2010年7月7日水曜日
学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド 1話
局:TOKYO MX
放送日:2010/07/06
評価:SD-ibp/486(A)
四角感の強いアプコン分布。全体としてはコントラストは十分でも解像感がなくアプコンらしい画質。
ジャギも見えているけれど線も太めでそれほど気にならない。動く部分はフィールドでの拡大+ぼかしの-ibpのパターンで激しくボケる。
局:tvk
放送日:2010/07/06
評価:SD-ibp/486(A)
tvkも同じ状態。一回り小さくMXより少しボケているけれど、線もあまり細くないので大きな差は感じない。
2010年4月9日金曜日
2010年1月22日金曜日
おまもりひまり 3話
局:TOKYO MX
放送日:2010/01/21
評価:SD-ibp/486(A)
はなまる幼稚園との共通点から再確認してみると、フィールド毎に縮小した時に出現するよれよれ状態の線が見つかったので、これもHVの映像をフィールド単位の縮小でSD化しそれを再度-ibpでアプコンしたもののようだ。
OP, EDの文字は普通のアプコンと大差なく乱れの少ない状態で縦1080の解像度で入れたように見えるのに対し、絵の部分は縦1080の状態で既に問題があったように見える。
この分布はEDの文字のあるところで、比較的状態のよい文字の分アプコンとしてはやや大きめの四角分布になっている。
推測が的はずれでないか確認するために、SD-p, SD-i, HV1280, HV1280-iの4つの状態の1080i映像をフィールド毎縮小してSD化する再現実験をやってみたところ、SD-p, HV1280の縞無しの絵を解像度が半分?と思えるような特徴を出すように調整すると文字の部分も似た特徴が出てしまうのに対し、SD-i, HV1280-iの場合は文字は崩れず、映像は劣化という似た映像にできるようだ。似た特徴を持つ映像を再現できたというだけで実際にその処理の通りと言えるわけでもないけれど、はなまると同じように元の映像はHV1280-iなのかも。
2010年1月17日日曜日
はなまる幼稚園 2話
局:テレビ東京
放送日:2010/01/17
評価:SD-ibp/486(A)
少し変わった特徴は1話と変わらず。
気になる特徴の映像なので先週書いた通り少し丁寧に調べたところ、簡単な処理だったようだ。まだ検証中だけど、以下のような事情でHALF-SDというのは誤認だったのは間違いなさそう。
都合がよいことにHV番宣があったので、先週の放送と同じフレームを実際に行なわれそうな処理で再現実験してみたところ、HVの映像をフィールド毎に縮小してSD化すると、その設定次第で近似する特徴が再現できることが確認できた。それをアプコンしたものなのでこれでもSD相当の映像であり、縦240程度の特徴が見えたのはダウンコンバート処理での劣化が原因。改めて放送の絵を見ていくとフィールドに分けて縮小すると現われるよれよれに近い特徴もある。
フィールド毎リサイズするとリサイズ後の縦解像度が半分しかないように見えることはHV1280-iでも例があるけれど、フィールド毎のリサイズではフィールドの出力位置の違いで線に特徴的な劣化が出ることを実験で確認してみる。
左と中央は、HVからフィールド毎に縮小してSDにした画像の一部を拡大したもの。やっていることは同じだけど、出力されるフィールドの縦位置が少し違うだけで左のようなギザギザな線になってしまう。
右は、中央の画像の片方のフィールドをだけを取り出し縦2倍に拡大したHALF-SD(F)の状態。
実際の映像とはかけ離れた画像だけど、理屈としては放送の映像の処理は左の状態だったのに、特徴が右のHALF-SDに似ているという理由で誤認した感じ。
この状態であれば似ていても違うと思えるけれど、実際の映像はボケも強く、さらにアプコン+圧縮されたものなので短時間で確実に見分けるのは難しい程度に劣化している。先週の時点でこの処理かどうかチェックした方がよさそうと思ったので、丁寧に調べた方がよさそうと書いたわけだけど・・・と言い訳しておこう。
気になっていた問題がすべて説明できるので間違っていないと思うけれど、珍種ということでもう少し調査継続。はなまるのように実験で比較できるHV映像がないので、よくわからないで終わってしまうかもしれないけれど、同じ特徴だったおまもりひまりも3話以降で見直してみよう。
過去に240程度の特徴があるからHALF-SDとか書いたの中に、HV→SD変換で劣化しただけというものがありそうだ。さらに分布だけでLB-SDかな?と言ったものも怪しいので再検証すべきだけど数も多いので保留。
2010年1月13日水曜日
2010年1月11日月曜日
はなまる幼稚園 1話
局:テレビ東京
放送日:2010/01/10
評価:
SD-ibp/486(A)に訂正。言い訳は2話に書いています。
今回も低画質化放送。
特徴がおまもりひまりと同じ状態で、縦は243程度の粗いジャギがあり、細かい部分もその解像度まで潰れている。おまもりひまりと合わせて少し丁寧に調べた方がよさそうな変な画質。
アプコンも-ibpの挙動で、動く部分はさらに強くボケた状態だけれど、比較的良質のリサイズを使っていて補間が効いていることもあって、縦の伸びが極端に悪くなっているわけでもなく、動きのない部分は少しボケた感じのレタボ画質程度に見える。
状態の異なる回が当たり前の枠なので、また変な処理をした画質に変わることもありそう?
