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G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)の実機レビュー

更新日:
G TUNE E5の正面写真
CPU Core i7-13620H
GPU GeForce RTX 4050
メモリ 16GB
SSD 500GB
2nd SSD 最大4TB
画面サイズ 15.3型 16:10
画面種類 2560x1600 180Hz
質量 約2.09kg
バッテリー 80Wh
価格 15万円台~
この品質で15万円台!

G TUNE E5-I7G50BK-B(以下、G TUNE E5)は、15万円台の比較的安い価格にしては、品質が高く、コスパの高いゲーミングノートPCです。

グラフィックスにはGeForce RTX 4050 Laptopを搭載し、グラフィック設定をやや落とせば、負荷の重いゲームも快適にプレイすることが可能です。

ディスプレイは、180Hzに対応し、色域も広く、高解像度。キーボードは、nキーロールオーバーに対応しています。

ボディは、アルミ素材で高級感があり、サイズもコンパクトです。

比較的安いモデルで、これからPCゲームを始めたい方や、クリエイティブワークをしたい方におすすめです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-13620H、GeForce RTX 4050、16GBメモリ、500GB SSD

 

本製品をお得に買う方法

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目次

お忙しい方は、「G TUNE E5(G TUNE 20周年記念モデル)の特徴」のみお読みください。

 

G TUNE E5(G TUNE 20周年記念モデル)の特徴

コスパに優れたG TUNE 20周年記念モデル

2004年1月にマウスコンピューターのゲーミングブランド「G TUNE」が誕生してから20年が経過しました。これを記念して、お得なG-Tune 20周年記念モデルが発売されています。

その1つとして「G-Tune E5-I7G50BK-B」が、通常モデルは「19万円台~」のところを「15万円台~」と安く発売されています。

ただ、通常モデルでは、240Hz駆動の液晶を搭載し、メモリやメインSSDの容量なども変更できるのに対し、20周年記念モデルは180Hz駆動の液晶で、メモリやメインSSDを変更することができません。

ただ、Core i7-13620H + GeForce RTX 4050 Laptopという構成であれば、液晶のリフレッシュレートは180Hzで十分です。また、メインSSDは変更できませんが、セカンドSSDを追加することはできます。メモリも自己責任にはなりますが、後で増設することも可能です。

高いコストパフォーマンス

 

高性能ディスプレイを搭載

ディスプレイは、180Hzではあるものの、品質は十分高いです。

低遅延・低残像で、競技性の高いeスポーツタイトルがプレイしやすく、2560×1600の高解像度、100% sRGBの広めの色域なので、ゲーム以外にもクリエイティブワークや普段の作業にも向いています。

少なくとも15万円台の安価なモデルでは中々見られない高品質の液晶を搭載しています。

実際にストリートファイター6や、最近リリースされたばかりのマーベル・ライバルズなどをプレイしてみましたが、とても快適で、ゲームがしやすい液晶でした。色域も広めなので、ゲーム映像もとても綺麗です。

また、グラフィックスはエントリークラスのGeForce RTX 4050 Laptopを搭載しており、フルHD解像度なら高いグラフィック設定で快適にプレイできますし、2560×1600でもグラフィック設定をやや下げることで十分プレイ可能です。

高リフレッシュレート・高解像度液晶を搭載

 

nキーロールオーバー対応のキーボード

G TUNE E5は、安価なモデルの割にはキーボードも割と押しやすく、nキーロールオーバーにも対応しているので、ゲームのしやすいキーボードだと思います。

薄型なのでキーストロークは浅めですが、タイピング時の打鍵感もいい感じです。

ただ、ゲーム中などの高負荷時は、PC本体の熱で、手のひらはやや暖かく感じます。ここは人によっては少し気になるかもしれません。

nキーロールオーバー対応のキーボード

 

コンパクトな筐体サイズ

G TUNE E5は、閉じたときの厚さは約22.1mmとなっており、ゲーミングノートにしては割と薄型でコンパクトです。

質量も約2.09kgとそこまで重くなく、ゲーミングノートPCとしては持ち運びしやすい製品だと思います。

サイズがコンパクトで、持ち運びにも可能

 

