イギリススタイルのフラワーアレンジメントで夢を叶える – アトリエフィーズが目指す”花を通じた自己実現”とは

1996年の設立以来、イギリススタイルのフラワーアレンジメントを追求し続けるアトリエフィーズ。趣味として花の世界を楽しみたい方へはもちろん、”花のプロ”としてキャリアを築きたい方々に対しても、体系的な育成プログラムを展開しています。独自の経営理念と実践的な教育システムで、多くの卒業生たちの夢の実現をサポートしてきた同スクールの創設者である谷川様に、フラワーアレンジメントを通じた「夢の実現」と「キャリア構築」について語っていただきました。

28年の歴史で築いた”花のプロフェッショナル”の育成環境

ー設立からこれまでの歩みについて教えてください。

谷川様:アトリエフィーズは1996年の設立以来、イギリススタイルのフラワーアレンジメントを習得できる教室として約28年の歴史を重ねてきました。趣味として花を楽しみたいという方々へはもちろんのこと、将来的に花を仕事にしたいという方々のニーズにも応えてきました。現在では、受講生様の約半数が資格取得を、またその約半数が職業としての道を目指していらっしゃいます。

現在の受講生様は30代後半から70代まで幅広い年齢層にわたっており、主に女性の方が中心です。男性の受講生もいらっしゃり、趣味として、あるいは大切な方のために学ばれる方もいます。特に近年は、人生の転機に新しいキャリアを模索される方も増えてきており、フラワーアレンジメントを通じた自己実現を目指す方が増加傾向にあります。

イギリススタイルが織りなす品格と美しさ

ー貴スクールのフラワーアレンジメントの特徴である『イギリススタイル』について教えてください。

谷川様:イギリススタイルの大きな特徴は、豊富なグリーンの使用です。庭から摘んできた植物も積極的に活用します。イギリスの皇室でも見られるように、自然な風合いを大切にした演出を心がけています。

また、花材の品質と鮮度にも特別なこだわりを持っています。週2回の仕入れを行い、常に新鮮な花材でレッスンを実施しています。花市場との関係も大切にしており、品質の良い花材を厳選することで、作品に力強さと品格が備わります。

”花をキャリアにしたい”と希望する受講生様を支える独自のシステム構築

ーアトリエフィーズならではの特徴について教えていただけますでしょうか。

谷川様:当スクールの大きな特徴は、”花を扱うことを仕事にしたい”と考えている受講生様に対して、ビジネス化をサポートする体系的なシステムを構築していることです。アトリエフィーズとは別に、花を仕事にしたい方向けの開業支援を行う法人を立ち上げ、創業11年目を迎えています。

日本の資格ビジネスでよく見られる「資格を取れば仕事ができる」という安易な考え方ではなく、実践的なビジネススキルの習得を重視しています。私自身、10年以上にわたり経営者の会に所属し、経営指針や経営計画について学んできた経験を活かし、理論と実践の両面からサポートを行っています。

特筆すべきは、この二法人体制による相乗効果です。アトリエフィーズで技術を学び、別法人で経営を学ぶことで、受講生たちは自然な形でビジネススキルを身につけることができます。また、この体制により、卒業生同士の健全な競争環境も整備されています。

目的に応じて選べる充実の学びのコース

ーアトリエフィーズのコース体系について教えてください。

谷川様:大きく分けて、対面での実習コースとオンラインコースを展開しています。特にオンラインコースは、本気で資格取得を目指す方向けの専門コースとして、徹底的なサポート体制を整えています。具体的には、詳細な解説動画や充実した教材を用意し、地理的な制約なく学んでいただける環境を整備しています。

兵庫県の教室で行っている対面のコースについては、午前と午後の2回に分けて開講しており、受講生の方々のライフスタイルに合わせて選択していただけます。また、資格取得を目指す方々が全体の6割以上を占めており、それだけ多くの方が本気でキャリアとしてフラワーアレンジメントを考えていらっしゃることの表れだと感じています。もちろん、趣味として花に触れたい、学びたいという方も大歓迎です。

夢の実現をサポートする独自の教育メソッド

ー受講生様の指導において特に意識されている点を教えてください。

谷川様:技術指導はもちろんですが、特に重視しているのは「なぜ花の仕事がしたいのか」「誰のために、何をしたいのか」という根本的な部分です。40代、50代の女性の方々にとって、自己実現は決して簡単なことではありません。私自身も女性として、子育てをしながら夢を追いかけてきた経験があるからこそ、「どうすれば実現できるか」という視点を大切にしています。

”花を仕事にしたい”と考えている受講生様への実践的な学びの機会として、年に一度のパーティーや作品展の企画運営に携わっていただいています。これまでは私が中心となって運営していましたが、昨年からは実行委員会形式を導入し、受講生の方にも運営面での経験を積んでいただいています。このような実践の場を通じて、イベント運営のノウハウや、お客様との接し方など、実務に直結するスキルを習得していただいています。

また、華やかに見える花の仕事の裏側にある地道な努力や準備の重要性についても、実践的に学んでいただいています。仕入れから準備、片付けまで、プロとしての仕事の全体像を体験していただくことで、現実的なキャリアプランを描けるよう支援しています。さらに、花材の選び方や品質の見極め方など、プロとして必要な目利きの技術も重視しています。

これからの展望

ー今後の展開についてお聞かせください。

谷川様:近年は書籍の出版や海外での同時翻訳版の発行など、情報発信にも力を入れています。また、フラワーアレンジメントだけでなく、花を育てることの魅力や、暮らしの中での花の役割についても提唱しています。

技術面では、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワー、生花など、幅広い技術を習得できる環境を整えています。今後は、それらをより創造的にデザインする方向性を模索していきたいと考えています。また、オンラインコースのさらなる充実化も図っており、より多くの方に学びの機会を提供できるよう準備を進めています。

ー最後に、フラワーアレンジメントに興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。

谷川様:花を学ぶことで、人生が大きく変わる可能性があります。プロフェッショナルとして活躍することも、自分らしい働き方を見つけることも可能です。独立される方もいれば、副業として始める方もいらっしゃいます。それぞれの目標や生活スタイルに合わせて、自己実現の方法は様々です。SNSの活用方法やビジネスサイトの立ち上げなど、現代のビジネスに必要なスキルも含めて、トータルでサポートさせていただきますので、ぜひ一歩を踏み出してみてください。