- motoyaKITO
- 34818
- 88
- 124
- 37
科学ジャーナリスト・サイエンスライター。ドリトルは元ビーパル編集長の命名。元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズなど。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。最近は全国の動物園巡りをしてます。仕事のご依頼はDMかメールで。
明日から開催される国立科学博物館での #鳥展 いろいろ見所がありますが、是非見て欲しいのがこれ! 鳥類で数種しかない毒を持つ鳥の #ズグロモリモズ 私、実物を初めて見ました。 pic.x.com/1miFtPJXkH
2024-11-01 21:01:25モノ書きのモノはモノノケのモノ。 怪。 猫。 闇とか。神仏とか。
おお、我が偏愛の毒鳥よ💕 ズグロモリモズの皮膚のエタノール抽出エキス(皮膚10mg相当)をマウスに皮下注射すると、痙攣ののち18分~19分で死亡。羽毛25mg相当のエキスでも15分~19分で死亡するほどの猛毒なのじゃ。 (続) x.com/shibalabo/stat…
2024-11-02 03:01:20ズグロモリモズは古くから「鴆(ちん)」と呼ばれ、中国では『史記』『漢書』『後漢書』『魏志』等に鴆毒を用いた記録が見え、また日本では『続日本紀』『太平記』『土佐物語』に記述があるよ😊 可愛くって綺麗で鳴き声も素敵な毒鳥だよ✨
2024-11-02 03:05:36(続) 鴆毒は主に暗殺用で、羽根を酒に浸し入れて飲ませるのがオーソドックスな使用法なんだけど、長らく羽根に毒を持つ鳥なんかいないと言われて、軽くて隠しやすい鶏の羽根に毒を沁み込ませて持ち込んで、酒に入れたんだろうと推測されていた。 鴆自体は、架空の鳥とされていたんだ。 ↓
2024-11-02 04:35:38でも、鴆の雛を飼ったとか、国に持ち込まれそうになった鴆を焼き殺した😢とかいう記述があるので、みんななんとなく「?」となっていたんだよね。 それがつい最近の一九九〇年! ニューギニアで羽根に毒を持つモリモズが二種発見されたことにより「こ、こいつが鴆か……!」となったわけ。
2024-11-02 04:37:03もっとも古文書の鴆=ズグロモリモズとの確証はない。 もしかすると、もっと猛毒の本物の鴆がどこかにいるのかもしれない、と。 ちなみに鴆で致命に至った記録はほとんどないのでご安心を(?)
2024-11-02 04:40:22(続々) 沢山の人が見てくださっている✨ので補足。 ズグロモリモズはピトフーイと呼ばれる鳥の中の一種。ピトフーイ全種が有毒ではない。 ピトフーイとのみだと、モリモズ数種を指す感じ。 ピトフーイの名は、その鳴き声から来ているので、ズグロさんの声も「pi・フーイ」みたいに聞こえる。 ↓
2024-11-02 18:23:45同じピトフーイでも、毒を持つのは、ズグロさんのほか、現在確認されているのはカワリモリモズのみ。 他地域のピトフーイには毒性がない。 また、ズグロさんは自分では毒を生成しないので、生息域の食餌由来で体内に蓄積されると考えられている。 ↓
2024-11-02 18:24:51この鳥に毒が認められた経緯が面白い。 最初に捕獲した研究者がズグロさんに噛まれて、その傷口をなめたところ、口の中が痛くなって痺れたので、羽毛を舌に載せてみたところ、もっと強い麻痺と痛みを覚えた、と(笑) ↓
2024-11-02 18:26:01味に言及がないのがちょっと寂しいけど、こういう命知らずの学者バカ(褒めてる)によって、鴆毒に至る歴史的な妄想がはかどるようになったというわけ😊 wonderful❣️
2024-11-02 18:30:02名古屋の毒展で展示
@kamonnanami (`・ω・´)名古屋の毒展で展示されてた鳥さん⁉️ 今度は鳥展で展示されるんデスね! pic.x.com/J4slAs3OEx
2024-11-03 03:11:07実在することへの驚き
ふええ、これが鴆毒の鳥なのか……。鴆のことは本邦の歴史や中国史知識としては知ってるけど鳥としては初めて見た。 x.com/kamonnanami/st…
2024-11-03 00:00:06@kamonnanami ちん(漢字が思い出せない)のモデルかな?と思ったら、ご本人(ご本鳥)! 愛でていた皇帝を暗殺したとかいう話は物語じゃなく実話だった!?!?
2024-11-02 10:37:23鴆(ちん) 可愛い姿で鳴き声も綺麗なのに全身が猛毒、しかも神経毒だから羽毛を触るだけでもやられるという毒鳥は伝説だと思ってました。 実在してたの⁉︎ x.com/kamonnanami/st…
2024-11-02 21:04:58