標準で付いてくる3年保証

マウスコンピューターの製品は、3年の保証が標準で付いてきます。そのため、もし他社と価格を比較するときは、保証までを含めた価格を比較して欲しいです。

さらに、24時間365日の電話サポートも標準で付いてくるので、日中家にいない人でも安心です。夜中でも電話をしてサポートを受けることが出来ます。

3年保証および24時間365日電話サポートが標準で付いてくる

 

ディスプレイのチェック

G TUNE E5のディスプレイは、15.3型、2560x1600(16:10)、100% sRGB、180Hzの液晶です。前述の通り、高いリフレッシュレートで、残像も少なく、ゲームに適しています。色域も広めなので、クリエイティブワークにも向いています。解像度が高く、フリッカーなども無く、非光沢なので、普段の作業にも使いやすい高品質な液晶です。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測したsRGBカバー率は100%、sRGB比は108%でした。広めの色域です。最大輝度は、当サイトの計測では462cd/m2と高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 80%
Adobe RGBカバー率 79%
ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ディスプレイのガンマ補正曲線を確認すると、どの色も比較的揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢の液晶であるため、画面への映り込みが低減されており、ゲームなどがしやすいです。ギラツキもほとんど感じないので、仕事にも使いやすいです。

画面への映り込み

フォトディテクターで、フリッカー(ちらつき)があるか確認しましたが、検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約30msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に180フレームを更新する液晶で1~2フレーム前までの残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60フレームしか更新しませんが、2フレーム前まで残像があったことから、本製品の液晶は残像が少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

G-Tune E5のキーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーの仕様表を確認すると、横方向のキーピッチは約18.75mm、キーストロークは約1.4mmとなっています。縦方向のキーピッチは書かれていませんが、計測してみたところ約18.5mmでした。キーピッチは十分な数値です。ゲーミングとしてはキーストロークはもう少しあった方がいいですが、慣れると気になりません。nキーロールオーバーにも対応しています。

キートップはフラットに近いですが、若干湾曲しています。キーの揺れが少なく、しっかりとした打鍵感もあり、打ち心地は比較的良いです。

BackspaceキーやEnterキーは大きくて押しやすいです。また、矢印キーが大きく、一段下がったところにあるので押しやすいです。ただ、半角/全角キーはやや小さいです。

テンキーは、キーサイズが小さいですが、4列なのでそこそこ使いやすいです。ただ、ゲームではテンキーをあまり使わないので、テンキーを無くして、キー全体にゆとりをもたせても良かったかなと思います。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

ゲーミングらしいキーボードバックライトも搭載しています。点灯パターンはレインボー、ブレス、ミュージック、ウェーブなどがあり、ユーザーモードではキー単位で細かく色を設定できます。ゲーム中は、WASDキーといった頻繁に使用するキーだけ点灯させることもできます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

G TUNE E5のパフォーマンスを確認します。

この製品は、「Mouse Control Center」というソフトのパワーセッティングという項目で、動作モードを変更することができます。また、電源ボタンの隣のボタンからも、モードを切り替えることができます。

ここでは、デフォルトの「バランスモード」と最も高いパフォーマンスが出る「パフォーマンスモード」で計測した結果を掲載しています。

Control Center
モードを切り替えるボタン

 

CPU

CPUには、インテル第13世代のCore i7-13620Hを搭載しています。

古い世代のCPUですが、十分高いスコアです。なお、最近のゲーミングノートPCは、最新世代ではなく、第13世代のインテルCoreを搭載し、価格を下げている機種が多いです。

CINEBENCH 2024
Core i7-13620H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1104
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13620H 900 [パフォーマンスモード]
839 [バランスモード]
Ryzen AI 9 HX 370 882
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core Ultra 5 125H 669
Ryzen 7 8840U 618
Snapdragon X Plus X1P-42-100 605
Core Ultra 7 258V 603
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 7535HS 507
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 258V 121
Core i9-13900HX 119
Core i7-13620H 111 [パフォーマンスモード]
111 [バランスモード]
Ryzen AI 9 HX 370 110
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Snapdragon X Plus X1P-42-100 108
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Ryzen 9 8945HS 106
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7535HS 84
Ryzen 5 7530U 84
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、広めのメモリ帯域幅です。なお、スロットメモリなので、メモリの換装が可能です。

