Camera Remote SDK (Software Development Kit) はソフトウエア開発者自身がソニーのカメラを使ったソリューションやアプリケーションを開発する環境を提供します。開発者はこのSDKを使うことにより、ソニーのカメラをホストPCからリモート制御を行ない、撮影や画像転送といった独自のアプリケーションを開発することが可能となります。また、このSDKはカメラ設定の変更、シャッターリリース、ライブビューモニタリングなど多くの機能を提供します。
SDKの提供物
- ソフトウェアモジュール
- APIリファレンス
- サンプルコード
対応機種
- ILX-LR1
- ILCE-1, ILCE-9M3, ILCE-9M2, ILCE-7RM5, ILCE-7RM4A, ILCE-7RM4, ILCE-7CR, ILCE-7SM3, ILCE-7M4, ILCE-7CM2, ILCE-7C, ILCE-6700
- BURANO(MPC-2610), ILME-FX6V/ILME-FX6T(Ver. 3.00以降), ILME-FX3(Ver. 2.00以降), ILME-FX30, PXW-Z200, HXR-NX800
- ZV-E1, ZV-E10M2
- DSC-RX0M2 (Ver. 3.00以降)
対応インターフェース
- *
- 各機種の対応インターフェースについては、APIリファレンスを参照ください。
対応OS
- macOS® 12.1 - / macOS® 13.1 - / macOS® 14.1 -
- Windows® 10 *1 *2 / Windows® 11 *2
- Linux® 64bit (ARMv8)
- Linux® 32bit (ARMv7)
- Linux® 64bit (x86)
- *1
- 64 bitのみ
- *2
- IntelプロセッサーまたはAMDプロセッサーのパソコン(ARMプロセッサーベースのパソコンでは動作しません。)
Camera Remote SDKの使用
- 本SDKをもちいて開発したシステムを商業利用される場合は、上記「利用申請」より使用許諾申請をお願いいたします。
- 日本居住以外の方はページ上部 Englishボタンで切り替えてご登録ください
ソフトウェア使用許諾契約書
お知らせ
-
2024-10-16
Camera Remote SDK Ver. 1.13.00 をリリースしました。
主な変更点:
PXW-Z200, HXR-NX800, ZV-E10M2に対応しました。
以下の機能追加を行いました。
詳細については、APIリファレンスを参照ください。
- 光学ズームの絶対位置指定|一度のコマンド指示で所定の位置にズーム可能。ドローンによるインフラ検査などでズーム制御の所要時間を大幅に短縮 *1
- フルリモート操作|「メニュー表示や警告表示をリモートで取得できる機能」を搭載。リモート動画制作の際、手動と同等の操作がリモートで実行可能 *2
- 露光通知タイミングの調整|撮影処理開始の約5ミリ秒前に露光信号を出力する機能。外部フラッシュ等を露光時間全体へ同期させることが可能 *3
- 動画撮影ワークフローを改善する新規機能群|リモート制御とファイル転送の同時実行 *2、動画再生プレビュー対応 *4
- リモートからのファームアップデート|次回以降の新しいファームウェア公開時、リモートからの本体ファームウェアアップデート作業が可能。特にマルチカメラシステムの場合にアップデートの手間を短縮 *5
- *1
- ILX-LR1*, ILCE-7M4*, ILME-FX3*, ILME-FX30*に対応。
- *2
- ILX-LR1*, ILCE-7RM5*, ILCE-7M4*, ILME-FX3*, ILME-FX30*に対応。
- *3
- ILX-LR1*, ILCE-7RM5*, ILCE-7M4*に対応。
- *4
- ILME-FX3*, ILME-FX30*に対応。
- *5
- ILX-LR1*に対応。
* 最新のソフトウェアへのアップデートが必要です。
-
2024-04-25
Camera Remote SDK Ver. 1.12.00 のAPIリファレンスを更新しました。
主な変更点:
ILCE-9M3のFunction listを更新しました。
-
2024-04-12
Camera Remote SDK Ver. 1.12.00 をリリースしました。
主な変更点:
ILCE-9M3 に対応しました。
以下の機能追加を行いました。
詳細については、APIリファレンスを参照ください。
- 約100種類の機能を追加しました。撮影状況に応じて静止画や動画を記録する先のメモリーカードのスロットを任意に切り替える記録メディア設定、撮影環境に応じた最適なISO AUTOの上限/下限設定などが可能になります。*1
- 無線LAN(Wi-Fi)接続に対応しました。*2
- *1
- ILCE-1*, ILCE-7SM3*, ILCE-7M4*に対応。
- *2
- ILCE-1*, ILCE-9M3, ILCE-7SM3*, ILCE-7M4*に対応。
* 最新のソフトウェアへのアップデートが必要です。
-
2024-02-29
Camera Remote SDK Ver. 1.11.00 のAPIリファレンスを更新しました。
主な変更点:
Function listを更新しました。
-
2023-11-07
Camera Remote SDK Ver. 1.11.00 をリリースしました。
