愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。
今回のテーマは「彼氏の性癖」です。
カッコよくてステキな男性だったのに、交際したらじつはとんでもない性癖を持っていた……!そんな経験がある方はいませんか?
男性のなかには、仲良くなった人にしか見せない「隠された素顔」を持っている人がいるようです。
完璧な男性は、この世にはいないもの。
彼氏は、仕事で完ぺきな自分を演じる一方で、家では好きな人に甘えることで、自分のバランスを保っていたのかもしれません。
しかし、ちょっと過激な趣味や性癖を持っている相手との恋愛は、なかなか難しいものですよね。
恋人を探すときは、その人を多角的に見てから判断した方がいいですよ。
作画:おむ
原案:愛カツ読者
編集:愛カツ編集部
先輩社員と社内恋愛中のOLです
「早く来ないかな……」
私には付き合っている人がいます。
それは……
「お待たせ。すまない、遅くなった」
会社の上司のY太さんだ。
「少し会議が長引いて……待ったかな?」
「私もいま来たところです」
「それじゃあ行こうか」
仕事が終わってから少しの時間だけ、2人で過ごすのがいつものデートコースです。
出会ったきっかけ
「どうして同じミスばかり繰り返すんだ」
Y太さんは元々、新卒の教育係で第一印象は良いものではありませんでした。
いつもため息交じりの説教をする先輩。
「申し訳ございません」
「だいたいS木は……」
それでも彼と仕事をしていくうちに、意外な一面に惹かれていきました。
「この間、出してくれた案よかったよ。頑張ったな」
「ありがとうございます」
こんなふうに笑うんだ……。
そして、いまでは自慢の彼氏です。
今度の土曜日…
「今日はパスタにしようかな。あとサラダと……」
2人が好きなレストランでディナー。
「そうだK美、今度の土曜って時間空いてるか?」
「空いてますよ♡」
「俺の家に来ないか?」
え!ついにお家へのお誘い……。
「行きます!」
「声が大きい」
お付き合いを始めて初めてのお家デートです。
もうドキドキが止まりません……。
お家デート当日……
あっという間に約束の土曜日になりました。
ピンポーン――
「いらっしゃい」
「お邪魔します!」
髪型セットしていない先輩も素敵……。
「適当にくつろいでいいよ」
「は、はい!」
そう言われもやっぱり緊張します。
ドキドキしていると、先輩が私の肩に寄りかかってきました。
「Y太さん?どうかしましたか?」
そして、なぜかスッと立ち上がりました。
手には……よだれ掛け?
判明した「彼氏の性癖」……
「ぼくもうちゅかれたのお!ばぶう!」
え!!!
「のませてほしいでしゅ」
誰この人……かっこいいいつものY太さんはどこ?
先輩の赤ちゃん返りを見て、ショックを受けました。
「ごめんなさい」
私はすぐに立ち上がり、先輩の家から飛び出しました。
まさかあんな……意外すぎる性癖があったなんて……。
きっと私は……
理想の姿を彼に重ねすぎていたのかもしれません。
完璧な人なんていないのに。
あれから、私は先輩にLINEで別れを告げました。
「ごめんなさい。別れましょう」
先輩は、なぜ別れを告げられたのかよくわかっていないようすでした。
別れた後も、同じ職場で働き続けることにはなりますが……。
「切り替えて、仕事がんばろう!」
皆さんも、似たような経験はありますか?