貧乳だから好きな人の前で自信が持てない。貧乳な彼女をどう思ってるのか気になる……。
このように、胸が小さいことに悩む女子は少なくないみたいです。
そこでこの記事では、女性だからこそ分かる貧乳のメリットやデメリットをご紹介。
さらに、どこからが貧乳なのか?という貧乳の基準や、男性が持つ「貧乳」への本音、バストアップの方法までまとめてみました。
どこからが貧乳?貧乳の基準をチェック
- シンデレラバスト
- 品乳
- ちっぱい
- ぺちゃぱい
- 微乳
- 無乳(むにゅう・ナイチチ)
- まな板
などなど、様々な呼び方をされる胸が小さい女性……。
「シンデレラバスト」と「品乳」は、「貧乳」という言葉をプラスイメージに変える目的で使われるようになりました。
ただ、こうして言い換えをするくらいですから、やはり「貧乳」の「貧しい乳」という表現に疑問を感じる人も少なくないようです。
とはいえ実際のところ、人によって「貧乳」の程度には差があると思います。
ではどこからがい大案的に「貧乳」といえるのか?貧乳の基準をチェックしてみましょう。
日本人女性の8割がCカップ以上
どこからを貧乳と呼ぶのかの基準を決めるにあたって、まず、「日本人女性の平均バストサイズ」を調べてみました。
大手下着メーカー・トリンプの「下着白書vol.19」によると、2018年時点の日本人女性のバストサイズはCカップ以上が約8割。
この結果から、Bカップ以下のサイズは統計的に平均以下、つまり「貧乳傾向がある」といえそうです。
ちなみに、日本人女性の17.9%はBカップ、2.1%はAカップでした。
また、Cカップ以上の女性の推移は年々増加傾向にあり、比較的若い女性の胸が発達しているといわれてます。
2008年の調査と比べると、「Bカップ以下は10年間で3.5割から2割に減っている」という結果になっているようです。
この推移からも、現在ではBカップ以下が「貧乳」と考えられるでしょう。
バージスラインの有無
「バージスライン(胸の下にできる境界線)」がないと凹凸がなくなるため、視覚的にも「貧乳」に見えるもの。
ブラなしで「バージスライン」ができるかどうかも「貧乳かどうか」の判断基準になるのです。
Bカップ以下だと胸の膨らみが少ないことから、バージスラインができにくい傾向があります。
また、カップ数が大きくても、「胸のハリ」「筋肉のつき方」次第でバージスラインの有無は変わります。
脇やお腹に脂肪が流れると、Cカップ以上あってもバージスラインが見えず、カップ数があったとしても視覚的な印象として「貧乳」になってしまいます。
Bカップ以下は「柿1個分」より軽い?
トップとアンダーの差は「貧乳かどうか」を決める重要な要素になりそう。
たとえば、Bカップが12.5cm以下、Aカップが10cm以下などなど。……ただ、数値を聞いても「貧乳の具体的なサイズ感」はイメージしにくいですよね。
そこで、「重さ」に注目してみると、Bカップはだいたい「柿1個分」、Aカップはだいたい「みかん1個分」の重さになるようです。
柿とみかん……おそらくだいたいの人が「大きい」とか「重たい」というイメージを持たないもの、ではないでしょうか。
これらの理由から、統計的・視覚的・体感的に見て「Bカップ以下」が一般的な貧乳の定義といえます。
貧乳女子のデメリット…貧乳女子の悩みあるある
自分で「貧乳だ」と思っている女性のなかには、これからご紹介する項目が原因で「胸が大きければ」と悩む方もいらっしゃるかと思います。
思わず「あるある……」と声が出てしまう「貧乳あるある」をまとめてみました。
胸を強調した洋服が似合わない
胸元が大きく開いた服や、胸にボリュームがある服は、「胸が大きい女性」だからこそキレイに着こなせるもの……。
どうしても「ピッタリした色気のあるワンピース」などは相性が悪くなってしまうことが多いため、気に入った服が着られずに残念な思いをした人も少なくないのではないでしょうか。
貧乳女子の華奢なシルエットを活かすには、フリルなどの装飾があるふんわりしたトップスを選ぶのがコツ。
胸が大きい女性は、ふんわりしたシルエットは「太って見える」などであまりきれいに着こなせないこともあるようです。
「キレイに着られる服が限られる」という点では、胸が大きくても小さくても悩めるポイントになるものですね……。
