局:日本テレビ
放送日:2011/07/08
評価:SD-ip/476
前回放送と大差ないノイズの多いアプコン画質。
見た目の画質も大差なく画質だけど先週と似た傾向で周囲の黒枠幅が広くなり、その分絵の解像度が上がって絵の拡大率の違いで前回より大きな分布になっている。それでも数字としては小さめで476程度と480にも届かない。
このところレタボズーム相当の分布の時は、間違いなくレタボ経由かわからないけれど、とずるい言い訳しつつLB-SDにしている例が多いけれど、冒頭のロゴ的な映像部分を見ると縦480近辺のジャギが出ていて、レタボ経由で起こりそうな細部の潰れがなく、LB-SDらしい特徴は見当たらない。
レタボの限界によく一致した分布で、見た目にもレタボズーム相当の縦ぼけ画質だけど、実際にレタボ状態から拡大したものであればノイズや劣化の多い酷い画質なのでもっと縦につぶれた状態になるはず。という推測から、理由はよくわからないけれど微妙に劣化したSD-ipという評価の方が妥当だろう。
バカとテストと召喚獣にっ! 1話
局:テレビ東京
放送日:2011/07/07
評価:HV1280+
この程度の大きな分布も珍しくなくなってきたけれど、大きめの円分布の鮮明で精細なHV画質。
9の倍数ではない縦885という中途半端な数字のジャギの特徴も相変わらずで、どうしてこの数字になるのか謎な映像だけど、HV1280横並びの新作の中では貴重なHV1280+の映像。
番宣でも触れたけれど、比較的綺麗に縦810のジャギが出ているカットが本放送でも結構あり、その部分は1440x810で間違いなさそうで、場所によって異なる混合状態のようだ。全カットを調べることは不可能なので1期にもあったのかもしれないけれど未発見。縦885に見えるところもそれは元絵の特徴で、実は全体が1440x810という推測もできるけれど、細部の特徴が大きく異なり、885という数字に見合う細かい描写も潰れず良く残っているところがあるのでその可能性は低いだろう。
OPは1期同様縦720のジャギもはっきり出ていてHV1280。
1期同様、部分的に縦1080のフルHD相当の要素のあるカットがあり、そのようなところは縦長の巨大分布になる。このフレームは一部の記号的な部分だけ縦1080なので、少しノイズっぽい分布になっている。
1期でも文字やデジタル効果の一部がフルHDに見合う精細さになっていただけで、動きのある絵でちゃんとフルHD相当の映像になっている部分は極僅かしかなかったけれど、今回も似た傾向でチビキャラ絵の部分も少し拡大した特長になっていて普通のアニメの動画でフルHDになっているところは見つけられなかった。
記号的なものすべてが縦1080というわけでもなく、できるだけ高解像度で、というくらいの緩いルールで作っているのかな?
まよチキ! 1話
局:TBS
放送日:2011/07/07
評価:HV1280
少し横長の楕円分布になるところが多い。縦にわずかにぼけているけれど極端な横長分布になるような乱れもなく、絵で見てもほとんどわからない。コントラストも高めで、線も適度に暗くなめらかでバランス志向の画質としては十分上質。演出的な要素も影響しているけれど、線の太さとぼかしの関係でカットによって線の浮き加減に差があり、テレビのような鮮明化処理のない環境で見ると、少し不安定な感じがするかも。
グレイン風ノイズもあるけれど、TBSでは大きく劣化するようなこともなくすっきりした絵は維持していて、落ち着いた質感にする効果としてしっかり効いている。
しっかり補間された線で元絵の特徴が強く残っている上に、ノイズ効果で細部が揺らいでいて十分な精度で確認できるような特徴がほとんど残っていないフレームが大半だけど、比較的細い線で描かれたところには横1280のジャギも出ていてこれもHV1280。
THE iDOLM@STER 1話
局:TBS
放送日:2011/07/07
評価:HV1280
これも大きな円に近い分布の鮮明HV。コントラストも高いけれど、細い線での描写は控えめで線もしっかり暗く、輪郭強調気味のノイズもあってちょっとやりすぎな感じもするくらいくっきり感の強い画質。
今期はコントラストは高めながら、少し暗く補正したり逆に明るく補正したりと明るさ表現が極端な作品が多いけれど、この作品ではカットによって変えていて印象差が大きい。そんな特徴とは関係ないだろうけど、Aパート1:23辺りに演出とは思えない暗いカットがあったけれど調整のミスだろう。
動画で見るとそれほど気にならないけれど、写真から描き起こしたような情報量の多い背景は静止画で見るとちょっとやかましい感じで落ち着かない・・というのは個人的感想。
