10月15日(火)~10月18日(金)の4日間にかけて、幕張メッセにてCEATEC 2024が開催されました。
今年は、出展者数808社・団体と昨年の684社・団体を大きく上回る出展社数となりました。
本年の開催テーマは「Innovation for All」。多彩な展示のみならず、203のコンファレンス、複数のテーマによるネットワーキングイベントなどを通じて、イノベーターのための共創の場を作り出すとともに、一般社団法人日本自動車工業会が主催する「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」とも併催を実現。
会期4日間の登録来場者数は112,014人(前年比25.8%増)と多くの来場者で溢れておりました。
都産技研ブースでは、「中小企業の5G・IoT・ロボット普及促進事業」の後継事業としてスタートした「クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業」として「5G」「IoT」「ロボット」それぞれの分野で企業様との共同研究や独自研究の成果、都産技研の活動などをご紹介しました。
特に今年の目玉として、初の「ローカル5Gのオンエアデモ」を実施しました。
ローカル5Gの特長である「高速大容量」「低遅延」「多接続」のうち「高速大容量」に着目し、ご来場者様には、実演を通して5G基地局とウェアラブルカメラ、アバターロボット、ロボット遠隔制御システムを接続した展示及び動作を体感していただき、高い関心をお寄せいただきました。
株式会社 FLARE SYSTEMS
5G基地局(Sub6)
5Gアンテナ
アストロデザイン株式会社
iPresence株式会社
ウィングロボティクス株式会社
ウェアラブルカメラ
アバターロボット
ロボット遠隔制御システム
その他にも各分野での展示内容をご紹介いたします。
5G分野
5G分野からは、【ローカル5Gが拓く未来】をテーマとして、公募型共同研究の中から8件の研究成果と、都産技研の活動紹介を展示、実演しました。
ローカル5Gオンエアデモ以外にも、公募型共同研究成果のうち4件の新たな研究成果を展示しました。
展示内容
- ▼リブト株式会社
『複数同時に照度測定が可能なローカル5Gに対応した照度測定ロボット』 - ▼株式会社イイガ
『オフィス向けダッシュボードとローカル5Gに対応した小型移動ロボットとカメラ』 - ▼株式会社VRデザイン研究所
『VRゴーグルを活用したリモート教育用VRコンテンツを実体験できるXR Showcase Hub』 - ▼株式会社アイダックス
『リモート環境から利用可能なローカル5G基地局とミリ波アレイアンテナ』
VR体験やローカル5G利用体験なども大人気で、老若男女多くの方々に興味をもっていただけたかと思われます。
ローカル5Gが拓く未来
5G電波のモニタリング
リブト株式会社
株式会社イイガ
株式会社VRデザイン研究所
株式会社アイダックス
IoT分野
IoT分野からは、公募型共同研究の中から8件の研究成果と、都産技研から3件の展示を行いました。
中でも昨年の採択テーマで共同研究が終了したばかりの「次世代通信システムを導入したドローンの開発」、「次世代通信技術を使用した生産設備一括監視AIシステムの研究開発」には多くのご来場者様が興味を示されており、展示内容について熱心に説明を伺っている姿が散見されました。
また、この展示会を通して、今まで行ってきた数多くの共同研究事例を知っていただく事で、都産技研としての技術が様々な分野で生かされている事をご理解いただけたかと思われます。
次世代通信システムドローン
生産設備一括監視AIシステム
IoT技術グループの取り組み
高速通信試験と機器の紹介
公募型共同研究展示エリア
展示内容
公募型共同研究 8社
- ▼秀和工業株式会社
『4つの新機能実現のためのIoTシステムの開発』 - ▼株式会社名取製作所
『生産プロセスのばらつき見える化システムの開発』 - ▼白山工業株式会社
『多点観測実証による地震防災サービスの事業化開発』 - ▼株式会社セカンドファクトリー
『IoTを活用したデジタルエリアマネジメントの研究』 - ▼株式会社ワイヤレスコミュニケーション研究所
『介護施設向け見守りビッグデータ利活用システム』 - ▼株式会社ウオールナット
『AIによる土木構造物の非破壊調査診断技術研究』 - ▼ルーチェサーチ株式会社
『次世代通信システムを導入したドローンの開発』 - ▼株式会社MAZIN
『次世代通信技術を使用した生産設備一括監視AIシステムの研究開発』
IoT技術グループの取り組み
高速通信試験と機器の紹介/東京都IoT研究会/共同研究成果紹介サイネージディスプレイ
ロボット分野
ロボット分野からは、公募型共同研究テーマの研究成果1件を発表しました。
「ロボットで実現!3D空間スキャン活用サービス」は、3D空間スキャンは環境変化に強く、様々な分野で利用する事ができるため、ご来場された研究者の方々での意見交換が頻繁に行われておりました。
今後の開発を行う上での気づき、発見にもつながる展示になったのではないかと思われます。
Haloworld株式会社
展示内容
- ▼Haloworld株式会社
『ロボットで実現!3D空間スキャン活用サービス』
4日間とも大盛況となり、それぞれの研究について様々なご意見を頂戴でき、都産技研を多くの方々に知っていただく機会となり、とても有意義な出展となりました。
都産技研では、今後も5G・IoT・ロボットを活用したサービス提供を目指す中小企業を支援して参ります。
ご興味をお持ちの皆さまからのご相談をお待ちしております。