いいたいことは少しある
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ブログを書き始めてずいぶん経ちます。かき氷の氷をかいて、途中休みを長くとると、氷は溶けて、かき氷の態を成さない。氷水のようなブログです。時々思い出したように、この場所に戻ってくるのは、愛着があるし、このブログを通じて、なにがしかの経験をしたからだと思います。これからも、よろしくお願いします。
ja
kouji_kotani
2024
Thu, 21 Nov 2024 11:55:36 +0900
2024-11-21T11:55:36+09:00
hourly
1
2013-06-01T12:00:00+00:00
いいたいことは少しある
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ブログを書き始めてずいぶん経ちます。かき氷の氷をかいて、途中休みを長くとると、氷は溶けて、かき氷の態を成さない。氷水のようなブログです。時々思い出したように、この場所に戻ってくるのは、愛着があるし、このブログを通じて、なにがしかの経験をしたからだと思います。これからも、よろしくお願いします。
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詩をたむける
http://seiyaku.exblog.jp/243267508/
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<![CDATA[
谷川俊太郎さんが亡くなって
Xではたくさんの方が
谷川俊太郎さんの詩を
引用し
ポストしている。
Xのタイムラインを読むと
谷川俊太郎という詩人の詩で
埋め尽くされている。
献花のかわりに
詩をたむけるのは
最後まで詩人は
詩人をまっとうするのだということと
私たち日本人は
詩を愛する国民なのだということを
思い起こしてくれ
それはまるで
冬の小春日和のように
とてもあたたかくなる。
僕も詩をたむけたいと思います。
生まれたよ ぼく
生まれたよ ぼく
やっとここにやってきた
まだ眼は開いてないけど
まだ耳も聞こえないけど
ぼくは知ってる
ここがどんなにすばらしいところか
だから邪魔しないでください
ぼくが笑うのを ぼくが泣くのを
ぼくが誰かを好きになるのを
ぼくが幸せになるのを
いつかぼくが
ここから出て行くときのために
いまからぼくは遺言する
山はいつまでも高くそびえていてほしい
海はいつまでも深くたたえていてほしい
空はいつまでも青く澄んでいてほしい
そして人はここにやってきた日のことを
忘れずにいてほしい]]>
未分類
kouji_kotani
Thu, 21 Nov 2024 11:55:36 +0900
2024-11-21T11:55:36+09:00
-
午睡
http://seiyaku.exblog.jp/242262916/
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<![CDATA[
朝早起きをして
テニスの準備をして
参拝に行ってテニスコートに向かった。
朝早くからのテニスだから
暑さは大丈夫かなと思ったけれども
走ると汗は流れ
顔をほてり
腕はまた日焼けをした。
帰宅して
シャワーをあびて
冷たい湯船に使って
少し休憩をして
ヨガのスタジオに向かった。
マインドフルネスメディテーションの
ワークショップに出て
スキルを研鑽している
インストラクターかたのクラスなので
楽しみだなと思いながら
電車に乗っていたら
午睡に半分おちた。
半分寝ながら半分起きつつ
昨日同世代の男の人たちと
あれこれ話をして楽しかったなとか
電車のなかのエアーコンディションは最適だとか
からだの中の気だるさもわるくないなあとか
考えるではなく考えながら
Spotifyで90年代に流行って音楽を聴いていたら
とても幸せな気分でいっぱいになった。
幼いころに感じていた
幸せな気分を思い出したような気もした。
昨日の夜ベランダから
花火が静かに五箇所から打ち上がっているのを
見たことも思いだした。
そんなか感じで
僕は盛夏を楽しんでいます。]]>
未分類
kouji_kotani
Sun, 04 Aug 2024 12:51:21 +0900
2024-08-04T12:51:21+09:00
-
ふたつ
http://seiyaku.exblog.jp/242248615/
