金沢には美味しいものがたくさんあります。旅の楽しさの余韻をできる限り長くするためにも、お土産は必須でしょう!!
買って帰れば旅行後2週間は幸せな気持ちでいられるお土産を4つ紹介します。
私はお土産を買うのが嫌いです。自分のためのものなら楽しく買い物できるのですが、全然関係ない職場の人や親戚に「行くって話しちゃったから…」という理由で罰ゲームのように買わされるお土産が大嫌いです。
お土産って、そもそもは「旅先で出会ったこの食べ物! 美味しい! あの人にも食べさせてあげたいな…」みたいな心優しさから生まれているはずなんです。
それが「お土産をくれる=相手のことを考えている」から「お土産がない=あいつ俺のことどうでもいいんだ、酷い。失礼。」みたいな考え方になっちゃったのはいつからなんですか?
だから私は本気で買って帰ってあげたいいいいって思った時以外は買いません。無理してつまんないお土産あげたくないし。そういう考え方だから、お土産をもらうとちょっと感動します。「旅先でまで私のこと…」って。
金沢土産その1 舟楽の棒鮨
『舟楽』は近江町市場内に本店のある棒寿司のお店です。
『舟楽』は江戸の後期から近江町市場内にお店を構えています。はじめは『周楽』という料理茶屋だったそうですが、平成のはじめ頃に手押し棒鮨の『舟楽』として再興しました。
金沢駅構内にも店舗があるので、近江町市場内の店舗で慌てて買わなくても大丈夫です。常温での持ち運びが可能ではありますが、賞味期限は短いので帰り際に買うことをオススメします。
割り箸などなども入っているので、帰りの新幹線で食べるというのもおすすめです。
ぎゅっと押し固められたシャリとしっとり引き締まった鯖が、美味い!! ふんわりとお米がほどけるお寿司ももちろん美味しいのですが、こういう土産物に最適化された棒鮨には旅のロマンが詰まっているような気がします。
『舟楽』の鯖鮨に使われている鯖は、振り塩をして2時間、30分の水洗い、それから一晩寝かせて、20分ほど酢に漬けてもう一晩寝かせて…3日間をかけて手間暇かけて作られます。
その絶妙な塩梅はまさに職人技。鮨飯は全て手でこねて押し型に詰めています。そのまま食べれば握り鮨のような食感になりますが、半日から1日経つと押し鮨らしい本来の味わいに変わります。うん、これは絶対買って帰った方がいい。
金沢土産その2 氷室 柿の葉すし
続いて、こちらも欠かすことができない柿の葉すしです。
どうでもいいんですが、金沢の「すし」は寿司とか鮨とかすしとかバラバラで変換するのが大変です。
この柿の葉すしは、金澤玉壽司という客単価10,000円〜15,000円の系列である「みやこや」で作られているものです。金澤玉壽司はさすがに高くて行けなかったので、せめてお土産で買って帰りたいと思い柿の葉すしを選びました。
5つ入りで700円です。
柿の葉すしの歴史は藩政時代にさかのぼります。加賀藩祖・前田利家の金沢城入城を祝い、領民が酢飯の上に旬の魚等をのせ、柿の葉に包んだものを献上したところ大変喜ばれたといいます。
柿の葉独特のさわやかな香りが酢飯と旬の魚の旨みとからみ、なんとも美味。幅広い層の皆様にご好評いただいております。
素朴かつ繊細な味わいをぜひ、お楽しみください。
これが中々、やっぱり柿の葉の香りがいいんですかね。後、レモン。美味しかったです。(これだけ店舗直販のネット通販がありました。)
金沢土産その3 金沢百万石BEER
地ビールだって買って帰りたい! 3本セットがあったのでそれにしました。
金沢駅限定のビールもありました。
この百万石BEERは石川県内産のコシヒカリを使って作られたコシヒカリエール。爽やかな飲み口が特徴です。
金沢土産その4 甘納豆かわむら
にし茶屋街にある『甘納豆かわむら』は、メディアにも取り上げられる大人気のお店です。
2001年に開業し、開業当初は芸子さんから常連さんへの「茶屋街のおもたせ」として広まっていったそうです。
店舗はにし茶屋街にある本店のみで、あとは21世紀美術館のミュージアムショップにて少量売られているだけ! 金沢駅構内や、その他お土産やさんでは手に入りません。金沢にしかない甘納豆店なのです。
独自に考えた製法で丁寧に作られた甘納豆は、優しい甘さで美味。それはそれは、美味。
本店では普通のまめの甘納豆だけではなく、柑橘類のピールの砂糖漬けや羊羹なども販売しています。夏にはひんやりスイーツも!!
大納言甘納豆入りの大谷塩のジェラートは人気商品。甘納豆を作るときにでる蜜を使用したまめ蜜のかき氷もあります。甘納豆の旨味が凝縮されていて、絶品なのだとか。
まとめ
金沢はすごい。美味しいものがたくさんあるし、お土産物もめちゃくちゃ美味しかったです。楽しい思い出を家に連れて帰ってみてはいかがでしょうか。
あぁ、全部もう一回食べたい。