Claude Codeを使い倒す方法
僕は食べ放題だとついつい食べ過ぎちゃうし、Netflixなども見放題だと永遠と見ちゃいます。
なんだか◯◯放題って使わないと損って思っちゃう派です。
Claude MAXも同様で、定額課金(しかも20xだと月200ドル)だと使わないと損って思ってしまいます。
使い倒した結果がこちらです
ここ数日、Claude Codeを使い倒しているので使い倒すための方法を記事化します pic.twitter.com/WSHHma69Ke
— 今別府すてぃお (@suthio_) June 24, 2025
Claude Codeを使い倒したいときに下記2つの問題があります。
Claude Codeに渡すタスクを作るのが大変でなかなかClaude Codeに渡せない
Claude Codeが実装してくれた内容をレビューするのが遅れて、次のタスクが渡せない
つまり、下記のような作業フローになっており、自分自身がボトルネックになってしまうのです。

これでは本当はもっとClaude Codeを使い倒したいのに使い倒せないのです。
できれば常にClaude Codeを立ち上げてなにかをやらせておきたいところです。
なので使い倒すために必要な考え方の話をします
解決策:タスクの価値と自分の関与度で整理する
そこで僕が辿り着いたのは、タスクを2つの軸で整理することでした
縦軸(ビジネス価値):事業に直結する ⇔ 開発効率化のため
横軸(自分の関与度):自分が深く関わる必要がある ⇔ Claude Codeに任せられる
この2軸で考えると、Claude Codeを使い倒すための戦略が見えてきます。

第1象限:事業価値が高い×自分が深く関わる(コア機能開発)
特徴: プロダクトの競争力に直結する重要な機能開発
新機能の設計と実装
重要なリファクタリング
アーキテクチャ変更
Claude Codeとの向き合い方
ペアプログラミングのパートナーとして活用
設計の壁打ち相手として使う
実装はClaude Codeに任せつつ、レビューは念入りに行う
※一部自ら実装をしないといけない部分もある
この象限は事業成長に直結するため、僕が最も時間をかけるべき領域。ただし、実装部分はClaude Codeに積極的に任せることで、設計とレビューに集中できます。
Claude Codeを使って開発を高速化することは目的とせず、自分の設計力を底上げして使うために使用しています。
よって、このタスクについては並列で作業しないでおくと良いです。
第2象限:事業価値が高い×ある程度任せられる(共同開発タスク)
特徴: 重要だが、明確な仕様があれば進められるタスク
具体例
既存機能の拡張:「CSVエクスポートにフィルター機能を追加」
バグ修正:「クリティカルではないが重要なバグの修正」
UI/UXの改善:「管理画面の使い勝手改善」
Claude Codeとの向き合い方
仕様を明確に伝えて実装を任せる
進捗を定期的にチェック
最終レビューはしっかり行う
この象限のタスクは、ある程度ざくっと仕様を渡したら放置して空きができたらレビューするといったリズムで進められます。僕が第1象限のコア機能開発をしている間に、Claude Codeが並行して進めてくれるのが理想です。
機能の修正や不具合修正は積極的に任せ、レビューすることだけに徹するようにします
第3象限:開発効率化×完全に任せられる(自動化タスク)
特徴: Claude Codeに丸投げできるタスク
具体例
テストの拡充:「既存のコードベースを見て、Unit/E2Eテストを追加して」
CI/CDの強化:「GitHub Actionsを見直して、ビルド時間を短縮して」
開発ツールの整備:「開発効率を上げるためのスクリプトを作って」
リファクタリング:「重複コードを共通化して」
ドキュメント生成:「APIドキュメントを自動生成する仕組みを作って」
Code Rabbit対応:「Code RabbitのレビューコメントにすべてClaude Codeで対応して」
Claude Codeとの向き合い方
完璧なレビューを求めすぎない。今より良くなればOKの気持ちで任せる
マージできなくてもいいという気持ちでやってもらう
僕はこの象限のタスクを「Claude Codeの暇つぶしタスク」と呼んでいて、暇ができたらひたすらやらせています。作業の合間に依頼することを続けています。
基本的に改善系なのでレビューも最小限で済みます。
この使い方は@mizchiさんに教えてもらいました
そういうときはひたすらリファクタとテストの追加させると良いですよ
— mizchi (@mizchi) June 19, 2025
第4象限:開発効率化×レビューが必要(効率化タスク)
特徴: 開発を楽にするが、品質チェックは必要なタスク
具体例
型定義の整備:「TypeScriptの型定義を厳密にして」
エラーハンドリング改善:「エラー処理を統一的に実装して」
ログ出力の整備:「デバッグしやすいログ出力を追加」
Claude Codeとの向き合い方
大まかな方針だけ伝えて実装を任せる
Pull Requestベースでレビュー
問題があれば修正を依頼
この象限は「Nice to have」なタスク。時間があるときにClaude Codeに投げておいて、後でまとめてレビューすることで効率的に進められます。
できるだけPRを小さくしてもらうように依頼するとレビューコストが下がります。
ここらへんはClaude Codeと相談しつつ、どのような課題があって、どういう風に修正していくかを議論しておくと良いです。
結論: どのように進めるべきか
第1象限は自らと一緒に進めるもので
第2象限の中でも事情価値が高いものは積極的にやることになるのかなと考えております。(しかも短時間で終わりやすい)
Claude Codeのタスクとして常に積んでおくべきものは第3象限と第4象限の事業価値はそこまでだけど明確に開発効率を上げるものです。
こちらをどんどん積んでおきましょう。
タスクが思いつかない
Claude Codeに改善したほうがいいことを聞くとClaude Codeが「Lintを入れたほうがいい」とか「E2Eのテストを書きましょう」とか提案してくれるので聞いてリスト化しておくと便利です。
最後に
食べ放題で元を取ろうとして苦しくなるのと同じで、Claude Codeも「使わなきゃ損」という気持ちだけでは疲れてしまいます。
大事なのは、自分がボトルネックにならない仕組みを作ること、自分の価値を最大化することでClaude Codeを使うことではありません。
みんなでClaude Codeと良い付き合い方ができると良いなと思います。
なにかお困りごとありましたら、問い合わせいただけると幸いです。
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