1990年にスペースシャトル「アトランティス」の軍事ミッションで打ち上げられたのが最初ですけど、このMisty、実に摩訶不思議なものの影に隠れているのです。バルーンです。
超極秘プログラムという性格上、どう姿を隠しているのか、詳しい仕組みは今に至るまでほとんど分かっていません。唯一の手がかりは、米政府向けに設計を手がけたTeledyne Industries社(社名からして怖い)の特許申請だけで、そこにあるのが以下の図です。
理論上は打ち上げ後、衛星軌道に入ってからこのとんがりコーンみたいな反射するバルーンを膨らませ、先端を地球に向けて地上レーザーやレーダー波を屈折させて、姿を隠してる、ということのようですね。本当にこの特許技術を採用したかどうかは、不明ですが。
地球はあっち
1990年代半ばアマチュアの衛星監視団体に見つかり、ワシントンポストに開発費1兆円投入の事実をスクープされ、議会で批判されたのでも有名なMisty。隠しても隠しても上には上がいるようです。
[GWU via This Is Rocket Science]関連:裏板橋区188丁目、まなにえ
Jesus Diaz(原文/訳:satomi)
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