2010年12月25日土曜日
マイマイ新子と千年の魔法
局:WOWOW
放送日:2010/12/25
評価:HV1280
少し四角感もある中間的なHV分布。線は太めでしっかり黒く、高コントラストで鮮明な映像。背景はよく描き込まれているけれど、グレインもなく人物などはベタ塗りに近いのでWOWOWの安定感もしっかり効いて放送画質としてはおそろしく優秀。スタッフロールは普通に縦1080で入っているけれど横も1920を維持している状態のフルHDマスターでの放送。最高の条件だけど肝心な絵はフルHD制作ではないので放送アニメ映像としてこれより上がないわけではない。
元絵のジャギの特長が比較的強く残っていることが少し角ばった分布に影響しているけれど、雑というよりすっきりした絵になり過ぎないように故意に少し荒れた線にしたように見えなくもない。ただカットによっては十分なめらかな線になっているところもあり、やっぱり狙ったというよりは雑な印象か。映画ような光学ボケのないテレビではその粗がよく見えてしまうので、環境によっては少し気になるカットもありそう。
これも黒帯なしの16:9で正確に縦720のジャギもはっきり残るHV1280。映画でも最初から16:9の1280x720が主流となってしまったのは、不景気とはいえ映画の興行収入は増加傾向だけになんとなく寂しい。
評価:HVFULL
おまけ。
冒頭のアイキャッチ的企業クレジット映像(一般になんて呼ぶのか知らない)のavex entertainmentのところの分布。
この部分も黒帯なしの16:9。CGだけど放送までちゃんと横1920を維持しているので横の伸びもよく、縦横とも1920x1080の文字通りフルHDの映像。縦横ともリサイズの形跡はないので最初から1920x1080で作ったものだろう。
ドラえもん のび太の恐竜
CHAOS;HEAD 1話
BLACK LAGOON 一挙放送番宣
局:TOKYO MX
放送日:2010/12/24
評価:HV1280?
小さめの分布のソフトな映像で精細な感じは弱いもののコントラストも高めでそれなりに鮮明に見える。
SDに近い粗いジャギも見えるカットも多く、アプコンっぽい分布になるところもあるけれど、高解像度の元絵の特徴も綺麗に残っている。粗も目立たず2006年作品にしてはバランスの取れたHV映像で悪くない。線も太めで甘い感じは残るけれど、SD放送を考慮すれば過剰に細かい描写はマイナスに働くことも多いので、よく考えた質感と思えなくもない。
とはいっても細部は崩れ気味で線も滲んだように崩れているところも多くわかりにくい。縦720の周期に近い特徴が多くあるのでこれもHV1280の可能性が高そうだけど、精度が低いので?付き。このまま放送されれば本放送で再確認予定。
初回放送はMXではもちろん額縁。1期はMXはアナログ放送をデジタルに変換して放送していたので他の額縁とは異なる大きさだったはず。額縁はさすがにないとしても前回のOVA版のようにアプコン放送の可能性はあるかも?
お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 番宣
局:BS11
放送日:2010/12/24
評価:HV1280
tvk, MXで見たところと同じ場所。
MXだけでなくtvkとの差も大きい。tvkは映像によってボケ方が変わるので何か変わったわけでもなく相性が良かっただけで、フレームを選べば似たような分布になるところも見つかるだろう。
BS11ボケによってMX, tvkでは目立つリンギング風ノイズが潰れていて少しすっきりした絵になっている。その分、圧縮劣化も一番目立たず安定した映像になっているところが多い。視聴環境や好みも影響するけれど、BS11ボケが画質的にプラスの効果になることも時々ある。
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