物価高の影響で粉ミルクの価格が高騰し、特に一人親世帯や低所得家庭で家計を圧迫している問題が深刻化しています。
支援団体「キッズドア」の調査によれば、乳児を抱える世帯の約3割が粉ミルク代への支援を求めており、「粉ミルクを薄める」「摂取回数を減らす」といった状況も明らかになりました。
この現状に対し、「なぜ行政は対応しないのか」という批判がSNSや各メディアで広がっています。
価格高騰と家庭の苦境
浜銀総合研究所の調査では、粉ミルクの価格は2020年を「100」とした指数で122.1まで上昇しており、一般的な全国消費者物価指数(109.5)を大きく上回っています。
このため、乳児を育てる家庭では粉ミルク代が月に数万円に達する場合もあり、「家計を支える余裕がない」という切実な声が寄せられています。
アンケート結果の具体例
「1日1回しか与えられず、母乳も出なくなった」
「月1万円以上の粉ミルク代が重すぎて不安」
「規定より薄めて使用しているが、子どもの健康に悪影響が出そうで怖い」
批判が殺到するポイント
この問題をめぐり、SNSや支援団体からは行政の対応に対する批判が相次いでいます。
行政の無策を批判する声
「赤ちゃんの健康に関わる問題なのに、なぜ行政が迅速に支援しないのか」
「少子化を改善したいと言いながら、乳児を育てる環境を整えないのは矛盾している」
「粉ミルク代の支援を『ぜいたく』と見る風潮があるが、育児に必須なものを支えるのは当然では?」
民間依存の現状に対する疑問
「支援団体やNPOが活動しているけど、本来は行政がやるべきことでは?」
「個人の寄付やNPOに頼るだけでは、根本的な解決にはならない」
「国や自治体が緊急対策を打ち出さない理由が理解できない」
粉ミルクの薄め利用への懸念
「粉ミルクを薄めて使う家庭があるのは、明らかに危機的状況。早急な対策が必要」
「子どもの成長や健康に悪影響が出るリスクを、社会全体で防ぐべき」
「一生に影響を与えるかもしれない問題を、軽視してはいけない」
行政の遅れが批判を加速
粉ミルク代の高騰は、子育て家庭にとって「見過ごせない問題」であり、特に物価高が続く中では行政の即時対応が求められます。
支援が不足する現状は、少子化対策の観点からも逆行しており、家庭に余計な負担を強いているといえるでしょう。
また、乳児期の栄養は健康な成長を支える基盤です。
「薄めて使う」「摂取回数を減らす」といった行為が広がることで、乳児の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があり、社会的な損失は計り知れません。
行政の対応の遅さが、批判をさらに加速させています。
政府や自治体への提言
以下のような迅速な対応が必要と考えられます。
粉ミルク購入補助の導入
一人親世帯や低所得家庭を対象に、粉ミルク購入に使える補助金やクーポンの配布。
緊急支援物資の提供
NPOや自治体が協力して、必要な家庭に粉ミルクを無料または低価格で提供する仕組みを整える。
長期的な価格抑制策の検討
粉ミルクが必需品であることを考慮し、メーカーと協力して価格上昇を抑える政策を打ち出す。
粉ミルク代の高騰が乳児を育てる家庭の大きな負担となり、さらに乳児の健康を損なう可能性が懸念されています。
支援団体が問題を訴えている一方、行政の対応が遅いことが批判の的になっています。
この問題は、少子化対策や子育て支援のあり方を根本から見直す契機となるべきでしょう。
政府や自治体には、迅速かつ具体的な対応が求められています。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・早期に食料品や生活必需品の“消費税免税”を実施すべき。同時にインバウンドの免税は廃止しろ。
・少子化だつってんのにオムツやミルクに消費税つける日本政府
・ミルクが買えなくてハチミツ飲ませて亡くなっちゃった赤ちゃんがいたよね😢
・紙おむつも値上がりしててどーしようもないのよ。ベビーも高齢者も。日本も政権変えないといい加減駄目だと思う
・粉ミルク薄めてるレベルってことは、母親も満足に食べたりできてないのかも。栄養状態悪ければ母乳も出ないでしょうね。おむつも満足にかえられてないのではないだろうか…。切なすぎる。
・こども家庭庁とかあるならミルクとか オムツとか配れば良いじゃんね😒
・分かる…粉ミルクめっちゃ高いねん…。
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