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ゲーム

スウェーデンの父親、ビデオゲームをプレイしたがる子供たちに本物の戦争を見せるため、中東へ連れていく 202

ストーリー by headless
現地 部門より
あるスウェーデンの父親が、ビデオゲーム「Call of Duty」をプレイしたいと言った10歳と11歳の息子たちに現実の戦争を見せようと、中東へ連れていったそうだ(The Localの記事本家/.)。

この父親はジャーナリストで、大学で教鞭もとるCarl-Magnus Helgegren氏。フリーランスのジャーナリストとして中東情勢を取材したこともあるというHelgegren氏は、息子たちが昨秋Call of Dutyをプレイしたいと言い、ゲームの内容について話すのを聞き、現実の戦争がどのようなものか事前に見せることを計画。春休みにイスラエルとパレスチナ自治区を家族で訪れたという。当初Helgegren氏はアフガニスタンやイラクに連れていくことも考えたが、現在戦闘が行われている場所は危険すぎると判断。戦争の影響を受けているが、戦闘は行われていないヨルダン川西岸地区やゴラン高原などを選んだそうだ。

(続く...)
10日間の滞在中、エルサレム旧市街のような観光スポットを訪れただけでなく、難民キャンプや、毎日のようにライフルの台尻で頭を殴られた子供たちが傷を縫ってもらいにやってくる診療所なども訪れ、周辺の人々の生活状況も目にすることとなる。息子たちは帰国後、どんなゲームをプレイしてもいいとの許可を得たが、結局Call of Dutyはプレイしないことにしたとのこと。この旅は楽しいものではなかったが、息子たちはいつかまた行きたいと話しているという。

ところが、最近になってHelgegren氏がこの経験を記事にして掲載したところ、「世界最悪の父親だ」といった批判が寄せられたという。Helgegren氏は批判する人々について、最後まで記事を読んでいないのではないかと分析する。現在は戦闘が激化しているイスラエルだが、家族が訪れた当時は状況が異なる。中東は常に戦地であると誤解している人も多いようだ。ちなみに、最も手厳しい批判は子供のいない人々からのものだったとのことだ。
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  • template (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2014年08月17日 14時33分 (#2658105)

    ある父親が、ビデオゲーム「****」をプレイしたいと言った10歳と11歳の息子たちに現実の****を見せようと、****へ連れていったそうだ。

    • Re:template (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2014年08月17日 23時45分 (#2658389)

      ある父親が、「スーパーマリオブラザーズ」をプレイしたいと言った10歳と11歳の息子たちに現実の配管工の仕事を見せようと、工事現場へ連れていったそうだ。

      後日こどもでんわ相談室に「ボクのパパは現実とゲームの区別もつかない頭のかわいそうな人なんですが、そんな大人に育てられる僕達の将来が心配です」
      と相談が寄せられたとか。

      親コメント
    • by hinatan (24342) on 2014年08月18日 11時04分 (#2658519) 日記
      ある父親が、将来IT関係で働きたいと言いだした10歳と11歳の息子たちに現実を見せようと、デスマーチに参加させたそうだ。
      親コメント
    • by Chiether (20555) <[email protected]> on 2014年08月18日 11時38分 (#2658530) 日記

      ある父親が、ビデオゲーム「ミッ○ーのマジカルアドベンチャー」をプレイしたいと言った10歳と11歳の息子たちに現実の○ッキーを見せようと、デoズニーランドへ連れていったそうだ。

      --
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      親コメント
    • by minet (45149) on 2014年08月18日 18時33分 (#2658890) 日記

      固有名詞を伏せただけで全く文脈が変わらないはずなのに、
      なぜ、こうも想像力がかき立てられるのだろうか。

      親コメント
  • そうまでしてやらせたくないんだなと感じ取って、それ以上ねだるのを我慢したんじゃないですかね。

  • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 16時27分 (#2658161)

    ぱっと見で「素晴らしい教育の考えを持った父親だなぁ」と思ったけど、少数意見なのかな・・・

    ゲームはゲームだけど、現実とリンクしてる部分もあるし、仮想ではなく現実を教えると言う意味では良い教育だと思う。
    平和教育で原爆ドームとかに行って形式的な儀式をやるよりパレスチナやウクライナに行った方がインパクト強いよね。
    まぁ今は危ないけど・・・

    • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 17時32分 (#2658191)

      これだけの行動力がある父親はむしろ褒めてもいいと思う。
      口だけの人より。

      親コメント
    • いい教育だなとは思ったけれど、反面所詮金持ちというかアッパーの道楽だわなあと言う気がしなくもなし。
      親コメント
    • プレイして暴力的になる子供がいるという中
      CoDもZ指定でその意図を汲み取って現地体験をさせた
      と考えればかなりの行動力と説得力にとても感心します。
      結果、子供も暴力の恐ろしさを知ってゲームすらおぞましいと考えたのでしょうかね。

