フリマアプリやネットオークションに出品される方は、定形外郵便を利用することも多いのではないでしょうか。
その場合、袋に入れて商品を送られる方も多いかと思います。
袋に詰めて定形外郵便で送る場合ですが、
できるだけ安く送るためには、大きさや重さを抑えるようにしなければなりません。
でも、大きさや重さの基準が分かっていないと、いろいろ疑問もわいてきます。
それで、この記事ではそのような疑問の解決や、袋に詰めて定形外郵便で送る際の送り方についてお話ししたいと思います。
定形外郵便の基本をマスターして、上手に荷造りをしましょう。
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このページの目次
定形外郵便で袋を利用した送り方の初歩的知識
定形外郵便は袋でも送ることができます。「封筒の形状でないと送れないのでは?」
と勘違いされている方もいらっしゃるようですが、そうではありません。
では、袋を利用した定形外郵便物の送り方の基本を説明してみましょう。
1.まず初めに荷物の梱包をしなければなりません。
荷物を入れる袋ですが、
デパートなどでもらう紙袋でも、スーパーやコンビニなどでもらうビニール袋でも、どんな袋に入れても構いません。
ただし、郵送料は重さによって変わってきます。
不必要に重くならないよう袋のサイズに注意する必要があります。
また、薄いビニール袋に入れて2重に包んだり、あるいはプチプチで包んでから袋に入れるということもあるかもしれません。
そのような場合でもできるだけ軽くなるように、材料を工夫して選ぶといいです。
※ 陶器やガラス製品の梱包は、箱を利用した方が安全です。
木製の花瓶を梱包してみます。
プチプチなどの緩衝材でしっかりと包みます。
袋の原型のままだとサイズ的に大きくなります。
※ 縦+横+厚み ⇒ 90㎝以内にして下さい(縦は60㎝以内)
なるべくコンパクトに包装しましょう。
2.次に宛先やあて名を書く必要があります。
宛先やあて名を書く場合、
袋の表面にそのまま書いてもいいですが、表面がでこぼこだと書きづらいです。
なので、別の紙片を用意して宛先やあて名を書き、袋に貼り付けるといいです。
その紙片の大きさはお好みのサイズで大丈夫です。
また、宛先やあて名を書いた紙片を袋に貼り付ける際には、透明なテープで紙片全体を覆うようにして張りますと、雨や水でにじむのを避けられます。
紙片の貼る位置は上すぎると切手が貼れません。
中央か、袋の形状によっては中央よりやや下の位置がいいでしょう。
3.次にポストに投函したり、郵便窓口に差し出します。
定形外郵便物はポストへ投函もできます。
荷物の重さを計って送料分の切手を貼り、そのままポストに投函することができます。
投函する際は、くれぐれも料金不足にならないように気を付けましょう。
ポストの投函で注意したいのは、投函口の大きさです。
今回のような花瓶のサイズではポストに投函はできません。
ポストの口の大きさですが、大きいサイズですと、
※ 投函口のサイズは上記より小さいものがあります。以下のサイトを参考にして下さい。
参考サイト:ポストのサイズは?投函口の大きさはポストの種類によって違う!!
重さが計れなかったり、荷物がポストの口より大きすぎて投函できない場合は、郵便窓口に持っていき差し出します。
郵便窓口に持っていくほうが、確実に正しい料金で送ることができ安全と言えます。
ただ、土日祝日は休みですのでその面では不便を感じます。
そういう場合でも、24時間開いているゆうゆう窓口での発送は可能です。
また、荷物の大きさにもよりますがコンビニのポストも利用しましょう。
郵便物をコンビニで発送するときの注意
ローソンやミニストップにはポストがあります。
ただ、コンビニの店員さんが郵便物の重さを量って料金を教えてくれたりしません。
また、ポストに入らない郵便物はコンビニでは預かってくれません。
この場合は郵便局の窓口に持参しましょう。
参考サイト:定形外郵便のコンビニでの送り方や取扱いのないコンビニはどこ?