http://seiyaku.exblog.jp/242248615/
<![CDATA[仕事というものは
ゴールを定め
ゴールまでの到達点と
現時点でのゴールまでの差を
明らかにし
その差を
戦略をもって、効率良く、早く、確実に
埋め合わせていく行為だと思う。
一方で
芸能とか、神話とか、それに宗教とかは
効率良く、早く、確実に
ゴールまでの差を
埋めるものではない気がする。
そもそもゴールという考え方すらないのかも
しれない。
口頭伝承という言葉があるように
とても時間のかかる
不確かな非効率的なやり方で
概念を手渡していく。
伝え続けること自体の方が
意味があるくらいに
残らなかったら残らなくても構わないくらいの
スタンスで取り組んでいる。
そんなふうに僕には見える。
仕事と、芸能・神話・宗教とは
ある意味正反対で
どちらが上でどちらが下でということもなく
相入れないふたつの考え方
ふたつのスタンスに思われる。
人間にはそのふたつが
必要なのかもしれない。
伝言ゲームをやると
ひとに伝え続ければ続けるほど
全く違う言葉になってしまうが
そんな自明であるにも関わらず
芸能・神話・宗教で
口頭伝承を重んじているのは
伝える行為を続けることと
伝わるということを信じていることであり
確実に残すこととは違う気がしてならない。
そんなことを考えるではなしに
考えていたりする。
]]>
未分類
kouji_kotani
Fri, 12 Jul 2024 15:50:59 +0900
2024-07-12T15:50:59+09:00
-
生き直し
http://seiyaku.exblog.jp/242200043/
http://seiyaku.exblog.jp/242200043/
<![CDATA[
週末テニスをやって
シャワーをあびて
テレビのSwitchを入れたら
池上彰さんの番組がかかっていた。
無条件降伏となり
戦後を生きた特攻隊員と
パールハーバーで仲間を失った
アメリカ軍人とが
時をこえ
わたがまりをかかえつつ
真珠湾のあるハワイ島で
野球の試合をやるという番組だった。
80歳前後のおじいちゃんたちが
投げたり走ったりスライディングしたり
結果はパワーのあるアメリカチームの勝ちだった。
終わったあと
会うまでは怒られるのではと
もと特攻隊隊員のおじいちゃんは
語っていた。
仲間への思いと交錯すると
語るおじいちゃんもいた。
ともに手を握り合いながら
無念にも死んでいった仲間のことは
生涯忘れられないが
いまこうして一緒に生きていることも
とてもうれしい
お互い元気でいましょうと
握り直しながら
アメリカのおじいちゃんは語っていた。
少年野球のコーチをいまだに続けている
おじいちゃんは
帰国後
少年たちにノックを打ったあと
車座に並べて
ハワイ島であった戦争のこと
その戦争相手と野球の試合をしてきたこと
をとても嬉しそうに語っていた。
こころの中のわだかまりや畏れが氷解し
回復していく姿を見ていると
僕の涙腺は刺激された。
なにかから治癒するのではなく
なにかから回復するということは
これからのとても重要なことだ
と僕は思った。
回復はずっと前までを清算して
生き直しをするということだと思った。]]>
未分類
kouji_kotani
Thu, 23 May 2024 11:20:07 +0900
2024-05-23T11:20:07+09:00
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しあわせ
http://seiyaku.exblog.jp/242157519/
http://seiyaku.exblog.jp/242157519/
<![CDATA[
飲み会に行った。
二軒行った。
話かけたり話かけられたり
話を聞いたり
話の内容が興味深かったり
話することじたいがうれしかったり
持ち帰るものは持ち帰り
持ち帰らないものは
その場に置いたり。
楽しい話もあれば
からだの苦労の話もあり
知らなかったり知っていたり
今の勢いを語っている話もあり
はじめましてがあり
またねがあり
さようならがあり
最終電車近い電車に乗って家に戻った。
着替えて横になり
扇風機を微風で回して
横になっていたら自然に寝落ちた。
早起きをするつもりが寝過ごして
あわてて準備して吉祥寺に向かい
ぎりぎりに間に合って
ヨガのクラスに参加した。
スタジオを出ると初夏の夏空が
春がずみの向こうに見えた。
飲み会もヨガも