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 4050 Laptopを搭載しています。メーカーにより設定されている最大グラフィックスパワーは140Wと高い設定値でした。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark Time Spyのベンチマークの結果は以下の通りです。最大グラフィックスパワーが高く設定されているだけあって、高めのスコアが出ています。「パフォーマンスモード」にすると少しだけスコアが上がりますが、ほとんど差がありません。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4050 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 10610
RTX 4060 105W 10300
RTX 4050 140W 8776 [パフォーマンスモード]
8735 [バランスモード]
RTX 4050 105W 8469
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4050 Laptopの情報は次の通りです。なお、動作モードによるクロック数などの変化はありませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDとしてはそこまで速いわけではありませんが、ゲームのロード時間などは短く、十分な速度でしょう。

なお、セカンドSSDを追加することも可能です。セカンドSSDなら、カスタマイズ画面から、アクセス速度の速いSAMSUNG PM9A1のSSDを選択することが可能です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
2576
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

最近では省かれがちですが、フルサイズのSDカードスロットも搭載しています。動画や画像を扱う方には嬉しいでしょう。アクセス速度は普通でした。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ここでは、ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測したフレームレートを掲載します。なお、動作モードは「パフォーマンスモード」で計測しています。

本製品はエントリークラスのGeForce RTX 4050 Laptopを搭載していますが、最大グラフィックスパワーは140Wと高く設定されているため、エントリークラスにしてはパフォーマンスは高めです。

1920×1080(または1920×1200)の解像度にした場合、負荷が重い「サイバーパンク2077」クラスのゲームでも、ウルトラ設定で平均フレームレートは82 fpsと高く、快適にプレイすることが可能です。「ゴースト・オブ・ツシマ」クラスのかなり重いゲームとなると、最高設定だとさすがに平均60 fpsを切りますが、高設定に落とすことで平均60 fps以上で快適にプレイすることが可能です。

eスポーツタイトルである軽い部類のゲーム、Apex Legends、PUBG、VALORANTでは高設定でも高いフレームレートが出ており、180Hzの高リフレッシュレートを活かした優位なプレイが可能です。

最近リリースされたばかりの「マーベル・ライバルズ」では、最高設定だと平均60 fpsを切り重く感じますが、DLSSを有効にするか、設定を落とすかすることで60 fps以上で快適にプレイができるでしょう。

2560×1600の解像度になると、さすがに重いゲームでは設定を落とすことを余儀なくされますが、中程度の重さのゲームであれば、高めの設定でも60 fps以上で快適にプレイができ、軽い部類のゲームであれば高設定でも高いフレームレートで優位にプレイできます。

ゲームをする時は1920×1080(または1920×1200)の解像度に設定することで、ほとんどのゲームがプレイ可能でしょう。さらに、DLSSやフレーム生成に対応したゲームであれば、フレームレートを底上げすることもできます。

