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所有USBテスターのバージョンアップまとめ【随時更新】

いつも読者にUSBテスターのバージョンアップ情報を教えてもらうだけでは申し訳ないので、気が付いた段階で情報更新をしておこうと思う。

2024年12月11日現在

 

POWER-Z KM003C

2024 年 11 月 12 日
V1.9.3 (テスター)
1. Thunderbolt 5 ケーブル識別を追加
2. 特定の UFCS 独自プロトコルのトリガーのサポートを追加

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中華製人感センサー付きLEDライトをパワーアップ

チョイスより始めよ

半年ほど前にアリエクのチョイス(1,500円以上のチョイス対象製品を買うことで送料300円が無料で7日配送になる)で買った人感センサー付きLEDライトが気に入った。センサーの精度や消灯までの時間がちょうどよい。唯一の弱点はType-Cのレセプタクルに規定の抵抗が入っていないことと、バッテリーによる駆動時間が短いこと。

注意事項

改造を伴うことと、バッテリーセルを直接扱う。⊕と⊖を間違えてバッテリーの発熱や爆発の可能性もある。筆者は実験として行っているもので推奨しているわけではない。各自実行する場合は自己責任となることに注意されたい。

ブラックフライデー最終日

11月30日のセール最終日に思いついて駆け込み購入した。30cmタイプを5本まとめて購入すると送料が無料で1本あたり200円になった。チョイスうたい文句通り7日で到着した。とくに緩衝材などない素の配送なれど大きな箱潰れはなかった。

付属品

LEDライト以外にマグネット板と金属板がそれぞれ2枚、Type-A to Type-Cケーブルが付属する。Type-Cのレセプタクル内にプルダウン抵抗がないためType-C to Type-Cケーブルでは充電が始まらない。格安中華機器ではよくあることだ。このためこのようなケーブルを付属させることが多い。Type-Aなら必ず5Vの供給がされる。

動作モード

レセプタクルの反対側に人感センサーとスイッチがある。スイッチは短押し、長押し操作がある。短押しで4つのモードを切り替える。LEDは30cmタイプで21個着いている。

製品不良

5本のうち1本だけレセプタクルがうまく合っていないものがあった。フタを取ると基板がレーンから外れていた。おそらく輸送中の衝撃でズレたものと思われる。はめ直せば問題はなかった。

安全性

ホンモノかどうかは不明だが、とりあえず各種認証は取れたことになっている。PSEはない。

分解

管の両端にあるフタは爪で止めてある。基板を引き抜くには人感センサーのある側から行う。基板の表側にはLEDや電子パーツが付いている。裏側はバッテリーだけが装着されている。

基板

レセプタクルはCC1/CC2それぞれの端子がある。LR4054Aはリチウム電池を4.2Vで充電するチップになる。LEDは空きランドがあり、2個並べて装着できるようになっている。J3Yはパワートランジスタで0.5Aになる。8ピンのチップがPICマイコンで本機を制御していると思われる。

これに400mAhのバッテリーをつけて200円で売れるのだから大したものだ。2024年9月のものが使われているので在庫の回転も速いと思われる。

バッテリーの並列利用

今回、5本買ったLEDライトのうち、届いたままの状態で使うものは1本。2本は元々ついていた400mAhのバッテリーを取り外し残った2本に移植。これで400mAh+400mAhの構成になる。元のバッテリーがない2本に今回別で買った1本300円の850mAhを2個使用する。こちらは850mAh+850mAhでかなりの電気容量になる。

バッテリーを並列使用するときは同じ年代の同じ容量のものを使う必要がある。このため、今回は元々ついていたモノ同士、新しく買ったモノ同士という組み合わせにした。

1,700mAhの大容量LEDライトは本体200円に対してバッテリーが300円×2本で合計800円の高級LEDライトにパワーアップする。

LEDライト消費電力

バッテリーを取り外した基板のType-CレセプタクルのCC1/CC2に5.1kΩのプルダウン抵抗を取り付ける。本来はCC1とCC2それぞれに5.1kΩを配置する必要がある。挿さるプラグがCCのみであればよいが、eMarker付きはVCONNという端子が存在する。それぞれがレセプタクルのCC1/CC2で受ける。このときレセプタクル側でCC1/CC2が導通してなおかつ5.1kΩプルダウン抵抗があると、eMarker付きケーブルで不都合が生じる。今回はラクをしてCC1/CC2の真ん中に5.1kΩをひとつだけ取り付けた。このためノーマルケーブル専用になる。そもそも5V⎓0.5Aしか利用しないのだから高級ケーブルを使う必要がない。

それではバッテリーを取り外した状態で通電をさせ、LEDライトがどれほどの消費電力になるのか調べておく。明るさは4段階あり、下は0.053W~上は0.455Wまで実に8倍以上の電力差がある。電池をパワーアップするのだから一番明るいモードで使いたい。1,700mAh(6.29Wh)でどれだけ持つか試算してみる。3.7Vのバッテリーは5Vに昇圧して使用する関係でロスが発生する。85%が使用できると仮定する。

\dfrac{6.29Wh\times 85\%}{0.455W}=11.75h

連続点灯で約半日となる。最弱の明るさならこの8倍は持つということになる。
人感センサー付きは感知物がなくなると15秒で消灯する。5秒間センサー感知して消えると想定すると1回の点灯時間は20秒になる。日に30回点灯するものとしよう。

