一般的にふるさと納税の返礼品還元率は「上限3割」とされていますが、返礼品選びに迷う・欲しくもない贅沢品を貰っても・・・という人に向いていそうです。
2022年6月8日にリリースされた新しいふるさと納税サイト「キャシュふる」(β版は2019年12月から運用実績あり)というサービスでは、納税者が寄付をしても返礼品を貰えない代わりに、寄付額の20%を寄附者に現金で振り込む(寄付の翌月10日)というもの。
ギフト券・金券系のふるさと納税返礼品は禁止されていたように思うのですが、現金ならOK? 還元を実施するのが自治体ではない(返礼品としての現金還元ではなく、手数料分を還元している)?という判断でしょうか。
実際多くのふるさと納税受付サイトでも「返礼品ではなく特典」としてポイント還元を実施するサービスはたくさんありますし、現金還元という手法はふるさと納税の理念に対する良し悪しはともかく、なかなか斬新な発想だと感じました。
ふるさと納税の返礼品では各自治体の特産品を楽しめるというメリットもありますが、品質・価値の良くわからない返礼品を選ぶくらいなら少しでも現金で税金を返して欲しいという需要はありそうです(実際は返金ではなく控除ですが)。
注意点としてはキャシュふるの寄付受付は募集上限があるという点。
現時点(2022年6月8日)では募集枠は上限300万円分しかありません。大々的に知られてしまうと一瞬で終わってしまうくらいの金額に見えますが・・・
なお、寄付の最少額は5万円~となっていますので、使いたい人はよく注意事項を確認して申し込みをしたほうが良さそうです。
[追記]*2022年6月10日、キャシュふるはサービス終了しました。
キャシュふるは”現金が貰える”という点では面白いですが、”寄付に対するお得感”と言う意味では、やはり普通のふるさと納税サイトを通したほうが有利です。
例えば今キャンペーン中の楽天ふるさと納税を使えば、返礼品で約3割+スーパーセールの買い周り達成で最大10倍+SPUポイントアップなどの還元を上乗せできます。お得度の高い返礼品を見つけることを苦としないなら、断然楽天ふるさと納税の利用をオススメします。
お得な返礼品を探したい場合は、ランキング上位から選んでおけば失敗はまず無いです。楽天ユーザーはお得な商品に敏感な人が多いので。