「オナニーをしているのって変なの?」
「オナニーをしちゃうとセックスが物足りなくなるらしいけど……」
……この記事を読んでくださる方の中には、こうしたお悩みや疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、彼とのセックス事情と違って、親しい仲でも話題にならないのがオナニーのこと。
「どうやってやったらいいの?」「私、オナニーし過ぎかな……」と不安になる人もいるでしょう。
この記事では、そんな女性のオナニー事情とオナニーのやり方、やってはいけないオナニーについて紹介します。
人には聞けない女性特有のオナニーの疑問やお悩みの解決に、ぜひ参考にしてみてください。
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女性がオナニーするのは悪いこと?みんなしてる?
「オナニー」と聞くと「男がするもの」というイメージを持っている人も多いようですが、女性でもオナニーをします。
女性産婦人科医が書いた本の中には「性の快楽への欲求を追求するのに男女は関係ないようです。とある診察で、女性器の中に入ったガラス瓶を取り出すのは、苦労しました」のような告白があったりします。
2020年に日本家族計画協会家族計画研究センターが実施した調査でも、「オナニーをしたことがある」と答えた女性は全体の56.6%にもなっています。
オナニーをする頻度はともかく、女性の二人に一人はオナニーの経験があるということです。
今の時代とくに恥ずかしいことでもないですし、悪いことでもないんです。
そんな女性のオナニーについて、どんなやり方があるのか?を次の項で解説していきます。
女性が気持ちいいオナニーの種類には何がある?
男性のオナニーは、男性器に刺激を与えるやり方がメインですが、女性の場合はどんなパターンがあると思いますか?
女性のオナニーは、大きく分けて3種類です。
・おっぱいや乳首を刺激する
・自分で自覚している性感帯を刺激する
これを具体的に刺激する場所を紹介するとこのようなタイプに分かれます。
・膣に指などを挿入して中イキを狙う
・Gスポットを刺激する
・ボルチオを刺激する
・乳房や乳首を刺激する
・アナルやワキなどの性感帯を刺激する
女性がオナニーをすると、性欲が満たされるだけでなく、心身をリラックスさせる効果が期待できます。
オナニーをすることで体内に分泌される物質がストレスを軽減し、幸せな気分にさせる効果をもたらすのです。寝る前にオナニーをするとその安心感と気怠さから安眠にもつながります。
自分のペースで快楽を追求できるので、オーガズムにも達成しやすく、彼とのエッチよりも自分でするオナニーの方が好きという人がいるのも納得ですね。
優しく触って!女性のオナニーのやり方とポイント
自分で自分を気持ちよくするオナニー。
女性の二人に一人がしている行為でもありますが、親しい友人などには「どうやってやってるの?」と聞けるものでもないかと思います(むしろ親しければ親しいほど聞くのは難しいかも……?)。
「オナニーをするのは初めて」「実は、他のオナニーも気になっていた」という人のために、オナニーのやり方を紹介します。
ただ触ればいいわけじゃないのは、エッチもオナニーも一緒。繊細な場所に触れるのですから、きちんとした正しいやり方で自分を傷つけないように気持ちよくなりたいですね。
クリオナ!オナニーでクリトリスを刺激するコツ
クリトリスを刺激するクリオナは、オナニー初心者でもやりやすい自慰行為です。
クリトリスをメインで刺激するので、外イキが目標になります。膣の中は刺激しないので、膣を刺激するオナニーよりも、自分の汁で汚れにくいのもメリットですよ。
クリトリスの刺激の仕方はこの手順を参考にしてください。慣れていない人は、ショーツの上から刺激しましょう。
下着を履いたままのオナニーは、溢れた汁の汚れをパンツが吸い取ってくれるので後始末が楽ですよ。
・クリトリスの周りをぐるぐる回るように刺激していく
・クリトリスの皮の上からそっと叩いたり、つまんだり、円を描いたりして刺激する
・気持ちよくなってきたら、自分が気持ちいいと感じる刺激を続ける
・刺激を強く激しくしていくと外イキへ
クリトリスは皮をかぶっています。
興奮してくると皮から頭をのぞかせることもありますが、無理に皮をむく必要はありません。
自分で中イキ!膣に指やバイブを入れるコツ
膣の中にバイブや指を入れて刺激すると中イキにチャレンジできます。
クリトリスよりもデリケートな部分に異物を入れることになるので、指を入れる場合はしっかり洗ってから、バイブも清潔なものを使ってください。
爪が伸びていたり、ネイルをつけている場合は、できれば指ではなくバイブを使いましょう。
どうしても指しかないときは、指用のコンドームをつけてあげると膣内をひっかく心配が減ります。
▼ネイルや衛生面が心配なときにおすすめ!