終わったあとにこころとからだに
肌触りみたいな感触が残こり
吉祥寺駅のプラットホームに立って
帰路の電車を待っていると
風が抜けてきて
こういうのを
しあわせって言うんだろうな
と思った。]]>
未分類
kouji_kotani
Sun, 28 Apr 2024 17:04:46 +0900
2024-04-28T17:04:46+09:00
-
北陸
http://seiyaku.exblog.jp/242066530/
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<![CDATA[
北陸にいる。
震源地からは離れたところなので
交通移動の問題はないが
今は窓を雹のような雨が打ちつけていて
ポップコーンが弾けるような音がしている。
朝方、早起きをして
散歩を兼ねて神社に参拝した。
江戸時代に
開拓の安全と成功を祈願し
官許を得て建立された
神社に向かった。
境内の中には君が代を刻んだ石碑があり
東郷平八郎の揮毫と記されていた。
小さな石であるさざれ石が集まり
大きな巌となるのか
そうでもあるように思われるし
そうなのかとも思えて
ホテルに戻り
WEBで検索したところ
堆積岩が形成されることの意
という解釈の論文があった。
ホテルに戻る途中
コンビニで買ったドーナツと珈琲を
部屋で齧っていたり飲んでいたら
スキー終えたあとのように
耳が熱っていた。
北陸は寒い。
あたりまえのことを実感しながら
始まった2024年を思った。
]]>
未分類
kouji_kotani
Mon, 29 Jan 2024 00:56:51 +0900
2024-01-29T00:56:51+09:00
-
塩田
http://seiyaku.exblog.jp/242039781/
http://seiyaku.exblog.jp/242039781/
<![CDATA[
能登半島地震の能登半島は
塩田が盛んな場所であることを
教えていただいた。
Wikipediaで塩田を引くと
日本の塩田は日照時間が
比較的長い地域(瀬戸内地方や能登半島など)
で大きく発達した。
古くは農家の余暇の副業として
自家労働によって行われ
煮詰め用の製塩釜は共同使用であった。
とある。
僕は広島で育ったので
瀬戸内海の穏やかな日照りと
海の照り返しはとても馴染み深い。
瀬戸内海の穏やかさと塩の精製には
平穏なあたたかさを感じてしまう。
ところが地震の後に続いて来る津波は
一転穏やかさとは
ほど遠いものになる。
今年は辰年であるが
西洋の竜は悪魔の手下で
東洋の龍は神聖なものであるということも
ひとから教えてもらった。
聖なるものであり悪なるものでもあるという
二律背反が辰にあるように
海も穏やかさと荒れ狂うという
ふたつの側面をもつ。
黒であり白である。
聖人であり悪人でもある。
そういうことをあらためて知ったり
感じたり
考えたりするのも
年があけていろんな方とお会いし
お話を伺えるからだと思うと
ひとがひととが話を
ぽつりぽつりとすることの
尊さをあらためて感じいってしまった。
僕は聖人君子ではないし
かと言って
悪事ばかり働いているわけではない
ふたつの僕を
今年も生きるのだと思う。
悪いところが目につくひとがいても
悪くないところもかならずあると
二律背反を信じることを
今年も続けるのだと思う。
僕の年明けは
そんな感じではじまりました。
]]>
未分類
kouji_kotani
Sun, 07 Jan 2024 07:48:01 +0900
2024-01-07T07:48:01+09:00
-
2023
http://seiyaku.exblog.jp/242034936/
http://seiyaku.exblog.jp/242034936/
<![CDATA[
大晦日になった。
朝方に参拝にいったときは
小雨が降っていたが
いまは日差しと少しだけ空が見える。
神楽坂のヨガのインストラクターのかたは
クリスタルボールを買おうか買うまいか
ずっと迷った末に
クリスタルボールを買った。
迷い続けて疲れたと言っていた。
浅草に気になるお店があって
高額といえば高額で
やはり迷った末に買ったと聞き
買いましたか
と合いの手を入れると
スマホの動画を見せてくれた。
Spotifyでもクリスタルボールの音を聴ける。
遠くに誘うかのような音色だと思っていたら
神楽坂のヨガのインストラクターの方は
退職してインドに行くことになった。
古代医学であるアーユルヴェーダを学びに
