ITサービスマネージャ試験(SM)
ITサービスマネージャ試験(SM)は、ITサービスのマネージメントを実行する人が対象の試験です。総合的なシステム管理を可能とするために、広範な知識と経験、実践能力を持ち、ITサービスの品質向上やコスト効率の向上を実現できる人材であるかどうかが判定されます。
資格詳細
現代においてITは企業活動に必須のものとなっています。そのためシステムトラブルは企業経営の危機に直結する場合もあります。また情報漏えいや外部からの侵入などから情報システムを守ることも必須です。このような情報システムの運用管理には安定した稼働だけでなく、業務効率の向上や経営的な視点からの提言、さらにはコストに見合ったシステム運用など、常に改善を行う姿勢が求められます。ITサービスマネージャ試験はITサービスのニーズが高まっていることに伴い、情報システムの安定稼働、トラブル発生時における被害の最小化、情報システムの改善や品質管理など、安全性と信頼性の高いITサービスの提供を行う能力を図る試験です。あわせて部下に指導する能力も求められます。
活躍場所
この資格を使って活躍できる仕事は、大きく2つに分けられます。一つ目は、IT企業のデータセンターです。クラウドサービスの需要が高まっていること、またセキュリティや機密情報・個人情報保護への関心が高まっていることもあり、データセンターの需要は高くなっています。二つ目は、企業のシステム管理部門です。利用者に快適に利用してもらい、トラブル発生時も影響を最小限にすることがシステム部門の使命ですから、ITサービスの専門家が着任することは利用者にとっても心強いでしょう。
収入と将来性
ITサービスマネージャ試験合格者の収入は、就職先やその職責によってさまざまです。しかし一般的なプログラマーと同程度か、それよりも高い水準は期待できるでしょう。企業によっては、資格手当や一時金を支給する場合もあります。近年、システム管理部門は運用管理だけでなく、業務効率の向上や企業運営などにおいても重要な役割が求められています。そのため、ITサービスマネージャ試験合格者はデータセンターのみならず、一般企業でもシステム管理部門やシステム企画部門でニーズが見込まれます。
向いている人
障害対応の最前線に立つことが多いですので、重大な事態であっても的確に状況を把握し、冷静に状況を判断し最善の努力をする人が向いています。また企業は事業を行うことが第一ですから、保守計画や運用作業の際には利用部門に配慮した計画を立てられる人が向いているといえます。さらに現状維持に甘んじることなく、常にITサービスの問題点の収集と対策、費用対効果の向上、業務の効率アップに結び付く工夫も求められます。そのため常に改善を怠らない人、問題解決に積極的な人、利用部門へのサービス向上を心掛ける人にも向いているといえるでしょう。
取得方法
午前試験、午後Ⅰ試験は、市販の問題集や通信教育で勉強できます。ITサービスに関わる用語も多く出てきますので、使いこなせるようになるまで覚えることも大切です。試験の方式に慣れるために、過去問を解く必要もあるでしょう。午後Ⅱ試験は論述試験であり、受験者の経験と知見に基づき解答する問題です。合格基準はあっても模範解答はなく、このため独学での試験対策は困難といえます。費用はかかりますが午後Ⅱ試験だけでも通信教育などを活用し、添削を受けることが合格への近道です。
ITサービスマネージャ試験(SM)資格の難易度偏差値
難関 |
※資格難易度の偏差値は当サイトの独自のものです。毎年微調整していますので難易度が変わる場合がありますのでご注意ください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
※資格の偏差値(難易度)は人によって感じ方が異なります。より正確に知りたい場合は「偏差値より難易度(難関、普通など)」を参考になさってください。
履歴書に記載する場合の資格の正式名称
平成○年○月○日 ITサービスマネージャ試験 合格
所轄・主催:
経済産業省
※履歴書に資格を書く場合は略称ではなく必ず日付を入れて正式名称で書きます。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
※資格の内容によって「取得」や「合格」など明記が変わりますのでご注意ください。
※民間資格などはあまり知られていない資格や似た名前の資格が他にある場合は資格名の前に主催団体を記載した方がよいです。
※正確な情報は資格の所轄団体にお問い合わせください。
2020年資格日程
願書受付
2019年7月11日~2019年8月8日
試験日
2019年10月20日
合格発表
2019年12月20日
※資格の級やレベルによって試験日程が変わる場合は、その資格の代表的な日程を掲載しています。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
※試験開催地によって試験日等が異なる場合があります。
※資格の日程は弊社独自の調査結果になります。正式な情報は必ず主催団体にご確認ください。
ITサービスマネージャ試験(SM)資格ガイド
資格種類 | 資格価値 | 資格タイプ | おすすめ度 | 取得方法 |
---|---|---|---|---|
国家資格 | 専門的資格(秀) | 特になし | 横綱クラス | 独学 通学 |
ITサービスマネージャ試験(SM)試験概要
受験資格 | 不問 |
試験内容 | 試験時間 午前I:50分/午前II:40分 午後I:90分/午後II:120分 出題形式 午前I:四肢択一式/午前II:四肢択一式 午後I:記述式/午後II:論述式 出題範囲 (午前)テクノロジ系:コンピュータシステム・技術要素 マネジメント系:プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント ストラテジ系:企業と法務 出題範囲 (午後)サービスマネジメントに関すること サービスの設計・移行に関すること サービスマネジメントプロセスに関すること サービスの運用に関すること 情報セキュリティの運用・管理に関すること ファシリティマネジメントに関すること |
合格率 | 14.7% |
願書受付期間 | 7~8月 |
試験日程 | 10月 |
受験地 | 全国主要都市 |
受験料 | 5700円 |
合格発表日 | 12月 | 受験申込・問合せ | 情報処理技術者試験センター 〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコート センターオフィス15階 TEL 03-5978-7600 FAX 03-5978-7610 受付時間: 9:30~18:24 土・日・祝日は休業 |
ホームページ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験 http://www.jitec.ipa.go.jp/ |