人材育成を目的に「サイバー攻撃対策講座」を早稲田大学に設置(早稲田大学、NTT) | ScanNetSecurity
2024.12.21(土)

人材育成を目的に「サイバー攻撃対策講座」を早稲田大学に設置(早稲田大学、NTT)

早稲田大学とNTTは、社会的な脅威となっているサイバー攻撃に対抗できるサイバーセキュリティ人材の育成に向けて、2015年4月から学部学生と大学院生を対象とした「NTT寄附講座:サイバー攻撃対策講座」を開設する。

製品・サービス・業界動向
「サイバー攻撃対策講座」の概要
学校法人早稲田大学と日本電信電話株式会社(NTT)は11月4日、社会的な脅威となっているサイバー攻撃に対抗できるサイバーセキュリティ人材の育成に向けて、2015年4月から学部学生と大学院生を対象とした「NTT寄附講座:サイバー攻撃対策講座」を開設すると発表した。これは、大学や企業が個々に実施するサイバーセキュリティ人材育成の施策では、攻撃の特性に応じた解析手法や対策手法の検討と、企業の現場で得られる最新のサイバー攻撃に対する知見を高いレベルで同時に教育・育成するのは極めて困難であるという課題を解決するためのもの。

寄附口座「サイバー攻撃対策講座」は、マルウェア感染を中心にコンピュータネットワーク上で発生している攻撃手法や対策手法を、企業の現場最前線に携わる技術者を迎えて講義する「サイバー攻撃対策技術の基礎」(学部学生向け)、およびマルウェア感染を中心に、コンピュータネットワーク上で発生している攻撃手法や対策手法、ならびに対策手法を創出する研究の立案方法を、実践的な演習を交えて講義する「高度サイバー攻撃対策技術」(大学院生向け)の2科目。2015年4月1日から2016年3月31日を今回の開設期間として早稲田大学理工学術院に設置し、後藤滋樹教授が講座統括責任者を務める。今後、複数年にわたることを想定している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×