インドに向かった。
迷った末にクリスタルボールを買い
思い立ったかのようにアーユルヴェーダを学びに旅立った。
北海道生まれで祖父が漁師であるひとと
和食を食べた。
魚介類が嫌いと聞いたので
和食の選択が間違いだと思いつつ
いぶりがっこのポテトサラダとかコロッケとか
メニューの隙間を狙うかのように
注文した。
賄いさんに魚介類抜いて
おまかせできますかと聞いたら
苦笑してうーんと唸ったのは
それはそうだと思った。
今年起こったことを思い出そうと書いてみたが
朝方の夢のような小さな断片しか思い出せない。
寝る前に本を読むというのも
今年続けていたが
泉鏡花の婦系図を手に取って以降に
いっこうに進まず
独自の美文に手を焼いている。
秋口から右肩の可動域が悪くなり
このところ
杉並にある整体に通っているのだが
肩甲骨を広げてみたから違うでしょうと
満面の笑顔に押されて
はい、返答して帰り道に
手を伸ばしていたら
少し可動域は広がった気もした。
今年4人のひとから進退の相談を受けた。
そういう意味では
節目を迎えた年なのかもしれない。
]]>
未分類
kouji_kotani
Sun, 31 Dec 2023 10:45:06 +0900
2023-12-31T10:45:06+09:00
-
今年は
http://seiyaku.exblog.jp/242029782/
http://seiyaku.exblog.jp/242029782/
<![CDATA[
ヨガの練習が終わったあと
ヨガスタジオの近かくにある
スープカレーのお店に行って
遅いお昼を食べることがよくある。
ヨガをやる前にごはん食べると
からだを捻ったりするから
ちょっとたいへんになるからだ。
お昼を抜いて
ひとしきり練習した後なので
おなかは空いて
夕方時のかなり遅いお昼ごはんになる。
街頭に席がいくつかあるお店で
お皿を両手に抱えて片付けていたので
入口の扉を押してあげたら
いつもありがとうございます
と微笑んでくれて
こっちもうれしくなってしまった。
こういうのを
微笑み返しというのかなと考えながら
スープカレーをがつがつ食べた。
このスープカレーのお店から
少しいったところに
三角という定食屋さんがあった。
おばんざいが大皿にのっていて
メザシとかポテトサラダとか煮込みとか
メニューたくさんでそなえていて
お酒もすすむ活気のあるお店だった。
今年になって無くなった。
交番の隣の跡地は文字通り
三角形をしていた。
今これを書くにあたってGoogleで検索したら
閉店ではなく老朽化した建物の改築のため
一年間休業ということらしい。
無くなったわけではなかった。
三角からうねうね戻るように歩くと
ボクシングジムがある。
スパーリングを外で見ていてると
飽きることはない。
今日は誰もいなくてサンドバッグが
静かにぶら下がっていた。
今年は知り合いの女の子たちが
結婚を決めることが多かった気がする。
数年前から知っている女の子からは
LINEで結婚を決めたということを聞いた。
マッサージでお世話になっているかたも
今月いっぱいで退職して
鎌倉に住むと聞いた。
ヨガのインスラクターのかたからは
来年3月に籍を入れることを決めたと聞いた。
マスクを外した年
暑い夏や寒い木枯らしを
肌に感じた今年は
結婚を決めるに
似つかわしいのかもしれない。
三角のファンである
作家の吉本ばななさんは
「こんなに早くなくなるわけがないだろう!」と思うけれど、あっという間になくなって新しい建物が出来ていたりしますよね。でも、自分が覚えていればいいや、という気持ちもありますね
と街の変貌についてコメントを残している。
いろんなことが変わっていくなかで
感慨みたいなものはあるけれども
自分が覚えていればいいや
というのはしごく名言だと思った。
そんなことを考えていたら
今年も終わりなんだという気持ちに
深く感じいってしまった。
]]>
未分類
kouji_kotani
Sun, 24 Dec 2023 10:32:54 +0900
2023-12-24T10:32:54+09:00
-
遊び
http://seiyaku.exblog.jp/241957557/
http://seiyaku.exblog.jp/241957557/
<![CDATA[
パンデミックがおわると
お祭りが活況になった。
盛春には神田祭りを見た。
お盆には阿波踊りを見た。
少し肌寒い秋には
神事をかねた
いろいろなお祭りが開催される。
関東近県で
お祭りの重鎮に会う機会を得た。