2010年1月10日日曜日
おまもりひまり 1話
2010年1月9日土曜日
おまもりひまり 1話
局:BS日テレ
放送日:2010/01/08
評価:
SD-ibp/486(A)に訂正
MXと同じフレーム。僅かにMXより大きいけれどほとんど差はなく、映像としてはほぼ同じ。MXの放送でも文字部分が映像より少し鮮明だったこともあって共通の低画質マスタを作っている感じはしていたけれど、残念ながらBSも同等の低画質化映像。
フレームで比較していくとBSの方がよい場所もある感じだけど、動きのある部分ではBSの方が崩れが大きいところが多くMXの方が安定して見える。
縞の部分が縦にぼける-ibpの挙動に見え、フィールド毎縮小して486に戻しても綺麗な線にならないところが出てくるけれど挙動が異なるのでibpについて丁寧に調べた方がいいかな。
2010年1月8日金曜日
おまもりひまり 1話
局:TOKYO MX
放送日:2010/01/07
評価:
SD-ip/486(A)に訂正
詳細ははなまる2話およびおまひま3話を見てください。
円に近い分布に見えるけれど、縦方向は影のような伸び方で2重になっている感じ。
縦は240程度のSDの片フィールドだけを拡大したような絵で、情報量としてはレタボより悪い。線が断片的になっていないので、片方のフィールドだけ使った(F)でなく(B)かもしれない。
アプコン処理が-ibpのようで、動きのある部分ではさらにボケが加わり、不自然な絵に見えるところもある。
変な画質で誉めるところもないけれど、コンポネで激しいノイズはないので、これでも予想よりよく枠的には向上しているけれど、生徒会のことを考えると画質的にはBSに期待。
2009年11月30日月曜日
夏のあらし!~春夏冬中~ 9話
局:テレビ東京
放送日:2009/11/29
評価:LB-SD-ibp/486(A), SD-ibp/486(A)
先週のHVから当然のようにアプコンに戻ったというだけでなく、またわけのわからない変な画質に変わる。
動きのない部分は比較的すっきりした分布。
縦は486(A)の普通のアプコンの数字だけど、今期流行気味の-ibpのパターンに似た処理で、縞の出ている部分が何かおかしい。
他の-ibpでは縞の出た部分をぼかしているのに対し、逆に縞に出た部分に縦にシャープフィルタをかけたような状態に見え、わざわざ縞を強調したような奇怪な映像で、縦にスクロールする場面では激しいちらつきが発生している(影響は視聴環境によるかも)。変な画質すぎて珍種なのに興味も湧かない。
-ibpの逆パターンではあるけれど分類上はこれも-ibpの一種と考えておこう。
全体を調べてはいないけれど、こんな分布のところがあった。
縦に不自然なボケもなく分布でも伸びがよいSD-ip、ではなくてここもSD-ibp的な状態。
以前にも少し鮮明に見えるカットが混ざっている回があったけれど、ちゃんと確認しなかったので似たようにSDの部分は今までにもあったかも。
追記
興味なしと言ったものの、このパターンは今回限り(他のアニメ含めて)かもしれないので、改めて調べていたところ、また少し変わった特徴のところを発見。
Aパート4:35あたりにHVの部分が混ざっているけれど、その途中に時間方向にフレームをブレンドした効果を加えたところがあるけれど、そこの分布。
少し変わった分布だけれど、HALF-HVの状態。片方のフィールドを捨ててトップ、ボトムとも同じ絵にしたことで縦が540になっている感じの映像で、フレームで見ると縦方向は2ピクセル単位にはっきりジャギが出ている。
上のリンク先の記事で書いた通り、24fpsのアニメで3フレームブレンドするとコーミングが見えてしまう結果になるけれど、それを回避するために片方のフィールドを捨てている感じ。といっても、このアニメは元々コーミングがない状態絵なので必要ない処理に思えるけれど。
同じ現象が出ているアニメは他にもあるかも。
2009年11月19日木曜日
2009年10月28日水曜日
真・恋姫†無双 4話
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/27
評価:SD-ibp/486(A)
11eyesに続いて、これもぼかし付き-ipに変わった。といっても先週の放送を再確認してみると、短時間だけど一部のシーンですでに使われていた。
上は普通にフレームで拡大されて縞のない部分。1話同様大き目の四角分布で少しリンギングも気になるくらいに鮮明なアプコン画質。
全体が縞状態の分布。通常のSD-ipであれば、縞の出ている部分はSD-iとほぼ同等なので、上下の縞の分布もはっきり見え、中心の分布ももう少し縦の伸びがなるけれど、これは縞の分布もはっきりせず縦の伸びもかなり悪く、処理の影響がそのまま分布にも影響している感じがする?
