個人的に両シリーズの派生機をメイン-サブで使っていることもあり、この2台のライバル関係は非常に興味深く見ています。
UQ mobileは2024年12月12日より、Xiaomiの最新ハイスペックモデル
「Xiaomi 14T」を発売開始することを発表し、価格設定の安さが話題です(
過去の日記も参照)。
一方で、現在UQモバイルでは2024年10月に発売→
11月から値下げ&機種変更でも安く買えるようになった「Galaxy S23 FE」という機種があり、こちらも値下げ以降、結構人気があるはず。
Xiaomi 14TとGalaxy S23 FEはメーカーも違えば本体のサイズもかなり違うため、”スマホとして似ている”とは全く言えない2モデルなのですが、「最新ハイエンドは高すぎ。でも程よく高性能で安い最新Androidスマホが欲しい」という希望でスマホを探しているのなら、どちらもかなり有力な候補になると思われます。
両機種はスペック・価格にもたくさん細かな違い・差がありますので、主要な違いを比較して、納得できる方を選んでみましょう。
【価格の違い】
まず一番重要な、お値段の差から。契約の種別によっても差が出るので、運用予定が決まっている場合はこの時点で選ぶべき機種が決まる場合もありえます。
*以下、条件を満たして割引を最大適用した場合。詳細条件については公式サイトのキャンペーン欄を参照。
それぞれの定価(割引前価格)は、
・Xiaomi 14T 57,300円
・Galaxy S23 FE 88,000円(発売時)→ 64,400円
です(2024年12月7日時点)。
【MNP】
・一括: Xiaomi 14T 35300円/ Galaxy S23 FE 42,400円
・2年返却時負担:Xiaomi 14T 実質13,300円/ Galaxy S23 FE 実質47円
【機種変更】
・一括: Xiaomi 14T 57300円/ Galaxy S23 FE 42,400円
・2年返却時負担:Xiaomi 14T 実質35,300円/ Galaxy S23 FE 実質47円
【新規】
・一括: Xiaomi 14T 46300円/ Galaxy S23 FE 53,400円
・2年返却時負担:Xiaomi 14T 実質24,300円/ Galaxy S23 FE 実質11047円
となります。ご覧の通り、機種変更の場合はGalaxy S23 FEにだけ割引があるため、値段を気にするなら既存ユーザーの買い替えの場合はGalaxy S23 FE一択です。
一括購入(返却無し)の場合、MNP/新規ではGalaxy S23 FEのほうが負担額が高くなりますが、2年返却をすると、逆にGalaxy S23 FEのほうが1万円負担が安くなります(残価免除効果がGalaxyのほうが大きく設定されているため)。
この判断は考え方・運用方法にもよりますが、ざっくり言えば ”一括で買うならXiaomi 14T/2年で返すならGalaxy S23 FE”が有利になりやすいと言えるでしょう(将来の価値・売値は手放したいタイミングや状態によっても変わります)。
いつでもカエドキプログラム/機種の割引については条件をよく確認してください(特に機種変更の場合は契約状況により分割購入できない場合があります)。
【大きさ・外観上の違い】
これはかなり違います。大きなスマホを使い慣れていない人は好みが分かれるところでしょう。
Xiaomi 14T:縦161mm 横 75mm 厚み8.0mm /重さ 196グラム
Galaxy S23 FE:縦158mm 横 76 mm 厚み 8.2mm/重さ 209グラム
まず、”ボディの大きさ”という意味では、そこまで極端なサイズに差はないものの、本体重量は13グラムの差があります。どちらも軽いとは言い難い重さですが、Galaxy S23 FEはけっこうずっしりとした重みがあります。
数字を見てイメージが湧かない人は、一度店頭等で実機を確かめましょう。
【ディスプレイの違い】
Xiaomi 14T:6.7インチ 2712×1220/リフレッシュレート 144Hz
Galaxy S23 FE:6.4インチ 2340×1080 /リフレッシュレート 120Hz
ディスプレイはXiaomi 14Tのほうが大きく、高解像度で、滑らかな仕様となっています。
【処理性能の違い】
Xiaomi 14T:Dimensity 8300-Ultra/ RAM 12GB+ROM 256GB
Galaxy S23 FE:Snapdragon 8 Gen 1/ RAM 8GB+ROM 256GB
処理性能はベンチマークスコア的にはXiaomi 14Tのほうが1~2割ほど上になるはずです。Galaxy S23 FEに搭載されているスナドラ8Gen1は2022年モデルのハイエンドクラスと同じものです。
Antutuベンチマークのスコアで言えば、Xiaomi 14Tが130万点前後・Galaxy S23 FEは120万点前後の水準。
最新の最上位機種(Antutuスコアなら200万点超え)から比べるとやや劣るものの、ほとんどのゲームアプリがスムーズに動作するはずです(アプリの相性等は除く)。
どちらもゲーミング専用スマホというわけではなく、この価格帯のスマホで”最高のゲーム体験”を求める人は居ないでしょうから、システム依存の部分以外で、普段の利用で処理性能の差を体感できる機会は少ないでしょう。どちらも十分に高い性能なので。
【カメラの違い】
これもどちらのスマホも力が入っている部分です。
Xiaomi 14T:超広角12MP/広角50MP/望遠50MP(最大望遠20倍)、インカメラ32MP
Galaxy S23 FE:超広角12MP/広角50MP/望遠8MP (最大望遠30倍) 、インカメラ10MP
カメラについても、やはり最新機種の最上位スマホ(10万円を遥かに超える機種)と比べてしまうとセンサーや望遠レンズの倍率は劣ります。しかし、どちらの機種もAIを使った補正や加工が出来るので、写真撮影を楽しめる機種としてアピールされています。
特にXiaomi 14TはLeica協業による高品質なレンズ・画像処理によって、古いスマホに比べればきれいな写真が撮れると感じられるはずです。
【充電速度・バッテリーの違い】
電池容量:Xiaomi 14T 5000mAh/ Galaxy S23 FE 4500mAh
充電時間:Xiaomi 14T 約50分 / Galaxy S23 FE 約110分
連続待ち受け:Xiaomi 14T 約380時間 / Galaxy S23 FE 約440時間
*いずれもUQの公式仕様での数字。Xiaomi 14Tの充電速度は同梱の専用充電器を使った場合。
充電出力はGalaxy S23 FEが25W、Xiaomi 14Tは67Wなので、充電時間にかなり差があります。
ワイヤレス充電はGalaxy S23 FEのみ対応です。
充電時間についても、やはりどちらも最高峰のモデルよりは遅い(Galaxyなら45W、Xiaomiは120Wの超急速充電対応機種が他にある)ものの、バッテリー容量はそれなりに大きい仕様です。
【共通の対応機能・仕様】
以下は、どちらの機種でも使える機能・仕様です。
・OS:Android 14(初期)
・セキュリティ:顔認証/指紋認証
・SIMスロット:nano SIM / eSIM 対応
・防水防塵:Xiaomi 14T(IPX8/IP6X)/ Galaxy S23 FE (IPX5/IPX8・IP6X)
・おサイフケータイ
・5G通信
日本人が重視することが多いという「生体認証・防水防塵・おサイフケータイ」の3種類は、どちらでも対応しています。nano SIM/eSIMも選べます。
このほか、メーカー独自の機能やUIにはさまざまな違いがありますので、細かい機能が気になる場合は公式サイトの記載や実機で確認しましょう(Xiaomi 14Tは12月12日発売)。
*価格やスペックは2024年12月7日時点の情報を参照しています。
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