日本のブログ力:経済問題(翻訳篇)ベスト100+α

 いいかげんな一部分の翻訳で人をミスリードする人たちが日本では多くの読者を集めている。しかし注意深い人=騙されない人たちは、日本のブログで海外の情報を適確に訳し紹介しているものが多数あるのを知っている。以下ではそういうブログやHPから翻訳(なるべく全訳)を中心に収集してみた。

●はぜひ読んでおくべきエントリーを示す。ここだけ読めば日本語のネットで手に入る最上の情報を得ることができるだろう。


●マクロ経済政策の再検討〜より高いインフレ目標値の検討〜
http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20100215/p1

●勝手な解釈より本人の説明
http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20100215#p2

長期フィリップス曲線は垂直ではない!?
http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20100215#p1

●流動性の罠 Gauti B. Eggertsson
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-1006.html

景気対策のインパクトを経済モデルで計測すること ジョン・B・テイラー
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-1007.html

反事仮想と景気対策 Menzie Chinn(テイラーへの反論)
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-1008.html

●次世代の経済危機? ポール・クルーグマン
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-1009.html
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-1010.html
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-1011.html

●金融危機を理解する Franklin Allen & Douglas Gale
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-1000.html
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-category-49.html

●イングランド銀行発行 解説!量的緩和 日本語版 プレビュー
http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-989.html


●科学者とエンジニアとしてのマクロ経済学者
http://www.geocities.com/svnseeds/econ/mankiew.html

●"Money Mess" by Anil K. Kashyap
http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20070307#p1

A Return of That '70s Show? by PAUL KRUGMAN
http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20080603#p1

●ピーター・テミン 「The Great Recession and the Great Depression」
http://randomcage.blogspot.com/p/great-recession-and-great-depression.html

The Economist誌"Japan's two lost decades"
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/20.html

Too Big to Live ジョセフ E.スティグリッツ
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/blog-post_08.html

ハロルド・ジェームズ: 大きな銀行がさらに大きくなりそうなワケ
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/blog-post_983.html

アダム・ポーゼン: イギリスが失われた10年を回避できたわけ。
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/10_12.html

ハロルド・ジェームズ: 銀行、国家、そして金融危機
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/blog-post_8544.html

●要約: イングランド銀行ワーキングペーパー『マクロプルーデンシャルな政策の役割』
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/blog-post_14.html

プリンストン大学: ハロルド・ジェームス教授一問一答
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/blog-post_18.html

今回の金融危機で Great Moderation が終わったというのは本当なんだろうか?Olivier Coibion Yuriy Gorodnichenko
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/great-moderation.html

FT論説 − イギリスのインフレ警報に騙されてはいけない。
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/ft.html

FT論説 − デフレーションにはまっている日本のとある一日。
http://randomcage.blogspot.com/2010/01/ft_30.html

FT論説 − 量的緩和が中断されたが、英国債市場は冷静なのである。
http://randomcage.blogspot.com/2010/02/ft.html

●スウェーデン国立銀行「デフレ:問題の概観」
http://wiki.livedoor.jp/reflation/d/%a5%b9%a5%a6%a5%a7%a1%bc%a5%c7%a5%f3%b9%f1%ce%a9%b6%e4%b9%d4%a1%d6%a5%c7%a5%d5%a5%ec%a1%a7%cc%e4%c2%ea%a4%ce%b3%b5%b4%d1%a1%d7

●イングランド銀行パンフレット「量的緩和とは何か」
http://wiki.livedoor.jp/reflation/d/%a5%a4%a5%f3%a5%b0%a5%e9%a5%f3%a5%c9%b6%e4%b9%d4%a5%d1%a5%f3%a5%d5%a5%ec%a5%c3%a5%c8%a1%d6%ce%cc%c5%aa%b4%cb%cf%c2%a4%c8%a4%cf%b2%bf%a4%ab%a1%d7


● 金利ゼロ近傍での金融政策のあり方Charles T. Carlstrom and Andrea Pescatori
http://wiki.livedoor.jp/reflation/d/%a5%af%a5%ea%a1%bc%a5%d6%a5%e9%a5%f3%a5%c9%cf%a2%b6%e4%20%be%ae%cf%c0%ca%b8

クルーグマン「インフレなんて怖くない」
http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20090530/p1

ケネス・ロゴフ:インフレを受け入れよう
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081205/1228442778

●クルーグマン:AEAでのレクチャー 「危機」
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20100104/1262603755

Oh My プレスコット!
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081023/1224734127

クルーグマン・ノーベル賞受賞後のビデオの翻訳
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081102/1225634012

クルーグマンのブログ:ニューディール経済学
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081109/1226218963

金融市場規制と金融危機の影響
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081110/1226284015

アメリカはどれくらいの景気刺激が必要か?クルーグマン
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081112/1226453784

資本移動管理への(驚きの?)改宗者 ダニー・ロデリック 
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081113/1226544898

第2次世界大戦は大恐慌を終わらせたのか?Marginal Revolution,
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081114/1226590470