ローソンやミニストップにはポストがあります。
ただ、コンビニの店員さんが郵便物の重さを量って料金を教えてくれたりしません。
また、ポストに入らない郵便物はコンビニでは預かってくれません。
この場合は郵便局の窓口に持参しましょう。
参考サイト:定形外郵便のコンビニでの送り方や取扱いのないコンビニはどこ?
お届け先の郵便受けに入らない場合はどうなるの?
定形外郵便で発送したものの、
サイズが大きくてお届け先の郵便受けに入らない場合はどうなるのでしょう?
ご心配なく、郵便局員さんが玄関のチャイムで在宅を確認し手渡ししてくれます。
また、不在の場合は不在通知の紙を郵便受けに入れることになります。
定形外郵便で発送したものの、
サイズが大きくてお届け先の郵便受けに入らない場合はどうなるのでしょう?
ご心配なく、郵便局員さんが玄関のチャイムで在宅を確認し手渡ししてくれます。
また、不在の場合は不在通知の紙を郵便受けに入れることになります。
定形外郵便はビニール袋でも発送できる?宛名や切手はどうする?
定形外郵便はビニール袋でも送ることができます。ただ、切手の貼り付けに工夫が必要です。
切手の消印のことですが、
ビニール袋は表面がツルツルなので消印がつかない部分ができます。
切手を直接ビニール袋に貼ることはしないで下さい。
(電話にて確認済みです)
なので、ちょっと大きめの紙片を用意し、上部に余白をつくり宛先やあて名を書きます。
その余白部分に切手を貼って下さい。
その紙片の四辺を、ビニールテープでしっかりと貼り付けます。
以下の画像を参考にしてください。
ちょっと大きめの紙片を用意します。
上部に余白をつくって、宛先やあて名を書きます。
上部の余白が切手の貼り付けスペースになります。
四辺をビニールテープで貼り付けます。
定形外郵便とはどんなもの?サイズや重さは?
定形外郵便とは、規定の大きさ(定型)から外れたもの、つまり定形郵便ではないものということです。
では定形郵便物の大きさとは
最大:23,5㎝×12㎝ 厚さ1㎝以内
(縦) (横)
最小:14㎝×9㎝
(縦)(横)
重さ:50グラム以内
となっています。
ですから、定形外郵便物はこれらのサイズより、
定形外郵便物の大きさは
最大は:縦+横+厚み ⇒ 90㎝以内(縦は60㎝以内)
最小は:
①:円筒形かそれに類似したもの
長さ:14㎝
直径:3㎝
②:①以外のもの
14㎝×9㎝
(縦)(横)
(特例:12㎝×6㎝もOK)
重さ:4㎏以内
定形郵便物と定形外郵便物の違いや特徴などをまとめてみました。
定形郵便物と定形外郵便物の区分一覧
サイズ | 定形郵便物 | 定形外郵便物 |
---|---|---|
最 大 | 23,5㎝×12㎝ 厚さ1㎝以内 | 縦+横+厚み⇒90㎝以内 (縦は60㎝以内) |
最 小 | 14㎝×9㎝ | ①:円筒形かそれに類似 長さ:14㎝ 直径:3㎝ ②:①以外のもの 14㎝×9㎝ (特例:12㎝×6㎝) |
重 さ | 50グラム以内 | 4㎏以内 |
その規格より大きいか小さいかで料金が変わります。
(規格=長辺34㎝、短辺25㎝、厚さ3㎝、重量1㎏)
規格と料金の関係は次で説明しています。
定型外郵便物の料金はどうなっている?
定形外郵便の料金をまとめてみました。日常よく利用する定形郵便、はがきの料金もありますので参考にしてください。
郵便料金一覧
郵便料金一覧(2019年10月1日改定~) | |||
---|---|---|---|
定形郵便物 | 25g以内 | 84円 | |
50g以内 | 94円 | ||
定形外郵便物 | 規格内 | 規格外 | |
50g以内 | 120円 | 200円 | |
100g以内 | 140円 | 220円 | |
150g以内 | 210円 | 300円 | |
250g以内 | 250円 | 350円 | |
500g以内 | 390円 | 510円 | |
1kg以内 | 580円 | 710円 | |
2kg以内 | な し | 1040円 | |
4kg以内 | 1350円 | ||
通常はがき | 63円 | ||
往復はがき | 126円 | ||
年賀はがき | 63円 | 表面に「年賀」と朱記 (私製でもよい) |
また、規格内に納めたい場合、その重さは1㎏以内でないといけません。
送る荷物の大きさに十分注意をして下さい。
参考サイト:定形外の速達の料金はいくら?加算のルールが分かれば楽勝!!
