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FireWall

コンピュータネットワークとその外部との通信を制御し、内部のコンピュータネットワークの安全を維持することを目的としたソフトウェアまたはハードウェア。

チェックするパケットに応じて、次の3つに大分される。

パケットフィルタ型

ネットワーク層(レイヤ3)やトランスポート層(レイヤ4)に相当するIPからTCP、UDP層の条件で、通信の許可/不許可を判断するもの。以下の3つのフィルタリング方式がある。

名称 概要
スタティックパケットフィルタリング IPアドレスとポート番号でフィルタリングを実行。ルールは設定で静的に決まる。
ダイナミックパケットフィルタリング IPアドレスとポート番号でフィルタリングを実行。パケットを見てルールを動的に追加/削除できる。(開始パケットを見て、戻りパケットを許可するなど。)管理コストが低いが、想定外のパケットを許可してしまうことも。
ステートフルインスペクション ダイナミックパケットフィルタリングの一種。動的なルール定義に加え、TCP/UDPのセッション状態をチェックし、関係のないパケットの通過を拒否する。

サーキットレベルゲートウェイ型

TCP/IPなどのトランスポート層のレベルで通信を制御するもの。SOCKSが代表的。

アプリケーションレベルゲートウェイ型

レイヤ7のHTTP や FTP といった、アプリケーションプロトコルのレベルで通信を制御するもの。プロキシなんかが該当。HTTPとかのアプリケーションデータでフィルタリングが可能。高度なモノになるとウイルスチェックや、情報漏洩検知もできる。


参考:Wikipedia - FireWall