主な変更点:
ILX-LR1, BURANO(MPC-2610) に対応しました。
BURANO(MPC-2610)に対応した新たなモニタリング機能を追加しました。
詳細については、APIリファレンスを参照ください。
-
2023-09-13
Camera Remote SDK Ver. 1.10.00 をリリースしました。
主な変更点:
ILCE-7CR, ILCE-7CM2 に対応しました。
Ver. 1.11より ILX-LR1, BURANO(MPC-2610) に対応予定です。
以下の機能追加を行いました。*1
詳細については、APIリファレンスを参照ください。
- 現在のフォーカス位置の取得と任意の位置へのフォーカス送りがリモートから操作できる「フォーカス絶対位置指定(Focus Position Setting) *2 」
- 焦点距離情報をリモートから取得できる「焦点距離情報取得*3」
- インターバル撮影機能やAF追従感度などの静止画・動画のメニュー設定
- 動画記録開始・停止やフォーカス位置指定完了などのイベント通知、また、メディア書き込み中などのカメラ状態取得を拡充
- *1
- ILCE-7CR, ILCE-7CM2に対応。
- *2
- カメラ、レンズごとにフォーカス位置と設定値を事前にシステムに記憶させる作業が必要です。
- *3
- レンズ焦点距離。1mm単位。
-
2023-07-19
Camera Remote SDK Ver. 1.09.00 をリリースしました。
主な変更点:
ILCE-6700に対応しました。
-
2023-04-12
Camera Remote SDK Ver. 1.08.00 をリリースしました。
主な変更点:
ZV-E1に対応しました。
以下の機能追加を行いました。
詳細については、APIリファレンスを参照ください。
- 設定/撮影/ファイル転送の繰り返し撮影において、処理速度を約20%短縮 *1
- シャッタートリガー電気信号とリモートでの電源On/Off *2
- 動画機能/操作メニュー設定 *3
- 「温度上昇警告」通知
- *1
- ILCE-1とCamera Remote SDK Ver. 1.07.00の組み合わせと比較した場合。当社測定条件による。ZV-E1, ILCE-7RM5*, ILCE-7M4*に対応。
- *2
- ZV-E1に対応。拡張インターフェース機能を使用するには、別デバイスを準備・接続する必要があります。詳細はAPIリファレンスを参照ください。
- *3
- ピクチャープロファイル設定やタイムコード(TC)/ユーザービット(UB)など。ZV-E1, ILCE-7RM5*, ILCE-7M4*に対応。
* 最新のソフトウェアへのアップデートが必要です。
-
2023-03-06
Camera Remote SDK Ver. 1.07.00 のAPIリファレンスを更新しました。
主な変更点:
Function listを更新しました。
-
2022-10-27
Camera Remote SDK Ver. 1.07.00 をリリースしました。
主な変更点:
ILCE-7RM5に対応しました。
-
2022-10-12
Camera Remote SDK Ver. 1.06.00 をリリースしました。
主な変更点:
ILME-FX6V/ILME-FX6T(Ver. 3.00以降), ILME-FX3(Ver. 2.00以降), ILME-FX30に対応しました。
以下の機能追加を行いました。
詳細については、APIリファレンスを参照ください。
- イメージID *1を利用したGPS情報と撮影画像のリンク機能 *2
- 「設定値の保存/読込」などの基本操作メニュー設定*2
- ILME-FX6:Content Browser Mobileで提供している基本的なコントロール機能 *3
- *1
- 任意のIDを撮影画像に付与することができ、撮影時のGPS位置情報とIDを組み合わせて記録することで、撮影後に撮影画像とGPS位置情報の紐づけができます。
- *2
- ILCE-7M4, ILME-FX3, ILME-FX30に対応。最新のソフトウェアへのアップデートが必要です。
- *3
- REC START/STOP、Iris、Shutter、Gain、ND、Zoom、Focusなどに対応。
-
2021-12-07
Camera Remote SDK Ver. 1.05.00のAPIリファレンスを更新しました。
主な変更点:
以下の機能の対応機種を追加しました。
- *
- ILCE-7RM4A, ILCE-7Cに対応。最新のソフトウェアへのアップデートが必要です。
-
2021-11-09
Camera Remote SDK Ver. 1.05.00 をリリースしました。
主な変更点:
- ILCE-7M4に対応しました。
- 以下の機能追加を行いました。
詳細については、APIリファレンスを参照ください。
- 撮影完了通知 *1 *2
- プリセットフォーカス・ズーム *1
- コンテンツ転送モード *2
- ズーム速度の高速化・可変対応 *1
- *1:
- ILCE-7M4に対応。
- *2:
- DSC-RX0M2に対応。最新のソフトウェアへのアップデートが必要です。
-
2021-05-11
Camera Remote SDK Ver. 1.04.00 をリリースしました。
主な変更点:
- ILCE-1, ILCE-7RM4A, DSC-RX0M2(Ver. 3.00以降)に対応しました。