      本体含めてゲームかっちゃうほうが高いだろうに、
      旅行にあたってもおそらく事前知識があったんじゃないでしょうか。
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    • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 20時45分 (#2658296)

      特に人気のあるゲームだからでしょうね

      日本でもみられる「自分に関係ないものは隙あらば徹底的に攻撃」するが「自分が好きなものなら手のひら返して擁護」する二面性では?
      これが人気ゲームではなくて無名の作品や嫌われてる有名人だったりしたら真逆の反応だったのではないだろうか

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    • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 21時46分 (#2658328)

      子供を連れて行かなくても、
      親の生き様で示せるものもあると思う
      ガザ地区には行ってないんだろうけど、
      ガザの惨状はここ最近の話ではなく、
      イスラエルネタニヤフ政権が封鎖政策を初めて以来
      一般の子供たちの惨状が伝えられてきた
      日本のメディアではほとんど取り上げられなかったみたいだけど
      これに最も義憤を感じたのはトルコ人だ
      トルコはアメリカの同盟国でありイスラエルの友好国だ
      しかし義憤を感じたトルコの非政府団体はフェリーに救援物資を積んでガザに向かった
      イスラエル側の警告を無視して接近したフェリーはイスラエルの特殊部隊に攻撃され数人が射殺された
      フェリー側がまったく武装していないことは自明だったと思うのだが
      トルコとイスラエルは軍事協力関係にあったが
      トルコ国民の怒りは大きく
      政府も犠牲者を国葬にし、英雄として扱うしか無かった

      教訓
      世の中には、丸腰で突っ込む”特攻”もある

      親コメント
  • 現実 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2014年08月17日 17時14分 (#2658183)

    親の仕事先についていくとか、あるいは、自分で旅行に行った先で
    戦闘行為が発生したという奴は皆、映画の戦闘シーンや戦闘ゲームが
    つまらなくなったと言っていた。まぁ、全部で三人しかいないけど。

  • ウチの息子,
    そういうゲームとか小説とかアニメとか好みますが,
    「本当の戦争は(痛いから)ヤダ」
    とか甘っちょろいことを抜かしております(まあ普通ですよね)。

    海外の子供たちは,戦争ゲームをやって,
    本当に人殺してみてー!とか言うのでしょうか。
    それはそれで怖いですけども。

  • なんのために、どのようにそのゲームを遊ぶのかと。

    もし、「XXX国のXXXをやっつけたい! 」とか、
    「XXXが憎いけど現実では殺せないからこれで解消する!」とかのたまってたら、
    そもそもどんな教育を受けさせてきたたんだという話もあるが、
    そのゲームを買い与えるべきではないし、このように戦争の現場の一端を見せて
    「攻めることは得だけではないし、物事は常に思うように行くわけではなく、
    自分だけでなく無関係な人々が苦しむ」ということを知らせるべきではあるかもしれない。

    一方で、「ゲームのバグを使って上空1000メートルまで吹き飛んで爆笑したい」とか、
    「なんのゲームでもいいけどオンラインランキングで実績を作りたい」とか、
    「とにかく何かの的あてが楽しい」ということだったらどうだろう。

    一番目の場合、たぶんその子供はゲームと現実との違いをわかっている。
    (明らかに意識していなくとも、問いかけてみればその2つの違いを瞬時に理解するだろう。)
    関連: これ [youtube.com]は戦争ゲームではないが、戦争FPSが避難されるなら同様に非難されるべきだと思う。
    区別のできない子供がやれば、そのうちビルから飛び降りるかもしれない。
    (自分の意見としては、どちらも非難されるべきではない。)

    二番目の場合、他の対戦ゲーム、あるいは他のジャンルのFPSを買い与えることで解消できるかもしれない。
    個の提案に対して、もし、はじめに上げたような何らかの洗脳教育が原因で
    とあるFPSに固執する形が見られるなら、買い与えるべきではない。
    一方で子供の社会生活が理由で(友達が全員持っているなど)欲しがっているならば、
    それらの条件に気を使いつつも買い与えても良いかもしれない。

    三番目について、
    自分は、シューティングゲーム全般を楽しめることは人間の生来的な特性だと考えている。
    モノを投擲して遠くのもの当てる能力は人間の生来的な能力の一部 [wikipedia.org]ということだから、
    不自然ではないだろう。「球技」全般が世界各国で楽しまれるのも、たぶん似た理由だ。投擲は狩りの模倣だから。
    子供に高い金を払ってゲームを買い与えられる親の経済力が妬ましいかどうかは置いておいて、
    まあ楽しみをふやして上げたいと思うなら、シューティングゲー、あるいはFPSを害悪とみなすのは時期尚早だろう。