鮮明さを優先したことでジャギ感のある線になっているところも少しあるものの乱れも少なく元絵の特徴もよく残っている。線の特徴だけではわかりにくいところが多いけれど、ノイズには縦横とも1280x720の特徴が綺麗に残っていてこれもHV1280。
放送日:2011/07/07
評価:HV1280
これも大きな円に近い分布の鮮明HV。コントラストも高いけれど、細い線での描写は控えめで線もしっかり暗く、輪郭強調気味のノイズもあってちょっとやりすぎな感じもするくらいくっきり感の強い画質。
今期はコントラストは高めながら、少し暗く補正したり逆に明るく補正したりと明るさ表現が極端な作品が多いけれど、この作品ではカットによって変えていて印象差が大きい。そんな特徴とは関係ないだろうけど、Aパート1:23辺りに演出とは思えない暗いカットがあったけれど調整のミスだろう。
動画で見るとそれほど気にならないけれど、写真から描き起こしたような情報量の多い背景は静止画で見るとちょっとやかましい感じで落ち着かない・・というのは個人的感想。
鮮明さを優先したことでジャギ感のある線になっているところも少しあるものの乱れも少なく元絵の特徴もよく残っている。線の特徴だけではわかりにくいところが多いけれど、ノイズには縦横とも1280x720の特徴が綺麗に残っていてこれもHV1280。
創聖のアクエリオン 壱発逆転篇
2011年7月7日木曜日
WORKING!! 1話
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/07/07
評価:SD-ip/486(A)
MX1話と同じところ。番宣通りアプコン。
MXとほとんど変わらない分布で見た目の画質差はほとんどない。細部を比較するとMXより少し線が細くなっているところもある一方、圧縮劣化でブロック化してMXより崩れているところもあり、どちらが上といえるほどの差はない。鮮明さではキッズが上だけど、MXの方が安定感がある。
アプコンでも余裕でつけてくるのでキッズ番組表でのHV/HDマークはほとんど意味がない。地デジでHV制作表示があった頃と同様、アプコン済みのHD素材での放送で局でアプコンしない場合は表示しているのだろうけど、有料放送だけにもう少しまじめに調べるか、表示自体やめてしまった方がいいのでは?
R-15 番宣
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/06
評価:HV1280
放送中止で話題?だけどMXは大丈夫だろう。
大きな円に近い分布の鮮明精細HV。線も細く部分的には少し黒浮きしているところはあるけれど、全体に明るく映像なのでコントラストは十分でとても鮮明に見える。線が細すぎて解像度限界でジャギのわかりやすい絵になってしまっていているけれど、離れてみれば気になるほどでもなく、簡素な感じでも精細で新鮮な画質で面白い。ただ、かなりジャギジャギな線なので環境によっては少し気になることもありそう。
若干粒状感があるくらいのジャギ画質なので、とてもわかりやすい特徴でこれも縦720のHV1280。縦ほどではないけれど、横1280のジャギもはっきり残っているところが多い。
快盗天使ツインエンジェル ~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2011/07/06
評価:HV1280
tvkと同じフレーム。tvkより一回り大きいけれど、それでもちょっと小ぢんまりした感じに見えるJCらしい分布。少し大きいだけでなく、周囲のノイズ分布もtvkより減っていて絵で見ても少しすっきりしているけれど、MXでも少し線周辺にノイズが多めで見た目の印象差はそれほど大きくない。
鮮明なカットでも同様にMXの方がよく大きな円分布になっている。大半は上に近い分布なので、後から修正があってぼかすのを忘れたとかかな?とも思えるけれど、細部を比較すると上のようなところでは線が少し崩れ気味で乱れが大きいのに対し、大きな分布になるところは縦720のジャギも綺麗に残っていて乱れが少なく、撮影時の処理から違っているようだ。
上のような大半のシーンは、鮮明な絵をぼかして整えたわけではなく、線の乱れをごまかすために少し強めにぼかすしかなかっただけに見える悪い方のJC画質。といっても意図的にやってると考えたくなるくらい伝統のJCクオリティなので、実際はこの質感が好きで気に入っているだけかもしれない?
登録:
投稿 (Atom)