11月20日(水)~11月22日(金)の3日間にかけて、東京ビッグサイトにて産業交流展2024が開催されました。
産業交流展2024は、リアル展示会とオンライン展示会の2種類のハイブリッド形式で開催しており、今年も個性豊かな中小企業・スタートアップ700社以上が出展しました。
東京ビッグサイトで行われたリアル展では、来場者数が累計17,454人と大勢のお客様が来場されました。
都産技研では、「都産技研テクノネットワークゾーン」として都産技研の特定事業、各研究グループおよび支所の設備紹介、支援事例と幅広く紹介しました。
特定事業は、「プロジェクト事業」ブースにて行っており、「クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業」から5G分野、IoT分野、ロボット分野それぞれの展示、実演を行いました。
5G分野
5G分野では、公募型共同研究の中から1件の研究成果を展示いたしました。
- ▼アストロデザイン株式会社
『ローカル5G対応 ウェアラブルカメラ ACW-P6000』
「ACW-P6000」は、ローカル5Gに対応しているため、Wi-Fiが混雑している場所でも通信可能。遠隔地の映像・音声をリアルタイムでモニタリングできるウェアラブルカメラです。
自律走行監視ロボットなどと組合せた高精細映像を無線で伝送するソリューションとして、興味を持たれていました。
IoT分野
IoT分野では、公募型共同研究の中から1件の研究成果を展示いたしました。
- ▼アップウインドテクノロジー・インコーポレイテッド
『自律型桟橋点検支援ロボット「YURA」』
「YURA」は、自律移動しながら桟橋の点検を行う自立型桟橋点検支援ロボットです。
安全かつ、人が入りにくい狭い場所まで点検作業を行えるロボットとして、どのような技術が用いられているのか、リーフレットを片手に研究員にお伺いされている姿が散見されました。
また、産業交流展の中では、都内の中小企業がその技術力を活かして開発した、革新的で将来性のある製品・技術、サービスを表彰する「東京都ベンチャー技術大賞」、経営革新計画の実現状況、実現までの創意工夫や経営指標などを審査し、他の中小企業の模範となる企業を表彰する「東京都経営革新優秀賞」の表彰式も行われており、株式会社MAZINが「東京都ベンチャー技術大賞特別賞」を、株式会社ウオールナットが「東京都経営革新優秀賞」を受賞しました。
どちらもIoT分野の公募型共同研究の成果が含まれており、多くの方々に研究成果を称賛していただけました。(受賞内容につきましてはこちら)
ロボット分野
ロボット分野では、公募型共同研究の中から2件の研究成果の展示を行いました。
- ▼Haloworld株式会社
『空間スキャンロボット「ReFRO 360」』 - ▼株式会社ICOMA
『ロボティクスモビリティ「tatamo!」』
様々な自律移動ロボットへのマップ提供サービスの要となる空間スキャンロボット「ReFRO 360」では、そのコンセプトやアーキテクチャに興味を持たれた企業技術者の方々が、研究者と意見交換を行っている姿が多くみられ印象的でした。
また、折りたたみ可能な特定小型原付2輪モビリティ「tatamo!」では、特徴である”自動でタタメル機構” ”安心安全を実現するセンサー機能”に加え、モビリティとしての実際の乗りごこちや運転の仕方などの説明を熱心に伺う来場者様が多くございました。
・空間スキャンロボット「ReFRO 360」
・ロボティクスモビリティ「tatamo!」
今年も多くのご来場者様にお立ち寄りいただくとともに、幅広い業種の出展者様、研究者様とさまざまな意見交換を行う事ができました。
ご来場者様への発信、出展社様との交流など、とても有意義な展示会となりました。
都産技研では、今後も5G・IoT・ロボットを活用したサービス提供を目指す中小企業を支援して参ります。
ご興味をお持ちの皆さまからのご相談をお待ちしております。