「シティエアターミナル」って? T-CAT、YCAT、OCAT… 失われた便利機能とは 2018.02.08 乗りものニュース編集部 15 Tweet いいね! お気に入り tags: 自動車, バス, 飛行機, バスターミナル 「シティエアターミナル」という名のバスターミナルが東京、横浜、大阪にあります。これら施設には高速バスが発着しますが、ほかのバスターミナルと違いがあるのでしょうか。かつては、忙しい人に重宝された便利機能もありました。 空港連絡バスの拠点 かつては空港の一部機能も 東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅(東京都中央区)は、「東京シティエアターミナル」というバスターミナルが直結しており、副駅名にその名が見られます。 T-CATは首都高箱崎JCTの直下にある。横を走るのは東京空港交通の「リムジンバス」(画像:photolibrary)。 東京シティエアターミナルの略称は「T-CAT」。同様に「シティエアターミナル(CAT)」という名称を持つバスターミナルは、横浜シティ・エア・ターミナル(YCAT、横浜市西区)、大阪シティエアターミナル(OCAT、大阪市浪速区)もあります。これら「シティエアターミナル」は、ほかのバスターミナルと何か違いがあるのでしょうか。T-CATを運営する東京シティ・エアターミナル株式会社に話を聞きました。 ――T-CATは、ほかのバスターミナルと比べて何か違いがあるのでしょうか? 成田、羽田両空港へ向かう連絡バスの専用バスターミナルです。「リムジンバス」こと東京空港交通(本社はT-CAT内)のバスのみが乗り入れます。 ――どのような経緯で開設されたのでしょうか? 成田空港が都心から約60kmも離れた位置に建設されることを受け、そのアクセス拠点として開設されました。当初は各航空会社のチェックインカウンターも設けられており、ここで出国審査を済ませ、受託手荷物も預けることができました。空港ではチェックインゲートを通るだけ、ということが可能だったのですが、現在、T-CATの航空会社カウンターはすべて撤退しています。 ――事前のチェックインはなぜできなくなったのでしょうか? 2001(平成13)年のアメリカ同時多発テロ、いわゆる「9.11」以降、空港外でのチェックインは危険とされたためです。カウンターは撤去され、そのスペースは現在テナントになっています。 【次ページ】事前チェックイン廃止 YCATは「よろずターミナル」に この記事の画像をもっと見る(2枚) テーマ特集「【高速バス特集】もっと格安・快適に移動したい! 高速バス予約のコツと乗車のポイントを徹底紹介」へ [動画] がみさんが100万円のカメラに驚嘆! これは撮り鉄がはかどるぞ 1 2 3