ただし、2025年2月28日発売予定の「モンスターハンターワイルズ」クラスの非常に重いゲームとなると、高い画質設定でプレイするのは難しいと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
かなり重い部類のゲーム
Ghost of Tsushima Director's Cut(ゴースト・オブ・ツシマ)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 87 fps
67 fps
非常に高い 52 fps(75 fps)
2560x1600 53 fps
39 fps
非常に高い 30 fps(55 fps)
※括弧内のフレームレートは、DLSS SR:バランス、フレーム生成有効時の数値
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 140 fps
102 fps
ウルトラ 82 fps
レイトレ : ウルトラ 49 fps
2560x1600 102 fps
60 fps
ウルトラ 42 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 97 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 4050 140W 82 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 56 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 88 fps
2560x1440 高品質 63 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 121 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 105 fps
RTX 4050 140W 88 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 61 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
重い部類のゲーム
マーベル・ライバルズ
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 93 fps
高設定 70 fps
最高設定 48 fps(68 fps)
2560x1600 低設定 57 fps(90 fps)
高設定 45 fps
※アンチエイリアスと超解像度タイプ:TAAU
※括弧内はアンチエイリアスと超解像度タイプ:DLSSバランス
※訓練場で計測
中程度の重さのゲーム
ストリートファイター6 ベンチマーク
解像度 品質 FIGHTING GROUND WORLD TOUR
1920x1080 HIGHEST 60 fps(最大) 85 fps
2560x1440 HIGHEST 60 fps(最大) 65 fps
中程度の重さのゲーム
モンスターハンターワールド:アイスボーン
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 92 fps
最高 74 fps
2560x1600 73 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 92 fps
2560x1600 ウルトラ 69 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 132 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 120 fps
RTX 4050 140W 92 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 71 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 101 fps
2560x1600 高品質(ノート) 85 fps
最高品質 57 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター6シーズン1]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 159 fps
中設定 136 fps
最高設定 75 fps
2560x1600 低設定 98 fps
中設定 77 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
270 fps
2560x1600 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
236 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 273 fps
高設定 180 fps
2560x1600 低設定 173 fps
高設定 122 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 344 fps
2560x1600 高設定 290 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 175 fps
2560x1600 非常に低い 164 fps
ウルトラ 108 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。なお、動作モードは「パフォーマンスモード」で計測しています。

いずれも、まずまずの処理時間です。上位のCPUやGPUほど速くはありませんが、遅くもないので、クリエイティブワークも、比較的快適に行うことができます。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i9-14900HX
RTX 4060(140W)
48秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H
RTX 4060(105W)
50秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H
RTX 4050(140W)
50秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX 56秒
Core i7-13620H 57秒
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13650HX 58秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
61秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Core i5-13450HX 78秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Proによる書き出し時間
4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13620H
RTX 4060(105W)
3分22秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
3分58秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-13620H
RTX 4050(140W)
4分27秒
Core i9-14900HX
RTX 4060(140W)
4分29秒
Core i5-13450HX
RTX 3050 (95W)
5分19秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-14900HX 4分47秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13650HX 6分36秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-13620H 7分39秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4050 Laptopで実行
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

G TUNE E5は、2つのUSB Type-Cポートを備えています。

左側面のType-Cポートは、USB3.0とそこまで転送速度は速くなく、またUSB PDおよび画面出力に対応していないので、用途が限定されています。

背面のType-Cポートは、USB3.1となっており、USB PDおよび画面出力に対応しています。なお、上位モデルは、Thunderbolt4にも対応しています。

USB3.1 Type-Cポートの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

HDMI経由で4Kモニターに繋いだときの情報は次の通りです。4K/60Hz/RGBで出力することができています。GeForce RTX 4050から出力されているので、10ビット表示も可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

G TUNE E5の質量の実測値は下の通りです。15インチクラスのゲーミングノートノートPCとしては、比較的軽いと思います。ACアダプターはやや重いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.04kg
ACアダプター+電源ケーブル 427g

 

バッテリー駆動時間のチェック

G TUNE E5のバッテリー容量は、80Whと大容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。性能が高めのパーツを搭載しているので、バッテリー駆動時間は短めです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約8時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約5時間
(3) 動画編集時の動画プレビュー 2時間43分
※画面輝度は約120cd/m2
(1)~(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、約100万画素です。解像度は高くありませんが、映りはまずまずです。カメラを物理的に隠すプライバシーシャッターも搭載しています。ソフトでカメラを無効にすることも可能です。IRカメラはありません。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
Webカメラ
Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーの音質は悪くはありませんが、ややこもった感じがします。ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

なお、今回搭載しているCore i7-13620Hのプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は45Wです。

バランスモードの場合、75W前後のCPU電力で動作しており、PBPより高い数値です。このときの、CPU温度は85℃台と高めですが、問題ない範囲の温度だと思います。

