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給与キックバックで日本人幼稚園元園長が刑務所20週の判決を受ける

うにうに@シンガポールウォッチャーです。
就労ビザ虚偽給与申請で日本人幼稚園元園長が刑務所20週間の判決を受けました。

給与キックバックでの就労ビザ違法申請では、従業員が同意していれば、従業員も共犯として扱われます。今後のシンガポール就労ができなくなります。


今回の事件発覚は通報であり、関係従業員は帰国済みでした。帰国後であっても、キックバックした給与の大部分が返金されています。つまり、帰国でシンガポール就労が不要になった状況で、給与返還を得てと有罪判決になったのが、従来のキックバック事件との違いで特徴的です。

報道されたChannel News Asia記事を要約します。


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このはな日本人幼稚園の元園長(66歳)が、20週間の刑務所の判決を受けた。就労ビザEPで教師の給料を偽って申告していた。幼稚園は、2023年3月に閉園している。
従業員3人に給与S$29万を負った。一部となる$194,000は返金した。2014年はEP (Employment Pass) 申請に月$3,300の基本給が必要だったが、2015~21年に$4,500~$9,909で申請していた。
従業員は本来の給与の一部返金に同意していたため、給与全額を支払うことはなかった。従業員の銀行口座に一旦全額を支払い、現金で返金を受けていた。申請額の16~48%になる。日本での採用交渉時に、実際の給与より高い金額で申請するのは説明していた。
労働省MOM捜査は、通報を受け、2022年1月から始まった。従業員はシンガポールにはもう滞在していない。
閉園後に収入はないため、全額返金はできなかった。妻は精神疾患になった。

www.channelnewsasia.com
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AsiaXからは日本語記事が出ています。
www.asiax.biz

シンガポールでの"日本人幼稚園"というビジネスモデル自体が厳しいように見えます。
"インター幼稚園"には、給与高額な欧米人教師はいないか、いても極少数。単純労働ビザWPで働く移民が、インター幼稚園の労働力の中心。日本人のWPでの就労は、DP帯同ビザ所持者しかできません。帯同者でなければ、給料が高額な上位ビザ(EPかSパス)になります。教員コストは日本人幼稚園の方が高そうに見えますが、イメージが良く授業料を高額に設定できるのはインター幼稚園なのでは。


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