山本幸三大臣は小選挙区福岡10区選出の衆議院議員ですが、福岡10区は小倉北区、小倉南区、門司区であり、魏志倭人伝に記された国々に匹敵するクニ=「企救」国が想定される地域そのものです。
昨年8月に城野遺跡のすぐ近くにある重留遺跡で出土した祭祀用の広形銅矛が国指定重要文化財に指定されましたが、城野遺跡とその周辺の遺跡は「企救」国の首都(中心集落)ではないかと言われています
なんと、城野遺跡は地方創生担当として入閣した山本幸三大臣の地元で発見された遺跡なんです。
私たちは、国への働きかけとして、昨年10月6日の文化庁との話し合いにつづき、10月22日に山本幸三大臣の現地事務所(北九州市小倉北区)を訪問しました。貴重な歴史が刻まれた城野遺跡を守り活かすことは北九州市の「地方創生」そのものだと期待しながら、大臣あての手紙と資料を渡し緊急のお願いをしました。
大臣はもちろん不在でしたが、「地方創生担当大臣・衆議院議員山本幸三参与」という方が、城野遺跡の重要性と私たちの活動の報告を熱心に聞かれ、「すぐに大臣に送り、後日連絡します」との対応に手ごたえを感じました。
しかし、全く連絡はありませんでした。
その後、今年1月の北九州市会議員選挙を前に、地元の自民党後援会主催で山本大臣の講演会があり、すすめる会のメンバー3名で参加し、終了後、大臣に「城野遺跡を守ってください」と直訴しました。その返事は「市に言ってくれ」の一言で唖然としました。大臣の「地方創生」「郷土愛」に期待をしたのに・・・。ちなみに、参加していた自民党の市会議員にもお願いしたところ「大臣に言ってくれ」とのことでした???
今回の「学芸員はがん」発言の時、もしかしたら城野遺跡のことが脳裏にあったりして・・・。だとしたら、本当に許せません!
明日4/19、私たちの陳情が教育文化委員会で審査されます。
北九州市の市議会議員の皆さんには、城野遺跡の発掘調査に関わった方たちが「この遺跡だけは残して欲しいと思った」という願い、そして私たち市民の願いしっかりと受け止めて審査して欲しい。
http://www.asahi.com/articles/ASK4J5R1QK4JPTJB00H.html