刑務官として働いていた時に
「受刑者は刑務所から脱走できるのか?」
を真剣に考えてみたことがあります。
僕が昔ハマった海外ドラマ
“プリズンブレイク”でも、
「天才的な頭脳をもつ弟が
無実の罪で死刑宣告を受けた兄を救うために
わざと刑務所に入って脱獄する」
というスリリングな展開が
たまらないドラマでした。
あのドラマで刑務官の仕事に
少なからず影響されたのは間違いないし、
実際はどうなんだろう?と考えていました。
ちなみに脱獄については
刑務官の面接試験でも聞かれてます。
「プリズンブレイク見たの?
実際に脱走できると思う?」
という感じです。
もちろん、
「プリズンブレイクはドラマなので、
脱獄はぜったいに無理です!」
と答えましたが。笑
で、結論から言うと
「刑務所から脱走するのは無理」
です。
ハッキングしてとか
看守を買収してとか
仲間と力を合わせてとか
いろいろ考えてみましたが、
まぁ無理そうです。
ちなみに、
日本の刑務所でも脱走はありましたが、
あれはちょっと特殊なケースです。
ということで、
基本的に脱獄はできませんよ
という話をしていきますね。
刑務所から脱出するのはやっぱり無理?
刑務所から脱出できないと思うのは、
- 高い壁で囲まれている
- アレがない受刑者の部屋の作り
- 刑務所がローテクすぎる
この3つの理由があるからですね。
順番に説明していきます。
高い壁で囲まれている
みんな普通に知ってることですが、
刑務所は高い壁で囲まれています。
だいたい2階建ての建物の
屋根くらいの高さがあって、
近くで見るとデカい壁です。
垂直の壁なので
そのまま上ることはできないし、
何か道具を使っても厳しいです。
それに、棒状の長いモノや電気コードなどは
とくに厳重に管理されているで、
受刑者が簡単に持ち出すこともできません。
仮に途中まで登ったとしても、
今度は”防犯線“という触れると反応する
センサーが待ち構えています。
壁の内側も外側もびっしりと
隙間なく張り巡らされていますからね。
もちろん防犯カメラもあります。
最悪、カメラで見逃してたとしても
防犯線があるので必ずバレます。
なので、壁までたどり着けたとしても
登り切ることは考えにくいです。
逆に外から侵入しようとしても
防犯線とカメラがあるので無理ですけどね。
アレがない受刑者の部屋の作り
映画とかを見ていると、
カギのかかったドアをピッキングして
カチャと開けるシーンありますよね。
あとは警察に捕まったときに
手錠をクリップとかで
簡単に外してみたり、と。
ああいうのを見ると
「刑務所もイケるんじゃ?」
なーんて思うかもしれませんが、
そもそも、受刑者の部屋には
「ドアノブ」がありません。
正確には”部屋の内側”にない
ということなんですが、
ドアの内側は鍵穴も何ありません。
なので、部屋の中から
「どうにかして開けてやろう!」
と思っても何もできません。
素材も金属製の丈夫な扉で
隙間とかも一切ありません。
あ、ちなみに
刑務所の扉って
鉄格子じゃないんですよ?
海外の映画とか見てると
なんか鉄格子のイメージありませんか?
意地悪な看守が歩きながら警棒で
カンカンカンカンって音を出す
あのイメージでした。笑
僕も看守になったら
「一回くらいやってみよう」
とか思ってましたが無理でした。
ちなみに窓とかには
しっかりと鉄格子がついてるので
扉も窓も隙がありません。
ガタつきがないか
定期的に検査もしています。
あと、受刑者の部屋には
時計もありません。
時間がわからないし、
ドアノブもない部屋。
内側から見たことがありますが、
違和感たっぷりで
精神的にくる作りでしたね。
まぁドアノブがないのは
タオルなどを使った
“自殺防止”の役割もあるんですけどね。
こんな感じなので、
部屋から抜け出すことはできません。
仮に部屋から抜けれたとしても
結局、壁がありますけどね。
職員の通路から逃げようとしても
セキュリティが万全なので
まず通れません。
刑務所がローテクすぎる?
