柴咲コウが語る農業の魅力「自分が食べるものくらい作れるようになりたい」
女優、アーティスト、そして近年では実業家としても活躍する柴咲コウさんが、2021年10月8日に公開された劇場アニメ『神在月のこども』に声優として出演しました。
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出雲地方の神在月(かみありづき)を題材に少女の成長を描く物語で、柴咲さんは主人公・カンナの亡くなった母親・葉山弥生を演じています。
作品やボイスアクトの感想、そして今を生きる女性へのメッセージを聞きました。
――まず脚本を受け取ったとき、どのような感想を抱きましたか?
柴咲コウ(以下、柴咲):主人公のカンナは幼いながらもいろいろと葛藤を抱えています。小さい子どもの信念みたいなものは、なかなか見えてこないところがあると思うのですが、そんななかでも前に進む歩みを彼女は止めないので、その大切さを気づかせてくれるお話だなと思いました。
――出雲をはじめ、日本の原風景を描く映像も素敵ですよね。
柴咲:わたしはシンプルに神社が好きなので、日本全国の素敵な神社を巡るような、旅するような感覚があっていいなあと思いました。
――神社のどこに惹かれますか?
柴咲:神社は自然豊かな場所にあることが多く、自然をお守りするために神社が存在しているという部分もありますよね。そういった背景に触れることも好きですし、自然を感じることも好きなんです。
――作品のテーマについては、何か感じるものはありましたか?
柴咲:それぞれの人にいろいろな人生、生き方があると思うけれど、せっかく生きているのだから、自分を活かせる、楽しめる生き方をすればいいよねっていうことだと思いました。
そういうことが、カンナみたいな子どもだけでなく、大人も学べるような映画だなと思いました。自分にしかできないことは何か、自分がこの世でやるべきことはあるのか、改めて考えさせられましたね。
――母親の葉山弥生については、どんな思いで演じましたか?
柴咲:キャラクターとしては、とてもはつらつとした明るいお母さんですが、お母さんというよりひとりの人間として、明るさや前向きな感じが魅力的な人なんだろうなと受け止めて、声を担当しました。