膣に指やバイブを入れるときの手順はこちら。
・濡れていないと入らないのでクリオナなどで濡らすかローションを使う
・膣の周りをぐるぐる回るように指の腹の部分を這わせる
・膣が挿入できるくらい濡れていて緩くなっているか指を這わせてチェック
・ゆっくりと(指なら1本ずつ)入れていく
・痛みを感じたらすぐにやめる
Gスポットをオナニーで開発するときのポイント
刺激すればすぐに絶頂に達してしまうと言われるポイント、それが「Gスポット」です。
噂に聞いたことがある人は多いのではないかと思いますが、「実際どのあたりにあるのか知らない」という人もいるのではないでしょうか?
Gスポットは、膣の入り口から奥に向かって2cmから3cmくらいのところにあります。
膣の中のおへそ側の方を触って、少しざらつくところ……なのですが、触感は人それぞれなので気持ちいいかどうかで判断するよりありません。
Gスポットはすぐに中イキできるほど気持ちいいと言われますが、Gスポットを触ればすぐにイケるかというとそうではありません。残念ですが、慣れるまではあまり気持ちよくないという人も多いのです。
ただ、ここでイケるようになると彼とのエッチの感度もよくなるので、ぜひ開発したいスポットではあります。
Gスポットをオナニーで開発するときのポイントこちらです。
※Gスポット用のバイブでも可
・入って2cmくらいのところを指の腹の部分で擦るように刺激する
・ゆっくり行ったり来たりを繰り返し、快感を高めていく
オナニーでボルチオ刺激!探し方と気持ちよくなるコツ
ボルチオのことは知っていますか。ボルチオとは女性の性感帯の1つで、Gスポットよりも奥、子宮口の近くにあります。
奥の方にあるので指で刺激するのは少し難しいです。できれば、バイブ(ディルド)を使って刺激してあげましょう。
オナニーでボルチオを開発する手順は、Gスポットを開発する手順とほぼ一緒です。
・ゆっくり膣の奥の方までディルドを挿入していく
・バイブ機能があるディルドは挿れるときからバイブオンでOK
・奥の壁に当たったら壁をディルドの先で刺激するようにじっくり動かす
Gスポットもそうでしたが、ボルチオの位置も個人差があります。
どのあたりが自分のボルチオになるのか、探しながらじっくりディルドを動かしてみてください。
おっぱいは自分で揉んでも気持ちいい!オナニーのやり方
女性器を使ったオナニーと併用してやってもらいたいのが、胸を使ったオナニーです。
うらやましいことに胸だけでイケる女性もいるのですが、たいていの女性は胸だけではいけません。
オナニー前に女性器を濡らす前戯のような雰囲気で胸でオナニーしてみてくださいね。やり方はこんな感じです。
・そっと優しく、くすぐるような気持ちで乳房を揉みほぐす
・乳首をつまんで強い刺激を与えてみる
・揉む力を強くしたり、乳輪をつねったりして刺激を与えていく
バストアップクリームなどを併用すると、手の滑りがよくなり、いい香りに包まれるので感じやすくなりますよ。
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アナルや脇でもオナニーできちゃう!?気をつけたいポイント
少しマニアックな話になりますが、女性器や胸といったオーソドックスな性感帯の他に、アナルやワキを使ったオナニーもできます。
前戯のような雰囲気でオナニーをする人もいますが、中にはそこだけでイけてしまう人も……!
変わった場所でオナニーをするときに注意したい点は、「使う道具や体は清潔か」「痛みを感じたら辞める」の2点です。
また、妙な性癖がついてしまい、彼とのエッチでイけなくなる可能性もあることも頭に入れておきましょう。
ここだけ注意!女性がオナニーするときの注意点
女性がオナニーをするにあたって注意しておきたいポイントがあります。
知らずにやってしまって、男性器でイけなくなったり、雑菌が入って婦人科にお世話になることもあるので、オナニーが習慣になる前に、読んでいただきたいです。
オナニーをするなら清潔な手で
オナニーをするときはデリケートゾーンを触ります。
皮膚の中でも最も敏感で繊細な部分に触れるので、手や道具、デリケートゾーンは清潔な状態で始めましょう。
お風呂上がりの清潔な体で寝る前にオナニーをする人が多いのには理由があるということです。
「ちょっとくらいいいじゃん」と思うかもしれませんが、指を使ったオナニーで膣周辺を引っ掻いてしまい、傷口に雑菌が入り込んだ結果、大きなイボができ、婦人科で手術をするハメになった人もいます。
オナニーくらいと思わずに、自分の体を傷つけないように清潔感を保ってやりたいですね。
オナニー後のケアはちゃんとして!
男性のオナニーと違って、女性は精液が出るわけではありません。
オナニーで潮を吹く人も稀にいますが、たいていの人は、ショーツがぐっしょり濡れる程度で終わるもの。
そこで気になるのがオナニー後のケア。
何もしないという人も少なくはないようですが、できればティッシュで拭いて、下着を着替えるくらいはしておきたいですね。
オナニーで分泌された体液をそのままにしておくと、かぶれて痒くなったり、悪臭を放ったりします。
下半身だけシャワーを浴びてきれいにするのがベターですが、そこまでするのは面倒だと思っても、多少は気を使いましょう。
強い刺激を求めすぎるのはNG!