11eyesよりくっきり感が強い絵ということもあるのか、縞のちらつきの軽減以上にぼけが気になるところも多い。効果といえそうな要素も視聴環境に影響されやすく、むしろ変な画質になってしまうことも多そう。
11eyesでもOPなどの文字の崩れは目立っていたけれど、このアニメのEDはスクロールするために文字はすべてがボケた状態になってしまい、見た目はレタボ以下という感じでかなり悪い印象。副作用が強すぎるので、あまり広く使われることもないかな?
2009年10月23日金曜日
11eyes 3話
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/22
評価:SD-ibp/486
2話はチェックしていないけれど、3話で変化。分布通り常時縞ではなくなり、SD-ipのような映像になったけれど新種のアプコン処理と思われる独特の挙動だった。
動きの有無で拡大処理が変わる点はSD-ipと同じだけど、その後にもう一つ別の処理が加えられている点が新しくSD-ipの進化形といった感じ。
その加えられた処理は、「縞になった部分だけ縦に強くぼかす」という動作。もう少し細かく挙動を見てみると、SD-ipの処理後をフレームで見て縞になっている部分をフィールド毎にぼかしている。アプコンでの縞であろうがtop, bottomフィールドで絵が異なるためのコーミングであろうが関係なく、フレームで見て縞かどうかで判断している点では、SD-ipアプコン後の映像に対して別の処理を加えているとも考えられるけど、判定精度が高いので後処理というよりもアプコン処理の一部として行なっている感じ?
ぼかしは一定の強度ではなく、目立つ縞ほど強く、動きがある部分にも鮮明な線が多く残っている。
これは、上のフレームの片方のフィールドだけでのチェックの結果。アプコンの場合、フレームで拡大されている状態では縦2倍以上に引き伸ばされるので、片方のフィールドだけでもほぼ正しい絵の情報を持っているのでフレーム分布とほとんど差がない。
問題の強いぼかしがかかった部分のフィールドの分布。 SDの片フィールド分の縦解像度しかない絵をぼかしているので薄っぺら分布になる。
といっても処理が大きく異なるので、上との比較はあまり意味がない。
ということで、1話のフィールドの分布を見ておこう。1話はSD-iだったけれど、SD-ipの縞の出ている部分とほぼ同じで、SD-ipで全体が縞になっている部分も似た結果になる。
今回の処理は、この状態のフィールドを一つ上の分布になるくらい縦にぼかしている。
インタレ維持で486にしても部分的に変なボケが残ってしまうため自然なSD映像に戻せず、放送映像をより高画質で見る、という楽しみ方ができなくなるけれど、さすがに縞解消の妨害が目的だったりしないだろう。
このぼかしによって改善される要素を考えてみると、SD-ipアニメでは特に上下にゆっくりパンするカットなどで目につきやすい、線の点滅や振動のような縞が原因で起こる映像の崩れが軽減しそうな点が最大の効果かな。
縞部分だけをぼかすことによって、全体としては十分な鮮明さを維持しつつ、SD-ipで気になる問題だけを軽減して安定したアプコン映像になっていている感じ。視聴環境に影響されそうな気もするけれど、とりあえずうちのテレビとの相性はよいようだ。
動画としては向上といえなくもないけれど、強くぼかしているので静止画で見るとかなりひどい状態なところもあり、SD-ipより縞が酷くなっているところもある。
そもそもSD-ipの問題を回避するなら最初からフレームで拡大したSD-pにすればいいだけの話、という点では無駄な努力という気もするけれど、SD-ipで動く部分の劣化が気になるアニメも多いだけに、今後このパターンが増えてくる可能性もありそう。
ということで、SD-ipにblurを加えたパターンということで、SD-ibpという分類を作っておこう。bを間に挟んだのは、i側(フィールドで拡大された部分)に関係しているためでiをibに置き換えた感じ。
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