いざ、“世界”と出会うダイナミック体験を。
高まる電力需要を背景に原発の再稼働が相次ぐなか、いま日本全体に投げかけられているのが14年前の原発事故によって出た「除染土」の問題だ。2045年までに福島県外で最終処分することが法律で“約束”されているが受け入れ先は決まっておらず、福島県内の中間貯蔵施設に保管されている。いまも除染土の問題に翻弄され続ける人々の姿を通して、日本社会が忘れてはならない原発事故の現在地を見つめる。
アメリカに住む中国系の男がFBIに“スパイ行為”の罪で逮捕された。中国当局の指示を受け民主化運動を行う仲間の情報を流していたというのだ。アメリカは、市民の権利と自由を侵害し国家主権を脅かす「国境を越えた弾圧」だとして強く非難し、摘発する姿勢を打ち出した。祖国の民主化を求める活動を続けてきた中国系移民の周辺では、建物の破壊や殺害など不穏な動きが相次ぐ。「国境を越えた弾圧」の知られざる実態に迫る。
放送文化基金賞・優秀賞受賞。病室から穏やかな海が見えた雄勝病院。東日本大震災で屋上まで津波にのまれ、患者と職員の9割が犠牲になった。医師や看護師たちは、患者を置いていけないと、住民の制止を振り切って病棟に向かった姿が目撃されている。地域医療の拠り所だった町の病院。“あの日”までここにはどんな日常があったのか。残された遺族や同僚は、“その後”をどう生きてきたのか。初めて語られる心の内に耳を傾ける。
宮城県庁や気仙沼市などで1000人を超える自治体職員たちに行われてきた聞き取り調査がまとめられた。発災直後、自らも命の危険にさらされながら手探りで救出活動にあたった消防士。被災現場から数多くの遺体を搬送し、土葬という非常措置への対応を迫られた市の職員。被災者の極限的な心情に向き合いながら奮闘した自治体職員たちが語る生々しい言葉には、大規模災害が相次ぐこの国の未来に伝えるべき教訓が詰まっている。
私たちは本当にこの世界を知っているでしょうか。激変する社会、生きる人々のリアル、そして大自然のスペクタクル。地を這う取材と圧倒的な映像、想像を超えたストーリー体験があなたの生き方をも変えるはずです。
土曜 午後10時
日曜 午後9時
水曜 午前0時35分(火曜深夜)
木曜 午前0時35分(水曜深夜)