オナニーの気持ちよさにハマって、強い刺激を求めすぎると彼とのセックスのときにイけない体になってしまいます。
男性でもオナニーのしすぎで女性の体の中で射精できない人がいますが、それの女性バージョンですね。
男性とのセックスで毎回イケる人も多くはありませんが、だからといってわざわざイキにくい体になる必要はありません。
普段のオナニーから、
・突起のついたディルドの使用は控える
・併用して使うおもちゃを増やしすぎない
・バイブの強度を強くしすぎない
・硬い角にクリトリスを擦り付けない
などのポイントに気を付けておきましょう。
男性とのセックスではなかなかできないこともできるのがおもちゃを使ったオナニーの醍醐味ですが、あまり人間離れしたオナニーにハマりすぎないようにしましょう。
足ピンオナニーはセックスでイきにくくなる
ついついやってしまうのが足をピンと伸ばした状態でするオナニーです。
足を曲げている状態よりもピンと張った方が楽に短時間でイケるので、男女ともにやりがちなオナニーなのですが……。
ハマってしまう前にやめたほうがいいです。
セックスでイキにくい体が完成してしまいます。もっと言うと、足を張った状態じゃないとイけない体になります。
セックスのときにそういう状態になることって、滅多にないですよね?
安眠のためのオナニーの習慣化はオナニーなしで寝れない体に
「オナニーをするとよく眠れる」といって、眠れない夜のお供にオナニーをする人がいますが、ほどほどにしましょう。
確かに、オナニーをすると安眠できます。
しかし、睡眠薬を飲まないと眠れない人が睡眠薬がなくなった途端に不眠になるように、オナニーを睡眠のお供にしている人は、オナニーなしでは眠れない体になってしまう可能性が高いです。
オナニーのお供の妄想も非現実的すぎるとセックスがつまらなく
オナニーのお供にAVやレディコミ、妄想をする人が大半ですが、あまりにも非現実的な妄想をしていると本番のセックスがつまらなく感じる可能性があります。
「オナニーはオナニー」「セックスはセックス」と割り切ればいいのですが、本能に身を任せた体は、なかなかそうはいきません。
中には彼とのセックスでイけなくなった結果、セックス中は常に目をつぶり彼の動きに合わせて妄想をしているという女性もいます。
それはそれで楽しいのかもしれませんが、ちょっと彼が不憫ですよね……。
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もっと快感を追求したいなら試したい!発展系オナニー
オナニーに慣れてきたら、こんな発展系オナニーも試してみてください。
やりすぎるとセックスに物足りなさを感じてしまったり、妙な性癖がつくきっかけになってしまう可能性もありますが、快楽を追求するのは楽しいですよ。
オナニーに便利な道具を使ってもっと気持ちよく
ボルチオ開発の部分で「指よりディルドを使った方が」とご紹介しましたが、オナニーに便利な道具はディルドだけではありません。
・ピンクローター
・ローション
・電動マッサージ器
こういった、アダルトビデオやエロ漫画でお馴染みの道具は、オナニーでも活躍してくれます。
オナニーのお供にするAVや漫画にもこだわって
女性向けのAVは、純粋にセックスを楽しんでいたり、出てくるAV男優も引き締まった体の美男子。「こんな男性に、こんな風に抱かれてみたい」が叶うものが多いんです。
男性向けのAVにうんざりしているなら、女性向けのAVを探してみましょう。きっとお気に入りが見つかります。
また、男性の喘ぎ声が聞きたいという人におすすめなのがゲイやボーイズラブ(BL)もののAVです。
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映像はみなくても質のいいイヤホンで喘ぎ声を聞いているだけでも、耳元で男性が喘ぐ雰囲気が出ますよ。
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オナニーでアナル開発をするなら道具を揃えてから
アナルを使ったオナニーはそれ単体でも気持ちいいですが、ディルドを複数本使って膣と同時に責めると、漫画にあるようなアヘ顔になるくらいに気持ちいいようです。
ただし、オナニーでアナル開発をするときは、ローションやアナルプラグ、ローター、浣腸などの道具を揃えてからにしましょう。雑に扱うと大変なことになります。
アナルと膣は薄い皮膚一枚で隔たれているだけです。雑に扱ってしまって、アナルと膣が貫通してしまったらと想像すると、ゾッとしますよね。
女性ももっとオナニーを楽しもう
「オナニーをするなんて恥ずかしい」と考えている女性も多いですが、みんなが口に出していないだけで、こっそりオナニーを楽しんでいる人はあなたが思う以上にたくさんいます。
オナニーをすると肌がキレイになったり、安眠できるようになったりと女性にとってはいいことも多いです。
それに、自分の気持ちいいところを把握していれば、彼とのセックスもより充実したものになります。
オナニーのときに注意すべき点にだけ気をつけて、楽しんでみてください。
(竹澤こずえ/ライター)
(オトナの恋カツ編集部)