- 有線LAN接続に対応しました。
- Linux® 64bit (x86)版をリリースしました。
- 機能追加を行いました。
-
2020-12-08
Camera Remote SDK Ver. 1.03.00 をリリースしました。
主な変更点:
- MacOS版をリリースしました
- 複数台制御に対応しました
-
2020-10-15
Camera Remote SDK Ver. 1.02.01 をリリースしました(Windowsのみ)。
主な変更点:
- USB接続におけるカメラ接続・切断時の安定性を向上しました。
CrSDK_Readme_v1.02.01.pdfを参照ください。
-
2020-09-15
Camera Remote SDK Ver. 1.02.00のAPIリファレンスを更新しました。
主な変更点:
-
2020-08-03
Linux® 32bit(ARMv7)版向けCamera Remote SDK Ver. 1.02.00 をリリースしました。
Camera Remote SDK Ver. 1.02.00 (Windows®版 、Linux® 64bit (ARMv8)版の下記ドキュメントを更新しました。
- Sony_CameraRemoteSDK_API-Reference_v1.02.00.pdf
- CrSDK_Readme_v1.02.00.pdf
- RemoteSampleApp_IM_v1.02.00.pdf
-
2020-07-28
Camera Remote SDK Ver. 1.02.00 をリリースしました。
主な変更点:
-
2020-07-16
Camera Remote SDK Ver. 1.01.00 をリリースしました。
主な変更点:
- Linux® 64bit(ARMv8)版のリリースをしました。
- Windows®版とLinux®版 それぞれ、以下のコマンドを追加しました。
詳細については、APIリファレンスを参照ください。
- Video shooting
- Focus Magnifier Setting
- Focus Area setting
- Zoom status indication (Zoom Type Status, Zoom Scale, Zoom Bar Information functions)
- White Balance settings (Custom WB, AutoWB (AWB) Lock, Biaxial Fine Tuning, Picture Effect)
- Control Media Format
-
2020-06-18
CameraRemote SDK Ver. 1.00.01 をリリースしました。
主な変更点:
- Debugビルドかつ、CrErrorGetLiveViewImage()使用時にクラッシュする現象を修正しました。
- コマンドライン出力時に稀に出力されない問題を修正しました。
アップデートの方法:
- Ver. 1.00.00からVer. 1.00.01にアップデートするには、以下の2つのdllファイルを置き換えてください。
Cr_Core.dll
CrAdapter/Cr_PTP_USB.dll
- また、LiveView機能を使用している場合、下記APIのnew/deleteコードを更新しているため、サンプルコードを参照の上、コード修正をしてください。
CameraDevice.cpp:void CameraDevice :: get_live_view()
- また、コマンドライン出力を使用している場合、ロケール設定コードが追加されているため、下記サンプルコードを参照の上、コード追加を行ってください。
RemoteSampleApp.cpp:intmain()
関連サービス
PTP規格で環境に依存しないカメラ制御アプリを開発
よくあるお問い合わせ(Q&A)
- Camera Remote SDKの使用は有料でしょうか?
SDKは無料でご利用いただけます。Camera Remote SDKに関するご要望があればお聞かせください。
- このSDKを使用して開発したアプリケーションを販売することは可能でしょうか?
はい、ソフトウェア使用許諾契約書に基づき自由に販売できます。
- Camera Remote SDKとCamera Remote Commandの違いは何ですか?
Camera Remote SDK
ソニーが提供する専用のAPIでカメラの遠隔操作を実現します。高水準APIを使用し、プログラムを効率よく開発する際に最適です。
Camera Remote Command
ISO標準規格のPTP(Picture Transfer Protocol)をソニー独自で拡張した通信プロトコルで、カメラの遠隔操作を実現します。異なるブランドのカメラ製品を単一のソフトウェアで操作する場合や、既存のソフトウェアをソニー製デジタルカメラへ適用する際の利便性を高めます。
商標について
- Mac、macOSは、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。
- MicrosoftおよびWindowsは、米国MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- Linux®は、LinusTorvaldsの米国およびその他の国における登録商標です。
- その他のシステム名、製品名、サービス名は、各社の登録商標または商標です。