野党6党派は24日夕方、東京・JR有楽町駅前で「#いい加減にしろ0524」と題した街頭演説を行い、森友&加計学園問題に関して「誰がウソつきか」と題した街頭アンケートを、同時に実施した。
安倍晋三首相、昭恵夫人、加計学園の加計孝太郎理事長、「愛媛文書」を公表した中村時広・愛媛県知事の4人を挙げ、道行く人に「ウソつき」と思った人に、赤いシールを貼るという手法。首相の欄は、あっという間にシールで埋まり、続いて昭恵夫人、加計理事長と続き、加計学園の獣医学部新設計画に関し、首相サイドと学園側の「事前接触」に言及した「愛媛文書」を公表した中村知事は、シール3個だった。
街頭演説した自由党の玉城デニー幹事長は「安倍首相にとって、自分の考えていることを説明することが、『説明責任』だ。それを役所も分かっている。だれの指示もなく、役人が文書を改ざんする必要があるのか」と指摘。
また、立憲民主党の福山哲郎幹事長は、「大岡越前や水戸黄門を見ても分かるが、悪さをしていても証拠が出たら、『申し訳ありません』でしたと認める。モリカケ問題は、小さな問題ではなく国の根幹を揺るがす問題だ」と指摘した。
共産党の小池晃書記局長は、「自民党は、野党はモリカケだけではなく、もっと大きなことを考えるべきと言うが、自民党にだけは言われたくない。モリカケ1つ解決できない党が、大きなことを解決できるわけがない」と、自民党も批判した。
国民民主党結党後、野党が集った街頭演説は初めて。立民の辻元清美国対委員長は、「野党はバラバラではない。野党がバラバラという前に、安倍(首相は)辞めろと言ってほしい」などと、聴衆に呼び掛けた。