ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム!
イ・チャンホ9段"とても驚いている"
 
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 ▲イ・セドル9段(右側)が'世紀の対決'第1局で負けた。 驚くべき発展を見せた'AlphaGo'は5ヶ月前の姿ではなかった。


イ・セドルvsAlphaGoチャレンジ マッチ第1局 
イ・セドル、186手で'衝撃の中押し負け'

蓋が開けられるとビリビリした。 結果は衝撃的だった。 イ・セドルが負けた。AlphaGoの実力は驚くべきだった。 樊麾と打った後の5ヶ月の間恐ろしい発展を見せた。

'世紀の対決'イ・セドルとAlphaGoが行うチャレンジ マッチの第1局は'人類代表'イ・セドル9段が惜敗した。 イ・セドルは9日午後1時からソウル、光化門(クァンファムン)フォーシーズンズホテル特別対局室で行われた五番勝負の最初の対局を186手中押し負けで渡してしまった。

ニギリの結果はイ・セドルの黒。 イ・セドルが握った白石をAja Hunag(AlphaGoの手を代わりに着手するディープマインドの研究員)が当てられず、選択権を持つイ・セドルが黒を選んだ(中国ルールは韓国ルールよりコミが多くて白を好む棋士が多いので多少異例だった)。

イ・セドルの初手は右上隅小目。 ここにAlphaGoは正確に1分30秒を考えると左下隅定石を占めた。 次の白4を打つところには33秒を使った。

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▲ニギリの姿。 選択権を持つイ・セドルが黒を握るという意思を表明した。
 

序盤から火花が散った。 イ・セドルの右辺黒7は今までなかった手。いわゆる'新手'で時期尚早に戦闘モードに入った。 1次攻防戦の結果はイ・セドルの失敗。 神経を尖らせているプロ棋士の間でざわめきが起こった。 

その後AlphaGoの'とんでもない手'が登場した。 イ・セドルが左下隅にかかった時、上中央を補強したのが失敗。 すぐに打つ必要がない方向離脱だった(だが、形勢判断による手ではないかと思う推測もあった)。 イ・セドルはこの機会を利用して下辺一帯に大きい地を形成した。

囲碁はそのまま終わらなかった。 イ・セドルの失敗が出てきてコミが負担になるという診断が出てきて、AlphaGoも微細な失敗が出てきたりしたがイ・セドルが優勢を捉えられなかった。

気になった消費時間は似たように進んで後半に入ってAlphaGoの時間使用が多かった。 投了時点でAlphaGoは5分30秒を、イ・セドル28分28秒を残していた。 

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▲キム・ソンリョン解説者とイ・ソヨンキャスターの現場解説会の姿。
 

対局途中会ったイ・チャンホ9段は"今とても驚いている"と言ってAlphaGoの実力を認めた。 ハンゲーム囲碁で解説したチョ・ハンスン9段は"はるかに強くなった。 AlphaGo側で話した50対50が虚言ではなかった。 目で見ても信じられない"と評し、現場公開解説を引き受けたキム・ソンリョン9段"想定外"としながら舌を巻いた。

総五対局を打つ対局の第二局は10日午後1時に続行される。 3勝をおさめた側が100万ドル(固定交換率11億ウォン)の優勝賞金を取りまとめる。 コミは7目半、制限時間は2時間、秒読みは1分3回だ。

賞金の他にイ・セドルは五対局をみな打つ条件で10万ドルの対局料を受けて、また、1勝あたり3万ドルの勝利手当ても取りまとめることができる。 ハンゲーム囲碁はイ・セドルの同い年の友達である'女流入神(九段)'パク・ジウン9段の解説で生中継をする。


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イ・セドル-AlphaGo五番勝負第1局
●イ・セドル9段vs ○AlphaGo
結果:AlphaGo、186手白中押し勝ち 

序盤上辺では黒が少し無理な戦闘。 以後白が大きい失敗なしでよく打った。 80が緩い手で下辺で黒地が大きくなっては逆転の流れ。
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その後右辺に浸透した手が白の勝負の賭け。
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そちらで先手で右上隅三子を捉えては白が逆転に成功した。
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白の小さな失敗があったが結果的に左上隅を大きく守って勝勢を固めた。

(総評:チョ・ハンスン9段)
原文記事:ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム! 


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