対決映画ベストテン:結果発表

3月29日〜4月29日まで募集した「対決映画ベストテン」には、多くの投票をいただきまして、ありがとうございました。


今回は「タイトルに対決する両者の名前が明記されている」というルールの縛りがキツかったのか、応募者は31名、挙げられた映画122タイトルと少な目にとどまりましたが、その分、練りに練った投票が目につき、おおいにうならされました。


また、今回も集計作業は全面的に破壊屋さん(http://hakaiya.hateblo.jp/)に頼ることになりました。ITにうといワスにとって、破壊屋さんのスキルは魔法にひとしいほどです。近いうちに、手作りのニューヨークチーズケーキでもごちそうしたいと思っております。



では結果を、1位からドーンと発表していきます!

1位:フレディVSジェイソン 78.5点 得票数14

2位:ガメラ2 レギオン襲来  64点 得票数11

3位:ルパン三世 ルパンVS複製人間 59.5点 得票数12

ルパン三世「ルパンVS複製人間」[Blu-ray]

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4位:県警対組織暴力 57.5点 得票数9

県警対組織暴力 [Blu-ray]

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6位:キングコング対ゴジラ 51.5点 得票数8

7位:片腕カンフー対空とぶギロチン 51点 得票数7

9位:フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ 49点 得票数7

10位:エイリアンVS.プレデター 45.5点 得票数7


「ホラー映画としてはダメ」と言われることもある『フレディVSジェイソン』ですが、バトル映画としての出来は完璧で、今回は1位を獲得。不死身のジェイソンにも「弱点は水」という設定が加わり、火が弱点のフレディと好対照をなしたのも印象深かったです。


今回の企画では怪獣映画が強いだろう、と誰もが予想していたところですが、このジャンルでは『レギオン襲来』が今回は2位入賞、ジャンル最上位となりました。昭和・平成の両ガメラシリーズでは『イリス覚醒』が12位、『大怪獣空中決戦ガメラ対ギャオス(昭和)』が23位、『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』が49位、『ガメラ対大悪獣ギロン』『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』が60位、『ガメラ 大怪獣空中決戦(1995)』が104位(なお、タイトルにガメラしか名前が出ていないので本来はルール違反)となりました。


『ルパン三世』では、ルール上『カリオストロの城』にも投票可能だったのですが、そちらは得票数2の15.5点にとどまり、『複製人間』がランクイン。カリオストロの影に隠れがちだった本作も、マモーの強烈なカリスマ性もあって根強い人気を誇っています。


東映実録路線の中でもソリッドな内容で単体人気の高い(『仁義なき戦い』シリーズは票の割れがいつも深刻である)『県警対組織暴力』は、ぐっとくるタイトルの訴求力もあって上位ランクイン。


『スコット・ピルグリム』の邦題は、公開当時はとやかく言われましたが、まぁ内容を考えればストーリーにもテイストにも合ってるのでいいとしましょう。


ゴジラシリーズは最も票の割れが目立ち、12本もの作品に投票が分散しましたが、対決映画のはしりといってもいい『キングコング対ゴジラ』が最上位となりました。


11位から下は、こんな結果になっております。


期待どおりに、偏差値の低そうな、精神年齢の低そうなランキングができあがりました。その中で50位に入賞した『クレイマー、クレイマー』が放つ異彩は強烈なものがありますね。原題も『Kramer vs Kramer』で、今回のルールにはばっちり適合しているんですけどね。


というわけで、しばらくこのテーマで遊びますので、よろしくお付き合いください。