人によって異なる靴下の“捨てどき”(画像はイメージ)

日常の中で欠かせない衣類のひとつである靴下は、使えば使うほど劣化していく消耗品だ。そんな靴下だが、捨てるタイミングが分からないという人が多いようで、ネット上では靴下の“捨てどき”について話題に。いつまで履き続けるか、捨てる基準は何かなど様々な意見があがっていた。

人によって異なる靴下の“捨てどき”

(画像はイメージ)

まだ履けるのに捨ててしまうのはもったいない?

靴下に比べると、洋服は「入らなくなったから捨てる」「よれてきたから捨てる」など、捨てるタイミングを判断しやすいかもしれない。まだ着られるとしても、他人に見られて恥ずかしいと感じれば処分に踏み切りやすいだろう。

しかし人に見られる部分が少ない靴下は、「まだ履けるから捨てるのはもったいないな」と考えがち。「補修ができないほどの穴が空いた時に捨てる」「すり減って、足が透けて見えるようになったら捨てるかな」など、とにかくギリギリまで粘って、履けなくなったら捨てるという声が多い。

一方で「まだ履けるけど、毛玉がついて劣化を感じたタイミングで入れ替えてる」と、早めに靴下を捨てている人も。見切りが早い人の多くは、その機会が本当に訪れるかは別として「これを履いて座敷に上がれるか」「知り合いがこの靴下を見てどう思うか」といった判断基準を設けているようだ。

他にも「ゴムが弱ってすぐ脱げるようになったらもう無理」「歩いているうちに履き口のゴムがズレてくるようになったら捨てる」など、履き口の伸縮性を重要視する声もあった。

具体的な期間で言うと1年以上履き続けるという人が多く、中には「破れなければ2~3年普通に履き続けてる」という人も。中には「考えてみると10年以上前から持ってる靴下を普通に履いてた」といった声も寄せられている。

使い方や生地によっては長く使える靴下もあるが、靴下メーカーのTabioが展開するブランド「靴下屋」の公式Xによると、靴下の寿命は週に1~2回履いて約3カ月程度とのこと。大体3カ月を過ぎた頃に、毛玉がついたり繊維が薄くなっていたら捨てどきだという。

毛玉を取ると靴下が薄くなり破れやすくなるため、靴下を捨てるタイミングが分からないという人は、毛玉を基準にしてみるといいかもしれない。(フリーライター・井原亘)

■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている