iso999のコメント: Re:人は嘘を吐いているとき必要以上に饒舌になる。 (スコア:-1, フレームのもと) (スコア 1) 12
>現行のあらゆるシステムも含め、どんなシステムを作ってもダメ
前も言いましたが、逆命題が真であることは必ずしもありません。
以下のことから、少なくとも政府やあなたがおっしゃっている仕組みは適していないと思っているだけです。
政府やあなたのいってる仕組みは、「一つのものを異なる人物によって複数回チェックすること」とわたしは解釈しています。
この仕組みが正常に機能するためには、最低の二つの条件を満たす必要があると考えています。
1.冗長性がなく、普遍的である。
2.確認方法は、誰が行っても同一の過程・結果を再現できる。(追試が可能である)
これら条件を満たせれば、チェックが多重であればあるほど強固で確実性があがるので、使い方次第ではよい手法だと思います。
しかし、「反道徳的であるか」「官能的かどうか」「未成年に有害」といった基準は、それぞれの定義が不冗長性がなく普遍的とはいえません。
また、確認方法も再現性をもっているようなものではありません。
このようにどちらの条件も満たさないので、適切ではないと考えています。
断っておきますが、「ブロッキング」の発想自体を否定しているのではありません。
適法かどうかの判断の部分を人間に委ねるのであれば、それは問題がある、というだけです。
だから、人間が一つひとつ判断し作ったリストでなく、プログラムによって機械的に該当するか判断を行う「ブロッキング」については賛成です。
仮に基準に冗長性があったとしても、機械の判断は追試を行うことが可能ですからね。
人間の場合、ある意見で完全に対立する立場の人達を同人数集めても、「それらの人達が他の理由によって裏で結託していないか」をという疑問が付きまとうので
「結託できない仕組み」「結託してないか判断する方法」といったものを解決しなければ、あるべき立場を保っている保障はできません。
まあ、仮に結託して恣意的な判断を下そうとしても、条件1、条件2が満たされていれば発覚します。
「手順が再現できるなら、同じ結果を得られる」という検査方法ならば
検閲対象とされた人は、検査結果を知らない第三者(裁判官など)に追試をさせ結果を得てもらうことで
「あなた方は判断基準に正しく従ってない」と法廷で客観的に指摘できるからです。
ですが、表現の世界においてそんな革新的方法があるなんて聞いたことはありません。
それならばやはり、国が「検査者(監督者)が判断基準に正しく従っているかどうか?」を追試によって確認(証明)できないものに対して
このシステムを採用しブロッキングを実施するのは、適さないと考えます。
この問題を解決できるなら、わたしはあなたの案は現行のシステムと違い有用になると判断して賛同しますよ。
>反キリスト的な思想によるチェック
禁書目録についてこれほど長くなったのは「反キリスト的な思想」とはどういう定義か、ということに早く言及しなかったのが原因ですね。
何度もその「反キリスト的な思想」って使ってますが、そもそも「反キリスト的な思想」の定義は一体なんなのですか?
そこを明確にしていただけないと、これ以上はなんともいえません。
>iso999の意見を解りやすく説明する事は、iso999さんの仕事です。私の仕事ではありません。
わたしは「他はない」「禁書目録が一番該当している」とあれだけ主張しているのに、そのわたしが何故、他のわかりやすい例をあげられるのですか。
馬耳東風というか…、確かにこれでは議論は無意味ですね…。