貧乳コンプレックスで自信を無くす
貧乳だとしても「自分の胸が好き」であれば、前向きに考えることができます。
ですが、貧乳コンプレックスを抱えて「自信を喪失する」ケースが少なくありません。
「貧乳=悪いこと」と自分自身が認識してしまうと、どこまでもマイナスに捉えてしまいます。
好きな人とのセックスが不安になる
好きな人から「貧乳はちょっと…」と引かれないか怖い。裸になった時に幻滅されないか不安。
こうした気持ちから、なかなかセックスに踏み出せない女性も多いようです。
下着や服のシルエットで貧乳をカバーしている女性ほど、不安は大きくなりやすいでしょう。
水着になりたくない
貧乳コンプレックスに悩んでいると、「みんなでプールに行こうよ」の一言が「胸の大きさがバレる」という恐怖に。
大きなパッドを入れれば胸を盛ることはできます。
しかし、心のどこかに「嘘をついてる感覚」や「違和感」が過るため、そもそも「水着になりたくない」と感じるようです。
貧乳女子のメリット…むしろ貧乳で良かったかも?
「貧乳=貧しい乳」という言葉には、すこしトゲを感じますよね……。
ですが、貧乳にもたくさんのメリットがあり、胸が小さいからこその“プラスな側面”に目を向けることも大切。
そこでここからは、貧乳ならではのメリットをご紹介していきます。
巨乳より肩こりしにくい
貧乳の代表的なメリットといえば、肩こりの軽減です。
Dカップは両胸で700g以上、Eカップは両胸で1キロ以上重みがあるといわれています。
毎日1キロ近くの重りを背負っていると思うと、かなりの影響が想像できますよね。
重みで姿勢が崩れたり、慢性的な痛みに悩まされる女性も少なくありません。
貧乳女子は「おっぱいの重みの呪縛から解放される」という大きなメリットがあります。
走るとき「痛み」や「疲れ」を感じにくい
胸が大きいと、全力で走れば走るほど、おっぱいが振り子のように揺れて「痛い」と感じる女性もいます。
また、姿勢によって「苦しい」「疲れた」と感じることも……。胸が大きくとどんどん重みも増すため、巨乳だと生活にも支障が出るようです。
貧乳女子であれば、胸の揺れに影響を受けることなく、心置きなく運動できます。
「この体勢だと苦しい」「制服の胸の部分が苦しい」といった悩みも軽減されるでしょう。
ボタンでとめる服が着られる
巨乳女子は胸の部分が開いて、ボタンとボタンの間から服の中が見えてしまう、などの理由から「ボタンでとめる服」を着られないことが少なくないようです。
会社の制服がボタン式だったりすると、「安全ピンでとめないといけない」なんてことも……。
ボタン付きの華奢なシルエットのブラウスは、貧乳女子だからこそ着こなせる特権のアイテムでもあります。
スレンダーな方がワンピースを着こなせる
胸が大きいと“ウエストマークしていないワンピース”との相性が悪くなりがち。
胸からストンと落ちると寸胴に見え、スカート丈も短くなってしまうのです。
貧乳女子のスレンダーなシルエットは、ワンピーススタイルを美しく見せてくれます。
うざいセクハラを回避できる
胸に魅力を感じる男性が多いのは事実。ですが、注目されたとしても「誠実な愛情」とは限りません。
悲しいかな、巨乳女性は「セクハラ」の対象にもなりがち……。
胸が大きいからといって、イコールで「嬉しいアプローチばかり」とはいえないようです。
貧乳女子は「胸」よりも「人柄」を見てもらいやすいメリットがあります。
とはいえ、これは胸の大きさにかかわらず、セクハラする側の人の問題ではありますが……。
胸が垂れにくい・形が崩れにくい
貧乳女子には、「垂れる」「形が崩れる」などの“おっぱいの悩み”が和らぐメリットがあります。
大きなおっぱいを綺麗な形で維持するのはとても大変。補正下着やマッサージをしても、ある程度は限界があります。
また、胸の大きさに注目する男性は「形」や「美しさ」を求める傾向もあり、それがプレッシャーになるケースも少なくないようです。
可愛い下着が選べる
日本人のバストはBからDカップに集中しているといわれています。そのため「せっかく可愛い下着を見つけたのに売り切れ」なんてことも……。
また、巨乳女子向きの下着はデザインが限られるうえ、値段も高めになる傾向もあります。