\dfrac{11.75h\times 60^2}{20s}=2115回

\dfrac{2115回}{30回/日}=70.5日

約2ケ月使用できることがわかった。元々のバッテリーなら半月ほどで終わってしまうのに比べると十分実用に耐える。

5本もあるのであちこちに取り付けて楽しんでみよう。

 

 

結局買ったWITRN U3の短命レビュー

実は気になっていたU3

WITRN CC1レビューの際、最初にアップした画像がWITRN U3である。実はかなり気になっている証左である。2年以上も前に登場しているテスターになぜ心惹かれたのか。それはあろえチェッカー2のような両端挿しによるUSBケーブル抵抗値測定に他ならない。外部負荷を必要としない。なんと甘美な響きであろう。同じような構成のFNB58が到達できていない境地に達しているというのか。

U3は筐体や耐電流などで数多くのバリエーションをもつが、一番安いプラ筐体でアリエクブラックフライデーにて実質5,000円を見つけてしまったのでもう衝動は抑えられない。最近のアリエクらしく5日で到着した。何やら日本にも物流倉庫を設けるという噂も流れている。

取扱説明書

荷姿

すでに発売から相当経っているためあちこちで紹介されている。今さら普通のレビューをしても仕方がないので取り上げていない方向から見ていく。パッケージはC5と同じようなものでWITRNはパッケージ裏にもシリアルシールを貼るのが特徴だ。生産管理がしっかりと行き届いていることを表している。窓空き金属ケースもおなじみで、変わっているのはガラスフィルムが同梱されている。

フィルムを貼ることには長けているつもりだったがこのガラスはモアレのようなものが入ってしまった。気泡やチリではない。経年で消えてくれればいいのだが、今のところは無理そうだ。

通電チェック

まずは本体シリアルとFWバージョンを確認しておく。パッケージと一致する。またファームウェアは2024.06.24リリースの最新V9.2が入っているので、少なくともそれ以後の生産分ということになる。ロングセラー品である。

動作確認は定番の急速充電プロトコルチェックだけ行った。何やらフォントが8ビットパソコン時代のようなCRTに表示されていたもののようで妙に懐かしい。UIはC5と同じような感じなのでどうにも慣れない。とりあえず動作は問題なさそうなので早速いつもの分解に取り掛かる。

外観

裏面を見ると24V⎓5Aとなっているため今どきの140Wに耐えられないことになる。検出はできていても通電はできないのか、この辺りも後ほど限界値を確かめてみる。

Type-AのオスメスはFNB58やUT70と同じくUSB 3.0の7番ピンをサポートする。

内部

ボディはスケルトンのABS樹脂で左右4ヶ所が爪で止められているだけの構造になっている。時計の裏ブタ外しのような工具を使ってやれば簡単に開腹できる。裏側の中央にはBluetoothのマークが付いている。BTモデルはこの位置にモジュールが着いているのだろう。

どのテスターを見ても同じように見えてきてしまう。中央上にあるR005という5mΩのケース側に放熱シートが貼ってある。シャント抵抗というもので、ケーブル抵抗測定に使うのだろう。

MCUの下に見える4カ所の接点がBTモジュール用と思われる。右上にあるPDスイッチはFNB58にもあるもので、Type-CのCC信号とテスター内部のPDチップを接続(ON)するか切断(OFF)するかの違いである。基本的にONのまま使用してよいと思われる。

耐久性テスト

内部をしっかり見せていただいたところで元に戻してテスターとしての基本性能である耐電圧、耐電流について限界テストを行う。そしてこれが正常に動作した最後の姿であった。

24V⎓5Aを上限とすることは筐体に書かれている。まず、24Vに固定して電流を上げていく。4.6Aを超えた辺りでテスターが異常になった。おや?今どきのテスターで5Aをサポートできないとはいかなるものか。20Vに下げてもこの上限は変わらなかった。

次に電流を4.5Aに固定して電圧を上げると31V付近が上限であった。こちらはPDの28Vをサポートできていそうだ。

そして、実験中何やらテスターから異臭が漂ってきた。あの電子パーツが燃えているような嫌なにおいだ。慌てて電源を切ってテスターのType-Aプラグを触るとヤケドするほどの高温になっていた。そして冷ましてから通電をすると電源は入るのだが、正常動作しない。そしてものの30秒もするとまた熱くなる。レギュレータ辺りが壊れたか。

検証中止

この後、一番やりたかったUSBケーブル抵抗の測定シーンをブツ撮りしたかったのだが、できなくなってしまった。耐久テストをする前に行った範囲では、いったんテスター内部のシャント抵抗にType-Aから入れた電源を流し、そのあとにケーブルを挿して差分から算出するようで精度的には難ありという判定だった。その結果を画像でアップしたかったのだが残念ながら叶わなくなってしまった。耐久テストで焼き切れたテスターは初めてである。240W耐えるWITRN C5や200Wまでいける実質千円テスターWITRN CC1を作ったメーカーとは思えない軟弱さであった。

再度基板を見るとチップが膨らんでしまっているものが1つあった。まずこれが何なのかを調べて交換できないかチャレンジしてみる。

焼けてしまったのは回路を保護するためのTVSダイオードというものだった。BZと書いてあるので24V(上限29.5V)とある。そりゃ焼けるわという話だった。

ちなみに過去ばらしたテスターに搭載のダイオードは以下の通りだった。

KM003C:CZ 51V(62.7V)
FNB58:CG 28V(34.4V)

CC1:CP 36V(44.2V)
C5:MT ??

 

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