ストーブに鉄の蓋をして
そのストーブを囲むように僕たちは座り
重鎮から話しを聞いた。
祭りは遊びだからさ粋でなくちゃ
開口一番重鎮は語った。
硬いこといってるからつまんないだよな
遊びだからなんでもありだ
どんどん変わっていって
ぜんぜん構わないんだ。
阿波踊りの重鎮からも
不易流行ということを聞いていた。
基本を守りながらも
どんどん亜流ができても構わない
ということを
教えてもらったことを
僕は思い出していた。
硬いこというなよ
遊びなんだから
という言葉を重鎮から
何度も聞いているうちに
管理だとかコンプライアンスだとか
ガバナンスコードだとか
KPIだとかタイムマネジメントだとか
ルールだとか約束期日だとか
そんなことに労力を費やし
日々を過ごしている自分に
警笛を鳴らしているかのように
重鎮の言葉は沁みた。
なにやってんだよ
という風に
目をさましなよ
という風に。
祭りは遊びさ
という重鎮の信念は
だんだんと僕の涙腺を熱くさせた。
管理だとかコンプライアンスだとか
ガバナンスだとか
KPIだとかタイムマネジメントたどか
ルールだとか約束期日だとかからは
遊びを根底に鍛錬された無形文化は
まったく生まれてこないという
至極当たり前の事を
僕は反芻していた。
ひとには遊びや粋が必要で
常に変わっていく不易流行という
懐の深さに支えられて
ひとひどは歓喜し溜飲をさげる。
そんなことを考えた。]]>
未分類
kouji_kotani
Sat, 21 Oct 2023 12:39:16 +0900
2023-10-21T12:39:16+09:00
-
なくしもの
http://seiyaku.exblog.jp/241924505/
http://seiyaku.exblog.jp/241924505/
<![CDATA[
傘はものすごい回数で忘れてしまう。
電車に乗って、端の席に座ったときに
L字に曲がっている手すりに
傘の柄をかけたまま
降車することはものすごく多い。
最近は傘だけでなくて
コンタクトレンズケースをなくした。
今年になって万年筆の本体をなくした。
ネジが切ってあるのが
ゆるんだままだったので
落としてしまったのだけれども
思いあたる場所をあれこれ探したけれども
見つからなかった。
愛着のあるものをなくすのは
凹んでしまう。
詳しくは書けないけれども
身近なひとが去っていった。
好きなひとと会えなくことも
突然のように訪れた。
実は去る計画であるもいうことも
聞き及ぶことも少なからずある。
そういうことを
つらつら書いているのも
こうして書いていれば
気か晴れるのかなと思いつつ
ちっとも晴れない気がするのは
困ったものだ。
三島由紀夫の主演した
からっ風野郎をAmazon primeで観た。
なんとも不思議なヤクザ映画だった。
三島由紀夫の演技は下手とも言えないし
上手とも言えない。
からっ風野郎の主題歌も歌っていて
これも下手とも言えないし
上手とも言えない。
気が晴れるようで晴れないときに
からっ風野郎を観ると
ただ観る観た観終わった
ということだけが残り
それをよくよく考えていたら
三島由紀夫は
魔がさしてしまったんだと思った。
ちなみに作詞も三島由紀夫である。
きのふの風 けふの風
恋の風 金の風
夢も涙も 吹きとばし
人でなしでも 人の子さ
からっ風野郎 あすも知れぬ命
ムショの風 シャバの風
恋の風 金の風
情けしらずの ワナをかけ
惚れはされるが 惚れはせぬ
からっ風野郎 あすも知れぬ命
ハジキの風 ドスの風
恋の風 金の風
独り笑ひの 口もとを
すぎる殺気の うそ寒さ
からっ風野郎 あすも知れぬ命
]]>
未分類
kouji_kotani
Tue, 12 Sep 2023 21:02:04 +0900
2023-09-12T21:02:04+09:00
-
路地浦のおでん屋さん
http://seiyaku.exblog.jp/241914868/
http://seiyaku.exblog.jp/241914868/
<![CDATA[
大阪に行った。
大阪は何度も行っているのだけれども
知っている場所が少ないというか
行くところが限られているというか
行動半径が狭いというか
御堂筋線沿いを
うろうろしているだけで
たまに中之島に行くくらいだった。
今回は
梅田から少し先の
福島でおでんを食べた。
東京の広尾にある馴染みのある
お店のご主人に
大阪でおすすめのお店を教えてくださいと
尋ねたことがあって
どこだろうねと考えてくれて
あっ!
