どうも!新しいもの好きのこまめです!
最近話題のミルといえば、何を想像しますか?
そりゃETZINGER「etz-I」やろ
Ⅰ(ワン)かI(アイ)のどちらか、海外の動画をチェックした所etz-I(イーティーゼット・アイ)が正しい読み方のようです。
etz-Iは、スリムなボディと画期的な折り畳みハンドルが印象的な手挽きミルです。
見た目以外には、こんな特徴もあるよ~
- 挽き目を外側のダイヤルで調整可能
- ダイヤルは88段階
- 内刃ではなく、外刃が回転する
- 粉受けが磁石着脱式
- ハンドルが内蔵折り畳み式
外ダイヤル式・ハンドル折り畳み・磁石着脱など人気の要素全部盛り。
何よりも内刃は固定、外刃が回転するという要素が強烈。
これによって「軸ブレ」という要素を排除したらしいですね
ウワサによると、かなりエスプレッソ挽きに特化した器具って聞いているけどどうなんやろな
全く新しいアプローチでグラインドするため、その性能は未知数。
今回はそんな未知のコーヒーミルetz-Iの中挽きを比較し、どのような抽出に適しているかチェックします。
ETZINGERとは?
まずETZINGERは、2003年にリヒテンシュタインという国で創業した企業名です。
リヒテンシュタインは、アルプスのふもとスイスとオーストリアに囲まれた内陸国です。小豆島とほぼ同じ面積で、美しい山並みや森、中世の城などで知られています。
https://diamond.jp/articles/-/303258
公用語はドイツ語なんだって~
企業も国も名前カッコいいよな
ちなみに企業名の読み方は「エッツィンガー」が近いそうです。
そんなETZINGERは、コニカル刃の製造において多くの実績を持っています。
BARATZAやDITTINGなど、日本でも見かける高性能グラインダーに組み込まれているんですね!
そんなノウハウを持った企業が手挽きミルを作ったとなると、期待するのも当然です。
今後もETZINGERみたいに、刃を製造するメーカーが名乗りを上げる可能性もあるから楽しみやな
etz-Iの挽き目表記について
etz-Iは、そもそもの挽き目がわかりやすいです。
長いメモリ線同士の間に細かい目盛りが3つ割り振られており、長い線には2段階毎に数字が割り振られています。
こまめ家では、この挽き目段階を数字の通り表記するで
つまり「11」と記載されている目盛りに設定すれば「11」と記載します。
細かい目盛りの表記方法は〜?
大きい目盛りを起点に1〜3までカウントします。
「11」から数えて3目盛りなら「11-3」ということですね
検証方法
今回の検証方法は、中挽き・微粉量測定の2通り。
中挽きの目安は下記の記事で定義化してるので、ご参照下さい!
こんな感じで、粒度分布の右欄に目安を書くから参考にしてね~
また下記の検証結果から、常に同じ豆を使用するようにしています。
何でこまめ家はマイルドカルディ使ってるん?
カルディが優秀な業務用ミルのDittingを使っていて、その挽き目を目安に検証したいからですね
「etz-I」中挽き目安・分布検証
etz-Iの粒度分布を検証した結果、以下の数値が得られました。
これは…基準決めにくいな
コマンダンテと比較してみると・・・
通常のコーヒーミルとは分布が大きく異なるため、こまめ家基準としての設定は困難と言えます。
逆にSCAで定まっているカッピング用の挽き目は割り出せますね
数値基準で言えば「11」前後がカッピング用、「10」あたりがドリップ向きと考えた方が良いかもしれません。
というのも、1181μm以上の粗い粉を減らして粒度の幅を狭くする方がetz-Ⅰの特性には適しているからです。
必然的に細挽き抽出になるけど、味は安定するで
etz-I微粉量検証
こまめ家基準は決められませんが、敢えて最大粒径の量を基準として「12-1」で検証します。
言わずもがな、今まで検証した中では最多やな
フレンチプレスやメッシュフィルターなどは液中に多くの微粉が落ちるため、用途的には不向きと言えます。
ペーパーフィルターを経由するエアロプレスやペーパー用のドリッパーが良さそう~
ETZINGER「etz-I」検証まとめ
etz-Iはウワサ通り細挽きに強いミルという事がわかりました。
範囲的には粗くできるけど、無理にやる必要はなさそうやな
細挽き用のミルとして割り切って使うのが個人的にオススメです。
いずれ、味にどんな特徴が出るかもチェックしたいですね
今後YouTube LIVEにて比較予定ですので、チャンネル登録をお忘れなく。
動画更新したら、記事内で告知するからチェックしてな~
【2023年1月22日更新】YouTube LIVEにて浅煎り豆で味の比較検証しました。
開幕から大波乱!COMANDANTE「C40」とTIMEMORE「C2」で比較した結果‥
LIVEならではのプレッシャーが凄かったですね
また次回も検証するので、お楽しみに〜
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