貧乳女子は比較的「可愛い下着が選べる」というメリットがあるのです。
貧乳だと視界が良好
胸が大きいと「スカートやズボンのチャックが見えない」「胸や洋服の膨らみで階段が見えない」などのデメリットがあります。
このわずかな“視界の狭さ”が、「チャックが開いてた」「階段で転びそうになった」などのトラブルに繋がることも。
貧乳なら下向きの視界がクリアなので、日常のわずらわしさがまた一つ軽減されます。
貧乳な彼女はアリ?男性の本音
貧乳女子にとって悩みの種になるのが、「貧乳な彼女ってどうなの?」「彼氏に我慢させてない?」などの不安。
ですが、男性は決して「おっぱいの大きさ」で恋人を選ぶわけではありません。胸が大きくなくても、男性からモテる女性はたくさんいます。
「男性が持つ貧乳女子への印象」と「おっぱい以外のどこを見ているか」をチェックしてみましょう。
貧乳女子の方が好き派
「巨乳女子より貧乳女子の方が好き」「ちっぱいの方がエロい」という男性からの意見もありました。
そんな「貧乳女子好き男子」たちが見ているポイントは以下のようなものなのだとか……!
- 貧乳の方が形が綺麗
- 貧乳を恥ずかしがっている姿が好き
- 貧乳の方がセックスの感度がいい
- 手におさまるくらいが可愛い
- 巨乳だと逆にビビッてしまう
このように、貧乳好き男子は「貧乳」にたくさんの魅力を感じているようです。
「スレンダー」「華奢」「小柄」などの好みを持つ男性は、比較的「貧乳好き」な傾向が高まります。
貧乳女子でもOK!
多くの男性にとって、「理想の女性像」と「実際に好きになる女性」は必ずしも一致しません。
「貧乳かどうかより価値観を重視してる」
といったように、胸の大きさ以上に“内面”を重視する男性は数多くいます。
また、「自分も生まれつきコンプレックスがあるから、付き合う女性に完璧は求めない」という声もあがっています。
“付き合う女性”となると、胸の優先順位が下がることもあるのです。
なかには、「胸の大きさをカバーしようと必死に頑張っているのが良い」という、努力しているところに惹かれる男性もいます。
外見ではなく内面を重視して付き合っている男性は、女性の胸が小さくても気にしないという人が多いので、世の中の男性全員が巨乳好きというわけではないようです。
胸は大きい方がいい
「胸の大きい人は衝動的にアプローチしちゃう」
「巨乳が好きなので、貧乳の人と付き合うのは考えられない」
「あまりにも小さすぎなければ大丈夫だけど、できればDカップは欲しい」
「胸を揉みたいので平均サイズぐらいはあってほしい」
「ある程度あればいいけど本当は胸が大きい人が好きなので、彼女の胸が小さかったら多少がっかりすると思う」
このように、女性に“性的な魅力”を求める本能重視の男性は、胸の大きさを重視する傾向にあります。
胸の大きさを重視する男性は、その先の「性的な関わり」を想定していることも……。
恋愛感情とセットで「胸の大きい女性とセックスしたい」「大きなおっぱいを揉みたい」という願望を抱いていることも少なくありません。
「貧乳の女性と付き合うのは抵抗がある」という人もいます。
男性は大きな胸の女性がいると無意識に目で追ってしまう傾向があるので、胸に女性の性的魅力を感じる人が多いようですね。
胸の大きさは気にしてない派
「男性は胸が好き」という概念が広く知られていますが、そこまで胸に注目していない男性もいます。
「くびれが好き」「お尻の曲線が好き」「足が好き」「顔が好き」「ロングヘアーが好き」
といったように外見だけでも様々な趣向があり、「巨乳好き」や「貧乳好き」はあくまでその一つです。
さらに、内面で女性を好きになる男性は、見た目をそこまで気にしないことも。
たとえ胸が大きくても小さくても、その男性にとって「魅力的に映るかどうか」とはまた別の話なのです。
貧乳女子必見!バストアップ方法を解説
貧乳にまつわる男性心理を聞くと、必ずしも「貧乳=良くない」ではないようです。
しかし、「もっと胸が大きかったら…」という悩みは、いくらほかの人からの意見を聞かされても「だって!私が!気にしてるから……!!!」と感じることもあるでしょう。
そんな声にお応えするためにも、ここからは、貧乳女子に向けてバストアップの方法を解説していきます!