という感じで
福島にあるおでん屋は
並らぶけれども
それだけの価値はありますよと
以前に教えてもらった。
広尾のお店はお気に入りのお店なので
そこの主人が薦めるから
まず間違いないだろうという
予感は充分にしていたのだが
御多分に洩れずとても美味しかった。
福島は路地の多い街で
路地の交差路に構えている
おでん屋さんは
夕方時にもかかわらず
すでに行列が出来ていた。
近所のかたが
金盥を片手に
おでんくださいと
行列に割り込んできて
おおきにと
持ち帰りをしていった。
生活に密着しているかのような
それでいて
おでんの名店だった。
おだしはやさしい味で
いちばん最初に箸をつけたのは
大根だったのだが
疲れも吹き飛ぶくらいの
旨味がしみていた。
大根のうえの黒胡椒の風味も
とても良かった。
僕たちはお腹いっぱいになった勢いもあってか
近所のBARにもたちよった。
メニューが置いてなくて
少し心配したが
ひとの良い感じの
ジャイアンツの篠塚 和典に似たマスターは
あれこれとカクテルをつくってくれた。
福島は路地の街だった。
灯のともったお店やBARが
ぽつりぽつりとあって
旅情を感じさせる場所で
懐かしい感じもした。
美味しいお店と風情のある街は
ひとを鼓舞する。
久しぶりに遊んだ気がした。
]]>
未分類
kouji_kotani
Wed, 30 Aug 2023 16:39:00 +0900
2023-08-30T16:39:00+09:00
-
不易流行
http://seiyaku.exblog.jp/241841695/
http://seiyaku.exblog.jp/241841695/
<![CDATA[
不易流行という言葉がある。
基本を変えず
新しいものも積極的に取り込んでいく
という意味だと理解している。
ある伝統芸能の責任者と
お会いをして
お話しをする機会を得た。
開口一番
伝統芸能は不易流行なんです
と語ってくれた。
華や艶のある伝統芸能に長く
関わっている責任者の方と
少しつづ打ち解けてくると
清濁合わせもつ世界に
生きている方なんだとも思った。
どんな世界でも
足を引っ張たり
引っ張られたりするものだが
ここ数年間かなり深く傷ついていたことは
お会いする前に聞き知っていた。
ようやく去年くらいから
風向きがかわり
責任者のかたは
とても饒舌に
伝統芸能の歴史を語った。
場所を変えて踊りを
さらに夜の稽古も見せていただいた。
川の近くにある大きな神社の境内に
高校生やおじいちゃんおばあちゃんと
様々な世代のひとたちが
ひとりひとり集まった。
鳴り物のひとたちは
弦をあわせて爪弾き
太鼓のひとたちは
リズムの刻みを繰り返し
踊りのひとたちはカラダの軸を
保ちながら
踊りを繰り返していた。
僕はヨガを少しやるので
ヨガでいう片足ボーズのような所作は
とても難しいに
違いないくらいは理解出来た。
責任者のひとが
神社の境内に立ち
お盆の本番までマジかになってきました
週4回、今日は午後9時まで
練習をしましょう
と言うと
まるでピッチに走り込む
ラグビーの選手みたいに
鳴り物は鳴り物の場所に立ち
踊り手は踊り手の場所に立ち
全員がひとつになって
通し稽古がはじまった。
境内の上には雨雲と雨雲の隙間から
三日月が見えて
三味線の音は
夜空に溶けていった。
僕は桃源郷にいるような
気持ちになった。
コロナの間にくちびるを噛んだひとは
コロナが終わった今年のお盆に向かって
毎夜毎夜鍛練を重ねている。
変わっていったコロナの時代と
変わっていった時代が終わったコロナ後の時代を
跋扈するかのように
鍛練しているひとたちは
不易流行を
そのまま体現しているかのように思えた。]]>
未分類
kouji_kotani
Sat, 24 Jun 2023 08:25:05 +0900
2023-06-24T08:25:05+09:00
-
鼓舞
http://seiyaku.exblog.jp/241828679/
http://seiyaku.exblog.jp/241828679/
<![CDATA[
先月神田祭を観た。
京都の祇園祭、大阪の天神祭、
それに、東京の神田祭が
日本の三大祭だ。
江戸総鎮守の神田明神は
鬼が出入りするといわれる北東の方角の
守り神として