クルーグマンのコラム:不況経済の復活
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081114/1226655454

ジェームズ・ハミルトン:ニューディールは大恐慌を長引かせた
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081115/1226684663

ブラッド・デロング:やっぱり君ら、まともじゃないね
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081115/1226753741

クルーグマン:流動性の罠の中のマクロ経済政策
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081116/1226805638

ブラッド・デロング:ニューディール、クルーグマン、そしてメディアの変化
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081118/1226974483

ルーカス:まず不況対策を
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081119/1227091343

マンキュー:連銀はどうすべきか?
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081121/1227262326

ニューディールと第2次世界大戦は財政刺激について何を教えてくれるか?
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081123/1227419934

クルーグマン:なぜ大恐慌の事を語るのか
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081124/1227486379

マンキュー:ケインズならどうしていただろうか?
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081130/1228014188

クルーグマン:ケインズ政策の時
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081130/1228045938

クルーグマン:財政赤字と未来
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081201/1228122201

マンキュー:財政政策のパズル
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081203/1228263108

●クルーグマン:名目賃金と雇用について
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081205/1228443877

●マンキュ−:AS、AD、そしてニューディール
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081205/1228453019

●コーエン:AD-ASモデルと垂直のAD曲線
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081205/1228457233

●クルーグマン:実質残高効果(ウォンキッシュ)
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081205/1228459934

ジェームズ・ハミルトン:過去の不況との比較
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20081209/1228801320
●クルーグマン:流動性の罠のなかでの最適財政政策
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20090101/1230777556

クルーグマン:恒星系間貿易の理論
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20090108/1231379254

クルーグマン:日本再考
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20090310/1236649191

●クリスティーナ・ローマー:大恐慌からの教訓
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20090311/1236779735

●Acemoglu公式翻訳プロジェクト
『人的資本政策と所得分配』『2008年危機』収録
http://ja.daronacemoglu.wikia.com/wiki/Acemoglu%E5%85%AC%E5%BC%8F%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88

himaginaryの日記(http://d.hatena.ne.jp/himaginary/)やIrregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜(http://d.hatena.ne.jp/Hicksian/)にも英語圏からの情報が豊富だが、残念なことに全訳ではなく部分訳が大半であるので今回のこのエントリーの趣旨とは異なる。ただ以下に興味深いものを中心にあげた。特にHicksianブログはとりあえずすべて目を通すようにお願いしたいのでその意味で逐一載せなかった。

●スティグリッツ「経済危機に導いた5つの過ち」
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20081226/five_mistakes

経済学者は感情で動く
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20091118/soseki_and_debate

ドイツ人経済ブロガーがいない10の理由
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090421/german_econobloggers

●フリードマンのリフレ論
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20091112/friedman_riviving_japan

ブラック・スワンなんか怖くなくなる10の方法
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090408/black_swan_proof_world

●サムナーのFAQ
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090714/sumner_faq

名目論争
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20091111/nominal_debate

投資に関する9つの考察
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20100120/nine_observations_about_investment

ギャグノン「日銀は100〜200兆円の長期債を購入すべし」
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20091207/the_case_for_6_trillion_more_monetary_stimulus

●ジャネット・イエレン「FRBは日銀とは違う」
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090111/yellen_frb_boj_difference

排出量取引と炭素税に関する基礎的経済学
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20091219/basic_economics_of_carbon_permits_versus_carbon_taxes

山形浩生氏の業績、あんまりにも多くかつ重要なのが多すぎである 笑。なので最小限のチョイスで許されたい。

●The Economist セレクション+α(すべて読む価値ある好エッセイと名解説‥なんといつの間にか50本超えてる! すべてリンク先つくるのはしんどいので以下をまとめて読んでほしい)
http://cruel.org/economist/

ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説
http://cruel.org/krugman/generaltheoryintro.html

経済学者は進化理論家から何を学べるだろうか
http://cruel.org/krugman/evolutej.html

●復活だぁ! 日本の不況と流動性トラップの逆襲
http://cruel.org/krugman/krugback.pdf

●経済を子守りしてみると。←最初によむべき経済エッセイのひとつ
http://cruel.org/krugman/babysitj.html

●日本:まだはまってます。
http://cruel.org/krugman/japtrap2j.html

日本がはまった罠
http://cruel.org/krugman/japtrapj.html

日本の流動性トラップについて:追記
http://cruel.org/krugman/liquid-j.html

アクセルロッド『対立と協調の科学』書評:「しっぺ返し」はそんなにすごいものではありません
http://cruel.org/candybox/axelrodhype.html

真実の経済:ジェイコブス『経済の本質/自然から学ぶ』書評
http://cruel.org/econ/solowonjacobs.html

シューレス・ジョー・スティグリッツ:頂点に立つ叛乱児
http://cruel.org/econ/stiglitz.html

お笑いバイオノミックス:インチキ経済学とインチキ進化論の遭遇
http://cruel.org/krugman/biobabblej.html