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味も人もホット、欧風カレーの聖地「インディラ」。滲む汗こそスパイスの証人。
今日の一品 チキンカレー(辛口)¥1,360
久しぶりです。実は今日はカレーモードではなかったのですがワケあってインディラに訪問する運びとなりました。ワケありにしては最高級の食事にありつきました。欧風カレーのルーツですからね。
店内のあたたかいやりとりを紹介します。お店は店長とフロアの女性2人です。先客の方の、辛さのオーダーを間違えてしまった店長。甘口オーダーを中辛で作ってしまったようです。弱ったフロアの女性がカウンター越しに店長と相談。お客さんは「いいですよ中辛で、食べますよー」と。それでホッとしたのですが、店長「じゃ、じゃあ甘口を上にちょっとのせておきますね」。店内中のお客さんがドーッ笑。盛り上がりましたね笑。個人経営ならではの、やさしさあふれる一幕でした。
店内は煙がたなびいて曇っています。これはお肉をグリルしているからです。いい香り。
今日もチキンカレーの辛口です。その大粒グリルチキンが5ピースも。カレーポットからあふれそうです。
「カレーポット」は正式には「ソースポット」といいます。イギリス由来の器です。「グレービーボート」とも呼ばれますが、グレービーは肉汁を指すので、おそらく肉汁を取り置いたこのポットでソースを作ったのでしょう。私が購入した際は「カレーパン」と表示されてました。しかし欧風カレー自体イギリスにはないので、カレーをこのポットに入れるのは日本のオリジナルでしょう。だとすれば、欧風カレーのルーツのひとつであるこのインディラが、この器でカレーを提供することになる源流となっているかもしれません。あくまでも仮説ですが。
ちなみにソースポット用のこのスプーンを「グレービーレードル」といいます。ということはセットで考えるとポットも「グレービーポット」が正解なのかもしれません。あくまでも日本での用途がカレーポットなんですね。
さて、お肉がデカイのでグレービーレードルでカレーをライスに移す作業が難しいんです。苦労してのせます。他の方のやり方を観察すると、グレービーレードルなど使わずに、ポットの口を利用して始めにカレーを全部ライスに掛けてしまう方もいます。いかにも日式です。確かにその方がカレーとライスのバランスを目で確認しながら食べ進められますよね。しかし、ライスの上のゴーダチーズのことを考えると、それを隠してしまう事が私にはできないのです。
前置きが長くなりましたが、私はすでに食べ進めています。もちろんらっきょうはルーティンの5個。カレー、相変わらず深みのある。辛口は、舌でも喉でも辛さを感じませんが、皮膚から滲み出る汗こそスパイスの証人です。しかしブイヨンやフォンドボーの深みが、スパイス感の気配を隠しています。
ソースの味は甘口も中辛も辛口も、同じカレーである限り変わりません。具材の香りで多少味が変わります。チキンは焦がしの香りが効いています。
重厚で品格あるカレーでした。サラッといただくカレーではありません。一口ひと口、歴史を感じながら、そしてあたたかみを感じながら。板橋の誇りです。ごちそうさまでした。
欧風カレーの聖地、インディラ
年末を迎えましたが今年初めての訪問になります。最低でも年に1回は来ないと、と思い立っての入店です。
重厚なインテリアは、老舗感あふれています。女将さんとお姉さんが表に出て切り盛りしています。今日は「チキンカレー中辛」を注文しました。
伝統のポテトを食べ終わる頃、伝統のチーズライスが出てきます。水を飲んで気を沈めると、伝統の欧風カレーが出てきます。カレーパンから溢れ出そうなたっぷりのスープから、いい色に灼けた肌のチキンがゴロゴロ顔を出しています。香ばしい香りです。
テーブル脇の薬味入れかららっきょうを5個入れるルーティンを済ませ、食べ始めます。幼い頃は、欧風カレーのほんのわずかな酸味があまり好きではなかったが、今はオトナになったので心地いいです。辛口にするとせっかくの深い味わいが辛さに負けてしまうので、中辛がちょうどいいです。何を掛け合わせればこの味になるのかまったくわかりませんが、理屈抜きに「美味い!」と口をついて言葉がでます。
「欧風カレー」は、インドカレーなどと差別化する市場呼称であって、ヨーロッパに欧風カレーはないそうです。洋食屋で提供するカレーとしてそう呼ばれたという説もあります。スパイスによってベースが作られるインドカレーに対して、欧風は基本的に「ルー」がベースです。ルーは、小麦粉やブイヨン、フォンドボーなどを混ぜて作らているので、カレーは日本で発展したシチューとも言えそうです。
また、はっきりしないのがインディラとボンディの関係です。きちんとお店の方に確認をすればよいのでしょうが、もし遺恨などがあると申しわけないと思い、また聞く勇気もなく、確認できておりません。情報をまとめると、インディラを祖として、子がボンディ、ボンディの子がペルソナとガヴィマルとアルカディア、ペルソナからラ・ファミーユという系譜になりますが、確証はありません。ただし、東京の欧風カレーのひとつの大きな潮流は、板橋区西台から千代田区神保町へと受け継がれて、関東に広がっていった、ということは間違いなさそうです。
インディラにおかれましては、末永くトラディショナルな欧風カレーを守り続けていって欲しいと切に願います。
最寄駅 都営三田線「西台」(板橋区)
訪問時間 12:50
待ち時間 0分
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オビキン
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店舗情報の編集
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店名 |
欧風カレー インディラ(INDIRA)
|
---|---|
ジャンル | カレー |
予約・ お問い合わせ |
03-3936-8969 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
都営三田線【西台駅】徒歩5分 西台駅から383m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
28席 (カウンター/テーブル4卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 店舗の西50mほどのところにコインパーキング有 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
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表の袖看板は相変わらず「イノティフ」です。もはやその呼称で覚えてしまいそうです。しかしこちらは燦然と輝く欧風カレーの規範ともいえる老舗。欧風カレーの0キロポストですね。この辺りでは貴重な日曜ランチ営業店でもあります。
いっつもチキンカレーなのでたまには違うものを。ボンゴレか…あれ、エビカレーってインディラには無かったっけか。野菜カレーも惹かれるな。でも今日はビーフにしてみようかしら。
女性マスターが盛り付け担当で、ホールは若い男性が担当しています。息子さんでしょうかね? カレーを作っているのは実は私は誰なのかわかりません。一度取材をしたいところです。
●「ビーフカレー(辛口)」¥1,400
オーダーから2分とかからず配膳されました。グリルが必要ないからですかね。カレーもう少しアツアツだといいのですが。アツアツなのはポテトです。皮むきの時は火傷注意です。
コロナ禍だからと思いますが、福神漬けやらっきょうは自分で好きなだけトッピングするシステムではなくなり、すでにライスプレートに乗せられてきました。らっきょう5個は私のルーティンと同じ個数なので満足です。
ビーフ、柔らかい! 赤身部分もホロホロですね。じっくり煮込まれています。しかもデカいのが5個も入っています。ビーフのエキスがカレーに出ていてとても美味しいです。キレというよりはコクを重視した重厚なカレーです。
ただ私が歳をとったからだと思いますが昔ほどの感動を感じることは少なくなりました。もちろん安定の美味しさですが、細かいところでデータの最適化が行われて角が取れてしまったような感じでしょうか。抽象的ですが。
ごちそうさまでした。もちろん満足の美味しいカレーです。ビーフがこんなに美味しいとは。次回はシーフードにしてみようかな。ボンゴレ。