モチベーションは楽しさ創造から

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3分間コーチングを、『部下の「やる気」を育てる!』ためにどう使うか?

今回、紹介するオススメの本は「3分間コーチ」。発売からちょっと経っていますか、とてもいい本。

この本は、部下やるとの位置づけは、下図のようになります。

部下のやる気を引き出そうと具体的に行おうとすれば、「コミニケーションの強化」と「制度の構築」が必要になります。この3分間でのコーチングは、部下に、「もっと仕事がやりたいと感じさせる」、仕事を好きにさせる為の手法に位置づけられると思います。





3分間でのコーチングを3つにまとめると、以下のようになるのではないでしょうか?


いっぺんにたくさんの時間ミーティングを持つより、短い時間のコーチングをこまめに行っていく事が、部下の能力アップにつながっていくということですね。





私達は、「アイデアを出す」ことだけが仕事ではありません。アイデアを出して、それを実際に実行して、初めて成果がでてきます。しかし、部下に実行させる事は難しいものです。



彼らに実行させようとすれば、命令し、強制させても、なかなか実行はしてくれません。本人が納得してくれなければ取り組んでくれないのです。(特に難しい事であればあるほど)





その為には、「自分の頭でじっくり熟考してもらい」、そして自分で「よし、これやろう!」と選択してもらわなければ、ホンキでやろうとしてはくれないのです。

「3分間コーチ」は、短い時間でのコーチングをする事で、部下に「自分で熟考し、選択を行う」キッカケを与えていく事になるのです。



「3分間コーチ」では、そのポイントが以下の3つでまとめてありました。


一つめのタイミングとは、「どんなタイミング」で3分間でコーチングを行えばよいかという事です。タイミングを逸した形では、効果が激減してきます。タイミングを逃がさないには、「部下の行動の観察」と、「困ったときに、部下が声をかけやすい環境作り」の2つが大切になってきます。図解すると以下のような形になるかと思います。


2つめのプラットフォームとは、「コーチングしやすい雰囲気作り」です。固い雰囲気では、本音もでず、いいコーチングなどできるワケがありません。雰囲気作りのカギになるのが、「リーダーが最初にどう声をかけていくのか?」ということ、「部下が積極的に話したくなるようにどう仕向けていくか?」ということ、そして、「部下との信頼関係をどう構築していくか?」という事。この本では以下のように整理されていました。


3つめが、具体的に、何をコーチングしていけばよいのかが整理されています。


この本リーダー必見だと思います。オススメです。





最後に、このようなコーチングをする際に、是非押さえておくべき事を一つ。「コーチングは目的ではなく、手段である」ことを忘れてはいけないという事ですね。「部下を育成する」「部下をやる気にさせる為の手段」であるという事です。





これを忘れてしまうと、部下にとってコーチングが「イヤでイヤでたまらない、余計なお節介」になってしまいます。3分間コーチングが、マイクロマネジメントと取られてしまう場合があります。(実際、そんなケースをよく目にします。)





そうならない為には、常にしっかり「やる気の原則(フレームワーク)」を常に頭から離さないようにしておく事が大事になると思います。



私の本『部下の「やる気」を育てる!』のフレームワークで言えば、「自律感」と「有能感」を部下に感じさせる手段として、コーチングがあるという事を留意されて取り組まれれば、とても有効な手法になってくるのではないでしょうか?

マジマネ5 部下の「やる気」を育てる!

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