栄養を取って健康的な体型に
健康的なふっくらした身体に近づくと、自然と胸も大きくなる傾向があります。
胸は脂肪。胸が大きい女性が、「お腹周りの脂肪」や「体型キープ」に困っていることもあるように、体に脂肪がある人ほど大きくなりやすいものなんです。
つまり、「貧乳」呼ばわりされないようになるためにはまず体に適度な脂肪を健康的に蓄え、胸を大きくしていく必要があるということ。
脱・貧乳を目指す体作りに役立つのは、とくに「大豆製品(納豆・豆腐)」「タンパク質(肉・魚)」「野菜」をバランスよく摂ることだと言われています。
しっかり食べながらセットで運動して、メリハリのあるボディに近づけましょう。
ただ食べるだけでは、胸は育たず、おなかだけが育つ……なんてことにもなりかねませんので、お気をつけて。
筋トレで胸周りの筋肉をつける
胸周りの筋肉が鍛えられると、自然と胸全体の形もよくなり、ただサイズアップするだけではなく、「上向きの美しいバスト」を手に入れることができます。
日頃から取り入れられる筋トレ習慣は以下のとおり!
- ストレッチで胸・肩をほぐす
- 猫背を治して美しい姿勢をキープ
- 隙間時間に合掌のポーズ
- 腕立て伏せ・壁立て伏せ
普段あまり運動をしていない場合は、少しきついものに感じられるかもしれません。でも、まずは無理のない範囲で少しずつ取り組んで見てくださいね。
筋トレをする際には「いま、どの筋肉を刺激しているのか」を意識しながらすると、正しい動きで効率的に鍛えやすくなりますよ。
いずれも「気付いた時に」「暇な時に」「眠気覚ましに」などの気楽な意識で、まずは継続しましょう。
女性ホルモンの分泌を促す習慣
バストアップには「女性ホルモンの分泌」も大切な要素だといわれています。
女性ホルモンを多く分泌するには、以下の習慣がポイントになってきます。
- 栄養のある食事
- たっぷりの睡眠
- 血行を良くする
- ストレスを溜め込まない
身体機能を活発化するためには、先ほども書いた「食事」と「睡眠」がやはり欠かせません。
さらに、しっかりと行き届くために「血行促進」や「ストレスの解消」を意識することも大切です。
水分補給や冷え対策など、女性がなりやすい体調不良にも優しく対応しましょう。
「健康=バストアップ」という意識を持つと、イメージしやすくなります。
好きな人のおっぱいなら「貧乳」でも気にしない
「貧乳」をコンプレックスに思う女性は少なくありません。
でも、「好きな人であればどんなおっぱいでも好き」という男性が多いのも事実です。
「好きになる」のが先で、その後に「貧乳だった」「巨乳だった」などの結果がついてくるだけ。
この記事でご紹介したバストアップ法なども試しながら、まずは自分が自分の身体を好きになってあげましょう!
あなたの魅力は、なにも胸の大きさだけで決まるわけではないのだから……!
(岡あい/ライター)
(オトナの恋カツ編集部)