定形外郵便に付けられるさまざまなオプションサービス
定形外郵便には、さまざまなオプションサービスがあります。あまりなじみのないものもありますが、主なオプションサービスをまとめてみました。
● 速 達
急ぎの郵便物として普通郵便より速く配達されます。
● 書 留
引き受けから配達までを記録してくれます。
郵便物が壊れたり、届かなかったりした場合に実損額の賠償があります。
貴重品を送るときに、万一のときも安心です。
● 引受時刻証明
郵便物の引受時刻を証明してくれます。
書留(簡易書留を除く)としたものに限り利用可能です。
● 配達証明
郵便物を配達した事実を証明してくれます。
書留(簡易書留を除く)としたものに限り利用可能です。
● 内容証明
郵便物の内容について、謄本で証明してくれます。
書留(簡易書留を除く)としたものに限り利用可能です。
● 特定記録
郵便物を引き受けたことを記録してくれます。
● 交付記録郵便
郵便物の配達したことを記録してくれます。
レターパックプラスの専用封筒(交付記録郵便用特定封筒)に付加されています。
● 本人限定受取
名あて人本人又は差出人か指定した代人に限り、郵便物を交付します。
書留(簡易書留を除く)としたものに限り利用可能です。
● 代金引換
配達の際、郵便物と引換えに受取人から、差出人のご指定の代金を預かります。
預かった代金は、所定の方法で差出人へ送金されます。
● 配達日指定
届け先の配達日を、都合のよい日に指定することができます。
定形外郵便は信書(手紙等)も発送できます
定形外郵便では信書(手紙等)も一緒に発送できます。信書とは、
○ 書状・・手紙、書簡
○ 請求書の類・・納品書、領収書、見積書、願書、申込書、申請書、申告書、依頼書、契約書、照会書、回答書、承諾書
○ 会議招集通知の類・・結婚式等の招待状、業務を報告する文書
○ 許可書の類・・免許証、認定書、表彰状(カード形状の資格の認定書なども含む)
○ 証明書の類・・印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本、住民票の写し
○ ダイレクトメール・・文書自体に受取人が記載されている文書
上記は一部になります。
以下のサイトで詳細を確認してみましょう。
信書に該当するもの及び該当しないもの
定形外郵便物として送ることができないもの
定形外郵便は、規定のサイズ内、重さであれば日常の生活雑貨を送ることができます。例えば、
ゲタ、鍋、うちわ、ヘルメット、ビン、フライパン、ぬぐるみ、ぶたの貯金箱・・など
また、これらは袋にわざわざ入れなくても、送りたい物に直接切手を貼り、住所宛名を書くことで発送可能です。
ただ、「郵便物として差し出すことができないもの」が決まっています。
以下にまとめましたのでご注意ください。
● 爆発性、発火性、その他の危険性のある物で総務大臣が指定するもの
爆発性、発火性その他危険性のある物
● 毒薬、劇薬、毒物および劇物
● 生きた病原菌および生きた病原体を含有し、または生きた病原体が付着していると認められる物
● 法令に基づき移動または頒布を禁止された物
● 人に危害を与えるおそれのある動物
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まとめとして
定形外郵便で、袋に詰めた荷物を送る場合の送り方についてお話ししました。定形外郵便の大きさの規定は、
ですから、その範囲内の大きさに梱包して出す必要がありました。
また、大きさや重さによって料金が異なってきます。
なので、なるべく「小さく」「軽く」なるようにまとめるとよい、ということになります。
お役に立てましたでしょうか。