    もし親自身に「リアル志向なものは嫌」という強烈なこだわりがあるというのなら、
    あくまでそれが親のエゴにすぎないことは強調しつつも、
    リアル志向のFPSをやめさせて、例えばteam fortressみたいなアニメ調のゲームを買い与えることもできるだろう。
    まあ子供の欲求も満たすことができるし、まあよい妥協点と言えるのではないか。

    注意したいのは、「戦争FPSは悪」という見方は無思慮だが、
    それと子供の「プロパガンダ耐性」や思想信条の観察の重要性はまた別の話だということだ。
    また、戦争の現場を(結果オーライではあるが)ある程度見せたのは、社会見学の延長として捉えて良いと思う。

    --
    新人。プログラマレベルをポケモンで言うと、コラッタぐらい
  • by miishika (12648) on 2014年08月17日 16時46分 (#2658171) 日記
    日本に連れて行くという考えに至らなかったのが、残念でなりません。戦争で一般市民も多数死傷していて、
    記録も残っているのに。
    • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 17時03分 (#2658177)

      本気で言ってるなら平和ボケがすぎるな。
      写真や話で理解させるのと、現在進行形の事態を見せるのと、どれだけの違いがあるのか考えるべきだ。

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      • by nemui4 (20313) on 2014年08月18日 17時15分 (#2658825) 日記

        広島原爆ドーム周辺と広島平和記念資料館を見て回るだけでも戦争ゲームをやりたがってる子供の人生観に影響出ると思うよ。
        銃撃戦と核爆弾での爆撃は全く違うと言えばそれまでだけど。

        数年前の夏に行ったときは海外から見に来ている人たちも大勢いました。

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    • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 17時13分 (#2658182)

      そんな昔の体験談や記録でいいなら、遥か世界の彼方まで行かずともスウェーデンの隣国に行けばすぐ体験できますよ。
      北欧で世界大戦の戦火を免れたのはスウェーデンだけなんですから。

      なお、ドイツやソ連に蹂躙された隣国はスウェーデンに対して救援を求めましたが、スウェーデンは日本の平和団体が主張するように集団的自衛権を行使せず見殺しにしたため、無事自分だけ戦火を免れました。
      ナチスやアカが隣国で虐殺してようが、戦争反対!集団的自衛権なんて持ってのほか!ですよね。実践したスウェーデンは素晴らしい。

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      • by Anonymous Coward on 2014年08月18日 14時22分 (#2658674)

        第二次世界選では、欧州をドイツ・ソ連が激しく荒らし、アジアでは日本と中華民国(今の台湾にあるほう)が争っている中、アメリカは中立を保っていたんだよ。
        ナチスによるユダヤ人虐殺も、当初はアメリカは知ってて無視してたんだ。
        国民の世論も参戦には反対の人が大多数。

        日本軍が真珠湾の艦隊に奇襲攻撃をしてからやっとアメリカは参戦したんだよね。

        結局集団的自衛権の行使なんてのは、自国の都合ってこと。

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  • by hahahash (41409) on 2014年08月17日 17時37分 (#2658196) 日記

    結構な劇薬だと思うんだが、副作用は大丈夫なのかね?

    親が見せたいものを見せるのはいいんだけど、それを見た子供が、
    親が感じてほしいことを感じてくれる保障は全くないわけで。

    戦争の悲惨さを強く認識したあげくに、
    ○○教徒は皆殺しにしろ! とか ○○国民は皆殺しにしろ!
    みたいなこじらせかたもありえる気がする。
    あるいは逆に、人間はこんな残酷なことをしても神に許されるんだ!
    みたいな変な方向にすっ飛んじゃう危険だってありえる。

    まあ、そうなったらそうなったで、それはそれで教育の結果といえるんだろうけど。

    • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 18時06分 (#2658213)

      今回の旅の部分だけを取り上げて、
      同じ旅をすればどの子も同じ様な反応をするかと言えば、
      当然、そんな事はありえないと思う。

      この旅に至るまでの10年なり11年なりの間の親の教育、親子の対話がきっと有った筈で、
      今回の件でも親のメッセージを受け止めてくれるだけの素地が備わっていたと言う事かと。
      それまで含めての「今回の旅」であって、それが「教育の結果」ということでしょう。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 14時34分 (#2658107)

    QuakeIIなら、宇宙へ連れていくのだろうか?
    DOOMなら、火星へ連れていくのだろうか?

  • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 14時47分 (#2658112)

    みたいに誤解されないように、ウクライナの戦闘も見せたほうがいいのでは

  • by Anonymous Coward on 2014年08月17日 14時47分 (#2658113)

     ちなみに、最も手厳しい批判は子供のいない人々からのものだったとのことだ。

    安易にブラック企業とか言っている人がニートで職歴無しとか

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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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