あとは外部からの
ハッキングでドアを開けて脱走
なんてことも考えられます。
・・が、そもそも日本の刑務所は
外部とネットで繋がってませんし、
扉も電子制御とかではありません。
受刑者がインターネットを
使えないのはもちろん
職員もいっさい使えません。
スマホも持ち込み禁止で
通信機器を使うことは
まずありません。
なので、ハッキングなどは
そもそもできないというわけです。
まぁ電話くらいは通じますけど、
日本の刑務所はとにかくローテクです。
職員のタイムカードなんて
もちろんないし、書類でもなんでも
すべて”紙”です。
(メール?なにそれ?)
そのせいで残業代カットも自由自在。
まぁいいや、その話は。笑
とにかく紙、紙、紙というくらい
毎日大量の紙を使う刑務所。
業務用のコピー機と
大型のシュレッダーは
毎日休まずフル稼働中です。
あとハンコも押しまくります。
毎日最低10回は押したかな?と。
こんな環境なので、
ある意味セキュリティは完璧でしたね。
過去に受刑者が脱走したことってあるの?
ここまで脱走するのが
基本的には無理だという話でしたが、
受刑者が脱走したことは0ではありません。
けっこう有名な話だと、
2012年に広島刑務所から
中国人受刑者が脱獄した話です。
このときは外堀の工事中で
足場が組まれていて
それを利用して壁を突破してます。
肝心の防犯線も工事中で
取り外されていたようですね。
それから2018年に
松山刑務所の大井造船作業場
からの逃走もありました。
この大井造船作業場は
まじめな受刑者が審査を受けて
行くところですが、
大きな壁がありません。
もちろん職員の見落としも原因ですが、
やっぱり壁がしっかりしていることが
脱走を防ぐのに一番大事なのかなと思います。
というか、
逃げるのが一番悪いんですけどね。
あと僕もよく言われてたのが、
「相手に隙を与えるな」
ということ。
例えば、工事中で足場が見えれば、
「あれ、もしかしたら逃げれるかも?」
なんて受刑者が考えてしまいます。
だから、もっと足場が見えないように工夫するとか
看守を多めに配置するとかするべきだったのかなと。
それから、めちゃくちゃ優しくて
フレンドリーな看守がいたら、
「あの人なら何かお願いを聞いてくれるかも」
とか期待する人が出てきてしまいます。
(フレンドリーな看守はいませんが)
こういうことが起きないように
受刑者とは最低限しか話をしないし、
いつもおっかない顔で立会しています。
なので刑務所では
「自分でも〇〇できそう!」
と思わせないようにしているんです。
そのために暗ーい雰囲気で
黙々と作業をさせているんですよね。
で、やっぱり人って
「自分でも出来るかもしれない!」
って少しでも思うと頑張れますよね。
例えば、子供が自転車に乗れるようになるのも
大人がみんな乗れるのを知っているから
頑張って練習できるんです。
ダイエットなんて絶対無理だという人も
ライザップのCMでビフォーアフターを見ると、
自分も痩せられるかもしれない!と思ったりします。
僕が公務員を辞めて自分で稼ごうと思ったのも
実際にそういう人がたくさんいることを知ったからです。
だから「できることを知る」って
大事なことだなぁとつくづく思います。
こんな感じで、
食わず嫌いで損していることって
意外とたくさんあると思いますよ。
知らないことを知るのって
ほんとに楽しいので
いろんな情報に触れてみてくださいね^^
ということで今回は
刑務所の脱走からちょっと深堀して
思うことを書いてきました。
あと、冒頭でも書いた
プリズンブレイクは
面白いのでオススメです。
人気の海外ドラマにしては
シーズン5までとちょっと短いので、
ぜひ見てみてくださいね^^
というか僕もまだ
シーズン5だけ
見てないので見ます!
それでは!!
今回のまとめ
- 脱獄は基本的に無い
- 壁を超えることは難しい
- 受刑者に心の隙を与えない
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
感想、コメント大歓迎です^^
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僕は公務員を辞めて個人で起業し、
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僕がビジネスの世界に飛び込むきっかけになった
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この記事では僕の公務員時代の苦労話や当時の思い、
公務員のこれからについてちょっとした未来予測的な話も
しているので、楽しんでもらえたらなと思います。
→安定と言われている公務員を辞めて起業するまでのストーリーを読んでみる
興味があればぜひ読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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