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ヒヒイロカネ編9話


ファイアーエムブレムIF、一周目もクリアしてないのにゴッドイーターリザレクションの体験版を始めた緑猫でっす!初めてこのシリーズやりますが、うん、結構難しい…まあ、ぼちぼちやっていきたいと思いまふ

ルーファ「では、手加減無しで行くぞっ!」 




マウ「ふっ!」



ググッ!
ルーファ(むっ!前に出てきた?!)



マウ「ハッ!」
ルーファ(腕を「台」にして、突きの威力を倍化した?!)



ルーファ「だか、まだ甘い!」
マウ「!?副腕で受け止めたっ!」



ルーファ「まだまだ行くぞっ!」



マウ(大きく振り上げた左手はフェイク…本命は)



マウ「右手のなぎはらいっ!」
ルーファ「っ!読まれた?!」






シエル「はいは~い、そこまで!休憩にしましょ~」

ルーファ「ふぅ、そうだな…小休止にしよう」

マウ「…うん」

ルーファが家に来てから2ヶ月が過ぎた。
平日はひたすらルーファと組み手して、休日は神姫センターでバトル三昧の日々を過ごしていた。
そのおかげでボクとシエルのランクもどんどん上昇、ランキングのトップ争いに手が届きそうになっていた。
ルーファ「しかし、驚いたな。二人してこうも早く、本気で打ち合えるようになるとは。」

シエル「一月目はぼっこぼこにされて悔しかったからねー。何気にルーファ教えるのうまいし?」

マウ「そうだね、アドバイスも的確だし」

シエル「でもさ、最近思ったんたけど…マウとルーファの動きって…なんか似てない?」

マウ「うん…それはボクも思った。
重心の動かし方とか、フェイントのかけるタイミングとか…上手く言えないけど、根っこの部分的な…?」

ルーファ「…?!そ、そうか?あ…あれだ、私が教えてるから必然的に似てくるんだろう?!」

マウ「うーん、そう…かな?」

シエル「ふーん?ま、何にせよこれからもよろしくね!」

ルーファ(ふぅ…何とか誤魔化せたか?……確かにマウの動きは私に、いや私が最も良く知っている動きに似ている…私が偶然マスターの家に来たときはまさに運命と思ったが…まさか…彼女にヒヒイロカネのCSCが…?

~8ヶ月前~

ルーファ「っぐうっ!」
突然地面に叩きつけられた。
ルーファ「…?!こ…こは?」
時空転送の影響からか、自由に動かない身体で、辺りを見回す。
何かの倉庫の中のようだ…
するとカレンダーが目に留まった。
ルーファ「20xx年9月…成功したのか…?!」
ルーファ「…やはり奴も!」
倉庫の窓から「サタナキア」の姿が見える…どうやら奴も転送の影響で動けないようだ…
ルーファ(奴はまだ、こちらに気づいてはいないか。しかし、この身体では……!これは?!)
改めて周りを見渡すと、山積みにされている商品に目が止まった。
そこには山積みのマオチャオとハウリンのパッケージ。
この倉庫は神姫ショップの倉庫だったのだ。
ルーファ(ヒヒイロカネのCSCが奴の手に渡る事だけは避けなければ…!)
ルーファは意を決し、目の前のパッケージの一つを開封した…開封した神姫に途轍もない重荷を背負わせてしまうことを詫びながら。

ルーファ「ふぅ…」
開封したパッケージを元に戻し、ルーファは倉庫を後にした。

外に居たはずのサタナキアの姿はもう無かった。

ルーファ「どこへ行った…!?」

そしてその後、ルーファはこの時には数少ない野良神姫となり、ただタイムワープしただけではない『事実』を知ることになる…



~~~~~~~~~~~~~~~~

ルーファ(あのCSCには私と姉さん両方の動きを取り入れているから説明が付くが…しかし確証も無しに、ヒヒイロカネのことを話せば否応無しに皆まで巻き込んでしまう…だがもしもマウがあの時CSCを仕込んだ神姫なら、サタナキアと戦わせる訳には…だが、二人がランキング上位に行かなければ、サタナキアを強襲出来ない…)

ヒソヒソ
シエル『それはそうと、ヒヒイロカネのこと、ルーファにはばれてないわよね!』

マウ『大丈夫…だと思うよ?ヒヒイロカネのトレーニングするときは周りを注意してるし。ルーファならバレてもいいとおもうけど…』

シエル『まあ、ルーファなら人に言ったりしないでしょうけど、あの子家に来てから極力外に出ない用にしてるでしょ?何か事情が在るんでしょうけど、ヒヒイロカネのことを知ったら余計にめんどくさい事になりそうじゃない?』

マウ『そだね、こっそり出て行ったりしそうだ…ね』








~小野坂邸~
二人で小野坂曰わく「急に伸びてきたランカー」の試合データ見ていた。
サタナキア「おい!今の所を巻き戻せ!」

小野坂「おっ!どうしたの?」

サタナキア「この動き…!ふふ、そうか、そういう言うことか…ふふふ…はははは!遂に見つけたぞ『ヒヒイロカネを』!」





コメント

アカサカ

No title
今日は。

因果がメビウスの輪みたいにループしてるような展開ですね(ややこしい喩えでスミマセン……・汗)。
今回、プロローグから『ヒヒイロカネ編』を読み直してみました。

あちこちに散りばめられていた伏線が、そろそろ一本の糸に繋がるのかな、と感じました。(^ ^)

それから(今更ですけど)『ヒヒイロカネ編』って、色んな世界のキャラクターが同居する緑猫さんの世界でも、『武装神姫』単独の世界観のエピソードとしても成立しそうですよね(もちろん良い意味で、です。念の為)。

ではでは。

緑猫

No title
> アカサカさん
自警団の二人ぐらいだそうかな?と思ったんですが、まあ、神姫だけで進めた方がすっきりするかな~と。
そろそろサタナキアが本格的に動き出します!
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