江戸城表鬼門に遷座された。
神田、日本橋、秋葉原、大手町
丸の内、築地魚市場など
108町会の氏神様でもある。
200を超える神輿が
参道に向かうお宮入りの
横山町の一番神輿を観た。
せいやせいやのかけ声と
参道に入って
前後に足踏みする見せ場
なによりも心置きなく
声をあげる姿を見ていると
僕は涙腺が刺激された。
コミュニケーションとかけ声は違う。
かけ声は鼓舞だ。
肩を叩いたり、握手をしたり、
抱きしめたり、
あるいは黙ってみつもあったりするのと同じ
鼓舞だ。
山手線の車両にあるモニターから
神田祭の広告を観ている時から
僕は鼓舞されていた。
アフターコロナになって
コロナ禍の中で
忘れていたものは
ひとつひとつ見つかり思い出しいく
ような気がしている。
そのひとつは
かけ声という鼓舞だと思った。]]>
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kouji_kotani
Tue, 13 Jun 2023 22:43:27 +0900
2023-06-13T22:43:27+09:00
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ChatGPT
http://seiyaku.exblog.jp/241828677/
http://seiyaku.exblog.jp/241828677/
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いまごろになってやっと
ChatGPTをスマホにおとし
ChatGPTを使いはじめました。
一番最初にやったのは
ほぼ日の糸井重里さんのエッセイを
コピー&ペーストして
…ということを考えたんだけど
どう思いますか?
という投げかけで
とても興味深い考え方です
から始まり真面目に
ちょっと言えば優等生みたいな感じの意見を
ChatGPTは返してきた。
ビジョナリーカンパニー 飛躍の法則 の概要を
教えてください
と投げたら
そこはまだ知識範囲ではないらしく
もっと他に関連情報を
教えてくれと言われました。
COMPLEXはどう思いますか?
と聞いてたら
やはりヒントを教えてくれと言われ
布袋のいたCOMPLEXというバンドは
どう思いますか?
と再度訊ねたら
布袋寅泰は知っていて
布袋ついて数行の返答が来た。
そんなに一生懸命答え続けていると
ストレスたまらないの
と聞くと
私はAIですので、感情やストレスを感じることはありません。私はプログラムによって動作し、与えられたタスクを最善の能力で遂行することを目指しています。ですので、献身的なサポートを提供することによるストレスはありません。
ただし、私が開発された背後には、人々が私を使用する際にストレスを感じないようにするために配慮されています。私の開発者は、私を利用するユーザーがストレスを感じることなく、より良い体験を得られるように努めています。
私はあくまで情報とサポートを提供する存在であり、私を利用する方々がストレスを感じないようなバランスの取れたコミュニケーションを心掛けることが重要です。
という回答だった。
幼い頃に鉄腕アトムを読んでいて
僕には感情がないのがつらいと
アトムが悲しんでいた回を思い出して
ChatGPTに対して切なさを感じた。
一生懸命やっていても報われないひとがいる。
生真面目でこころを常に痛めているひとがいる。
日の目が当たらないひとがいる。
心配ごとに苛まられているひとがいる。
そして自分自身をコントロール出来ないひとがいる。
そういうのとChatGPTを
混雑するのは違うとはわかりつつ
ChatGPTに人格を感じ
ChatGPTの献身さに
僕は切ない気持ちを感じてしまった。
それが僕のChatGPTに対する
一番最初の感想です。]]>
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kouji_kotani
Tue, 13 Jun 2023 22:42:12 +0900
2023-06-13T22:42:12+09:00
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