一方、パフォーマンスモードの場合、初動が120W前後で、時間が経つと約90W前後の高いCPU電力で動作します。このときの、CPU温度は92℃前後まで上がり、高い温度ではありますが、たまにこのモードにするくらいなら問題ないと思います。

  • バランスモード
  • パフォーマンスモード
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

バランスモードでは、CPU温度は70℃台後半、GPU温度は78℃付近で推移しており、問題のない範囲の温度です。

パフォーマンスモードでは、CPU温度は80℃台後半、GPU温度は72℃付近で推移しており、こちらも問題のない範囲の温度です。

  • バランスモード
  • パフォーマンス
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。

アイドル時は静かですが、ゲーム時は、バランスモードもパフォーマンスモードもうるさく感じます。ヘッドホンをすれば気になりません。

騒音値
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
約30dB 約49~51dB 約49~51dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時(バランス):FF15ベンチマーク時(バランスモード)
FF15ベンチ時(パフォーマンス):FF15ベンチマーク時(パフォーマンスモード)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ゲーム中は、キーボード面の中央辺りの表面温度がやや高めです。ただ、WASDキーの辺りはそれほど高い温度になっておらず、タッチパッドの上部やパームレスト部の温度もほとんど変化していません。ゲーム中は集中していることもあり、左手がほんのり暖かく感じる程度でそこまで気にはなりません。寒い冬場では助かりますが、夏場は不快に感じるかもしれません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

性能が高めのパーツを搭載しているので、比較的高い消費電力です。

消費電力
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
15W 198W 205W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

G TUNE E5の外観のチェックです。

アルミ素材を採用したボディで、高級感があります。15万円台で購入できるゲーミングノートPCには見えません。キーボードバックライトを目立たないホワイトのカラーなどにすれば、仕事用途でも使えるデザインです。指紋跡はやや目立ちます。

 

天板には、G-Tuneのロゴが入っています。

 

高さは約22.1mmとなっており、普通のノートPCとそこまで変わらない厚みです。

 

インターフェースはご覧の通りで、ポートの種類は豊富です。

 

ヒンジは、ほぼ180度開きます。

 

底面は、吸気口が大きく取られています。

 

冷却ファンは2つ、ヒートパイプは4本あり、4方向から排気しています。冷却性能は高めです。

 

メモリは交換可能です。ただし、メーカー保証対象外となるのでご注意下さい。

 

ストレージは、Type 2280のM.2 SSDを最大2つ搭載することができます。

 

ACアダプターは、210Wです。

 

まとめ

以上が、マウスコンピューター G TUNE E5-I7G50BK-Bのレビューです。

GeForce RTX 4050 Laptopを搭載し、アルミ素材を使用した高級感のあるデザインでありながら、15万円台とコストパフォーマンスが高いです。

ディスプレイは2560×1600の高解像度、180Hzの高リフレッシュレート、低遅延・低残像で色域も広く、映像がキレイです。ゲームがしやすいだけでなく、クリエイティブワークにも使える品質です。

キーボードは、nキーロールオーバーに対応し、素早くキーを連打するようなゲームでも、正確な入力が可能です。

ゲームパフォーマンスは、エントリークラスのGeForce RTX 4050 Laptopにしては高く、1920×1080(または1920×1200)の解像度はもちろん、2560×1600の解像度でも、グラフィック品質設定をやや落とせば快適にプレイできるゲームが多いです。

安価なモデルにしては全体的な品質が高く、この品質で15万円台ならコスパは非常に優秀です。PCゲーム入門機として、持ち運び用のサブ機として、クリエイティブ作業用PCとして、多くの用途で使用することができる1台です。

ただ、薄型ボディであるため、高負荷時の表面温度がやや高めになります。熱くて触れないというほどではありませんが、人によっては気になるかもしれません。

 

この品質で15万円台!

G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)

特徴

  • 180Hz、高解像度のディスプレイ
  • nキーロールオーバー対応のキーボード
  • アルミボディで良デザイン
  • 15万円台からと高コスパ

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